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映画『エクストーション 家族の値段』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『エクストーション 家族の値段』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『エクストーション 家族の値段』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『エクストーション 家族の値段』の結末までのストーリー
  • 『エクストーション 家族の値段』を見た感想・レビュー
  • 『エクストーション 家族の値段』を見た人におすすめの映画5選

映画『エクストーション 家族の値段』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0053653

製作年 2016年
上映時間 109分
ジャンル サスペンス
アクション
監督 フィル・ヴォルケン
キャスト アイオン・ベイリー
バーカッド・アブディ
ティム・グリフィン
ベサニー・ジョイ・レンツ
製作国 アメリカ

映画『エクストーション 家族の値段』の登場人物(キャスト)

ケビン(アイオン・ベイリー)
医者として勤める男性。休暇を取り、妻と息子と一緒にカリブ海に家族旅行へきている。クルーズ中に遭難してしまい、家族を助けるため奮闘する。
ジュリー(ベサニー・ジョイ・レンツ)
ケビンの妻。クルーズ中に遭難してしまい、熱中症の息子を気遣うが、自身もだんだん動けなくなっていく。
ミゲル(バーカッド・アブディ)
遭難したケビンたちの元に現れた男。助けを求めるケビンに多額の報酬を求める。
ハーゲン刑事(ダニー・グローヴァー)
地元の刑事。ケビンの家族の捜索に力を注ぐ一方、警察の指示を聞かず、勝手に行動するケビンを疑っている。

映画『エクストーション 家族の値段』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『エクストーション 家族の値段』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『エクストーション 家族の値段』のあらすじ【起】

医者であるケビンはカリブ海に家族旅行へ来ていた。息子のアンディが水上バイクをしたいというが、予約がいっぱいだと言われる。チップを渡すケビンに、店員は2キロほど行った先でも借りられると内密に教える。

無事舟を借りることができたケビンは、妻のジュリーとアンディを乗せて海へと走り出す。陸地が見えなくなったことを不安に感じたジュリーがそろそろ戻ろうと声をかけると、アンディは近くに見つけた無人島までいきたいというのであった。

ひとしきり無人島で楽しみ、舟で帰ろうとするがエンジンがかからない。ケビンは何度も挑戦するが一向にエンジンがかかる様子はない。ガソリンは満タンであり、ガス欠ではないようだ。他の舟が通るのを待とうとケビンはいうが、周りには人ひとりいない。辺りはだんだん暗くなってきた。舟が戻らなければ誰かが探しにくるとジュリーはいうが、望みは薄いとケビンはいう。

結局そのまま朝を迎える。そこに一隻の船が遠くに見える。必死に大声をあげるが気づくことなく立ち去ってしまう。

翌日の朝、ぐったりとした様子のアンディを見たケビンは、このままでは明日までの命だと家族は動かない舟で海へ出ることを決意するのであった。

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映画『エクストーション 家族の値段』のあらすじ【承】

ケビンが目を覚ますと別の島に流れ着いていた。通りかかった舟に助けを求める。舟から降りてきた男から、助ける代わりに100万ドル支払えと言われる。無理だとケビンはいうが、男は引かない。仕方なく同意するケビンを男は急にオールで殴りつけ、気絶させるのであった。

目を覚ますと男の舟の上にいた。ジュリーたちは置いてきたと言われ、先に金を受け取るまでは家族は助けないと言われる。ケビンは手当たり次第に電話をかけ、金をかき集める。集められた金は約20万ドルであった。ケビンは銀行で男と取引をし、残高を全て男の口座に移行する。

ケビンは、後ろから着いてこいと違う舟に乗せられ、操縦席へ入ったところで外から鍵をかけられてしまう。しばらく走行すると、男はケビンの舟を停め、破壊し始める。みるみるうちにケビンの舟は転覆してしまう。そして男は立ち去るのであった。

ケビンはなんとか脱出し、通りがかった舟に救出される。ハーゲン刑事が駆けつけ、家族の捜索が始まるが、全ての島を調べるのには2週間かかると言われる。またハーゲン刑事は男なんて実在したのかとケビンに聞く。ケビンが家族の保険金目当てに犯行に及んだ可能性もあると考えているようだ。

映画『エクストーション 家族の値段』のあらすじ【転】

警察は当てにならないと感じたケビンはタクシーで市場へと向かう。するとタクシーの運転手の腕に傷があるのを発見したケビンは手術をした病院を訪ねる。男の腕にも傷があることを思い出したのだ。

