映画『リトルフット3 いんせきに気をつけろ』の概要:1989年に作られた恐竜アニメ作品のシリーズ3作目にあたる。ある日恐竜達が平和に暮らす「みどりの谷」に隕石が落ちてきた、飲み水がなくなるピンチにリトルフット達は仲間と水を探しに行く。
映画『リトルフット3 いんせきに気をつけろ』 作品情報
- 製作年:1995年
- 上映時間:71分
- ジャンル:アクション、アニメ
- 監督:ロイ・アレン・スミス
- キャスト:スコット・マカフィー etc
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映画『リトルフット3 いんせきに気をつけろ』 評価
- 点数:75点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★☆☆☆
- 設定:★★☆☆☆
[miho21]
映画『リトルフット3 いんせきに気をつけろ』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『リトルフット3 いんせきに気をつけろ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『リトルフット3 いんせきに気をつけろ』 あらすじ【起・承】
リトルフットはまだ小さなブロントザウルスの子供。
祖父祖母に慈しまれながら、仲間のセラ、ピートリー、ダッキー、スパイクや他の草食恐竜達と平和に暮らしていた。はしゃいでいるある日、隕石の落下に襲われる。
リトルフットを始め、セラ達は慌てて逃げる。隕石から無事に逃げ、また皆で過ごすリトルフット達だが、ゆたかな「みどりの谷」の滝の水が渇いてしまう。
滝の水の流れが止まった事で、大人達は緊急の話し合いを始める。
水不足を心配した大人恐竜達は、このまま水の流れが滞るままならこの地を出なければならない、飲み水や水の使用の制限を決める。
しかし、普段の水の使い方で揉め始めた際に、いじめっこのヒプに絡まれた事でリトルフットは無駄に水に突っ込んでしまう。
こんな非常時に大事に水を使わないなんてしつけがなっていない!と罵られ、子供同士の交流さえ咎められるリトルフットと仲良しのセラ。
2度と一緒に遊んではならない、仲を禁止され反抗するセラだが、父親の言い分に逆らえず渋々帰宅する。
映画『リトルフット3 いんせきに気をつけろ』 結末・ラスト(ネタバレ)
眠い中起こされたリトルフットは朝露目当てで早めの食事へと出かける。しかし葉っぱが乾いていてしまい、なかなか水は飲めない。
祖父母達は、谷の水は益々乾きつつあり、このままでは火事も起こる危険性があると説明する。
時間交代制で水を飲む決まりにしている中、見張り役に務めるセラのパパ。
茂みの奥まで進むと少し緑の茂る場所を見つけ喜んで食べるリトルフット達だが、葉っぱは乾いて美味しくない。
乾いた葉を食べた事で喉が渇いたリトルフットは、子供なら時間制限も厭わないだろうと水を飲みに戻る。
しかし、セラのパパに責められ、また大人達は言い争いに。父の目を盗み集まったセラやリトルフット達は皆で水を探しに行く。
水を見つけ味わいはしゃぐリトルフット達は懲りずに絡んでくるヒプ達から逃げる内に、滝が止まった原因の崩れた岩を見つける。大人達に知らせる為に急ぐが、乾燥した空気で火事が発生。
皆で逃げ、別行動をとったセラのパパとセラを救う事で和解したリトルフット達。燃え跡を前に落ち込むが、水を見つけた谷に向うが、肉食恐竜に見つかってしまう。
子供達を逃がし応戦する大人達だが、地震による崖崩れで大人達は気絶してしまう。
危うく襲われてしまう所で崖から岩を落とし、子供達は大人達を助けようとする。落とした岩が弾みで土砂崩れが起き、土石流となり肉食恐竜を撃退。
そのまま水が流れ出しまた地は潤いを取り戻すが、恐竜達は緑を求めて移動して生きていく事になる。
映画『リトルフット3 いんせきに気をつけろ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『リトルフット3 いんせきに気をつけろ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
初見でもすんなり観られる
もともとは、スティーヴン・スピルバーグと、ジョージ・ルーカスによる製作の総指揮によるアニメで、本来はシリーズとして最初からこの作品を知っている人には愛着が高いものになっている。
各恐竜達キャラクターの性格や役割がきちんと確率されているので、どのキャラクターも魅力があり可愛さがあるのだ。
逆に、この作品自体を知らずに初めて観る人でも、すんなり頭に入ってくる内容である。
「いんせきに気をつけろ」と言うタイトルだが、隕石自体は少しだけ、逃げる事も一瞬。
今回の映画の8割以上は、いんせきの影響によって皆のオアシスであった「みどりの谷」の枯渇による水不足問題である。
恐竜アニメ映画だが、内容自体は人に置き換えても他人事ですまない切なさがある。
豊かな生活が危ぶまれてしまうと言う危機に、どう周りと関わり、自分はどんな行動をとっていくかを考えさせられる。
喧嘩腰でも心地が悪くない
また、リトルフットのぶれない仲間との関係も、無邪気な様に見えて芯の硬さが、一概に「アニメ」「子供向け」とは言い切れない。
見所は、セラがセラのパパと山火事から逃げるシーン。
火の燃え移り方の表現が、丁寧だと感じられるゆえに煙や火の勢いがリアルで、助かるであろうとわかってはいるのに手に汗を握ってしまう。
少しギスギスする様な内容の部分は、オペラ風味に恐竜が歌ってセリフを話すので、内容や言葉の重さが少し和らいでいるのはさすがだと思う。
普通の喧嘩の様に言い争いにならず、歌いながらの状況説明は子供と一緒に観ても安心出来る。
映画『リトルフット3 いんせきに気をつけろ』 まとめ
主人公リトルフットの登場の前に、丁寧な恐竜の起源についての解説がある為、この作品自体を知らない人でもすんなり観る事が出来る丁寧な作りとなっている。
また、子供向けアニメと一概には言う事が出来ない。
水不足に悩む恐竜達の状況は、何かピンチに陥った場面では人間社会でも反映出来る内容であるので、辛辣さも感じる。
しかし1番に製作サイドが訴えたかったのは、皆との「絆」「助け合い」「分かち合う心」であろう。
1995年の映画だが、恐竜達の暮らす景色の彩りや、火の燃え伝わり方などの自然表現が見事なので、充分大人向けと思って見るべき作品である。
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