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映画『凪待ち』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『凪待ち』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『凪待ち』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0045711

製作年 2019年
上映時間 124分
ジャンル ヒューマンドラマ
サスペンス
監督 白石和彌
キャスト 香取慎吾
恒松祐里
西田尚美
吉澤健
製作国 日本

映画『凪待ち』の登場人物(キャスト)

木野本郁夫(香取慎吾)
川崎の印刷所の職員。競輪に夢中で、賭け金が不足すると、パートナーの金を失敬する。ギャンブルと酒に溺れ、カッとなると手が出てしまうが、常識がないわけではなく、情に厚い。
昆野亜弓(西田尚美)
郁夫のパートナー。実家は宮城県石巻市で、父は漁師をしており、母は東日本大震災の津波で亡くなった。地元で結婚し、娘を出産したが離婚して川崎に転居した。現在は郁夫と娘と3人で暮らしている。行動力があり、感情豊かである。
昆野美波(恒松祐里)
亜弓の娘。高校生だが不登校で、自宅で郁夫とゲームをして楽しむ。母や郁夫との関係は良好。石巻で生まれ、母の離婚を機に川崎に移ったが、再び石巻で暮らすようになって、旧友と再会してからは本来の明るさと素直さを取り戻していく。
昆野勝美(吉澤健)
亜弓の父。石巻の漁師で自分の船を持っており、自分が末期癌であることが分かってからも、独りで船を出し、漁をする。体調を心配する仲間が、船を売って引退してはどうかと提案するが決して首を縦に振らない。言葉の少ない頑固者である。
小野寺修司(リリー・フランキー)
亜弓の実家の近所に住む男性。昔から亜弓に好意を持っており、親切で何かと亜弓たちの世話を焼く。亜弓たちが川崎から石巻に移った際に郁夫の仕事を紹介したり、郁夫がトラブルを起こした際に助けたりする理由は「(郁夫が)亜弓の大切な人だから」だという。

映画『凪待ち』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『凪待ち』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『凪待ち』のあらすじ【起】

木野本郁夫は、恋人の昆野亜弓と、その娘である美波と一緒に川崎で暮らしている。
郁夫は市内の印刷所に勤めているが、ギャンブル依存症で、金に困ると亜弓のへそくりを失敬して、同僚の渡辺と共に川崎競輪場に行く。

渡辺もまた、郁夫と同じく競輪に夢中で、サラ金に手を出し、会社にまで消費者金融から電話がかかってくるようになっていたうえ、社員のロッカーから金を盗んだ疑惑がかけられていた。
そしてある日、郁夫と渡辺は解雇された。

宮城県の石巻で漁師をしている亜弓の父・勝美は、末期癌で余命宣告をされ、亜弓は郁夫と美波と共に石巻の実家に身を寄せて、父を見守りたいと考えた。
郁夫はこれを機にギャンブルをやめ、石巻の印刷所に再就職をして、亜弓たちと一緒に真っ当な人生を送る決意をした。

郁夫は移動手段として愛用していた自転車を渡辺に贈り、川崎を去った。

石巻での新生活の滑り出しは好調だった。
近所に住む小野寺は昔から亜弓と親しかったこともあり、郁夫たちによくしてくれる。
不登校だった美波は学校に通い始め、亜弓は美容院を開業した。

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映画『凪待ち』のあらすじ【承】

その後、ギャンブルからは足を洗ったはずの郁夫は、新しい職場の同僚の影響で、再び競輪を始めてしまう。

郁夫と小野寺が飲みに行った店で、亜弓の知り合いという男・村上が郁夫に声を掛けた。
村上は亜弓の元夫で、美波の父親だった。
村上と亜弓は石巻で所帯を持ったが、村上のDVが原因で離婚。
亜弓は美波を連れて川崎に移り、美波は転校先でいじめに遭い不登校になった。

美波は石巻の高校で、小学生の頃の同級生・翔太と再会し、思い出や近況を語り合ううちに親しくなる。

翔太が喫煙しているのを知った美波は、翔太を正そうと煙草を没収した。
後日、亜弓が美波の部屋でその煙草を見つけ、美波が喫煙していると誤解したことを発端に、母娘喧嘩となった。

美波は怒って家を出て行き、遅くなっても帰らなかった。
亜弓は郁夫の運転する車で、若者が夜遊びしそうな場所をまわり、2人で美波を探した。

美波が見つからず焦る亜弓は、苛立ちを郁夫にぶつけ、車中で口論となった。
亜弓は車を降りると言い、郁夫も降りろと怒鳴って降ろした。

そしてその後、亜弓は他殺体となって発見される。

映画『凪待ち』のあらすじ【転】

郁夫は亜弓を殺害した容疑がかけられ、さらに、郁夫が競輪に没頭してノミ屋に入り浸っていることが職場にも知られていたため、職場の金がなくなった件についても疑われた。

郁夫は身に覚えのない罪を問われていることに怒り、職場で暴れて解雇された。
郁夫は益々ギャンブルに溺れ、ノミ屋を仕切るヤクザ・穀田に借金をしてまで賭け続ける。

美波は郁夫になついていたが、郁夫と亜弓は結婚していなかったため、美波は村上が引き取るということで話が進んでいた。

一方、勝美は自らの病を知ってからも、毎日のように自分の船で漁に出ていた。

亜弓が存命の頃は、郁夫とまともに話をしなかった勝美だったが、郁夫が、亜弓と美波にとって大切な存在だということも、郁夫の借金についても理解していた。

勝美は自分の船を売った金を郁夫に渡し「これで身をきれいにしてこい」と言った。
郁夫は穀田に借金を返した後、残りの金を賭けて300万円を稼いだが、それを穀田に騙し取られてしまった。

自暴自棄になり、自死さえ考えるようになった郁夫を励まし、立ち直らせたのは小野寺だった。

映画『凪待ち』の結末・ラスト(ネタバレ)

郁夫は人生をやり直すべく、小野寺の勤める工場で働き、美波と勝美と共に暮らした。

しかしある日、工場へ警察がやって来て、亜弓の殺害容疑で小野寺を逮捕した。
小野寺は、ずっと好きだった亜弓を永遠に自分のものにするためにやったと、容疑を認めた。

郁夫は再び自暴自棄に陥り、ギャンブルと酒に溺れたうえ、ノミ屋の店内を破壊して穀田に「勝美さんの、人生の宝物である船を売ってまで出してくれた金を返せ」と言って暴れた。

郁夫が穀田の組の事務所に連れて行かれ、ヤクザたちから暴行を受けて命の危機にさらされたところに、勝美が現れる。
ヤクザの親分は、過去に勝美に命を救われたことがあると言って、郁夫を解放した。
さらにその後、穀田とその子分が郁夫たちの暮らす家を訪れ、穀田が奪った300万円を郁夫に返した。
郁夫はその金で、勝美の船を買い戻した。

勝美は郁夫に「せめて自分が死ぬまでだけでも、美波の傍にいて欲しい」と伝えていたが、郁夫は美波を幸せにする自信がなかった。
しかし今、郁夫と美波、勝美は、勝美の船で海に出て、同じ方向を見ている。

映画『凪待ち』の感想・評価・レビュー

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映画『凪待ち』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『凪待ち』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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