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映画『マグノリアの花たち』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『マグノリアの花たち』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『マグノリアの花たち』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『マグノリアの花たち』の結末までのストーリー
  • 『マグノリアの花たち』を見た感想・レビュー
  • 『マグノリアの花たち』を見た人におすすめの映画5選

映画『マグノリアの花たち』 作品情報

マグノリアの花たち

  • 製作年:1989年
  • 上映時間:116分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:ハーバート・ロス
  • キャスト:サリー・フィールド、ドリー・パートン、シャーリー・マクレーン、ダリル・ハンナ etc

映画『マグノリアの花たち』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『マグノリアの花たち』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『マグノリアの花たち』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『マグノリアの花たち』 あらすじ【起・承】

その、南部の小さな町の小さな美容院は、女たちの溜まり場でした。
その日も、結婚式をひかえたシェルビーが、母親のマリンと店を訪れます。結婚式のゲスト、元町長夫人のクレリーもそこで髪のセットをしていました。ガーデン・ウェディングのために鳥を追い払うと息巻く父親の愚痴に、花が咲きます。

おしゃべり好きで面倒見のいい店長トルーヴィは、その日、店の前で戸惑う内気そうな少女に声をかけます。名前はアネル。聞くと、美容学校を出たので雇ってほしい、とのこと。また、彼女の元の夫はひどい男で、苦労していると訴えます。トルーヴィはそんな彼女を二つ返事で店に招き入れ、陽気な街の友人たちに明るく紹介するのです。

しかし、そんな時、急に震えだすシェルビー。低血糖症です。そう、彼女は重い糖尿病を患っているのでした。そんな彼女も、結婚して幸せになる。女たちは、シェルビーの結婚を心から祝います。

そこに、ひねくれ者のクレリーの級友、シェルビーが怒鳴り込んできます。
「銃声に犬が怯えるのよ!なんとかしなさいよ!」
鳥を追い払おうと躍起になる、シェルビーの父親・ドラムは派手に銃声を響かせているのでした。

そうこうしているうちに、賑やかに式は執り行われます。
友人たちに祝われた、シェルビーの大好きなピンクに囲まれたその式は、幸せのうちに幕を引きます。

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映画『マグノリアの花たち』 結末・ラスト(ネタバレ)

しかし、その年の冬のクリスマスの夜、シェルビーは母親・マリンに、自らの妊娠を告げます。重い糖尿病を患う彼女にとって、それは喜ばしい知らせではありませんでした。
シェルビーの身体を気遣い、子どもはあきらめるよう説得するマリンでしたが、「短い間でも、充実した人生を生きたい」と訴える彼女の瞳もまた切実でした。
美容院に集う友人たちも、そんなシェルビーの意思を尊重するようトルーヴィを説得します。娘の命の危険に不安を覚えるマリンを、ただ抱きしめ寄り添う友人たち。

そして、そんな心配をよそに、シェルビーは元気な男の子を生みます。愛する夫のジャクソンからとってジャクソンジュニアと名付けられたその男の子を、シェルビーは慈しみ育てます。
しかし、出産のショックから腎臓障害を起こし、マリンからの移植を受けることが決まったシェルビー。次々病魔に襲われるシェルビーと、そんな娘に心を砕く母・マリンの心のよりどころは、美容院に集う友人たちの明るい笑い声でした。

しかし、ある日、シェルビーは発作に倒れ意識を失ってしまいます。意識の戻らないシェルビーに付き添い続けるマリアでしたが、ついにシェルビーは帰らぬ人となってしまうのです。
葬儀の日、マリアをいたわり声をかける友人たちに、ついにマリアは声を荒げます。
「なんであの子だったの、あの子を返して。」
悲痛の涙にぬれる彼女を、友人たちは思い思いの言葉で励まそうとします。そんな彼女たちの、滑稽なほどに必死な姿に、ついにマリアの表情も緩むのでした。

あくるイースターの日、友人たちの笑い声が響きます。それぞれ思い思いに着飾った彼女たちは、それでも、シェルビーに想いを馳せ、ジュニアの成長を見守ろうと笑い合うのです。

映画『マグノリアの花たち』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『マグノリアの花たち』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

