映画『狼男たちの挽歌・最終章』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『狼男たちの挽歌・最終章』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『狼男たちの挽歌・最終章』の作品情報
映画『狼男たちの挽歌・最終章』の登場人物（キャスト）
映画『狼男たちの挽歌・最終章』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『狼男たちの挽歌・最終章』の感想・評価・レビュー
映画『狼男たちの挽歌・最終章』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『狼男たちの挽歌・最終章』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0012179

製作年	1989年
上映時間	111分
ジャンル	アクション
監督	ジョン・ウー
キャスト	チョウ・ユンファダニー・リーサリー・イップケネス・タン
製作国	香港

映画『狼男たちの挽歌・最終章』の登場人物（キャスト）

ジョン（チョウ・ユンファ）: 孤高の殺し屋。仕事の現場にいた歌手のジェニーを誤って撃ち視力を奪ってしまう。罪悪感から彼女を見守り償っていくことを決意する。淡々と任務を遂行する暗殺のプロだが、義理堅く情が深い。
リー（ダニー・リー）: 刑事。時に暴走して捜査に支障を及ぼすので、上層部から睨まれている。護衛を任されていた要人をジョンに暗殺され、彼を追う内に不思議な友情が芽生える。
ジェニー（サリー・イップ）: ラウンジで歌っている歌手。ジョンの誤射によって視力を失ってしまうが、素性を隠し彼女を見守るジョンに惚れ恋仲になる。
フォン（ポール・チュウ・コン）: ジョンの友人。ジョンと同じく殺し屋だが、かつて仕事で右手を負傷したため今は依頼の仲介人をしている。
ツァン（ケネス・ツァン）: リーの同僚の刑事。時に無茶をするリーのことを最も理解している良き相棒。
ホイ（シン・フイオン）: 狡猾な組織のボス。フォンを介してジョンに敵対組織の幹部暗殺を依頼する。経営者で父親のウォンも実は裏家業の大物。

映画『狼男たちの挽歌・最終章』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『狼男たちの挽歌・最終章』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『狼男たちの挽歌・最終章』のあらすじ【起】

香港。雨が降り頻る夜、殺し屋のジョンは仲間のフォンから暗殺の依頼を受ける。ジョンはこの仕事を最後に足を洗い、堅気の生活を送ると決めていた。

フォンから依頼を受けた人物がいるクラブに足を運んだジョンは、難なくターゲットを仕留める。しかし、護衛の反撃に遭い激しい銃撃戦になる。応戦しようとジョンが放った銃弾が、誤ってクラブの歌手のジェニーに当たり、彼女は両目に大怪我を負ってしまう。また、ジョン自らも背中に銃弾を受け傷を負う。

教会へ戻ったジョンは、背中の弾丸を摘出してもらう。一方、病院に運び込まれたジェニーは角膜損傷の診断を受け、ほとんど何も見えない状態になってしまう。刑事のリーとツァンは、クラブを襲撃したのは誰かジェニーに事情を聞くが、彼女は目が見えなくなったことにショックを受けてそれどころではなかった。

ジェニーの目を撃ってしまったことに責任を感じたジョンは、その後クラブに通いジェニーの様子を見守っていた。ある夜、ジェニーが帰り道で暴漢に襲われそうになり、ジョンは彼女を助ける。ジョンはやはり正体を明かさず、「君のファンだ」と言って家まで送り届けた。

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映画『狼男たちの挽歌・最終章』のあらすじ【承】

ジョンはジェニーに角膜手術を受けさせるため、今度こそ最後と決め新たな仕事の依頼を受ける。フォンから提示された次なるターゲットは、経営者のウォン・トンユンという人物だった。彼は表向きは実業家だが、裏では麻薬シンジケートのボスだった。

ボートレースイベントの開幕式に出席するウォン。イベントが始まったところで、ジョンはウォンを狙撃して殺害し、そのままボートで逃亡を図る。ウォンの護衛を任されていたリーとツァンは、すぐにジョンを追跡する。

刑事二人の追撃を躱したジョンが陸に上がると、待ち伏せしていた刺客に銃撃され撃ち合いになる。近くで遊んでいた少女が巻き添えになって被弾し、ジョンは刺客を片付けたあとで少女を病院へ連れて行く。その後、すぐにリーとツァンもやって来てジョンを追い詰める。ジョンは少女の命が助かったことを確認し、二人を振り切って逃げた。

フォンは殺しの依頼主であるホイに、ジョンは警察に顔を見られたので殺せと脅される。長年仕事をしてきた仲間を裏切ることはできないため、フォンは返答に窮する。しかし、結局ホイに押し切られる形で承諾させられる。

映画『狼男たちの挽歌・最終章』のあらすじ【転】

ジョンとツァンは、ジェニーとジョンが必ず接触するはずだと考え、ジェニーのアパートに向かうことにする。

ジョンの自宅に報酬の受け渡しでフォンがやって来るが、札束は紙切れだった。フォンはジョンを殺そうとするが、見抜かれており失敗する。フォンはジョンに謝り、ホイの策略だと告げる。フォンがしくじったため、ホイは新たに殺し屋を雇い再びジョンを狙う。

ジェニーのアパートで待ち構えていたリーと、やって来たジョンが鉢合わせ互いに銃を向け合う。ジェニーを不安にさせないため二人は咄嗟に「友達だ」と嘘をついて話を合わせた。ジェニーに気付かれないように、ジョンは隙を見て逃亡する。

リーはジェニーに、「ジョンは殺し屋で、あなたの目を撃ったのも彼だ」と本当のことを教える。ジェニーはショックを受けるが、警察へ協力することを了承する。

映画『狼男たちの挽歌・最終章』の結末・ラスト（ネタバレ）

警察はジェニーをおとりにしてジョンを誘き出そうとするが、フォンの協力によってジョンはジェニーを連れ出して逃亡する。

リーはジョンの潜伏先を突き止めるが、そこへホイの手下が襲撃を掛けて来た。リーはジェニーを守るため、已む無くジョンに加勢する。リーの協力もあり何とかその場を逃れることができた。敵対していた二人はお互いを理解し、認め合うようになる。ジョンとリー、ジェニーはひとまず教会に身を潜めることにした。

ジョンに報酬を支払うようフォンはホイに頼みに行くが、袋叩きにされる。それでも命懸けでホイに食らいつき、力ずくで金を奪って教会で待つジョンに報酬を渡すことができた。しかし、重傷を負い苦しむフォンは、ジョンに殺してくれと懇願する。仕方なくジョンは引き金を引き、彼を楽にしてやった。

フォンを追ってホイとその一味が教会にやって来て銃撃戦が始まる。ホイはジェニーを人質に取りジョンとリーに降参を要求する。一瞬の隙をつきジョンは反撃を試みるが、ホイの銃弾が両目を直撃し命を落とす。駆けつけた警察に投降しようとするホイを、リーは躊躇なく撃ち殺した。リーはジョンの名を呟きながら、無念の表情を浮かべるのだった。

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