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映画『ダブルフェイス 偽装警察編』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ダブルフェイス 偽装警察編』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ダブルフェイス 偽装警察編』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ダブルフェイス 偽装警察編』の結末までのストーリー
  • 『ダブルフェイス 偽装警察編』を見た感想・レビュー
  • 『ダブルフェイス 偽装警察編』を見た人におすすめの映画5選

映画『ダブルフェイス 偽装警察編』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0003541

製作年 2012年
上映時間 156分
ジャンル サスペンス
アクション
スリラー
監督 羽住英一郎
キャスト 西島秀俊
香川照之
蒼井優和
久井映見
製作国 日本

映画『ダブルフェイス 偽装警察編』の登場人物(キャスト)

高山亮介(香川照之)
表向きは熱血警部。裏の顔は織田組の構成員。二重生活に憤りを感じている。
森屋純(西島秀俊)
織田組に潜入している捜査官。刑事に戻りたいと思っている。
織田大成(小日向文世)
織田組の組長。高山に自分の息子になれと言い、親代わりとして育てる。
堺俊彦(高橋光臣)
高山の部下。
小野寺力(角野卓造)
森屋の直属の上司。森屋の潜入捜査を知っているただ一人の警視正だったが、織田組に拷問の末殺されてしまう。

映画『ダブルフェイス 偽装警察編』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ダブルフェイス 偽装警察編』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ダブルフェイス 偽装警察編』のあらすじ【起】

この物語は、『ダブルフェイス 潜入捜査編』の続編である。

織田組の車を盗もうとした身寄りのない少年・高山亮介が織田組の組員に捕まり、暴行を受けていた。そこに織田組の組長・織田大成が現れる。高山の怖気付かない目を見た織田は、「いい目をしている。俺の息子にならないか。」と話す。飢えていた高山は、織田の振る舞う料理を貪りながら、織田の息子となるのだった。

織田の息子として受け入れられた高山は、戦闘術を学び、必死に勉強し、大学を卒業する。卒業を迎えた高山に織田は、警部になって織田組の支えとなってほしいと話す。織田組の組員を何よりも大事にしていると話す織田に従って、高山は警察学校に通い、警部へと成り上がるのだった。

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映画『ダブルフェイス 偽装警察編』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
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映画『ダブルフェイス 偽装警察編』のあらすじ【承】

タイのマフィアと織田組との麻薬取引の際、織田組には潜入捜査官・森屋と警察に潜り込んだ織田組の構成員・高山の存在が発覚する。互いに内通者を探していたのだが、なかなか情報をつかめない。織田組の尻尾を掴むための警察側の指揮をとっていた警視正・小野寺。しかし、織田組を起訴できる証拠を掴んだところを織田組に殺されてしまう。織田組の捜査は振り出しに戻り、森屋の潜入捜査を知るものはいなくなってしまったのだった。

一方で、高山は潜入捜査官を見つけるため奔走していたが、突き止めることができないでいた。潜入捜査官を探せずにいる高山に、織田が接触する。織田は高山に厚生労働大臣で代議士の娘・万里に接近するよう命令する。織田に言われるがまま、万里に近づく高山。父親から逃げている万里は、偶然が重なり、高山の家に居候するようになるのだった。

映画『ダブルフェイス 偽装警察編』のあらすじ【転】

小野寺警視正亡き後、潜入捜査官の立場が危ういと判断した警備部長から潜入捜査官の補足、救出を頼まれる高山。小野寺の遺品から捜査官の情報へのアクセスを試みるが、パスワードがわからず難航する。最後に、携帯電話の通話履歴から小野寺が殺される直前に電話をしていた相手が潜入捜査官だと踏んだ高山。高山は捜査官に電話をする。

小野寺の亡き後、刑事に戻れる希望を失った森屋は、ただ呆然と日々を過ごしていた。そこに小野寺の携帯番号から連絡が入る。森屋は警戒しながらも電話に出るのだった。電話の相手は高山だった。高山は森屋に、小野寺の仇を取りたいから協力してほしいと話す。協力してくれるなら、刑事に戻してやると言う高山。森屋は協力することを選択するのだった。

