この記事では、映画『スタア誕生(1937)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『スタア誕生(1937)』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0070575
製作年 | 1937年 |
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上映時間 | 111分 |
ジャンル | ミュージカル ヒューマンドラマ |
監督 | ウィリアム・A・ウェルマン |
キャスト | ジャネット・ゲイナー フレドリック・マーチ アドルフ・マンジュー メイ・ロブソン |
製作国 | アメリカ |
映画『スタア誕生(1937)』の登場人物(キャスト)
- エスター・ヴィクトリア・ブロジェット / ビッキー・レスター(ジャネット・ゲイナー)
- 女優志望の若い娘。誠実で正直、素朴な性格。俳優ノーマン・メインに憧れている。
- ノーマン・メイン(フレドリック・マーチ)
- ハリウッド映画で主演を務めるほどの人気俳優だが、アル中気味である。セレブだが敵も多い。
- オリバー・ナイルズ(アドルフ・マンジュー)
- オリバー社の社長。映画プロデューサーで、ノーマンと契約中である。実力者だが案外情け深い。
- レティ・ブロジェット(メイ・ロブソン)
- エスターの祖母。亡くなった夫と共に、荒地を開拓した経験を持つ。エスターの良き理解者。
- ダニー・マクガイア(アンディ・ディヴァイン)
- 売れない助監督。優しく面倒見もよい。エスターから信頼されている。
- マット・リビー(ライオネル・スタンダー)
- オリバー社の広報担当係。
映画『スタア誕生(1937)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『スタア誕生(1937)』のあらすじ【起】
ノース・ダコタ州に住む若い娘エスターは、ハリウッド女優になることを夢見ていた。家族からは夢を否定されるが、祖母のレティだけはエスターの味方である。祖母はエスターに、夢の実現には苦しみが付きものだと教えた。そしてハリウッドへ行きたがるエスターに、大切な貯金を渡す。祖母に見送られ、エスターは汽車に乗り込んだ。
憧れのハリウッドに着いたエスターは、チャイニーズ・シアター前の広場で大好きな俳優ノーマン・メインの足形を見つけ、自分の足を重ね合わせる。エスターは安ホテルで暮らし、役が貰えるよう日々努力した。だがエキストラの仕事ですら、見つけるのは難しい。そんな折彼女は、同じホテルに滞在する助監督のダニーと親しくなった。
ダニーは親切な男だった。ある日ダニーとコンサートに行ったエスターは、会場客の中に泥酔したノーマンを見つける。彼の主演映画はヒットしていたが、今は酒に溺れ、マスコミや評論家からの評判も悪かった。
ダニーはエスターに、有名監督が開くパーティ会場での仕事を紹介する。パーティにはノーマンも出席しており、彼はすぐにエスターのことを気に入った。
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映画『スタア誕生(1937)』のあらすじ【承】
その晩エスターに惚れ込んだノーマンは、彼女を車で安ホテルまで送る。別れ際ノーマンは、エスターを呼び止め「もうひと目、君を見たくて」と口説き文句を言った。
この出会いがきっかけとなった。エスターはノーマンからオリバー社のプロデューサー・ナイルズを紹介してもらい、女優「ビッキー・レスター」としてデビューする。ノーマンとビッキーが共演した映画の試写会は大好評で、ビッキーは時の人となった。富や名声を手に入れたのだ。
ノーマンは禁酒を誓い、ビッキーにプロポーズする。互いに惹かれ合っていた2人は婚約し、恩人であるナイルズにその報告をした。広報担当のリビーは派手な結婚式を企てるが、ナイルズは呆れ顔である。ビッキーとノーマンはダニーを立会人とし、裁判所で極めて地味な結婚をした。
その後2人は、古いトレーラーで旅行した。ノーマンは海辺にある大豪邸へビッキーを案内し、喜ばせる。しかし結婚の噂は、リビーのせいで世間に広まった。
ビッキーの人気は上昇したが、ノーマンの人気は低迷し落ちぶれた俳優となっていく。そして遂に、ノーマンはオリバー社との契約を切られた。
映画『スタア誕生(1937)』のあらすじ【転】
ビッキーは撮影で忙しく、ノーマンは家で過ごす日が増える。2人の夫婦関係は良好だった。だが自宅で過ごすノーマンは、次第に卑屈になっていく。
アカデミー賞授賞式当日。ノーマンの座席は、空いたままだった。ビッキーは女優賞を受賞し、スピーチで皆へ感謝の意を述べる。しかしそこへ泥酔したノーマンが到着し、支離滅裂なことを言って式を台無しにした。
ノーマンは本気で酒を断つため、療養所に入った。ノーマンが療養所を出て、バーでジンジャエールを飲んでいると、元々ノーマンを嫌っていたリビーが絡んだ。リビーは落ちぶれた俳優を容赦なく侮辱する。ノーマンはカッとなってリビーを殴り、またスコッチに手を出した。
それから4日間ノーマンは行方不明だったが、遂に連行される。連絡を受けたビッキーとナイルズは、裁判所へ向かった。飲酒運転をして、警官に怪我を負わせたノーマンは、90日間の禁錮刑になるところだった。しかしビッキーが「自分が責任を取る」と申し出たおかげで「配偶者の保護下で執行猶予」の判決が下され、事なきを得た。
映画『スタア誕生(1937)』の結末・ラスト(ネタバレ)
無神経なマスコミは、裁判所から出てきたノーマンをカメラに収め記事にする。ナイルズ、ビッキー、ノーマンは海辺の豪邸に戻った。
「自分が家を留守にしたのが悪かった」そう思ったビッキーは引退を決意し、ナイルズに伝える。ノーマンは寝たふりをしていたが、こっそりこの話を聞いていた。ナイルズが帰った後、ビッキーは涙を流す。それに気づいたノーマンは、散歩に出かけると言った。家を出る前、ノーマンはビッキーを強く抱きしめる。そしてビッキーを呼び止め、彼女が振り返ると「もうひと目、君を見たくて」と言った。
その後ノーマンの遺体が海から発見される。失意のどん底まで落ちたビッキーは、田舎へ帰ろうと思った。そこへノース・ダコタの祖母がはるばるやってくる。そしてビッキーに「彼が今のお前を見たら悲しむだろう」言った。祖母から説得されたビッキーは、困難に立ち向かい、女優を続けようと決意する。
チャイニーズ・シアターの前は、偉大なスタアの復帰を心待ちにする人々で溢れ返っていた。盛大な拍手で迎えられたビッキーは「こんばんは、ノーマン・メイン夫人です」と挨拶をした。
映画『スタア誕生(1937)』の感想・評価・レビュー
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映画『スタア誕生(1937)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『スタア誕生(1937)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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