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映画『軽蔑(1963)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『軽蔑(1963)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『軽蔑(1963)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『軽蔑(1963)』の結末までのストーリー
  • 『軽蔑(1963)』を見た感想・レビュー
  • 『軽蔑(1963)』を見た人におすすめの映画5選

映画『軽蔑(1963)』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0052948

製作年 1963年
上映時間 103分
ジャンル ヒューマンドラマ
恋愛
監督 ジャン=リュック・ゴダール
キャスト ミシェル・ピッコリ
ブリジット・バルドー
ジャック・パランス
フリッツ・ラング
製作国 フランス
イタリア

映画『軽蔑(1963)』の登場人物(キャスト)

カミーユ・ジャヴァル(ブリジット・バルドー)
脚本家であるポールの美しく若き妻、元タイピスト。
ポール・ジャヴァル(ミシェル・ピッコリ)
劇作家・脚本家。カミーユの夫。
ジェレミー・プロコシュ(ジャック・パランス)
アメリカ人の敏腕プロデューサー。腕のいいポールに脚本の書き直しを依頼する。
フランチェスカ・バニーニ(ジョルジア・モル)
プロコシュの秘書兼通訳。
フリッツ・ラング(本人)
プロコシュとともに仕事をする映画監督。

映画『軽蔑(1963)』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『軽蔑(1963)』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『軽蔑(1963)』のあらすじ【起】

脚本家のポールと元タイピストの妻カミーユは、言葉を交わしながらも、淡々とした夫婦生活を送っていた。
ある日、ポールはアメリカ人プロデューサーのプロコシュに脚本修正を頼まれたため、1人映画スタジオを訪れた。プロコシュは監督フリッツ・ラングの新作である「オデュッセイア」が一般受けしない内容であるため、腕のいいポールに脚本の修正を依したのだった。愛妻カミーユのために、最近新しい家を購入したポールは、そのローン返済のためにプロコシュの依頼を引き受けることにした。

ポールはプロコシュや監督ラング本人とともに「オデュッセイア」を見終わると、スタジオの外で妻のカミーユと落ち合った。その場にいたプロコシュは、一目見た若く美しいカミーユに惹かれ、2人を自宅へ招待する。

しかし車は2人乗りだったため、プロコシュはカミーユだけを車に同乗させ、ポールにはタクシーで来るように告げた。彼女は戸惑ったが、ポールはそれを承諾し、プロコシュはカミーユだけを車に乗せ走り去ったのだった。

映画『軽蔑(1963)』のあらすじ【承】

ポールが遅れて、プロコシュの自宅に到着すると、カミーユはとても不機嫌になっていた。
そんな中、プロコシュは「オデュッセイア」の撮影現場であるカプリ島へカミーユを誘う。しかし彼女は「ポールが決めることだ」と返す。

2人の自宅へ戻ってからも、カミーユの不機嫌な態度は変わらず、ポールが理由をきいても返事はない。いらだったポールは彼女に手を上げてしまう。すぐに謝るものの、彼女に「寝室は別にする」と告げられる。

ポールはしつこく不機嫌の理由を問うと、カミーユは「もうあなたを愛していないわ。軽蔑している、それが理由よ」と告げた。しかしその意味がわからないポールは困惑する。

映画『軽蔑(1963)』のあらすじ【転】

時は経ち、結局ポールとカミーユはでカプリ島を訪れることになったが、あいかわらずカミーユの態度は変わることはない。

ポールとカミーユは、プロコシュ、ラングと共に船上の撮影に同行していた。するとプコロシュは、「一緒に別荘に戻らないか」とカミーユを誘った。カミーユは「ポールも一緒に」と言ったが、プロコシュは「ポールはラングと仕事の話をするから」と告げる。カミーユは戸惑うが、ポールは「そうすればいいじゃないか」と言い、2人を送り出した。

ポールは映画についてラングと論議していた。そのうちに、カミーユの「あなたを軽蔑している」という言葉を思い出す。

別荘に戻り、カミーユを探していたポールだが、プロコシュとカミーユがキスしているのを目撃してしまう。それをきっかけに、ポールはプロコシュに脚本修正の仕事を断ると言い出した。

映画『軽蔑(1963)』の結末・ラスト(ネタバレ)

プロコシュとカミーユのキスを目撃された翌日。カミーユは「ローマで1人暮らしをする」と書き置きを残し、プロコシュの車でカプリ島を脱出してしまった。

プロコシュはガソリンスタンドに立ち寄り、給油をしながらカミーユに尋ねた。「ローマではなにをする?」。カミーユは「タイピストになるわ」と答え、再び車に乗り込んだ。

ポールがカミーユの書き置きを読んでいたころ、ハイウェイで派手な衝突事故が起きていた。大型車にぶつかり大破してしまったスポーツカーには、血まみれの男女の死体があった。
それはプロコシュとカミーユの変わり果てた姿であった。

愛する妻の事故死を知ったポールは、撮影現場を後にして島を去った。そんな中、ラングは淡々と「オデュッセイア」の撮影を続ける。

映画『軽蔑(1963)』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

夫婦関係がゆっくりと崩壊していく様子が、これほど静かで冷酷に描かれる作品は珍しいと感じました。カミーユがポールに対して「軽蔑している」と言い切る瞬間は衝撃的で、それまでの微妙な違和感が一気に形になる構成が見事です。ラストの事故死も唐突で、人生の無常さが突きつけられるようでした。(30代 男性)


最初は何気ない夫婦の会話に見えるのに、次第に空気が変わっていく過程が怖かったです。カミーユの心が離れていく理由が明確に説明されないからこそ、余計にリアルに感じました。ラストの事故による突然の終わり方は、救いがないけれど印象に強く残ります。(20代 女性)


