この記事では、映画『スパイの妻 劇場版』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『スパイの妻 劇場版』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0051137
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 115分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | 黒沢清 |
キャスト | 蒼井優 高橋一生 東出昌大 坂東龍汰 |
製作国 | 日本 |
映画『スパイの妻 劇場版』の登場人物(キャスト)
- 福原聡子(蒼井優)
- 福原優作の妻。上品であまり優作の仕事には口出しをしてこなかったが、スパイの妻になったことをきっかけに積極的に行動するようになっていく。
- 福原優作(高橋一生)
- 聡子の夫。福原物産を経営している。世論が統制されていく戦時中でありながら、自分の目で見たものと自分が正しいと思うものを信じる強さを持つ。
- 竹下文雄(坂東龍汰)
- 福原物産で働く社員。優作と満州を訪れたことをきっかけに、自分の使命を見出す。自分の信念を貫き通す強さを持っている。
- 津森泰治(東出昌大)
- 聡子の幼馴染。神戸憲兵分隊の分隊長として国のために従事する。密かに聡子に思いを寄せていながら、夫の優作を危険人物とみなしている。
映画『スパイの妻 劇場版』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『スパイの妻 劇場版』のあらすじ【起】
1940年、神戸でイギリス人のドラモンドという人物が逮捕された。津森泰治はその日、幼馴染である聡子の夫・福原優作が営む福原物産を訪れた。分隊長として神戸憲兵分隊に赴任した挨拶と、ドラモンドの友人である優作に警告するためだった。優作は商人であるドラモンドがスパイであるはずがないと笑い飛ばした。
後日優作はドラモンド釈放の手引きをし、釈放されたドラモンドは福原家に感謝し、上海へと渡った。大陸を見ておきたいという優作は、文雄とともに満州へ渡った。
留守中、聡子は自然薯を取りに山に行った際、泰治にばったり会う。福原家に招かれた泰治は、皆が洋装で海外もののウィスキーを飲む福原家に、世間の目が厳しくなること告げた。
予定より2週間遅れて帰国した優作と文雄だったが、聡子は二人が一人の女を連れて帰国していたことに気づかなかった。暮れの福原物産の忘年会では、優作が聡子や文雄と制作した映画が上映された。その後、文雄は有馬温泉の旅館たちばなにこもって小説を執筆したいという理由で、退職することを告げた。
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映画『スパイの妻 劇場版』のあらすじ【承】
聡子は泰治に呼び出され、旅館たちばなの仲居が殺害され文雄が犯人ではないかと疑われていることを伝えた。さらに、殺された仲居を満洲から連れてきて仲居の仕事をさせたのは優作であることを伝えた。聡子は帰宅した優作を問い詰めるが、優作は自分を信じてほしいと伝えるだけだった。
疑いが晴れない聡子は、旅館たちばなの文雄の元を訪れた。げっそりとした文雄は、ある包みを優作に渡すように頼んだ。中身は見ずに「翻訳が終わった」と伝えることを依頼するも、我慢できなかった聡子は中身を見てしまう。問いただされた優作は、満州で死体の山を目撃し、それが関東軍の細菌戦研究の犠牲者であることを告白する。優作が連れ帰った女性は、それを告発しようとして殺害された医師の恋人であった。翻訳された証拠をアメリカで公表しようと画策する優作のことを聡子は売国奴だと罵るが、優作は自分の正義のために戦う決意をしていた。
映画『スパイの妻 劇場版』のあらすじ【転】
優作が出張に出かけている隙に、聡子は会社から証拠のノートとフィルム缶を盗んだ。泰治のもとを訪れた聡子は、中居を殺したのは旅館の主人であったと知らされるが、証拠のノートを泰治に渡した。
ノートがなくなったことに気づいた優作は、参考人として憲兵に連行され、逮捕された文雄が拷問されスパイ活動を自白したことを知らされる。優作は聡子を密告者と責め立てるが、聡子は文雄が優作を売らないとわかっており、優作を守るためにした行動だった。渡したノートは原本であり、英訳と証拠を映したフィルムはまだ手元にあったのだった。
石油の輸出禁止により、二人がアメリカに行く方法は亡命のみになった。結婚記念日という名目で二人は現金を貴金属や腕時計に変え、出国の準備を進めた。優作は、上海を経由する必要があるため聡子と別行動することを提案する。一人での行動を不安に感じ嫌がる聡子に対し、優作は離れていても心まで離れるわけではないと説得した。
映画『スパイの妻 劇場版』の結末・ラスト(ネタバレ)
神戸港で貨物船のコンテナに身を隠す聡子だったが、憲兵隊がやってきて聡子の居場所がばれてしまう。泰治は密航の通報を受けたが、密航者は優作ではないかと疑っていたこと、そして聡子のしたことは死刑に値すると告げる。
聡子が持っていたフィルムが上映されるが、中身は忘年会で上映された映画だった。全て優作が聡子を守るためにしたことだったのだと気付いた聡子は、笑い出しそのまま気を失っていった。
終戦直前、聡子は精神病院に入院していた。聡子に面会に来た野崎医師は、優作がインドで目撃された情報があること、そして彼が乗った船が沈められたという情報があるが、どちらも不確かな情報だと伝えた。8月、終戦を迎え優作の死亡が確認されるが、報告書は偽造の疑いがあると見なされた。数年後、聡子はアメリカへと飛び立っていった。
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映画『スパイの妻 劇場版』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『スパイの妻 劇場版』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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