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映画『テーラー 人生の仕立て屋』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『テーラー 人生の仕立て屋』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『テーラー 人生の仕立て屋』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0066474

製作年 2020年
上映時間 100分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 ソニア・リザ・ケンターマン
キャスト ディミトリス・イメロス
タミラ・クリエヴァ
タナシス・パパヨルギウ
製作国 ギリシャ

映画『テーラー 人生の仕立て屋』の登場人物(キャスト)

ニコス(ディミトリ・イメロス)
寡黙な紳士服の仕立て屋。50歳。父親と経営してきた店が苦境に立たされている。
オルガ(タミラ・クリエバ)
ニコスの隣に住む主婦。娘の教育に熱心。服作りに興味がある。
タナシス(タナシス・パパヨルギウ)
ニコスの父。紳士服の仕立てに誇りを持っている。店の経営をニコスに譲っている。
コスタス(スタシス・スタムラカトス)
オルガの夫。タクシー運転手。オルガが稼ぐことを快く思っていない。
ヴィクトリア(ダフネ・ミチョプールー)
オルガの娘。ニコスの店にたびたび遊びに来る。活発で明るい少女。

映画『テーラー 人生の仕立て屋』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『テーラー 人生の仕立て屋』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『テーラー 人生の仕立て屋』のあらすじ【起】

ニコスは、父の代から続く紳士服店を営むが、客は来ない。

父親のスーツを仕立てると、父は息子の腕に満足している。

親子は銀行へ行った。銀行の担当者から債務不履行で財産の差し押さえを予告された。
父親がスーツの必要性を訴えるが、担当者は返済を迫るだけだった。

ニコスは未使用の生地を、問屋に買い取ってもらおうとするが、10年前のものだと拒否される。それらの生地をカートで運びながら、ニコスはある考えを思いつく。

ニコスは隣人の少女ヴィクトリアとベランダ越しにおしゃべりをする。ヴィクトリアは店にも時々遊びに来て、ニコスに懐いていた。

そんな時、父親が倒れ病院に運ばれた。ニコスが駆けつけると、苦しそうにしながらも、店に戻れと言う。ニコスは病院で看護師が押すカートをじっと見つめる。また、路上で角材を運ぶカートを見つけて、アイディアが閃いた。

ニコスは廃材を組み立て、屋台を作った。生地や見本を乗せて、街角で商売をしようとする。客に生地の特徴や値段を説明すると、みな立ち去ってしまった。紳士服は全く売れなかった。

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映画『テーラー 人生の仕立て屋』のあらすじ【承】

ある夜、ヴィクトリアと話していると、ヴィクトリアの母オルガが出てきて、洗濯物を落として行った。その服を持ち帰ったニコスは女性用の服を作った。

オルガが店にやってきて、自分の服を見つけた。ニコスは女性用の服を勉強したかったと謝る。オルガは自分も服を作りたいと言う。

ニコスは屋台を押して歩くうち、女性に声をかけられた。娘のウエディングドレスを作って欲しいと頼まれるが、一旦はドレスは作っていないと断る。しかし思い直して、ドレスを作ることを約束した。

家に呼ばれ、オルガが作った服を見ていると、オルガの夫が帰ってきた。オルガは働く必要はないとニコスに苦情を言う。ニコスはこちらが勉強させてもらっているのだと言い訳した。

ウエディングドレスの採寸に行くと、希望の半額で仕上げてほしいと言われる。ニコスはがっかりした。しかし、その町で服を売っていると別のドレスの注文を受けた。

ニコスは紳士物の型紙を全て捨てた。代わりにレースとシルクで仕事場は埋め尽くされた。オルガも手伝って、ドレスは仕上がった。オルガは積極的にドレス作りに関わるようになる。

映画『テーラー 人生の仕立て屋』のあらすじ【転】

初めて作ったドレスは、客に喜んでもらえた。ニコスは充足感を味わっていた。

父に面会に行くと、婦人服を作っていることを非難される。父親は仕立屋に誇りを持っていた。ニコスは「同じように仕立てている」と断言した。

ある日、市場で服を売っていると、突然ヴィクトリアがやってきて売り子をしてくれた。ヴィクトリアのおかげで服はどんどん売れた。少しずつ貯金が増えてきた。

オルガとドレスを作り、顧客を満足させていくニコス。偶然オルガの夫と会い、立ち話をする。夫はオルガがドレス作りに夢中なことに不服を言い、不機嫌に立ち去った。

最初のドレスを作った花嫁の結婚式に参列したニコスとオルガは、披露宴でダンスを踊り、親密さを深めた。ヴィクトリアは不満顔でそれを見つめていた。

ニコスとオルガは海辺の街角で次々と新作ドレスを売り、女性たちに喜ばれた。オルガの考えたドレスのデザインはどれも人気だった。

映画『テーラー 人生の仕立て屋』の結末・ラスト(ネタバレ)

ニコスは防波堤に腰掛けて、休憩しているオルガの肩にその場で切った布をかける。二人は並んで座り、ニコスは仕立屋になった経緯や故郷の話をした。

そしてオルガはニコスの家に泊まった。ヴィクトリアは二人の関係に気がつき、父親に夜勤をしないでくれと訴える。

店が差し押さえられることになり、父に事実を伝える。

ニコスはオルガの夫から家に呼び出された。夫は刺々しい態度でニコスを迎えた。ニコスとオルガは気まずい雰囲気に黙り込んだ。

ニコスが帰宅すると屋台はめちゃくちゃに壊されていた。屋台を片付け、ヴィクトリアの部屋をじっと見上げた。

店を明け渡すために片付けをしていると、父親が店にやって来た。黙々と自分の型紙を布に写した。店に飾ってあったドレスを手に取り「いい出来だ」と褒めた。布に線を残して、父親は店を後にした。

ヴィクトリアは、ニコスの服を身につけた。「上着が欲しい」と言うと、オルガは「一緒に作る?」と問いかけた。オルガもニコスと踊ったドレスをゆっくり撫でた。

ニコスはトラックを買い、ウエディングドレスの移動販売を本業にした。

映画『テーラー 人生の仕立て屋』の感想・評価・レビュー

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映画『テーラー 人生の仕立て屋』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『テーラー 人生の仕立て屋』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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