この記事では、映画『その手に触れるまで』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『その手に触れるまで』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0053261
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 84分 |
| ジャンル | ドラマ |
| 監督 | ジャン＝ピエール・ダルデンヌ リュック・ダルデンヌ |
| キャスト | イディル・ベン・アディ オリヴィエ・ボノー ミリエム・アケディウ ヴィクトリア・ブルック |
| 製作国 | ベルギー フランス |
映画『その手に触れるまで』の登場人物（キャスト）
- アメッド（イディル・ベン・アディ）
- １３歳。ベルギーで暮らしている。ゲームが趣味だった。
- イネス先生（ミリエム・アケディウ）
- アメッドの担任で、アメッドの識字障害を克服させた恩人。ユダヤ人の恋人がいる。
- ルイーズ（ビクトリア・ブルック）
- 農場の娘。面倒見が良く、明るい性格。アメッドに好意を寄せる。
- ラシッド（アミン・ハミド）
- アメッドの兄。サッカーをしている。導師からは信仰が足りない、と評されている。
映画『その手に触れるまで』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『その手に触れるまで』のあらすじ【起】
アメッドはトイレで兄のラシッドに電話をかける。教室に戻ったアメッドは授業を終わらせ、担任のイネス先生に帰る許可をもらった。学校を出るときは、イネス先生と握手をして帰る決まりだが、大人のムスリムは女性に触らない、とアメッドは握手を拒否する。
車に乗り込んだアメッドは、イスラム教の聖典であるコーランを熱心に暗記していた。アメッドはコーランの暗記を導師と約束したという。
モスクに到着したアメッドとラシッドは、念入りに体を清め、導師のアシスタントをする。
帰宅したアメッドは母親に、イネス先生との握手を拒否することは失礼にあたる、と叱責されていた。イネス先生は、アメッドの識字障害を克服させるために、毎晩読み書きと計算を教えに来てくれていたという。
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映画『その手に触れるまで』のあらすじ【承】
導師に洗脳されている、と母親は嘆くが、アメッドは自分の意思だ、と反論した。アメッドはほんの１ヶ月前までゲームばかりしていたが、今では部屋で祈ってばかりいる。アメッドは口うるさい母親に暴言を吐き、他の兄弟と喧嘩になった。
アメッドは導師の元を訪れ、教えを請う。導師はイネス先生を背教者だと話し、預言者を冒涜している、とアメッドに伝えた。導師は、信仰よりもサッカーを優先しようとするラシッドに、圧をかける。導師はイネス先生の批判を続け、２人を洗脳していった。
コーラン以外から言葉の学びを提案するイネス先生は、放課後の教室で市民たちと意見を交わす。市民たちの意見は真っ二つになり、イネス先生はモスクと学校の両立を訴えた。アメッドとラシッドは、イスラム教が廃れてもいいとイネス先生が考えている、と極端な意見を主張し、教室を出ていく。
映画『その手に触れるまで』のあらすじ【転】
導師はアメッドに、イネス先生は聖戦の標的だ、と伝え、アメッドの思想を過激な方向に導く。導師の元にイネス先生が訪ねてくる。
アメッドに話があると外へ連れ出したイネス先生は、ユダヤ教やキリスト教を敵だと見做しているのは導師の考えだ、と警鐘を鳴らした。アメッドはイネス先生の話を聞かず、導師の教えを優先する。
帰宅したアメッドは、キッチンから盗んだ小さいナイフを、ズボンの中に隠した。
アメッドはイネス先生の自宅を訪れ、ナイフを手に握る。アラーは偉大なり、と呟いたアメッドは、イネス先生に襲いかかった。
アメッドの計画は失敗に終わり、その場から走って逃げ出す。その足で導師の元へ行き、経緯を話すが、殺せとは言っていない、と導師は激怒した。アメッドの行動でモスクが閉鎖されると危惧した導師は、自首するよう促す。導師はアメッドに口封じをした。
アメッドは少年院に入る。
映画『その手に触れるまで』の結末・ラスト（ネタバレ）
母親が面会に訪れ、ラシッドの証言で導師が逮捕されたことを、アメッドは知った。アメッドはイネス先生との面会を検討する。
アメッドは少年院と提携している農場の手伝いを始めた。農場の娘のルイーズは、アメッドに仕事を教える。アメッドは農場の家から歯ブラシを盗んだ。
夜中、アメッドは盗んだ歯ブラシの柄を床に擦りつける。
心理士と対話を続けたアメッドは、イネス先生との面会日を迎えた。面会の前にトイレに向かい、柄を鋭利にした歯ブラシをズボンに隠す。
イネス先生はアメッドの顔を見た途端、泣き出してしまい、面会は中止となった。
アメッドに好意を寄せていたルイーズはキスを迫り、２人はキスをする。
汚れてしまった自分は信徒ではない、と語るアメッドにルイーズは謝る。アメッドは改宗を迫るが断られ、ルイーズを突き飛ばしてしまう。
アメッドは教育官の隙を見て脱走する。武器を調達したアメッドは、学校に侵入しようとして高所から落ちてしまう。
異変に気づいたイネス先生は救急車を呼ぼうとするが、アメッドは先生を呼び止め、心の底から謝罪した。
映画『その手に触れるまで』の感想・評価・レビュー
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映画『その手に触れるまで』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『その手に触れるまで』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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