ケビンは病院のパソコンで男の情報を探し出す。そして男のカルテを見つけるのであった。男の名はミゲル。ケビンは医療用メスを持出し、ミゲルの家へと向かう。

ミゲルの家には妻と娘しかいないようだ。ケビンが舟の船体番号を見つけると、そこへミゲルが帰ってくる。激しくもみ合う2人にミゲルの妻は銛を向ける。娘を人質に取るケビンにミゲルは銛を発射し、銛は娘とケビンの腹部に突き刺さる。ケビンはミゲルに首を絞められ、ミゲルの首元へメスを突き刺したところで意識が遠のいていく。

次に目を覚ますと病院の中であった。腕には手錠が繋がれている。舟の番号がわかったからミゲルの同乗者であるホルヘを探せというケビンに、家族の捜索は打ち切りだと言われる。どうやらミゲルと娘は死亡したようで、ケビンには殺人事件に関与した殺人犯の容疑がかけられているようだ。正当防衛だと主張するケビンは拘留所に連行されそうになるが、必死に抵抗し病院から逃げ出すのであった。

映画『エクストーション 家族の値段』の結末・ラスト(ネタバレ)

港務部に訪れたケビンはミゲルの名と船体番号を伝えが、ホルヘの居場所を突き止めることはできなかった。

何かを思いつき米国大使館に電話するケビンは、ホルヘが携帯を持っていたことから通話記録を調べてホルヘの居場所を突き止めてほしいという。
ハーゲン刑事に電話をするケビン。ホルヘの携帯は無言で切られてしまったようだ。ハーゲン刑事は1度自首するべきだと説得するが、ケビンはバスで逃亡する。するとバスの中でホルヘを発見する。

ケビンに気が付き逃げ出すホルヘであったが、ケビンの必死の訴えに足を止める。そこで通りかかった車に轢かれてしまう。息絶えそうなホルヘに地図を見せ、家族の居場所を聞きだすと、車の運転手にホルヘを病院へ運ぶよういい、自分は港へと走り出す。

ケビンは港で舟を盗み走り出すが、通報により湾岸警備隊が追いかけてくる。ケビンは湾岸警備隊を引き離し目的の島へ辿り着く。
意識を失くし倒れる2人を発見する。何とか意識を取り戻した2人。ケビンはアンディを舟に乗せ、ジュリーを舟まで運ぶ途中で意識を失ってしまう。

その後、警備隊のヘリコプターがケビンたちを発見する。ヘリコプターの音でケビンたちは目を覚ますのであった。

映画『エクストーション 家族の値段』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

楽園のようなカリブの島で始まった休暇が、一瞬にして地獄に変わる展開に目が離せませんでした。家族を守るために絶望的な状況に立ち向かう父親の姿がとにかく切実で、物語に引き込まれました。誘拐犯の卑劣さに怒りを覚えながらも、ラストにかけての追走劇と緊迫感が素晴らしかった。家族愛とサバイバルが融合した良質なサスペンス映画です。(30代 男性)


母親として、もし自分だったらと思うと怖くて胸が詰まりました。最初のリゾート感からの急転直下、あまりにも現実味があって震えました。家族を守るために父親が極限状態で取る行動には共感と驚きが混ざります。母子が放置される孤島の絶望感と静寂が余計に怖くて、何度も手を握りしめて観ていました。リアルな恐怖が心に残る映画です。(40代 女性)


「家族の値段」というタイトルがズシンとくる。金と引き換えに命を脅かされる展開は、サスペンスとしてもドラマとしても完成度が高い。最初は楽園、後半は地獄。しかも犯人は地元の漁師風の男という“よくありそうな”ところが逆に怖い。どんどん追い詰められていく主人公の行動もリアルで、最後まで緊張感が途切れない一作でした。(20代 男性)


夫婦で観ましたが、途中から二人とも無言になるほど引き込まれました。特に海上での助けを待つ母子のシーンが印象に残っていて、「信じて待つしかない」状況の辛さがひしひしと伝わってきます。映像はリゾートらしい美しさもありつつ、後半はその美しさがむしろ不気味に感じるほど。現実の裏側にある恐怖を突きつけてくる映画でした。(50代 女性)


冒頭の幸せな家族旅行の描写があったからこそ、その後の地獄のような展開がより衝撃的でした。あの誘拐犯は人間の皮を被った悪魔か?と思うほど最低でした。主人公が警察や周囲の人間にも信じてもらえず、孤立無援で戦う姿には感情移入せずにいられません。テンポも良く、90分ちょっとが一瞬で過ぎる濃密なサスペンスです。(30代 男性)


親としての恐怖がダイレクトに伝わる作品でした。子どもがあんな状況に置かれたらどうしようと、想像しただけで胸が締めつけられます。終盤の展開は少し強引な印象もありましたが、それを補って余りある緊張感と演技の熱量。現実でも起こりそうな設定が生々しく、終始“もし自分なら”と考えさせられる作品でした。(40代 男性)