魅力的なキャラクター、なのにおざなり

魅力的で演技力も高い女性キャストが終結した今作、なんといっても売りは彼女たちのキャラクターに他なりません。優しく聡明な母・マリン、美しく明るいシェルビー、まじめすぎるくらいのアネル、陽気でおしゃれで世話焼きのトルーヴィ、一見上品な毒舌家のクレリーに、破天荒なシェルビー。これだけ色とりどり揃えた「花」の見せ場が、圧倒的に足りないのです。
メインとなるのはシェルビーの話、それはわかりますが、あまりにも他のキャストのエピソードがおざなりですし、なにより、本当につらい場面ではマリンは一人で彼女に付き添っています。これでは、「うつくしい母娘愛とゆかいな仲間たち」です。もう少し、それぞれのキャラクターが立つような構成にしてほしかったなと思います。

良すぎるテンポ

約二時間という定められた尺ですから、テンポ良く展開するストーリーというのは重要です。しかし、今作はあまりにもテンポが早すぎる。ひとつひとつのエピソードに割く時間があまりに短いものだから、たとえばシェルビーの死のシーンは全体で15分程度です、感動している暇がなく次の場面に切り替わってしまうのです。
これは、全体の構成として失敗ではないでしょうか。せっかく女優陣が迫真の演技で観客を引き付ける画面も台無しです。

魅力的でないラストシーン

終わり良ければすべて良し、という言葉もある通り、ここまでパッとしない作品でも、ラストシーンでぐっと掴んでしまう映画はよくあります。しかし、この映画は絶妙に、良くなりそうでそうはならないラストです。ただただ、イースターの午後にジュニアが遊ぶところを彼女たちがはしゃぎながら眺めるというラストシーン。もう少し、たとえばシェルビーが劇中に放った「30分でも充実した人生を過ごしたい」という、とても素敵な台詞を絡めるなど、できなかったんでしょうか…。


母娘の愛情を中心に描かれる物語は、最後にシェルビーが亡くなる展開で心をえぐられました。明るく前向きに生きようとする彼女を支える女性たちの絆が、映画全体を温かく包んでいるのが印象的でした。結末は悲しいのに、残された人々が互いに支え合う姿に希望を感じ、泣きながらも前を向ける気持ちになれます。人間関係の大切さを改めて思い知らされる名作でした。(20代 女性)


シェルビーの結婚から始まり、命がけで子どもを産む選択をする姿に感情移入しました。結果的に彼女は亡くなってしまうのですが、その短い人生がどれほど周囲を照らしていたのかが伝わってきます。母親マリンとの関係は特に胸に迫り、自分の母のことを思い出して涙が止まりませんでした。母娘の絆に強く共感し、観終わった後も長く心に残る作品でした。(30代 男性)


この作品は「女性の強さ」を象徴しているように思いました。笑いあり涙ありの美容室の会話劇から始まり、最後にはシェルビーの死という避けられない悲劇を迎える。けれども彼女を失ってもなお、生き残った人々が悲しみを分かち合い、再び笑おうとする姿に胸を打たれました。辛い出来事があっても希望を忘れない、その姿勢が人生の指針になるような気がしました。(40代 女性)


結婚式のシーンから物語に引き込まれましたが、後半のシェルビーの病状悪化と死が本当に辛かったです。しかし、あの明るい笑顔を最後まで崩さなかった彼女に感動し、生き方そのものに勇気をもらいました。仲間たちが彼女の不在を悲しみつつも、新しい命を守ろうと立ち直っていく姿に、人は支え合って生きていけると実感しました。(50代 男性)


母のマリンが、娘を亡くした直後に感情を爆発させるシーンは圧巻でした。観ている自分まで胸を引き裂かれるようで、息が苦しくなったほどです。でもその直後に仲間たちが彼女を抱きしめる場面が、人の温もりの大切さを象徴していました。喪失感と同時に、人の支えがどれほど大きいかを痛感できる映画でした。(60代 女性)


ジュリア・ロバーツ演じるシェルビーの輝きが忘れられません。持病を抱えながらも「自分の人生を自分で決めたい」と願う彼女の姿はとても強く、美しく描かれていました。死という結末を迎えた後も、観客の心に残り続けるキャラクターです。この映画を観て、自分も後悔のない選択をしたいと強く思いました。(20代 男性)


物語全体に漂うユーモアが、悲劇を一層引き立てていました。特に美容室での掛け合いは観ていて楽しく、仲間同士の軽口が心地よかったです。その明るさがあったからこそ、シェルビーの死がより深く胸に突き刺さります。笑いと涙が同居するこの作品は、人生そのものを映しているようでした。(30代 女性)


