映画『ビーチ・シャーク』の概要:2011年のアメリカの映画で、海ではなく砂浜をも闊歩し襲ってくるサメとの戦いを描いたホラーアクションである。保安官のジョン(エリック・スコット・ウッズ)達の停電に陥った中でのサメとの攻防を描いている。
映画『ビーチ・シャーク』 作品情報
- 製作年:2011年
- 上映時間:97分
- ジャンル:ホラー
- 監督:マーク・アトキンス
- キャスト:コリン・ネメック、ヴァネッサ・リー・エヴィガン、ブルック・ホーガン、エリック・スコット・ウッズ etc
映画『ビーチ・シャーク』 評価
- 点数:65点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★☆☆☆
- 映像技術:★★☆☆☆
- 演出:★★☆☆☆
- 設定:★★★☆☆
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映画『ビーチ・シャーク』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『ビーチ・シャーク』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『ビーチ・シャーク』 あらすじ【起・承】
ホワイトサンドの静かな島に、ジミー(コリン・ネメック)が戻って来た。
彼は町長の不良息子で、町の活性化と、ギャングからの借金の返済の為に「サンドマン・フェス」と言う学生対象の大規模なパーティーを開催することを提案して来る。
保安官のジョン(エリック・スコット・ウッズ)と、彼の妹であり、ジョンの元彼女であるブレンダ(ヴァネッサ・リー・エヴィガン)は危なっかしさを感じつつ静かに聞いていた。
しかし海辺で泳いでいたカップルが、サメに襲われたと騒ぎ出す。浅瀬を泳ぐサメなんてと言う矢先に砂からサメが出て人を襲い始める。
商売に不利だと思ったジミーは静かに去るが、かつて妻と子供をサメで亡くしたジョン達は専門家のサンディに依頼する事にし、住人達にむやみに銃を振り回さないよう注意する。
調査を徐々に進めては行くが、犠牲者も次々と出てしまう。同じ動物の歯型と判断したサンディはサメの仕業とはわかったものの、海の中で襲われたわけでは無い事に疑問を持ち悩む。
映画『ビーチ・シャーク』 結末・ラスト(ネタバレ)
ジミーはビーチを貸し切ったが、サメ調査でフェスの準備が出来ず未だに兄の言いなりの元カノのブレンダを良く思っていなかった。サンディは分析の結果サメでなくワニに近い古代サメではと予想する。
そんな中サンディ達は砂の中を泳ぐビーチ・シャークを目にし、目の前で蝶々が食べられてしまい驚愕するが、タイミング良く電気によってサメが死亡しジミーもパーティーを開催。
サンディは死体を分析し、死んだのは赤ん坊のサメで夜行性の獰猛な母サメが子供を探していると言う恐ろしい事実をジョンに告げる。
パーティーは始まったがサメの被害が静かに始まっていた、やがて踊っていた参加者達を続々と襲い始める。ブレンダも食われてしまい、サンディとジョンはジミーと連絡を取りながらサメから逃げる。
明日までフェリーは来ないのに埠頭には人が詰めかけ、サメが埠頭を襲い始める。
自称ビーチ・シャークハンターの計画で、砂を溶かしてガラスに封じ込める作戦を提案。
自ら囮となったジミーのおかげでサメを誘い込む事に成功し、一箇所に集めサメを固める事が出来た。倒したかと思われたが最後に大きな1匹が小屋まで襲いに入って来て、サンディが爆破した。
映画『ビーチ・シャーク』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ビーチ・シャーク』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
サメ映画としては初心者向き
海の中で無く、砂の中を泳ぐサメ、と言う設定は見ごたえがあり、最後の倒し方も普通のサメなら爆破、銃撃など予想が付くのだが、一箇所に集めて「固めて」倒すというのは、砂ならではを生かしていて良い。
ただ、その後に結局はお約束の爆破で大物を倒したので、きちんとサメホラーファンのポイントは掴んでいる感じが見受けられる。
意外と砂の中を泳いでいてもサメとしての動きがスムーズであったり、サメよりワニに近い様ないかつい容貌のサメなのでビーチ内を泳いでいてもそこまで違和感が無い。
逆に泳ぐだけでなく、砂の中から出て這い回る位になるともっと恐怖感が増し、ビーチ・シャークとしての驚異が出せた気がしたのでもったいない気持ちも残る。
サメ映画としては観やすく流れも良いので初心者でもお勧めである。
最後の最後までエンドレス風味
ジミーが囮となり、最後にすっきりとサメを斬滅したかと思われたが、その後に最後の最後までサメはまだビーチの中にいると言う潜在的な雰囲気がすっきりしない人もいるかもしれない。
倒して終わり、ではなくエンドレス、実はまだビーチにサメは残っています、倒しても倒しても実はキリが無いのですと言う感じが、好き嫌いが分かれるはず。
ただ、ジミーの秘書であるアマンダがラストにサメにガブリとやられるのを見て、そこですっきりしてしまう人もいると思う。
流れ的にはB級ホラーアクションでの定番のストーリーなので、サメアクション映画としては初心者も観やすく感じるであろう。
映画『ビーチ・シャーク』 まとめ
水の無い砂浜からのサメの出現、と言う斬新さがいかにもB級ホラーという感じで高揚する。
普通は陸に逃げたらはい終わり、解決、と思えるのがそうはいかない
水のないところでどう逃げるか、どう倒すのかを思案する楽しみがあるのが今作の一番見所なのかもしれない
水の中だと人間も船で移動など、動きが制限される部分も多いが、サメ側も海だけと言う「制限」がお互い無くなったフィールドで、どう対峙して行くかを見守るのが醍醐味である。
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