この記事では、映画『ウィッシュ・ルーム』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ウィッシュ・ルーム』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0053694
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 99分 |
| ジャンル | サスペンス |
| 監督 | クリスチャン・ヴォルクマン |
| キャスト | オルガ・キュリレンコ ケヴィン・ヤンセンス ジョシュア・ウィルソン ジョン・フランダーズ |
| 製作国 | フランス ルクセンブルク ベルギー |
映画『ウィッシュ・ルーム』の登場人物（キャスト）
- ケイト（オルガ・キュリレンコ）
- 夫のマットと一緒に、片田舎にある古い一軒家に引っ越した若い女性。
- マット（ケヴィン・ヤンセンス）
- ケイトの夫。
- ジョン・ドウ（ジョン・フランダーズ）
- ケイトとマットが引っ越した家で、以前殺人を起こした身元不明の男。
- シェーン（少年時：ジョシュア・ウィルソン / 青年時：フランシス・チャップマン）
- 引っ越した家で、ケイトとマットが授かった子供。
映画『ウィッシュ・ルーム』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ウィッシュ・ルーム』のあらすじ【起】
若い夫婦のマットとケイトは、都会の喧騒を離れ、ニューヨーク市内から郊外にある古い一軒家に引っ越す。長年買い手がつかなかったらしい家の中には古い家具などが積まれていて、2人はまず家の中の片づけを始める。
マットは古い家具を家の外に運び出している時、十字型のカギを見つける。最初は何のカギかわからなかったが、家具が積まれていた廊下の壁紙が、何かを隠すように後から貼られたものだと気付く。マットが壁紙を剥がしてみると、古めかしい作りの扉が現れ、中央に十字型のカギを差し込む穴が開いていた。
マットはケイトと共にカギを使って扉を開けてみるが、中には家具も窓もない殺風景な部屋があるだけだった。しかし何もないこの部屋は、望みを口にすればそれが現実化する魔法の部屋、「ウィッシュ・ルーム」だった。
それに気付いたマットもケイトも、現金や高価な服、食事や酒などを次々に出現させ、家の中で贅沢三昧の日々を送り始める。そして流産を経験していたケイトは、ウィッシュルームで赤ん坊が欲しいと願い、部屋の中に赤ん坊が出現する。
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映画『ウィッシュ・ルーム』のあらすじ【承】
マットは物品ではなく人の命を作り出したケイトを責めるが、やはりマットにも赤ん坊は可愛く思え、2人は男児の赤ん坊をシェーンと名付け、育て始める。しかしマットは家の電気工事に来た技師から、前に住んでいた者が殺されたらしいと聞き、その事件について調べ始める。
何十年も前にこの家に住んでいた夫婦は、ジョン・ドウ（＝身元不明者）という青年に殺されていた。その犯人が精神病院に収容されているとわかり、マットは犯人に会いにいくことにする。マットが精神病院で犯人に面会すると、犯人は「お前が来るのを待っていた」と語り、「手遅れにならないうちに、家を出た方がいい」とマットに忠告する。
マットは家に帰る途中、ガソリンスタンドで代金を払おうとして、ポケットに入れていた金が灰になっていることに気付く。家に帰ったマットが、部屋で出現させた金や物品を家の外に出してみると、あっという間に劣化して灰になってしまった。そこでケイトがシェーンを抱いて外に散歩に出かけると、着ていたベビー服は灰と化し、シェーンは数分の間に7～8歳の少年に成長してしまう。
映画『ウィッシュ・ルーム』のあらすじ【転】
マットとケイトは少年になったシェーンを家の中に連れ込み、それ以降は家から出さないよう注意を払いながら、2人でシェーンに教育を始める。しかし家の外に出ることを禁じられたシェーンは、秘密にされていた「望みの叶う部屋」の存在に気付き、部屋の中に「虚構の森」を作り出す。
何もない部屋の中に、果てしなく続く森林を作り出した子供の想像力にマットは怯え、猛獣などを生み出したら大変だと、それきり部屋を封印する。そこで病院のジョン・ドゥからマットに電話が入る。実はジョン・ドゥも、ウィッシュルームで生まれた子供だった。
ジョン・ドゥは虚構の存在が生き延びるには、創造主を殺すしかない、つまり「親を殺す」しかないと語る。かつて家で死んだ夫婦は殺されたのではなく、ウィッシュルームで生まれた子供を生かすため、自ら死を選んだのだった。
マットは事情を知ったケイトと話しあい、その夜２人は不安を抱えながら激しく抱き合う。それを覗き見ていたシェーンは、次の日家の外に出ると、自分の身体を20歳ほどの青年にまで成長させる。
映画『ウィッシュ・ルーム』の結末・ラスト（ネタバレ）
シェーンはマットが隠し持っていた拳銃を持ち出し、自由が欲しいとマットとケイトを脅し始める。マットはシェーンの拳銃を奪おうともみ合いになり、ケイトは突き飛ばされて気を失う。ケイトが目を覚ますと、マットはシェーンを「外へ出した」と語る。
シェーンが灰になってしまったと聞いて悲しむケイトを、マットは抱き寄せて慰めるが、ケイトはそれがマットではなく、ウィッシュルームでマットに姿を変えたシェーンだと気付く。ケイトはシェーンを拒絶するが、シェーンはケイトを押し倒し、強引に犯し始める。
そこに「本物のマット」が現れ、ケイトは2人のマットに挟まれて戸惑うが、自分を特別な呼び名で呼んだ方が本物だと悟り、偽物のマットから逃げ出す。偽物はシェーンの姿に戻って2人を追うが、マットはシェーンを家の外におびき出し、ケイトは内側からカギをかける。
シェーンは家の庭で見る見るうちに老化し、その場で灰となってしまう。2人は家を離れる決意を固め、モーテルに宿を取るが、ケイトはその宿で自分が妊娠している＝シェーンとの子供を宿していることに気付くのだった。
映画『ウィッシュ・ルーム』の感想・評価・レビュー
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映画『ウィッシュ・ルーム』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ウィッシュ・ルーム』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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