織田から万里を薬漬けにするよう新たな命令を受ける高山。万里と同居するようになった高山は、警部とヤクザの二重生活を続けながら、今の生活に憤りを感じていた。そして、ある決断をするのだった。

映画『ダブルフェイス 偽装警察編』の結末・ラスト(ネタバレ)

潜入捜査官の森屋からの情報を受け、織田組の討伐の指揮をとる高山。遂に織田組を追い詰める。高山の裏切りを悟った織田に銃口を向ける高山。織田は「俺はお前の親父だぞ。」と叫ぶが、高山は「自分の道は自分で決める。」と告げ、引き金を引くのだった。

織田組の構成員としてではなく、警部としてやり直したいと考えていた高山だったが、森屋に自分の正体を知られてしまう。高山は森屋を消すため、森屋の捜査官としての情報を消す。屋上に呼び出された高山は、森屋に銃口を向けられ、データの復元をするよう迫られるが、そこへ高山の部下・堺が現れる。森屋を射殺する堺は、自分も織田組の構成員であることを話す。高山は、自分の人生をやり直すため、自分の正体を知っている堺も殺すことになるのだった。

やっと、警部としてやり直すことができると思っていた高山だったが、織田組の跡を引き継いだ黒辰会の組員が、高山の前に現れる。高山の足掻きは虚しく、二重生活は続くのだった。

映画『ダブルフェイス 偽装警察編』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

潜入捜査と偽装警察という二重のスパイ構造がスリリングでした。西島秀俊演じる森屋は警察官でありながらヤクザ組織に潜り込む姿が痛々しいほどで、正義と悪の狭間で揺れる姿に共感しました。最後に香川照之演じる高山の存在感が不気味に際立ち、ただの刑事ドラマではなく心理戦に引き込まれる作品でした。(20代 男性)


香港映画『インファナル・アフェア』を原案にしながら、日本らしい社会構造や人間関係が見事に反映されていました。特に家族や信頼のテーマが強調され、森屋の孤独感がよりリアルに伝わってきます。ラストにかけての裏切りと暴露の応酬は緊張感が高く、見終わった後に深いため息が出ました。(30代 女性)


裏切り者が誰なのか分かっているのに、どう暴かれるのかをハラハラして観ていました。森屋が信頼を寄せる人間が次々と敵かもしれないと疑わざるを得ない状況は、観客まで神経をすり減らします。結局、正義の側にいるはずの警察が腐敗している描写はリアルで胸が苦しくなりました。(40代 男性)


役者陣の迫真の演技に圧倒されました。西島秀俊の葛藤する表情、香川照之の狂気じみた笑み、そして脇を固める役者たちの緊張感ある演技。物語以上に俳優同士の演技合戦がすごくて、画面から目を離せませんでした。特に拷問シーンや心理的に追い詰められる場面は強烈でした。(50代 女性)


物語の根底にあるのは「正義と悪の境界線はどこにあるのか」という問いでした。警察官でありながらヤクザの世界に深く入り込み、次第に自分を見失っていく森屋の姿は悲劇的です。ラストで「正義のはずの警察」が必ずしも正しくないことを突きつけられ、考えさせられる作品でした。(20代 女性)


映像演出も素晴らしく、夜の街や閉ざされた部屋の暗いトーンが物語の緊張感を倍増させていました。特に雨のシーンでの会話は、登場人物たちの心の葛藤を象徴しているように感じました。刑事ものという枠を超え、映画的な演出をテレビ作品に落とし込んでいるのが印象的でした。(30代 男性)


善悪が二重構造で描かれているため、誰を応援すべきか分からない独特の緊張感がありました。森屋は正義のために潜入しているはずなのに、組織での人間関係が深くなるほど本当の自分が見えなくなる。その苦悩が痛切で、観ている側も心理的に引きずられました。重厚なドラマです。(40代 女性)


「潜入警察編」と対をなすこの作品を観ることで、全体のパズルがつながる感覚が味わえました。片方だけでは分からない部分がこちらで補完され、より人物像が立体的に見えます。特に森屋と高山の対立は、単なる警察とヤクザの戦いではなく、人間同士の運命的な衝突に思えました。(50代 男性)