主演のユアン・グリフィズの演技が良かった。ごく普通の父親がどんどん精神的にも肉体的にも追い詰められていく過程がリアルで見応えありました。アクションや銃撃戦の派手さではなく、心理的な恐怖が軸になっているのが好印象です。タイトルに偽りなし。愛する人の命が金で揺さぶられる、この構造がいちばん怖かったです。(20代 女性)


ちょっとした油断が命取りになる。それを痛感させられた作品。海という自然が舞台なのに、人間のほうがはるかに怖い。旅行中に悪意に遭遇したら、自分に何ができるのか――そんな問いがずっと頭から離れませんでした。無力さと、最後まで諦めない強さの両方が描かれていて、単なるパニック映画では終わらない深みがありました。(30代 女性)


序盤は“よくあるバカンス映画”かと思ったら、まさかの展開に。後半は、文字通り息が詰まる緊張感が続いて、思わず画面に食い入ってしまいました。悪人側にまったく共感できないくらい徹底的な悪で、だからこそ主人公の奮闘に感情が入ります。家族を守るためにここまでやれるのかというテーマが、男として胸に響きました。(50代 男性)


海辺のリゾートという美しい舞台が、逆に恐怖を引き立てるという皮肉な構成が印象的。家族を守るために孤軍奮闘する主人公の姿は、まさに現代の“家族版サバイバル映画”。リアルに起こりそうな設定と、救いのなさが、いい意味で後味を引きずります。サスペンス好きにはたまらないスリリングな一本でした。(20代 男性)

映画『エクストーション 家族の値段』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『エクストーション 家族の値段』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ケープ・フィアー

この映画を一言で表すと?

家族を守る男と、執念のストーカーが繰り広げる心理戦の決定版。

どんな話?

服役を終えた男が、かつて自分を刑務所送りにした弁護士の家族に執拗に付きまとう復讐劇。法の隙間を巧みに突く加害者と、それに追い詰められていく家族の姿が緊張感たっぷりに描かれています。

ここがおすすめ!

家族を守るために極限状態に追い込まれていく父親の姿は、『エクストーション』と通じるものがあります。ロバート・デ・ニーロ演じる狂気のストーカーも圧巻で、終始ハラハラが止まりません。

ザ・ディープ・エンド・オブ・オーシャン

この映画を一言で表すと?

失われた家族との再会がもたらす、癒しと葛藤のヒューマンドラマ。

どんな話?

子どもを誘拐され、絶望の中で暮らしていた母親が、9年後に再会するが、彼はすでに別の家庭で育てられていた――という衝撃の展開から始まる感情の波。母としての想いと現実のはざまに揺れ動きます。

ここがおすすめ!

極限の状況で揺れる“家族の絆”というテーマは、『エクストーション』とまさに共鳴。スリルとは違う角度から心を揺さぶる人間ドラマで、観る者に深い余韻を残します。

ザ・シークレットマン(原題:THE CAPTIVE)

この映画を一言で表すと?

消えた娘、崩壊する夫婦、そして見えない敵との知恵比べ。

どんな話?

ある日突然、娘が行方不明に。容疑をかけられた父親は世間や家族から孤立しながらも、真実を追い求め続ける。時間軸が交錯する構成と、どこにでも潜んでいそうな悪意が物語に深みを与えます。

ここがおすすめ!

家族の絆と、守り抜くための孤独な戦いという構造が、『エクストーション』とよく似ています。ライアン・レイノルズのシリアスな演技も光る隠れた名作です。

プリズナーズ

この映画を一言で表すと?

正義と狂気の狭間で揺れる父親の“選択”に息をのむサスペンス。

どんな話?

娘が誘拐された父親が、容疑者を独自に捕らえ、拷問して真相を探ろうとするという衝撃的な展開。法に背いてでも家族を取り戻そうとする姿は、ヒーローか、それとも狂人か。観る者に問いを投げかけます。

ここがおすすめ!

ヒュー・ジャックマンの鬼気迫る演技と、緻密なストーリー展開が魅力。『エクストーション』で描かれた「家族のためにどこまでやれるか」のテーマを、より深く追求した作品です。

キャプテン・フィリップス

この映画を一言で表すと?

極限状態での冷静な判断力と、人間性が試される海上の人質劇。

どんな話?

実話を元にしたソマリア海賊による貨物船乗っ取り事件。乗組員を守るため、船長は自らを差し出し、命をかけた交渉と心理戦を繰り広げます。

ここがおすすめ!

『エクストーション』と同じく、海上での孤立したサバイバル環境という共通点があり、緊張感に満ちた空間での駆け引きが秀逸。トム・ハンクスのリアルな演技にも心打たれます。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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