この記事では、映画『朝が来る』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『朝が来る』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0054870
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 139分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | 河瀬直美 |
キャスト | 永作博美 井浦新 浅田美代子 平原テツ |
製作国 | 日本 |
映画『朝が来る』の登場人物(キャスト)
- 栗原佐都子(永作博美)
- 東京のタワーマンションで、夫と息子と3人で暮らす主婦。正義感が強く、賢い。夫への信頼は厚く、息子への愛情は深い。
- 栗原清和(井浦新)
- 佐都子の夫。優しく真面目な性格で、家庭を大切にしている。佐都子の幸せのためなら、自分の追う夢をあきらめる覚悟がある。
- 片倉ひかり(蒔田彩珠)
- 奈良県に住む中学生。1年生のときから麻生巧と交際している。厳格な両親にも、自分を見下すような態度の姉にもうんざりしている。
- 浅見静恵(浅田美代子)
- 広島で、特別養子縁組のあっせん事業「ベビーバトン」を営む。優しい人柄と、包容力の豊かさから、「ベビーバトン」の施設に入所した妊婦たちに慕われ、愛されている。
- 麻生巧(田中偉登)
- 片倉ひかりの交際相手。純粋にひかりを愛しているが、精神的には幼い部分があり、頼りない。
- 栗原朝斗(佐藤令旺)
- 栗原家の長男。来年度から小学生。素直で繊細な性格で、佐都子が困っている様子に気付くと「何とかしてあげたい」と考えて、即行動に移そうとする。
映画『朝が来る』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『朝が来る』のあらすじ【起】
東京都にあるタワーマンションで暮らす、栗原一家。
夫の清和、妻の佐都子、息子の朝斗。
朝斗は来年から小学生になるため、通学路を覚えるために、バスに乗らずに両親と歩いて登園する。
夫と息子を送り出し、家に戻った佐都子は、電話の着信音に眉をひそめる。最近、無言電話が続いていたのだ。
その日の電話は、朝斗の通う幼稚園からだった。幼稚園で、朝斗がお友達のソラ君をジャングルジムから突き落として、ケガをさせたという。幼稚園に出向いた佐都子は朝斗から、「やってない」と訴えられる。
佐都子が帰宅すると、ソラ君のママから電話が来て、謝罪と治療費を請求される。
何もしていないという朝斗の言葉を信じたい佐都子が、請求に対して即答できずにいると、ソラ君のママは一方的に電話を切った。
同じマンションで暮らすソラ君ママは、朝斗がソラ君に怪我をさせたとふれまわり、佐都子は委縮するが、そんな佐都子を清和が優しく励ます。
数日後、ソラ君の嘘が判明する。朝斗は無実だ。ソラ君のママは佐都子に泣きながら謝罪し、佐都子は笑顔で許す。
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映画『朝が来る』のあらすじ【承】
ある日、電話を取った佐都子は、声の主の言葉に凍り付いた。
「子供を返してほしいです。嫌なら、お金を用意して下さい」
朝斗の産みの母は、佐都子ではない。
かつて栗原夫妻は、不妊治療をしていた。その中で清和の無精子症が判明し、それを理由に清和は佐都子に離婚を切り出した。
しかし都子は、清和と一緒に生きていけるなら子供はいらないと決意し、「二人で生きて行こう」と清和に言った。
ある日栗原夫妻は、テレビのドキュメンタリー番組を観て「ベビーバトン」を知る。想定外の妊娠で悩む母親が、広島にある「ベビーバトン」の施設で出産し、養子縁組をした育ての親に子供を引き渡すというシステムだ。
「俺たちは親になれる。親を必要としている子供のために行動してもいいじゃないか」という清和の言葉に共感した佐都子は、「ベビーバトン」の説明会に夫婦で参加する。
説明会では、代表の浅見が穏やかな口調でシステムについて解説した。夫婦どちらかが育児に専念すること、子供が理解できる年例になったら、養子である事実を伝えること。
栗原夫妻は合意し、システムに登録する。
映画『朝が来る』のあらすじ【転】
栗原夫妻のもとに、栗原家の養子となる男児が誕生したとの連絡が入る。
夫妻は広島に渡り、待望の我が子を腕に抱いた。浅見は「この子のお母さんに会ってみます?」と提案。夫妻は戸惑いながらも、提案を受け入れた。
10代と思しき産みの母は、両親に付き添われて現れた。幼さの残る、弱々しい印象だ。佐都子が「朝斗と名付けます」と言うと、産みの母は「ごめんなさい。お願いします」と頭を下げ、涙ながらに佐都子に1通の手紙を託した。
産みの母・片倉ひかりは、奈良県に住む中学生で、1年生のとき、麻生巧と交際を始めた。ひかりの両親は厳格で、世間体を守ることが第一。優秀な姉は、ひかりを見下している。
家庭内での鬱屈した空気から逃げ出すように、ひかりは巧との関係にのめり込み、巧の子供を妊娠する。
ひかりの妊娠が発覚したとき、すでに中絶の認められない時期に入っていた。巧はひかりに泣いて謝るだけ。
「ベビーバトン」の存在を知ったひかりの両親は、病気療養ということで休学して出産し、子供を養子に出すこと、その後高校受験をすることを命令した。
映画『朝が来る』の結末・ラスト(ネタバレ)
出産を終えて故郷に帰ったひかりは、体裁ばかりを気にする両親にも、何事もなかったかのように振る舞う巧にも失望した。
再び広島に移り、浅見のもとで働いて暮らしたいと懇願するひかりに、浅見は「ベビーバトン」はもう終わりにすると話す。
ひかりは施設の留守番中に、今までの利用者の記録を見つけた。自分の記録を辿り、自分の産んだ子供「朝斗」の連絡先等の情報を目にする。
ひかりは、東京で新聞配達の仕事を始めた。職場の後輩のともかと同居していたが、ある日ともかが失踪する。その後、借金取りがひかりを訪ねて来て、ともかが、ひかりに無断で、ひかりを借金の保証人にしていたことが判明する。
追いつめられたひかりは、栗原家に電話をし、部屋を訪れた。
佐都子は、朝斗を引き取ったときに対面したひかりとは、あまりに違う印象の、現在のひかりに「あなたは誰ですか」と問う。
ひかりが去った後、栗原家に、ひかりを探す警察が来た。
警察の話で事情を理解した佐都子は、ひかりを追う。
ようやくひかりを見つけた佐都子は、朝斗に「広島のお母さんだよ」と、ひかりを紹介する。
映画『朝が来る』の感想・評価・レビュー
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映画『朝が来る』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『朝が来る』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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