緊迫感のあるストーリーの中で、ふと描かれる家族との時間が心に刺さりました。森屋が本当の自分をさらけ出せる相手がほとんどいない中、唯一安らぎを求める瞬間がある。そのギャップが彼の悲劇性を強調していました。潜入捜査官の孤独を深く描いた作品だと思います。(60代 女性)


『インファナル・アフェア』を知っている人でも楽しめるリメイクでした。日本ならではの組織構造や社会性を反映しながら、オリジナルの緊張感を損なわずに再構築している点が評価できます。ラストに向けて「誰が生き残り、誰が裏切るのか」が分かっていても手に汗握りました。(60代 男性)

映画『ダブルフェイス 偽装警察編』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ダブルフェイス 偽装警察編』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

インファナル・アフェア

この映画を一言で表すと?

警察とマフィア、双方に潜入した男たちの運命が交錯する傑作サスペンス。

どんな話?

香港警察に潜入したマフィアと、マフィアに潜入した警察官。互いの正体を探り合いながら、命を懸けた心理戦を繰り広げる。正義と悪の境界が曖昧になり、やがて衝撃の結末を迎える。息もつかせぬ緊張感が続く一作です。

ここがおすすめ!

『ダブルフェイス』の原案となった映画で、ストーリーの完成度は圧巻。観る者を翻弄する脚本、俳優たちの熱演、衝撃的なラストは必見です。オリジナルの緊張感を体感したい方にはまず押さえておきたい名作です。

ディパーテッド

この映画を一言で表すと?

マーティン・スコセッシ監督が描く、アメリカ版「潜入サスペンス」の頂点。

どんな話?

ボストンを舞台に、マフィアに潜入した警察官と、警察内部に潜むスパイの若者が、互いの正体を暴こうとする物語。騙し合いと裏切りが渦巻き、善と悪の境界線が崩壊していく。アメリカならではの暴力描写と迫力が魅力です。

ここがおすすめ!

レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソンら豪華キャストが火花を散らす演技合戦。『ダブルフェイス』が好きなら、このスリリングなリメイクは見逃せません。アカデミー賞作品賞にも輝いた一本です。

アウトレイジ

この映画を一言で表すと?

裏社会の権力争いを徹底的に描いた、北野武監督の暴力美学。

どんな話?

関東の巨大ヤクザ組織の中で、下っ端たちが権力のために裏切りと抗争を繰り返す物語。誰が味方で誰が敵か分からない状況で、次々と血が流れていく。非情な世界の現実を容赦なく描き出します。

ここがおすすめ!

登場人物すべてが悪人でありながら、抗争劇の中に妙なリアリティと魅力があるのが北野映画の真骨頂。『ダブルフェイス』の裏社会描写が刺さった人には、この作品の緊張感と衝撃も強烈に響くはずです。

ブラック・レイン

この映画を一言で表すと?

日本の裏社会に巻き込まれた刑事の運命を描く、日米合作のクライムサスペンス。

どんな話?

ニューヨーク市警の刑事が、大阪でヤクザ抗争に巻き込まれる物語。文化の違いと暴力の渦に翻弄されながら、巨大な陰謀に立ち向かう。リドリー・スコット監督らしい映像美とハードボイルドな空気感が魅力。

ここがおすすめ!

異国の裏社会に迷い込んだ刑事という構図が、孤独感と緊張感を増幅させています。『ダブルフェイス』のように警察とヤクザの狭間に立つ物語が好きなら、この作品も深く楽しめます。

ヘッドハンター(Headhunters)

この映画を一言で表すと?

追う者と追われる者が入れ替わる、北欧発のスタイリッシュサスペンス。

どんな話?

人材ヘッドハンターとして働く男が、裏で美術品泥棒をしていたところ、思わぬ大物を狙ったことで命を狙われる物語。嘘と裏切りが重なり、誰が本当の敵か分からなくなる展開が続きます。

ここがおすすめ!

北欧映画らしい冷たい映像美と、先の読めないストーリーが魅力。『ダブルフェイス』同様、二重生活や偽りの顔を持つ主人公の緊張感に引き込まれます。予測不能なスリルを味わいたい人におすすめです。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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