この記事では、映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0053070
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 118分 |
ジャンル | スリラー |
監督 | アグニエシュカ・ホランド |
キャスト | ジェームズ・ノートン ヴァネッサ・カービー ピーター・サースガード ジョゼフ・マウル |
製作国 | イギリス ウクライナ ポーランド |
映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』の登場人物(キャスト)
- ガレス・ジョーンズ(ジェームズ・ノートン)
- 英国のジャーナリストで、ロイド・ジョージの外交顧問。ソ連の現状を取材するため、モスクワに向かう。
- エイダ・ブルックス(ヴァネッサ・カービー)
- ニューヨーク・タイムズ紙の記者。有能であるがゆえに、監視の目にさらされている。
- ウォルター・デュランティ(ピーター・サースガード)
- ピューリッツァー賞を受賞した、ニューヨーク・タイムズ紙のモスクワ支局長。
- ジョージ・オーウェル(ジョゼフ・マウル)
- 動物の寓話を使って、真実を暴こうとする新人作家。
映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のあらすじ【起】
ガレス・ジョーンズは、ヒトラーにインタビューをした経験があるジャーナリストで、英国でロイド・ジョージの外交顧問を務めていた。しかし他の政治家からは信用されず、予算削減も相まってクビを言い渡されてしまう。彼が気になるのは、何故ソ連だけが、世界恐慌の影響を受けず好景気であるのかということ。彼はフリーランスのジャーナリストとして、モスクワに行くことに決める。
モスクワにいる友人、ポール・クレブに電話し、スターリンに取り次いでくれるように頼むが、要注意人物扱いされているため、ニューヨーク・タイムズ紙のデュランティと話すようにと言われる。しかし彼が「大きな情報をつかんだ」と話し始めたとき、当局の介入により電話が切られてしまう。
ジョーンズはモスクワでデュランティに会うが、そこでクレブが強盗に遭って亡くなったことを告げられる。また1週間宿泊予定だったホテルも、2泊に短縮されていた。デュランティ邸で開催される記者の集まりに参加すると、麻薬が横行する乱交パーティーとなっており、情報は何も得られなかった。
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映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のあらすじ【承】
デュランティ邸から帰ろうとしたとき、彼の元で記事を書いているドイツ人記者・エイダに会った。ポールと知り合いだったという彼女に、彼が何を取材していたのかと聞くが、彼女の監視役がついてきていたため聞き出すことができなかった。
翌日改めてエイダの元を訪れると、クレブはウクライナを取材しようとしていたことを教えてくれる。ウクライナはスターリンの金脈という噂があり、それを嗅ぎつけたために彼は殺されたのだという。ロイド・ジョージからの推薦状に少々手を加えて、ウクライナで戦車を作っているという情報を聞き出したジョーンズは、エイダにウクライナに一緒に行こうと誘う。しかし身の危険を心配した彼女に断られたため、単身でウクライナ行きの汽車に乗る。
車内で相席した監視役の目を盗んで貨車に乗り換えたジョーンズは、飢えと寒さに苦しむ多くの人々に遭遇する。スターリノの駅で降りると、道端に人が倒れている光景が目に飛び込んできた。
映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のあらすじ【転】
街の様子の取材中、スパイだと思われて発砲されたため、ジョーンズは雪の中を逃げる。飢饉と寒さにより、いたるところで人が亡くなっている現実を知ったジョーンズは、絶望的な気分でさらに雪原を前進する。
ある村で「食べるものはなく、寝る場所はない。私たちの隣人は、もう正気を失ってしまった」と歌う子どもたちに絶句しているすきに、鞄の中の食糧を全部奪われてしまった。さらに歩き続け子どもたちばかりがいる家に着くと、食事に肉が出てきた。何処で手に入れたのかと聞くと「兄」だという。最初は意味が分からなかったが、家の外を見てやっと事情が飲み込めた。それは、彼女の亡くなった兄の人肉だったのだ。
モスクワの記者クラブで、ソ連政府が6人の英国人を逮捕したと発表された。そのうちの一人は、ジョーンズだった。当局から、飢饉があるというのは単なる噂であると本国に伝えれば、他の英国人を釈放すると言われた彼は、事実を隠蔽することを約束し釈放される。
映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』の結末・ラスト(ネタバレ)
イギリスに帰ってきたジョーンズは、ジョージ・オーウェルの名前で小説を書いている作家を紹介される。彼から真実を書くべきだと後押しされたジョーンズは、マスコミに向けてウクライナで起きている飢饉の実情を語る。
デュランティはエイダを呼び出し、ニューヨーク・タイムズ紙向けに、ジョーンズの発言は事実無根だという記事を書かせようとする。エイダはそれを拒否して出ていくが、結局はデュランティの思惑通りの記事が出て、ジョーンズは活動の場を制限される。
ロイド・ジョージに会いに行ったジョーンズは、報道陣に語った発言を取り消すように言われる。しかし真実を報道すべきだと考えた彼は、有力紙のオーナー・ハースト氏に直訴し、ウクライナで餓死者が増加していることを伝える記事を書く。新聞は飛ぶように売れていく。
1935年8月、ジョーンズは満州国での取材中に誘拐され射殺された。デュランティが受賞したピューリッツァー賞は、未だに取り消されていない。
映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』の感想・評価・レビュー
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映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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