私は父親として観ましたが、シェルビーの「母になりたい」という強い思いに胸を打たれました。命の危険があるのに出産を決断する彼女の選択は賛否があると思いますが、その勇気は尊いと感じます。そして残された人々が赤ん坊を囲みながら未来を受け入れるラストは、悲しいのにどこか救いがありました。(40代 男性)


シェルビーの死を通じて「人は限られた時間をどう生きるか」がテーマになっていると感じました。彼女は短い人生を全力で生き抜き、その生き方が周囲の人々を強くした。悲しみだけではなく、生きる力を与えてくれる作品でした。特に母親が最後に涙をこらえながら語る姿に、自分も人生を大切にしようと思わされました。(50代 女性)


この映画は「悲劇をどう乗り越えるか」を描いた作品だと思います。シェルビーを失った悲しみは大きいですが、それでも人は泣き笑いしながら生き続ける。美容室でのシーンが最後まで効いていて、人生の中には必ず支え合う仲間が必要だと教えてくれました。涙を流しつつも温かい気持ちになれる、忘れられない一本です。(60代 男性)

映画『マグノリアの花たち』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『マグノリアの花たち』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

チョコレートドーナツ

この映画を一言で表すと?

愛と絆で困難に立ち向かう、心を揺さぶる実話を基にした感動作。

どんな話?

ゲイのカップルが、育児放棄されたダウン症の少年を育てようとする物語。偏見と法の壁に直面しながらも、3人で家族になろうと奮闘する姿が描かれます。社会の理不尽さと人間の優しさが交錯し、涙なしでは観られません。

ここがおすすめ!

ルディを演じるアラン・カミングの演技が圧倒的で、魂からの歌声は胸に突き刺さります。法や常識に阻まれても「家族でいたい」という願いは普遍的で力強い。『マグノリアの花たち』と同じく「人を愛することの意味」を深く考えさせてくれる作品です。

愛と追憶の日々

この映画を一言で表すと?

母と娘の愛憎と絆を描いた、人生の喜びと悲しみが詰まった名作ドラマ。

どんな話?

奔放な母オーロラと自由を求める娘エマの30年にわたる関係を描いた物語。互いに反発しながらも、やがて深い愛情に気づいていく過程が、家族の普遍的なテーマを強く訴えかけてきます。

ここがおすすめ!

シャーリー・マクレーンとデブラ・ウィンガーの名演が光り、観客の心をつかみます。家族だからこそぶつかり合い、でも離れられない。笑いと涙が絶妙に織り交ぜられ、最後は心を大きく揺さぶられる感動が待っています。

ベスト・フレンズ・ウェディング

この映画を一言で表すと?

友情と恋心が交錯する、切なくも温かいラブコメディ。

どんな話?

親友の結婚をきっかけに、自分の気持ちに気づいてしまう女性の葛藤を描く物語。花嫁と花婿の間に入り込みながらも、自分の立場と向き合っていく姿は、コミカルでありながら心に響きます。

ここがおすすめ!

ジュリア・ロバーツが魅力全開で、観ていて引き込まれます。『マグノリアの花たち』で彼女の輝きに感動した人には必見。笑えるのに切なく、恋愛と友情の境界に悩む人の心情を鮮やかに描いています。

8月の家族たち

この映画を一言で表すと?

家族の秘密と葛藤がぶつかり合う、濃密な人間ドラマ。

どんな話?

父の失踪をきっかけに実家へ集まった家族が、それぞれの思惑や葛藤をぶつけ合う物語。母娘の衝突や夫婦の裏切りなど、リアルで重厚な人間模様が緊張感たっぷりに展開します。

ここがおすすめ!

メリル・ストリープとジュリア・ロバーツの演技合戦は圧巻。『マグノリアの花たち』と同じく女性たちの強さと弱さが浮き彫りになり、家族という逃げられない関係性の複雑さを見事に描いています。観終わった後に深く考えさせられる作品です。

フライド・グリーン・トマト

この映画を一言で表すと?

友情と人生の再生を描いた、心温まるヒューマンドラマ。

どんな話?

中年女性イヴリンが老人ホームで出会った女性から、友情と愛に満ちた過去の物語を聞かされることで、自らの人生を見直していく物語。過去と現在が交錯しながら、強い絆と生きる力が描かれます。

ここがおすすめ!

女性同士の友情と支え合いが美しく描かれており、『マグノリアの花たち』のテーマとも重なります。観終わる頃には心が温かくなり、自分の人生をもう一度輝かせたいと思わせてくれる作品です。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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