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映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0066406

製作年 2021年
上映時間 129分
ジャンル スリラー
監督 ケヴィン・マクドナルド
キャスト ジョディ・フォスター
タハール・ラヒム
ザカリー・リーヴァイ
サーメル・ウスマニ
製作国 イギリス
アメリカ

映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』の登場人物(キャスト)

ナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)
人権派の弁護士。国家の闇に挑む。
モハメドゥ・ウルド・スラヒ(タハール・ラヒム)
9.11の首謀者の一人としてグアンタナモ収容所に投獄されている男性。
スチュアート・カウチ中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)
軍の弁護士。スラヒの裁判を担当する。
ニール・バックランド(ザッカリー・リーヴァイ)
スチュアート中佐の同期。
テリー・ダンカン(シャイリーン・ウッドリー)
ナンシーのアシスタント兼通訳。

映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』のあらすじ【起】

2002年にアメリカ同時多発テロの首謀者の一人として、モハメドゥ・スラヒは拘束された。その後、スラヒは一度も裁判が開かれないままキューバのグアンタナモ米軍基地に拘禁されて4年が経っていた。彼の存在を知った人権派の弁護士ナンシー・ホランダーは、スラヒの拘禁は不当であると考え無償奉仕活動として彼の弁護をすることにした。

スラヒのいとこがビンラディンの衛星電話を使用した通話記録が証拠となり、スラヒは9.11の首謀者の一人とみなされたのであった。ナンシーは弁護士事務所の後輩でアシスタント兼通訳のテリー・ダンカンとともにグアンタナモに向かった。ナンシーとテリーはグアンタナモに到着すると厳重な警備を通過して、スラヒと会うことになった。スラヒは足枷をされ怯えた様子であった。しかし、スラヒは頭が良く、拘禁中に英語を習得して日常会話もできるようになっていた。そのためナンシーはスラヒに今までのことを手記として残すことを提案し、彼も承諾した。

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映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』のあらすじ【承】

アメリカ政府はテロへの「正義の鉄槌」を表すために、グアンタナモに収容されているテロリストたちを死刑にする決定を下した。死刑第一号としてスラヒが選ばれ、彼の起訴を軍の弁護士であるスチュアート・カウチ中佐が担当することになった。カウチ中佐は、9.11で飛行機の副操縦士であった親友をハイジャックにより亡くしていた過去があった。

一方ナンシーたちは帰国すると、届き始めたスラヒからの手記を食い入るように読んでいた。ナンシーは2002年にスラヒがグアンタナモに収監された際に、司法手続きなしで厳しい尋問や拷問が行われた事実を証明するために政府に軍による調査資料を請求していた。しかし、送られてきた書類はほとんどが黒く塗りつぶされた状態であった。

カウチ中佐もスラヒを調査するうちに彼の有罪を決定づける証拠を見つけられず、スラヒの長期に渡る拘禁を疑問視し始めた。しかしカウチ中佐が受け取った資料もほとんどが黒く塗りつぶされていた。カウチ中佐は訓練生時代をともに過ごしたニール・バックランドにグアンタナモの真相を聞くが、機密事項であると教えてはもらえなかった。

映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』のあらすじ【転】

再びグアンタナモを訪れたナンシーたちは、スラヒに証拠の強制開示を政府に訴えることを提案した。
2008年にナンシーとテリーは、裁判官から政府へ10日以内の書類の提出命令をすることを許可された。ワシントンの連邦裁判所の前では、民衆たちが「9.11を忘れるな」と叫びデモをしていた。ナンシーたちは書類を受け取ることができたが、そこにはスラヒが自白した記録が記されていた。テリーがスラヒは有罪であると信じてしまい、この件から身を引くことになった。ナンシーは一人でスラヒのもとを訪ねると、書類に記されていたことを覆すような事実を手記で告白しなければ弁護は続けられないと伝えた。

その頃、カウチ中佐は政府や軍による陰謀の存在に気付いてニールを追及した。その結果、ニールの協力によってカウチ中佐は取り調べの全ての記録を読むことができた。そしてナンシーもスラヒから真実を書いた手記を貰い、取り調べの際の真実を知ることができたのであった。

映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』の結末・ラスト(ネタバレ)

スラヒはグアンタナモで壮絶な拷問を受けて自白を強要されていた。最終的に、母親を逮捕したと言われたスラヒは真実でない自白をすることになった。真相を知ったカウチ中佐は裁判から降りることを決意して、ナンシーは裁判でスラヒが発言する権利を得ることができた。

スラヒは裁判で「自分の祖国は法律が機能していないために警察が使命を果たしていないが、アメリカでは法律のもとに守られていることを信じる」と証言した。この証言は中継により全米に放映され、連邦判事の心証も動かすことになった。そして、2010年に、スラヒの即時釈放が政府に命じられた。

その後の法廷闘争を経て、スラヒは手記を出版したが政府による検閲で数千箇所が黒く塗りつぶされた。スラヒは14年以上拘禁され、2016年についに釈放されることになった。その後、スラヒは祖国に帰国して結婚し息子を授かった。グアンタナモには非難が集中し、オバマ政権時代に閉鎖が表明されたが未だ実現には至っていないのであった。

映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』の感想・評価・レビュー

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映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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