この記事では、映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0068987
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 111分 |
ジャンル | 音楽 |
監督 | ドロール・ザハヴィ |
キャスト | ペーター・シモニスチェク ダニエル・ドンスコイ サブリナ・アマーリ ゲッツ・オットー |
製作国 | ドイツ |
映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』の登場人物(キャスト)
- エドゥアルト・スポルク(ペーター・ジモニシェック)
- 世界中で評価されている指揮者。人種問題を乗り越えた楽団の指揮を依頼される。
- カルラ・デ・フリーズ(ビビアナ・ベグロー)
- 平和活動に従事する財団の人間。紛争が絶えないパレスチナとイスラエルのため、両国の人間で構成された楽団の演奏会を計画する。
- レイラ(サブリナ・アマリ)
- パレスチナのバイオリン奏者。
- オマル(メディ・メスカル)
- パレスチナのクラリネット奏者。レイラの幼馴染。
- シーラ・ハレヴィ(イーヤン・ピンコヴィッチ)
- イスラエルのフレンチホルン奏者。やがてオマルと惹かれ合う。
- ロン・カミネル(ダニエル・ドンスコイ)
- パレスチナのバイオリン奏者。裕福な家の出身。
映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』のあらすじ【起】
一流オーケストラ指揮者のエドゥアルト・スポルクは、とある人物から依頼を受ける。
依頼人はカルラ・デ・フリーズ、平和活動に精を出す財団の人間だ。
未だに紛争が続く、パレスチナとイスラエル。
その中間にあるヨルダン川西岸地区に音楽学校を建設する、というのがカルラの財団の計画らしい。
それに当たって財団は、パレスチナとイスラエルの出身者で楽団を結成し、平和の演奏会を開催しようとしていたのだった。
バイオリニストを目指すパレスチナの女性・レイラは、スポルク楽団と平和の演奏会のことを知り、オーディションを受けることに。
彼女の幼馴染であるマルクもクラリネット奏者として参加すべく、オーディション会場に向かっていた。
一方、イスラエルにもオーディション会場に向かう人が。
シーラという女性はフレンチホルン奏者として、そしてロンという男性はバイオリン奏者としてスポルク楽団に参加しようとしていた。
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映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』のあらすじ【承】
オーディションが開催された。
人種間の衝突を避けるため、志望者と志望者の間には衝立が用意される。
その状態で各々が演奏し、結果的にレイラやロンは合格を果たすのだった。
ただし、シーラやオマルは翌日に再テストを受けることになる。
スポルクはあくまでも力量で選んでいたのだが、カルラは満足していない。
なぜならば、イスラエル人の合格者が圧倒的に多かったからだ。
カルラはスポルクに、今後の演奏会はあくまでも「平和」のためであると主張。
力量で選ばず、両人種が同じ人数で構成されるように指示するのだった。
シーラやオマルは再テストの結果、合格を果たした。
さっそく楽団の練習が始まるのだが、演奏はチグハグになってしまう。
さらに両人種の若者たちは、もう片方の人種の楽団員を敵視するように。
しかしながら、人種問題を乗り越えて意気投合した者もいた。
パレスチナのオマルとイスラエルのシーラだ。
さらにスポルクは、アルプス山脈の近くにある南チロルで合宿を行うことに。
腕前の向上もそうだが、楽団員たちの結束を強める狙いもあった。
映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』のあらすじ【転】
スポルクと楽団員は南チロルで合宿をするものの、やはり全員の演奏が合わない。
そこでスポルクは、パレスチナ人楽団員とイスラエル人楽団員を向き合わせる。
そしてお互いに対する不満を、5分間言わせ合うのだった。
罵倒の応酬で、双方は疲れてしまう。
スポルクは、それを見計らっていたのだ。
双方に『5日間だけ相手を信頼しろ』と言い、そこから両者の間に連帯感が生じ始める。
特にオマルとシーラは、徐々に惹かれ合っていた。
しかし2人の仲を知ったレイラは、オマルに『気をつけろ』と忠告する。
ある日、スポルクは何者かにペンキをかけられた。
合宿の情報が洩れている可能性も考えられたが、スポルクは犯人捜しをしようとしない。
そんな中で、合宿も終わりに近づく。
演奏会まであと2日ということもあり、楽団員たちも人種の壁を乗り越えつつあった。
スポルクの提案でパーティーも開催され、その中でひっそりとシーラとオマルは結ばれていた。
その後、シーラは友人にオマルの写真をメールで送るのだった。
映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』の結末・ラスト(ネタバレ)
シーラの友人は、オマルのことを両親に話す。
人種間の隔たりがあることから、両親は激怒。
そして、シーラは連れ戻されそうになってしまう。
しかしそれを知ったシーラは、オマルに駆け落ちを提案する。
葛藤の末、オマルも了承するのだった。
シーラが残した書き置きを読み、スポルクたちは2人の捜索を捜索隊に要請する。
やがて2人は見つかるものの、逃亡。
しかし途中で、オマルが事故で死んでしまう。
さらにシーラは、伯父に連れ戻されるのだった。
それらがキッカケとなり、演奏会は中止になってしまう。
スポルクは本国に帰り、カルラも次の計画を練るために去るのだった。
楽団員たちも帰国を余儀なくされる。
パレスチナ行きとイスラエル行きは、空港の中でガラスで仕切られている。
やりきれない楽団員たちは、そういった状況で楽器を取り出した。
ロンとレイラはバイオリンを、他のメンバーも各々の楽器で演奏し始める。
彼らはオーケストラとして、空港の中で音楽を奏でるのだった。
楽団員たちはこの時、パレスチナとイスラエルの溝を乗り越えたのだ。
映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』の感想・評価・レビュー
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映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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