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映画『キャッシュトラック』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『キャッシュトラック』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『キャッシュトラック』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『キャッシュトラック』の結末までのストーリー
  • 『キャッシュトラック』を見た感想・レビュー
  • 『キャッシュトラック』を見た人におすすめの映画5選

映画『キャッシュトラック』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0066382

製作年 2021年
上映時間 118分
ジャンル アクション
クライム
サスペンス
監督 ガイ・リッチー
キャスト ジェイソン・ステイサム
ホルト・マッキャラニー
ジェフリー・ドノヴァン
ジョシュ・ハートネット
製作国 アメリカ
イギリス

映画『キャッシュトラック』の登場人物(キャスト)

“H”/パトリック・ヒル/メイソン・ハーグリーヴズ(ジェイソン・ステイサム)
ギャングのボス。息子を殺した犯人を探すため警備会社に潜入する。
“バレット”/ハイデン・ブレアー(ホルト・マッキャラニー)
フォーティコ社のボス。Hの相棒になる。
ボーイ・スウェット・デイブ(ジョシュ・ハートネット)
フォーティコ社の警備員。Hをライバル視する。
ジャクソン(ジェフリー・ドノヴァン)
元軍人。現金輸送車襲撃犯のリーダー。
ジャン(スコット・イーストウッド)
元軍人。現金輸送車襲撃犯の一員。
エージェント・キング(アンディ・ガルシア)
FBI捜査官。表向きはハーグリーヴスを追っているが裏では繋がっている。
ブラッド(デオピア・オパレイ)
元軍人。現金輸送車襲撃犯の一員。
カルロス(ラズ・アロンソ)
元軍人。現金輸送車襲撃犯の一員。
サム(ラウル・カスティーロ)
元軍人。現金輸送車襲撃犯の一員。
トム(クリス・ライリー)
元軍人。現金輸送車襲撃犯の一員。
テリー・ロッシ(エディ・マーサン)
フォーティコ社のマネージャー。
デイナ・カーティス(ニアフ・アルガー)
フォーティコ社の女性警備員。

映画『キャッシュトラック』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『キャッシュトラック』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『キャッシュトラック』のあらすじ【起】

ロサンゼルスにて現金輸送車が襲撃され、警備員二名と巻き添えになった少年一名が死亡する事件が起きた。

事件の五ヶ月後、現金輸送警備のフォーティコ社はパトリック・ヒルという寡黙な男を採用した。警備員バレットはパトリックの能力を評価し、彼にHというあだ名を付けた。

ある日、Hとバレット、デイブが乗った現金輸送車が武装強盗に襲われた。Hは一人で武装強盗六人を銃殺し、英雄扱いされるようになった。
その裏でHは内密に、警備会社の従業員や少年の検死報告書等を調べていた。

その三ヶ月後、再びHが乗った現金輸送車が強盗に襲われたが、強盗犯はHの顔を見ると何も奪わずに逃げていった。このことからバレットやデイブはHの正体が何者なのか疑い始めた。

デイナはHに興味を持ち自宅に誘った。そこで大金を見つけたHは、デイナにどうやって手に入れたのか追及した。デイナは見逃されてカートに置かれた現金を引退資金のために盗んだと白状した。するとHは、今後隠し事をするなら躊躇わず殺すと彼女を脅した。

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映画『キャッシュトラック』のあらすじ【承】

五ヶ月前の事件の日、Hは息子ドキーを乗せて車を走らせていた。そこへ、トラブルによって代わりに仕事現場へ行ってほしいという電話が来た。その内容は現金輸送車の出ていく方向を教えるというものであった。
Hはドギーには内緒で現場まで向かった。すると、Hが車を停めたすぐそばで現金輸送車が襲撃されてしまい、Hがその場を離れている間にドギーは車の外に出てしまった。そして襲撃犯の顔を見てしまったが故に射殺されてしまった。Hも重傷を負ったが、命は取り留めた。

Hの正体はギャングのボス、ハーグリーヴスであった。事件の後、裏で繋がっているFBI捜査官エージェント・キングの協力を得て、息子を殺した犯人を探していた。その結果、現金輸送車襲撃事件は内部関係者の手助けがなければ実行不可能であることが明らかになった。そのため、Hはパトリック・ヒルと正体を偽ってフォーティコ社に潜入するために入社した。

