この記事では、映画『とんび(2021)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『とんび(2021)』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0071444
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 139分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | 瀬々敬久 |
キャスト | 阿部寛 北村匠海 杏 薬師丸ひろ子 |
製作国 | 日本 |
映画『とんび(2021)』の登場人物(キャスト)
- 市川安男(阿部寛)
- 運送業者で働いている。みんなからヤスと呼ばれている。荒々しいところもあるが、根は優しく、素直になれない不器用な性格。
- 市川旭(北村匠海)
- 父のヤスと母の美佐子の間に生まれた、一人息子。素直で優しく、頭も良い。
- 市川美佐子(麻生久美子)
- ヤスの妻で、アキラの母。優しくて、ほがらかな性格。
- 照雲(安田顕)
- ヤスの幼馴染。薬師院の跡取り息子。アキラを自分の息子のように可愛がっている。
- 海雲(麿赤兒)
- 照雲の父。薬師院の住職。ヤスにとっては父、アキラにとっては祖父のような存在。
- 由美(杏)
- アキラの勤め先の同僚。息子が一人いるシングルマザーである。
映画『とんび(2021)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『とんび(2021)』のあらすじ【起】
高度経済成長期の昭和37年、広島。“ヤス”こと市川安男と妻の美佐子との間に旭(アキラ)が生まれる。幼い頃に両親と離別した経験を持つヤスは、アキラにありったけの愛情を注いで育てる。
幸せな生活を送っていたある日、美佐子と幼いアキラがヤスの職場に遊びに来る。ふとした拍子に、アキラは高く積まれた荷物に触れてしまう。すると、荷物がアキラの上に倒れてきそうになる。咄嗟にアキラを庇った美佐子が荷物の下敷きになり、亡くなってしまう。
突然愛妻を失ったヤスは、男手一つでアキラを育てていかねばならなくなる。ヤスの周りには、2人を支えてくれる人々がたくさんいた。そうやってみんなに育てられたアキラは、すくすくと成長し、素直で優しく頭のいい子に育つ。周囲からは「とんびが鷹を生んだ」などと言われた。
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映画『とんび(2021)』のあらすじ【承】
成長したアキラは、自分に母親がいない理由を知りたがるようになる。悩んだ末、ヤスは美佐子が亡くなった理由をアキラに打ち明けることにした。しかし、アキラを庇って亡くなったことをどうしても伝えることができず、父親である自分を庇ったことが母親の死の原因だという嘘をつく。
中学生になり、アキラは野球部に入った。そんな中、アキラが後輩のお尻をバットで殴る事件が起こる。ヤスはアキラを問いただすが反論され、2人は言い合いになる。アキラはつい母の代わりに父親のヤスが死ねばよかったと言い放ってしまう。
バット事件を知った後輩の父親が家まで怒鳴り込んでくる。アキラは謝るも、後輩の父親は、暴力を振ったアキラが野球部を辞めるのが筋だ、と言う。アキラは野球部を辞めたくない、続けさせてほしい、と頼み込む。二人のやり取りを聞いていたヤスは、後輩の怪我は大したことない上に、アキラは謝ったのだからもう十分であろう、と後輩の父親を追い返す。
映画『とんび(2021)』のあらすじ【転】
高校生になったアキラは、努力の結果、見事志望していた東京の大学に合格する。引っ越しの日、ヤスはなかなか素直になれず、息子を見送ることができない。アキラもまた、男手一つで自分を育ててくれたヤスへの感謝の気持ちを口にすることができずにいたのだ。そこでアキラは自分の気持ちを手紙に書いて、そっと机に置いていた。手紙に気がつき中身を読んだヤスは、アキラを追いかけ遠くからエールを送る。
ある日、ヤスが幼い頃に自分と母親を捨てた実父の余命がわずかである、という連絡を義弟から受ける。ヤスは病床の実父に会いに東京へ行き、実父がずっと自分のことを気にかけていたことを知る。ヤスは最後に感謝の意を伝えることができた。
ヤスは東京に来たついでに、大学を卒業してから出版社に勤めているアキラに会いにいく。アキラは不在だったが、アキラが入社試験で書いた「父の嘘」という題の作文を見せてもらう。そこには、父の友人である照雲から母親(美佐子)の死の真相を聞かされ、ヤスのついた嘘を許してやってほしい、と言われていたことが記されていた。さらに、自分のことを想って嘘をついた父親を責められるはずがない、と締められていた。
映画『とんび(2021)』の結末・ラスト(ネタバレ)
ヤスが東京を後にする直前に、アキラと会うことができた。その時、アキラは同僚でシングルマザーである年上の由美と結婚したいと父に伝えた。突然のアキラの報告を素直に喜べず、動揺を隠せないヤスは、何も言わずに広島へ戻る。広島で酒に溺れたヤスは、入院することになる。ヤスの入院を聞いたアキラは、由美を連れて広島へ向かう。
照雲はヤスがアキラと由美の結婚に反対していることを知り、一芝居打つことにした。わざと由美の離婚歴や子供がいることをこき下ろす言い方をして、ヤスを挑発したのだ。アキラが選んだ由美のことを悪く言われたことに激昂したヤスは、「由美は自分の娘だ」と言い放つ。こうして無事にアキラと由美の結婚は認められたのだ。照雲は「とんびが鷹を生んだのではない。鷹親子だ」と喜んだ。
月日は流れ、ヤスはアキラの家族3人と、自分が子供の頃によく来た海岸を訪れていた。由美のお腹の中にはアキラの子供がいた。
映画『とんび(2021)』の感想・評価・レビュー
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映画『とんび(2021)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『とんび(2021)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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