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映画『太陽の子』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『太陽の子』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『太陽の子』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0063612

製作年 2021年
上映時間 111分
ジャンル 戦争
青春
ヒューマンドラマ
監督 黒崎博
キャスト 柳楽優弥
有村架純
三浦春馬
イッセー尾形
製作国 日本
アメリカ合衆国

映画『太陽の子』の登場人物(キャスト)

修(柳楽優弥)
京都帝都大学の物理学研究所に在籍する学生。幼い頃から科学者になることが夢だった。空襲の警報が鳴っても気づかないほど、研究と実験に没頭する。
世津(有村架純)
修と裕之の幼馴染。介護を必要とする祖父と二人暮らしをしていたが、空襲による延焼を防ぐために、家屋の取り壊しを余儀なくされ、修の家に身を寄せる。
裕之(三浦春馬)
修の弟。軍人であった父の遺志を継いで陸軍に入隊した。出兵中だったが、所属部隊の配置換えと、肺病の療養のために、一時帰郷する。
澤村(イッセー尾形)
五条坂にある陶器屋の主人。釉薬として仕入れた硝酸ウランを修に分け与える。現在は、娘に手伝ってもらいながら、食器類は一切作らず、骨壺を作り続けている。
フミ(田中裕子)
修と裕之の母。夫は息子2人を軍人として育てたいと望んでいたが、修の科学者になりたいという意志を尊重し、応援し続ける。

映画『太陽の子』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『太陽の子』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『太陽の子』のあらすじ【起】

1944年、京都帝都大学の物理学研究所に到着した修は、10kgの硝酸ウランを研究室に提供し、研究室の仲間や教授らから歓迎を受け、感謝を述べられている。

日本の敗戦は目に見えている状況下、研究室は海軍から、新型爆弾の開発の密令を受けていた。
荒勝教授と研究員たちは、遠心分離法により硝酸ウランからウラン235を取り出しそれを原料に、核分裂の連鎖反応を利用して原子核爆弾を開発しようと、日々研究と実験を重ねていた。
この遠心分離には回転数10万が必要という計算データが認められたが、目下の研究室の遠心分離機の回転数は1万にも満たず、遠心分離機の開発が最優先課題となる。

修が硝酸ウランを入手できたのは、五条坂にある陶器屋の主人・澤村の好意によるものだった。
澤村は寡黙な初老の男性で、焼き物の釉薬として使用する硝酸ウランを修に分け与えると、黙々と骨壺を作り続けた。

修は軍人であった父から、軍人になるよう教育を受けていたが、科学者の道を諦めなかった。
母のフミと弟の裕之は、修の科学者への道を応援し続け、裕之は父の遺志を継いで陸軍として出兵した。

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映画『太陽の子』のあらすじ【承】

修の幼馴染の世津は、祖父と2人で暮らしていたが、空襲による火災の延焼を防ぐために家屋の取り壊しを余儀なくされ、修の家に身を寄せることになった。

幼い頃から密かに世津を想っていた修、フミ、世津とその祖父の4人の生活が始まった。
世津は幼い頃、修と裕之と3人で遊んだ日々を懐かしみ、「また3人で会いたい」と願っていた。

そんな中、裕之が帰郷した。
所属部隊の配置換えと、持病の肺病の療養のための帰郷であり、頃合いを見て再び戦地に戻るという裕之を修らは歓迎し、再会を喜んだ。

修の研究室では、修のアイディアにより、遠心分離機の回転数が1万を超えたことに皆が喜んだのも束の間、アメリカも原子核爆弾の開発を進めていることは明らかで、早く結果を出さなければ日本の未来はないと、海軍側に追い詰められた。

空襲を知らせる警報にも気付かないほど、実験に没頭する修に、世津はある日「原子は死なないの?」と訊ねた。
原子は死ぬことはなく循環すること、そして核分裂の破壊力が恐ろしいものなのに、分裂の際に発する光はあまりに美しいことを修は力説する。

映画『太陽の子』のあらすじ【転】

硝酸ウランを分けてもらうために、澤村のもとを訪ねた修は、いつも澤村を手伝っていた、澤村の娘が、大阪へ納品に行った際に空襲に遭い、亡くなったことを知る。

励ます言葉も見つからないまま澤村の店を後にし、研究室に戻った修は、研究に行き詰まり苛立つ仲間たちと喧嘩をし、硝酸ウランの瓶を割ってしまった。

硝酸ウランの粉末をかき集めようとする修の前に、今まで一緒に研究をしてきた仲間の堀田が現れた。
堀田は先の見えない研究を続けるよりも、国のために戦うべきだと考え、陸軍への入隊を決めたという。

ある日フミは、「若い者だけで、羽根を伸ばしてきなさい」と、修と裕之、世津に丹後の海での休暇を勧めた。
3人は休暇を楽しんだ後、帰りのバスのエンジントラブルにより、野宿をすることになった。

夜中に修が目を覚ますと、裕之の姿がなかった。
裕之は海で入水自殺をしようとしており、修が身体を張って止めたところへ世津も駆けつけ「戦争なんか終わってしまえ。勝っても負けても変わらん」と叫んで泣いた。

その後裕之は戦地に戻り、修は再び研究に打ち込む。

映画『太陽の子』の結末・ラスト(ネタバレ)

陸軍に入隊した堀田は、荒勝教授の策により研究室に戻された際、徴兵を免れていることへの後ろめたさを吐露し涙を流す。
修は「未来の話をするために、前に進む」と約束した裕之と世津のためにも、同志と共に、研究の成果をあげる決意を改めた。

そんな中、広島に原子爆弾が落とされる。
アメリカに先を越されたという悔しさとやるせなさを胸に、修は荒勝教授らと共に広島を訪れ、原爆被害の調査を始めた。

原爆の想像以上の破壊力と、地獄のような焼け野原を目の当たりにして、修は自分たちが創ろうとしていたものの恐ろしさに驚愕する。

自宅に帰った修は、裕之が特攻隊として最期に臨む意志を固め、フミに宛てて残した手紙を見せられた。
修は、次に原爆が落とされるのは京都だという噂を聞いており、フミと世津に、綾部の親戚の家に避難するよう伝える。
そして、自分は比叡山に登り、科学者として京都で原爆が爆発するのを観察するつもりだと話した。
フミは、自分は自宅を離れるつもりはないと修に語る。

やがて敗戦を迎えた日本で、修は「破壊は美しいか?」と自問する。

映画『太陽の子』の感想・評価・レビュー

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映画『太陽の子』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『太陽の子』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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