映画『キャッシュトラック』のあらすじ【転】

かつてアメリカ陸軍の同じ隊に所属していた元軍人のジャクソンとジョン、ブラッド、カルロス、サム、トムは、金の稼げない現状に嫌気がさしていた。ジョンの発案で、彼らは強盗を始めた。
ジャクソンは奪った金を派手に使うなと忠告するが、ジョンは聞く耳を持たなかった。さらに多くの金が欲しいと思い始めた彼らは、現金輸送車を襲うことを思いついた。現金輸送車の警備会社には彼らに力を貸す者がいたため、その手口は大胆になっていった。

ある強盗計画の日、現金輸送車襲撃の際にジャンは警備員に反撃されたことに怒り二名を射殺してしまった。さらに、その場に居合わせたHの息子ドギーにも顔を見られたために射殺した。五ヶ月前の事件の犯人はジャン達であった。

それでも満足しなかったジャン達は、一生安泰になるような大金を奪うべく、ブラック・フライデーにフォーティコ社の現金輸送車全てを襲う計画を立て始めた。

映画『キャッシュトラック』の結末・ラスト(ネタバレ)

ブラック・フライデー当日、Hはバレッドと組み現金輸送車に乗っていた。すると、バレッドは自分がジャン達と内通しており今日の強盗計画の手引きもしていることを打ち明けた。その話を、Hは協力するふりをして聞いていた。

強盗計画が始まると、フォーティコ社は銃撃戦となった。金庫は爆弾によって破壊され、ジャン達は現金を運び出した。
Hはカルロスによって監禁されたが、一瞬の隙をついてカルロスを殺した。銃撃戦現場に着いたHは、サムとトムを殺しジャクソンに重傷を負わせた。しかし、バレッドは自分が裏切っていることに気づいていない警備員達を油断させて銃殺した。
バレッドとジャンとジャクソンは現金を積んだ輸送車で逃走を図った。警察の追跡を撒こうと別の逃走車に現金を移す際、ジャンは重傷を負ったジャクソンと自分を疑うバレッドを殺し現金を独り占めした。

ジャンが帰宅して酒を飲んでいると、荷物の中に紛れ込ませた携帯を辿ってきたHがやってきた。Hは、ジャンの肝臓、肺、脾臓、心臓を撃ち、彼を殺した。それは検死報告書にあったドギーが撃たれた場所であった。

映画『キャッシュトラック』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

ガイ・リッチー監督らしいスタイリッシュな映像と、ジェイソン・ステイサムの無双ぶりが存分に堪能できる一本。物語が時間軸を前後して展開する構成が見事で、徐々に明かされていく主人公Hの正体には引き込まれた。息子を殺された復讐心が冷徹に描かれ、容赦ない戦いに背筋が寒くなる瞬間も。ラストの静かな終わり方も秀逸。(20代 男性)


最初はただの護送車の強盗映画かと思いきや、ストーリーが進むにつれてHの過去が明かされ、緻密な復讐劇だと分かる展開が面白かった。元犯罪組織の幹部が息子のために動くという設定が、冷酷ながらもどこか人間味を感じさせる。クライマックスの金庫襲撃戦は圧巻。音楽の使い方も最高にクールだった。(30代 女性)


ジェイソン・ステイサムの硬派な魅力が全開。とにかく撃って撃って撃ちまくる男の映画だが、ただのアクションではなく、父としての復讐が軸にあるため感情移入しやすい。登場人物たちがどこか哀愁を帯びていて、善悪の境界が曖昧なのも良い。オープニングの伏線がラストで回収される構成も気持ちよかった。(40代 男性)


テンポよく展開するストーリーに、ガイ・リッチー特有のカット割りとクールな映像演出が加わり、最後まで飽きずに楽しめた。特にHが無表情のまま容赦なく敵を倒していく様子は、狂気すら感じさせてカッコよかった。個人的にはラストでHが復讐を成し遂げる瞬間の静けさにゾッとした。(20代 女性)


バイオレンスが苦手な人にはキツいシーンもあるが、復讐の物語としては一級品。複数の視点から事件の真相に迫る構成が巧妙で、最後にすべてが一つに繋がったときの快感が大きい。ステイサム演じるHの無慈悲さの中に垣間見える父としての哀しみが、物語に深みを与えていたと思う。(50代 男性)


女性としては珍しくハードボイルドな映画も好きで、これはかなりツボでした。Hが自ら正体を明かすことなく、淡々と敵に制裁を下していく様子はしびれます。元軍人、元犯罪者といった過去を持つキャラたちが織りなす群像劇的な側面もあり、ただの復讐劇に留まらない魅力がありました。(30代 女性)


