この記事では、映画『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0077207
製作年 | 2015年 |
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上映時間 | 102分 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
監督 | ジル・パンソ アレクサンドル・ポンセ |
キャスト | ギレルモ・デル・トロ ジョー・ダンテ ジョン・ランディス ケヴィン・スミス フィル・ティペット デニス・ミューレン リック・ベイカー グレッグ・ニコテロ アレック・ギリス トム・ウッドラフ・Jr スティーヴ・ジョンソン クリス・ウェイラス マット・ウィンストン |
製作国 | フランス |
映画『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』の登場人物(キャスト)
- ギレルモ・デル・トロ(本人)
- 『ヘルボーイ』や『パシフィック・リム』の監督。
- トム・ウッドラフ・Jr(本人)
- 『エイリアン』の制作者。
- フィル・ティペット(本人)
- 『ロボコップ』の制作者。コマ撮りの第一人者。
- リック・ベイカー(本人)
- 『狼男アメリカン』や『ヘルボーイ』の特殊メイク。
- クリス・ウェイラス(本人)
- 『ザ・フライ』や『グレムリン』の制作者。
- スティーブ・ジョンソン(本人)
- 『アビス』の制作者。
- デニス・ミューレン(本人)
- 『スター・ウォーズ』や『ジュラシック・パーク』の視覚効果技師。CGの第一人者。
- アレック・ギリス(本人)
- 『スターシップ・トゥルーパーズ』の制作者。
映画『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』のあらすじ【起】
怪物は世界中の物語に登場し、人々の未知への恐怖を刺激する。映画では技術者や専門家たちが力を合わせて怪物を作り出している。
まず脚本を読んで怪物の設定を決める。脚本家は敢えて怪物については細かく描写せず、キャラクター制作者の想像力に任せているという。次に監督と話し合い、アイデアを視覚化していく。デザイン案を何パターンも描く。粘土でスケッチするように模型を作る人もいる。デザインが完成したら、怪物の効果的な見せ方を探っていく。
簡単なのは役者に特殊メイクを施すこと。特殊メイクは70年代後半から登場した。役者の顔型を取り、シリコンやゴムで怪物の顔に作り変えるのだ。元祖は『オペラ座の怪人』と『フランケンシュタイン』である。
『ヘルボーイ』主演のロン・パールマンは、声だけの出演の予定だった。しかし、彼に特殊メイクを施してみたところ、完璧なヘルボーイが生まれた。
着ぐるみも人間の体を活かした特殊効果の一つ。『プレデター』では躍動感あふれる動きと怪物の頭部を組み合わせることで、大成功を収めた。『エイリアン』では着ぐるみをワイヤーで操作し、中の人間が実際に演技した。
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映画『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』のあらすじ【承】
コマ撮りは人体では不可能な表現を可能にした。『ロボコップ』では自在に動かせるミニチュアのロボットを1コマごとに動かして撮影した。先駆けとなったのは『キングコング』と『シンドバッド七回目の航海』である。
模型では役者と共演することができない。そこで制作されたのがアニマトロニクスだ。ディズニーのテーマパークで使われていた技術を応用し、電子制御することでキャラクターに命を吹き込んだ。クイーンエイリアンのロボットは8人がかりで操作した。ジョルジュ・メリエスは映画で最初に巨大な怪物を登場させた。
『スターウォーズ』が公開され、新たな時代に入った。多種多様なキャラクターが登場するので、色々な技術を組み合わせる必要が出てきたのだ。ゴム製の宇宙人は一躍大人気になった。
80年代に入り、そこへ革命を起こしたのが『ハウリング』と『狼男アメリカン』だ。昔の狼男はまず役者を撮り、カメラを止めて毛をつけ、また止めて牙をつけて変身させていた。しかし、この2作では頭部を別に作って機械で操作することで表現した。
映画『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』のあらすじ【転】
『グレムリン』では12人もの操演者が1人の怪物を動かしていた。最初は猿にマスクを被せようとしたがうまくいかなかった。一番精巧なスーパーグレムリンは64本のワイヤーで操作した。同じ年に公開された『ゴーストバスターズ』では、アニメの表情を参考にゴム素材で表現した。
『アビス』では水中で発光し変色する生物を作らなければならなかった。素材選びは難航したが、光ファイバームの発見で問題は解決した。触手のシーンは実写で再現することが難しく、CGで映像化することになった。
『ジュラシックパーク』では、コマ撮りをデジタル化することでリアルな恐竜の動きをCGで再現した。さらに、実物大のティラノサウルスのアニマトロニクスを作ることで、役者は恐竜に触れて演技をすることができた。着ぐるみも使用された。
これ以降、ハリウッドではデジタル化が進んだ。『スターシップ・トゥルーパーズ』では、CGと実物が共存し相乗効果を生んだ。大群のシーンはCG、アップのシーンは実物を使うことで迫力のある映像が撮れた。
映画『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』の結末・ラスト(ネタバレ)
しかし、技術は適材適所で使わなければならない。『ファントム・メナス』ではヨーダがCGで表現された。あまりに現実離れしたヨーダの身のこなしに、業界でも賛否両論だった。一方、『ジョーズ』のサメは明らかに作り物だが、サメ目線のショットなどを駆使して恐怖を演出していた。映画の作風に合わせて技術を使い分ける必要があるのだ。
CGではキャラクターが無機質になりがちである。そこで生まれたのが、役者の演技をCGに反映するモーションキャプチャーだ。『アバター』では役者の顔に小型カメラを設置し、全身の演技をCGに反映するパフォーマンスキャプチャーが導入された。
技術の進歩に伴って、撮影時間と予算は削られている。また、最近の観客は滅多なことでは驚かなくなった。かつて技術者たちは映画制作の全ての工程に携わり、監督と共に芸術性の高い作品を作り上げていた。納期や収入に囚われず、子供の頃の無邪気な発想で映画界を再活性化させる必要がある。
映画『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』の感想・評価・レビュー
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映画『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
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