映画制作の裏側と夫婦関係の崩壊が重ねて描かれている点が興味深かったです。ポールが仕事のために妥協する姿が、カミーユの失望に繋がっていく構図が非常に皮肉的でした。最終的にすべてが取り返しのつかない形で終わるのが印象的です。(40代 男性)


会話劇のようでありながら、感情の変化が細かく表現されている作品でした。カミーユの態度が徐々に冷たくなっていく過程がリアルで、観ていて居心地の悪さを感じます。ラストの事故は突然すぎるものの、それがこの作品の無情さを象徴しているようでした。(30代 女性)


色彩や構図が非常に美しく、視覚的にも楽しめる作品でした。ただし内容はかなり重く、夫婦のすれ違いがどんどん深刻になっていくのが辛いです。カミーユがポールを拒絶する理由が曖昧なまま進むのが逆にリアルで印象的でした。(20代 男性)


人間関係の脆さがここまで冷静に描かれているのが印象的でした。愛情が消える瞬間というものは明確ではなく、気づいたときには取り返しがつかない状態になっている。その怖さをこの作品は見事に表現していると思います。ラストの虚しさも含めて強烈でした。(50代 女性)


静かな映画ですが、内面の葛藤が非常に強く伝わってきます。ポールの優柔不断さと、カミーユの決定的な拒絶が対照的で、関係の破綻が避けられないものに見えました。ラストの展開は唐突ですが、それが逆に現実的でもあります。(30代 男性)


観ていて心がざわつく作品でした。大きな事件が起きるわけではないのに、会話や視線のやり取りだけで関係が壊れていくのが伝わってきます。最後の事故はショックでしたが、それまでの積み重ねを考えると納得できる終わり方でもありました。(20代 女性)


この映画は感情の断絶を描くことに徹していると感じました。カミーユの心が離れていく過程が非常に静かで、その分だけ重く響きます。ポールが何もできないまま関係が終わってしまうのが切なく、ラストの無常さが強く印象に残りました。(40代 男性)


愛が終わる瞬間をここまで冷静に描いた作品は珍しいと思います。カミーユの変化は突然のようでいて、よく見ると積み重ねがあることが分かります。最後にすべてが終わってしまう展開は悲しいですが、どこか美しさも感じられる作品でした。(10代 女性)

映画『軽蔑(1963)』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『軽蔑(1963)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

勝手にしやがれ

この映画を一言で表すと?

自由と愛がすれ違う、フランス映画の革新を象徴する一本。

どんな話?

自動車泥棒の男と、アメリカ人女性との関係を軸に、逃亡生活と恋愛が交錯していく物語。男は自由に生きることを望み、女は彼との関係に揺れながらも距離を取ろうとする。二人の価値観の違いが徐々に浮き彫りになり、やがて決定的な別れへと向かっていく。

ここがおすすめ!

軽蔑(1963)と同様に、男女のすれ違いや感情の断絶を描いた作品。自然な会話や即興的な演出がリアルな関係性を際立たせ、恋愛の不確かさを感じさせる。シンプルな物語ながら、余韻の残るラストが印象的で、フランス映画の魅力を堪能できる。

去年マリエンバートで

この映画を一言で表すと?

記憶と現実が交錯する、幻想的で謎に満ちた映像詩。

どんな話?

豪華なホテルを舞台に、ある男が女性に対して過去に会ったと主張し、関係を思い出させようとする。しかし女性はそれを否定し、記憶と現実の境界が曖昧になっていく。時間や出来事の連続性が崩れ、観る者に解釈を委ねる構造となっている。

ここがおすすめ!

軽蔑(1963)のように、感情や関係性を明確に説明しないスタイルが魅力。映像美と静謐な空気が独特で、観る者の想像力を刺激する。物語よりも感覚や雰囲気を重視した作品を好む人に特におすすめ。

パリ、テキサス

この映画を一言で表すと?

失われた関係を静かに見つめ直す、深い余韻を残す人間ドラマ。

どんな話?

長い間失踪していた男が家族のもとへ戻り、過去の関係と向き合う物語。息子との再会や妻との再会を通じて、彼は自分の過去を見つめ直していく。言葉少なな展開の中で、感情の機微が丁寧に描かれる。

ここがおすすめ!

軽蔑(1963)と同じく、言葉では語りきれない人間関係の距離感が魅力。静かな演出と長回しによって、登場人物の内面が深く伝わってくる。ラストの対話シーンは特に印象的で、観終わった後に強い余韻が残る。

愛のコリーダ

この映画を一言で表すと?

愛と執着が極限まで高まる、衝撃的で官能的なドラマ。

どんな話?

実在の事件をもとに、男女の関係が次第に激しく、そして異常な方向へと進んでいく様子を描く。互いへの執着が強まるにつれて、社会から孤立し、関係は破滅へと向かっていく。

ここがおすすめ!

軽蔑(1963)のように、愛の変質や人間関係の崩壊をテーマにしている点が共通している。極端な形ではあるが、感情の深さと危うさを強烈に描いており、観る者に強い印象を残す作品。

結婚哲学

この映画を一言で表すと?

愛と結婚の現実を鋭く描いた、繊細で知的な人間ドラマ。

どんな話?

結婚生活に疑問を抱く女性と、その周囲の人間関係を通じて、愛や自由の意味を問い直す物語。理想と現実のギャップに悩む姿が描かれ、関係の変化が静かに進行していく。

ここがおすすめ!

軽蔑(1963)と同様に、男女関係の本質に迫るテーマが魅力。大きな事件は起きないが、会話や表情から関係の変化が伝わってくる。現実的でありながら哲学的な視点もあり、じっくりと味わいたい作品。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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