この記事では、映画『明日、キミのいない世界で』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『明日、キミのいない世界で』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0054399
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 107分 |
ジャンル | 青春ドラマ |
監督 | HiROKi |
キャスト | そらちぃ 三戸なつめ てつや 小林万里子 |
製作国 | 日本 |
映画『明日、キミのいない世界で』の登場人物(キャスト)
- 柳真斗(そらちぃ / アバンティーズ)
- 田舎町に住むごく普通の高校3年生。父をガンで亡くし、母と妹と3人暮らし。
- 斎藤美月(水戸なつめ)
- 真斗の住む町にやってきた記憶喪失の女性。明るく順応性があり、誰とでも仲良くなれる。
- 青木心平(てつや / 東海オンエア)
- 真斗の親友。お調子者で目立ちたがり屋のユーチューバー。遥に片思いしている。
- 渡瀬遥(小林万里子)
- 真斗の幼なじみの同級生。世話好きでしっかり女子。真斗に想いをよせている。
映画『明日、キミのいない世界で』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『明日、キミのいない世界で』のあらすじ【起】
山と畑にかこまれた田舎町。その町で、柳真斗は母が営む商店を手伝いながら小さな妹と3人で暮らしていた。真斗、真斗の親友の青木心平、そして近所に住む幼なじみの渡瀬遥は、なんとなくダラダラと高校最後の夏を過ごしていた。ある日、母から配達を頼まれた真斗は、バス停のベンチに座り泣いている女性を見かけた。そして、無性にその女性のことが気になったのだった。
真斗は泣かないと決めていた。以前、父が末期のガンだと余命宣告されたとき、最後まで泣かなかった真斗を父は褒めた。それが嬉しかった真斗は、父が亡くなったあとも泣くことはなかった。
高校が夏休みに入るころ、ユーチューブをはじめた心平は髪をオレンジ色に染めた。それから、心平は「一緒にユーチューブの撮影をしよう」と真斗を誘い、2人は町のいたるところを撮影してまわった。心霊スポットや森、いろいろ撮影してみたが、心平はもの足りなかった。2人が森をぬけた先に、古びた神社があった。「これだ!」と興奮した心平がその神社を撮影しはじめると、賽銭箱のうしろから女性が現れたのだった。真斗はすぐに、バス停で泣いていたあの女性だと気づいたが、驚いた心平は気絶した。
真斗は心平と彼女を、心平の父の診療所に連れて行った。なんの質問にも答えないその女性は「記憶がなくて、何も覚えていない」と言った。手がかりを探すため、彼女のポケットに何か入っていないか確認すると、そこにはクシャクシャになった銀行の明細書があった。明細書の印字はうすくなっていたが、名前欄には「ミヅキセイカ」と印刷されていた。それから、行き場のなかった「ミヅキセイカ」は記憶が戻るまでのあいだ、真斗の家に居候することになったのだった。
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映画『明日、キミのいない世界で』のあらすじ【承】
ミヅキは真斗の家で暮らしはじめた。妹のレミともすぐに仲良くなり、商店の手伝いもよくやっていた。真斗もはじめは「俺も男なんだから、同居はまずいだろ」とミヅキを歓迎していなかったが、ミヅキと生活するなかで「このままがいい」と思うようになっていった。
真斗とミヅキは町中をまわり、ミヅキを知る人がいないか聞いてまわった。しかし、ミヅキを知る人は誰もいない。2人はバス停のベンチ座り本を読む男性に声をかけた。その男性もミヅキを知らないと答えたが、楽しそうに話す男性とミヅキの姿を見て、真斗は嫉妬してしまっていた。
一方、真斗に想いをよせる遥は、真斗の家にミヅキが居候していることを心配していた。心平は遥のことが好きだったが、遥が真斗を好きなことを知っていたので、告白出来ずにいたのだった。心平が「ユーチューブで人気になったら、言うこと聞いて」と冗談っぽく言うと「花火大会の日までにチャンネル登録数が1000人を超えたら、なんでも言うこと聞いてあげるよ」と遥は答えた。
