この記事では、映画『仁義』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『仁義』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0070662
製作年 | 1970年 |
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上映時間 | 123分 |
ジャンル | サスペンス クライム ヒューマンドラマ |
監督 | ジャン=ピエール・メルヴィル |
キャスト | アラン・ドロン イヴ・モンタン ジャン・マリア・ヴォロンテ フランソワ・ペリエ |
製作国 | フランス |
映画『仁義』の登場人物(キャスト)
- コレー(アラン・ドロン)
- マルセイユの刑務所で5年服役し、模範囚となって仮出所しパリへ向かう。警察から逃亡中のヴォーゲルと知り合い、宝石強盗を計画する。
- ジャンセン(イヴ・モンタン)
- ヴォーゲルの昔の仲間で元刑事。アルコール中毒に苛まれ現在は一線を退いている。ヴォーゲルから射撃の腕を買われ、宝石強盗の計画に引き入れられる。
- ヴォーゲル(ジャン・マリア・ヴォロンテ)
- 容疑者としてマルセイユからパリに護送される最中に脱走した逃亡犯。コレー、ジャンセンと共に宝石強盗を企てる。
- マッティ(ブールヴィル)
- ヴォーゲルを護送中に自分の手落ちから脱走を許してしまい、確保に執念を燃やし追跡する刑事。
- サンティ(フランソワ・ペリエ)
- ヴォーゲルやジャンセンの昔の仲間で、ナイトクラブを経営しているギャング。マッティにとっても因縁の仲。
- リコ(アンドレ・エキヤン)
- コレーの昔の仲間。出所したコレーに無理矢理金を奪われ、取り返すために手下を差し向ける。
映画『仁義』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『仁義』のあらすじ【起】
マルセイユ近郊の刑務所。5年間服役していたコレーは、模範囚となって翌日に出所を控えていた。その前の晩、コレーは古顔の看守から宝石強盗の話を持ちかけられる。しかし、他に当てがあったためその場は話を断った。
翌日コレーは出所。その足で昔の仲間であるリコの元を訪れる。コレーは昔リコに貸しがあり、金を要求するが断られる。かつての恋人にも手を出され怒ったコレーは、金庫から大金と拳銃を強引に奪って立ち去った。リコは金を取り戻すべく追っ手を差し向けるが、コレーはそれを振り切り車を調達してパリへ向う。
マルセイユからパリに向かう夜行列車。マッティ警視は容疑者のヴォーゲルを護送中だったが、わずかな隙をついてヴォーゲルが脱走。マッティは列車を止めさせ、ヴォーゲルを追うが撒かれてしまう。マッティは周囲に厳戒態勢を敷き、検問所を配備するよう指示を出す。
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映画『仁義』のあらすじ【承】
コレーがパリへ向かう道中は検問だらけで、警官たちが血眼になってヴォーゲルの行方を追っていた。
コレーは、ドライブインで食事をしようと店に入る。その間に逃亡中のヴォーゲルがやって来て、コレーの車のトランクに潜り込んだ。戻って来たコレーはそのまま車を走らせ、ヴォーゲルは検問を突破することに成功する。コレーはヴォーゲルの存在に気付いていたが、検問で密告しなかった。
その後、ヴォーゲルから事情を聞いたコレーは、彼をパリに同行させることにする。そこへ、コレーを追って来たリコの手下達が現れ、金を奪い返えされそうになる。すると、トランクに潜んでいたヴォーゲルが出てきて手下達を射殺し、コレーはどうにか九死に一生を得る。しかし、銃撃戦のせいで札束が血まみれになり、使い物にならなくなってしまった。やむを得ず、二人は札束を捨ててその場を去る。
二人が去った後、マッティら警察が現場にやって来る。ヴォーゲルの行方と関連があると睨んで、マッティは事件の捜査を開始する。
映画『仁義』のあらすじ【転】
パリに着いたものの、金を失ってしまったコレー。そこで、看守が言っていた宝石強盗の件を思い出し、ヴォーゲルに話を持ちかけた。宝石店の厳重な警備を突破するためには、もう1人仲間が必要と考えたヴォーゲル。そこで、知り合いで元警官のジャンセンを仲間に引き入れることを提案し、二人は彼の元に向かう。
ジャンセンは凄腕の射撃手だったが、アルコール中毒で一線を退いていた。ブランクはあるものの、金に困っていたジャンセンはコレー達の依頼を引き受ける。そして早速、宝石店を下見し、店の構造や警備システムを確認。特殊な弾丸を作り始め、準備を進める。
数日後、計画通り宝石店に忍び込んだ三人。ジャンセンが巧みな射撃術で警備を無効化すると、コレーとヴォーゲルが店中の宝石を袋に詰め込んだ。警備員が防犯ブザーを鳴らすが、三人は通報を受けた警察がやって来る前に逃走した。
コレーは盗んだ宝石を持って故買屋の元を訪れる。しかし、「新聞で報じられて騒ぎになっているので、すぐには買い手がつかない」と取引きを断れられてしまう。そこでジャンセンは、昔馴染みで経営者のサンティの名前を出し取引きの打診を提案する。
映画『仁義』の結末・ラスト(ネタバレ)
サンティと取引きをするため、コレーは彼の経営するナイトクラブを訪れる。すると、現れたのはサンティではなく、彼の知り合いだという別の故買屋だった。その男は慎重に取引しようと言って、別の取引場所の地図を渡して来る。
ヴォーゲルを家に残して取引場所にやって来たコレーとジャンセン。二人は再び故買屋に接触するが、何と故買屋の正体は変装したマッティだった。
マッティは既にサンティに接触し、ヴォーゲルの情報を提供するよう要求していたのだ。当初「警察のイヌにはならない」とサンティは拒否していた。しかしマッティが、麻薬所持の罪をでっち上げサンティの息子を逮捕。息子を人質に取られた形となり、サンティは警察に協力せざるを得なくなってしまったのだった。
コレーの話を聞いて不審に思ったヴォーゲルも駆け付けたが、時既に遅し。三人は待ち構えていた警官隊との銃撃戦の末、全員射殺されてしまった。マッティは自分が仕留めたのが、かつての同僚だったジャンセンと知り呆然とする。
現場にやって来た監査局長は「人は皆、罪人だ」とマッティに声を掛ける。マッティはやり切れない思いで現場を後にするのだった。
映画『仁義』の感想・評価・レビュー
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映画『仁義』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『仁義』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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