この記事では、映画『DEAD OR ALIVE 犯罪者』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『DEAD OR ALIVE 犯罪者』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0031064
製作年 | 1999年 |
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上映時間 | 104分 |
ジャンル | アクション |
監督 | 三池崇史 |
キャスト | 哀川翔 竹内力 石橋蓮司 小沢仁志 |
製作国 | 日本 |
映画『DEAD OR ALIVE 犯罪者』の登場人物(キャスト)
- 城島(哀川翔)
- 新宿署に勤める刑事。
- 龍(竹内力)
- 中国残留孤児をまとめ、歌舞伎町を中心に活動する新興勢力のヤクザ。
- 青木(石橋蓮司)
- 新宿の町を仕切る古参のヤクザ組織・桜井組の若頭。
- 夕子(杉田かおる)
- 城島の妻。
- ミナ(倉沢桃子)
- 城島の娘。
- 井上(寺島進)
- 城島の部下の刑事。
- 陳(鶴見慎吾)
- 桜井組と取引をしている中国人マフィア。
映画『DEAD OR ALIVE 犯罪者』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『DEAD OR ALIVE 犯罪者』のあらすじ【起】
新宿歌舞伎町でヤクザの抗争が原因と思われる殺人事件が発生し、新宿署の刑事・城島が捜査を始める。しかし上司の奥山と署長に呼び出され、事件から手を引けと命じられる。
歌舞伎町の事件を起こしたのは、中国残留孤児で新興勢力の組織を率いる龍という男で、麻薬の取引を資金源にしていた。そして新たな麻薬の取引相手と面会した龍は、龍の組織か新宿に事務所を構える古参の組織・桜井組か、どちらか有利な方を選ぶと告げられる。
龍は取引のライバルとなった桜井組の内情を探るため、仲間の女性を桜井組の若頭・青木が行きつけにしているスナックに勤めさせる。しかし女性は青木に殺されてしまい、龍は桜井組への復讐を決意する。
一方城島は、高校生になる娘のミナが難病を患い、手術費用に2千万必要だと妻の夕子から聞かされる。まっとうな手段で手術費用をまかなうのは無理だと考えた城島は、ヤクザと取引をして手術費用を得ることを思いつく。
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映画『DEAD OR ALIVE 犯罪者』のあらすじ【承】
城島は上司から捜査を止められた件が、桜井組の青木に買収されているのではないかと考えていた。そこであえて桜井組の構成員を逮捕し、青木と直接交渉する。城島は2千万で手を引くという条件を提示し、手術費用を得ることに成功する。
青木は買収していた城島の上司・奥山を自分の主催するパーティーに呼び出し、部下の管理をちゃんとしろと念を押す。そのパーティーは、桜井組と中国人マフィア・陳との商談が成立したことを祝うものだったが、そこに龍を始めとした残留孤児組織の面々が襲撃してくる。
龍たちの奇襲で桜井組の面々は殺害されていくが、そこに青木を見張っていた城島の部下で若手刑事の井上が乗り込んでくる。井上は龍たちと撃ちあいになり、命を落とす。しかし龍の弟・冬二も、井上に撃たれてしまう。龍は冬二の死体を抱え、その場を逃げ去る。
映画『DEAD OR ALIVE 犯罪者』のあらすじ【転】
井上から連絡を受けていた城島もパーティー会場に駆けつけるが、すでに井上は死亡し、龍たちも逃げ去った後だった。そこで会場の隅に隠れて難を逃れていた青木が現れ、出席していた組長の遺体を確認し、これで組を仕切るのは自分になったと城島に告げる。
組の実権を握れることになり喜ぶ青木は、貸した2千万円もチャラにしてやると城島に伝える。すると城島は、「チャラになったんだな」と確認すると、持っていた拳銃で青木を撃ち殺す。
対抗組織の桜井組が事実上壊滅したことで、龍は新たな麻薬の取引を開始する。情報屋からそれを聞いた城島は、警官隊を引き連れて取引に用いる麻薬が到着する波止場に張り込み、麻薬を押収する。
その後警察署にいた城島の元に、夕子とミナが訪ねて来る。手術に必要なものを買い出しに行くため、城島の使っている車を借りたいという夕子に、城島は車のキーを渡す。しかし夕子がミナと一緒に車に乗ってキーを回した途端、その車は爆発炎上してしまう。
映画『DEAD OR ALIVE 犯罪者』の結末・ラスト(ネタバレ)
車の爆発は、麻薬を押収されたことで城島を恨んだ龍が部下に命じたもので、狙いは城島自身の命だった。妻と娘の葬式を終えた城島は、2人の遺骨をボリボリとかじると、警察に辞表を提出し、刑事ではなくいち個人として龍に復讐することを心に誓う。
龍は部下の運転する車に乗り、国外へ逃亡しようとしていた。しかし空港へ向かう草原の一本道で、城島の乗った車に行く手を塞がれる。2台の車は意地を張り合うようにフルスピードで発進し、正面から激突する。
龍の部下は命を落としたが、城島と龍は傷だらけになりながらまだ生きていた。城島は千切れかけていた右腕を自ら引き千切り、バズーカ砲を取り出すと、龍に狙いを付ける。
すると龍は自分の胸に手を差し込み、胸の中から輝く光の球を取り出す。城島の放ったバズーカ砲の砲弾と、龍の投げた光の玉が空中でぶつかり合い、とてつもない爆発が起こる。爆発の衝撃はその場にいた城島と龍を飲み込むと、その勢いのまま果てしなく広がっていき、やがて日本中を、そして世界各国をも飲み込んでいくのだった。
映画『DEAD OR ALIVE 犯罪者』の感想・評価・レビュー
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映画『DEAD OR ALIVE 犯罪者』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『DEAD OR ALIVE 犯罪者』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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みんなの感想・レビュー
R指定もあるだけあり、グロ描写もあり、面白いが確かに一定の覚悟は必要な作品と思う。が、ストーリーはクライムものとして非常に王道的かつ人物描写までしっかりされており、2世3世問題を絡め日本の犯罪史を凝縮したような社会派ともいえる内容で、単なるヤクザ犯罪映画とは一線を隔している名作ともいえよう!これだけの名優の共演も監督だから成せたものか。。中華風色ベースの音楽も素晴らしく作品の奥深さを増していると感じた。
ラストシーンばかりがやたら話題となっているが、個人的にはあれは監督の遊び心みたいなものでそこまで深く考えるものでなく、それまでの深刻な重苦しい描写の内容を少しライトにしてくれてるお口直しの気遣い的なものでないかと思うが如何だろうか・・ラストシーンの奇抜さばかりに注目するのでなく、それまでの日本の裏社会情勢描写みたいな監督の本題ともいえる内容をしっかり注目し、一応今のところ表面的には平和な国の日本人として普通に平凡で日常を生きられるありがたさを感ずるべきと思い知らされる作品ではないだろうか。。