真斗とミヅキは、真斗が通っていた小学校に忍び込んでいた。記憶のないミヅキに「思い出がないなら作ろう」と真斗が思い出をプレゼントしたのだ。それから2人の距離はどんどん縮まり、真斗はミヅキを亡き父から教えてもらった高台に連れて行った。そしてその高台を「2人の避難場」と決め「何かあったらここに来よう」と約束した。
映画『明日、キミのいない世界で』のあらすじ【転】
心平は、遥と約束した「チャンネル登録数1000人」を目指して奮起していた。いろいろな企画を撮りユーチューブに投稿していたが、目標の1000人までは全然とどかなかった。心平が父に「何かおもしろいネタはないか?」と相談すると、「新月はすべての超常現象をリセットする」それネタにしたらどうか?と父は言った。
ある日ミヅキは、また同じバス停に座っている男性をみつけた。ミヅキはその男性の横に座り、今もまだ記憶がないことを話した。すると男性はミヅキに「思い出さなくていいこともある。僕はあなたと同じ」と言った。ミヅキは「私のことを知ってるなら教えてほしい」と問いつめると、男性はミヅキの耳元で何かをささやいたのだった。
その日から、ミヅキは真斗をさけるようになった。真斗に隠れて誰かに手紙を書いたり、こっそりあのバス停の男性と会ったりしていた。そして誰にも何も告げず、ミヅキは突然町から姿を消したのだった。
映画『明日、キミのいない世界で』の結末・ラスト(ネタバレ)
ミヅキがいなくなり、真斗、心平、遥はまた以前のような生活に戻っていた。遥はいつもの真斗が戻ってきたようで、少し嬉しかった。
花火大会当日。遥のために身をひいた心平は、真斗と2人で花火大会にいくよう遥に電話した。それから心平は、何気なく見たニュースに驚き、真斗を家に呼んだ。
心平は、真斗にそのニュースを見せた。何台もの車がからんだ玉突き事故のニュース。その事故の死亡者として「ミヅキ」の写真がテレビに映っていたのだ。ミヅキの下には、あのバス停の男性の写真もあった。「ミヅキ」は「斎藤美月」と言う名前で、美月の両親は娘の名前を付けた「美月生花店」を営んでいた。そしてその事故は、ミヅキが真斗の住む町に現れた、3週間前の事故だったのだ。何かのドッキリか?と納得ができない真斗は取り乱し、ミヅキを探しに行くと言った。しかし、遥を想う心平は花火大会に行けと激怒し、2人は喧嘩になってしまう。
心平の家を出た真斗は、ミヅキを探してひたすら自転車をこいでいた。そして、バス停の前であの男性を見つけ自転車をとめた。男性は真斗に「ミヅキさん、約束の場所に行くと言ってましたよ」と伝えると、うすくなりそのまま消えていった。
一方心平は、真斗を待つ遥に会いに行った。そのとき、ユーチューブチャンネル登録数は1,000人を超えていた。真斗が来ないと知っても強がる遥を心平は優しく抱きしめた。
空は暗くなり、新月が顔を出した。今日は、すべての超常現象がリセットするという新月の日だった。真斗が約束の高台に着くと「よくここが分かったね」といたずらっぽく笑うミヅキがいた。ミヅキは真斗に背を向け「生きてるとき、真斗に会いたかった」と言って肩をふるわせた。真斗が「俺だって…」と言いかけたとき、2人の上に大輪の花火があがった。そして花火に照らされた真斗の横顔を見ながら、ミヅキは「さよなら」と笑顔をうかべて消えた。
新月で、ミヅキはリセットされていた。真斗に隠れて書いた手紙が、町の人たちのもとに届く。しかし、誰もミヅキを思い出せなかった。
映画『明日、キミのいない世界で』の感想・評価・レビュー
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映画『明日、キミのいない世界で』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『明日、キミのいない世界で』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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