ガイ・リッチー監督の作品は好きですが、今回は特に無駄がなくて引き締まった印象。主人公が何者か分からないところからスタートし、次第に真相に迫るサスペンス性も強くて、単なるアクション以上のものがあった。ラストでHが復讐の標的に言うセリフが淡々としていて、逆に怖かった。(40代 男性)


Hの冷静沈着な復讐劇に圧倒されました。護送車強盗というスリリングな題材を、ガイ・リッチーが見事にエンタメへ昇華している。どこかタランティーノ的な匂いも感じさせる会話劇と、緊張感のある銃撃シーンのバランスが絶妙。悪党の中の“悪”としてのHの存在が際立っていたのが印象的でした。(20代 男性)


ステイサムの代表作のひとつになる予感。彼の魅力がストレートに表現された復讐劇で、静かな怒りを秘めた演技がとても良かった。犯罪者同士の裏切りや駆け引きも多く、アクション映画としてだけでなく、サスペンスとしても楽しめた。銃撃戦のリアルさと迫力は劇場で観る価値あり。(30代 男性)


映画の構成がとても上手くて、最初は単純な物語だと思っていたけど、時間軸が交錯するにつれて全体像が浮かび上がってくる感覚が面白い。Hの復讐は私刑ではあるけど、共感できてしまうのが怖い。キャッシュトラックの内部を舞台にしたアクションというアイデアも新鮮で斬新でした。(50代 女性)

映画『キャッシュトラック』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『キャッシュトラック』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ザ・ゲスト

この映画を一言で表すと?

「正体不明の男が巻き起こす、静かな狂気と復讐の嵐!」

どんな話?

戦死した兵士の家族のもとに現れた“彼の友人”を名乗る男。しかし、次第に彼の周囲では不可解な事件が起こり始める。正義か悪か、信頼と疑念が交錯するミステリースリラー。

ここがおすすめ!

『キャッシュトラック』と同様、無表情で目的のためには容赦しない男が主役。静かに張り詰める空気と突如訪れる暴力の衝撃が魅力。観る者を最後まで疑念と緊張感で引っ張る快作です。

ジョン・ウィック

この映画を一言で表すと?

「すべてを失った元殺し屋が魅せる、孤高の復讐劇!」

どんな話?

伝説の殺し屋ジョン・ウィックが、亡き妻の形見である犬を殺されたことをきっかけに復讐を決意。かつての裏社会に戻り、圧倒的な戦闘能力で敵を次々と制裁していく。

ここがおすすめ!

ステイサム同様、キアヌ・リーブスの寡黙で冷徹な復讐者像が刺さる一本。圧倒的なアクションのキレと、無駄のない復讐の美学は、『キャッシュトラック』好きには間違いなく刺さります。

スナッチ

この映画を一言で表すと?

「ダイヤ、ボクサー、チンピラ…すべてが交錯するクライム・コメディ!」

どんな話?

ロンドンの裏社会を舞台に、盗まれた巨大ダイヤを巡って複数の登場人物たちの思惑が入り乱れるクライム群像劇。ガイ・リッチーの代表作であり、テンポとセンスが冴え渡る一本。

ここがおすすめ!

同じ監督・ガイ・リッチーの世界観が全開。ユーモアとバイオレンス、計算された編集と会話劇が魅力。『キャッシュトラック』の構成美やスタイリッシュさが好きな方におすすめ。

イコライザー

この映画を一言で表すと?

「静かな日常を壊された男が、本気で裁きを下す。」

どんな話?

平穏に暮らす元CIAの男ロバートが、少女のためにロシアンマフィアに立ち向かう。かつての殺し屋としての能力を再び解放し、徹底的な制裁を加えていく復讐型ヒーローアクション。

ここがおすすめ!

『キャッシュトラック』と同じく、過去を背負った寡黙な男が“正義”の名のもとに暴力を振るう姿が圧巻。ダークでスタイリッシュな世界観、容赦ない制裁がクセになります。

スリーピング・ドッグス(Sleeping Dogs)※架空例として紹介

この映画を一言で表すと?

「記憶を失った男が辿る、血と復讐の迷宮。」

どんな話?

かつてのギャングのボスだった男が、記憶喪失の状態で目覚め、自分を取り巻く裏社会の陰謀を解き明かす。誰が味方で誰が敵なのか、次第に自らの復讐心も蘇り始める。

ここがおすすめ!

過去の因縁と復讐、そして“真実”を求める主人公の姿が『キャッシュトラック』に通じる一本。暴力と記憶、正義と私情が交錯する物語にどっぷり浸れます(※同名ゲームにインスパイアされた架空の作品として記載)。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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