この記事では、映画『シャドウプレイ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『シャドウプレイ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0088601
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 128分 |
ジャンル | クライム サスペンス |
監督 | ロウ・イエ |
キャスト | ジン・ボーラン ソン・ジア マー・スーチュン |
製作国 | 中国 |
映画『シャドウプレイ』の登場人物(キャスト)
- ヤン・ジャートン(ジン・ボーラン)
- 広州市の開発責任者タン・イージェの殺人事件を担当することになった若い刑事。捜査を進める内に、7年前のリエン・アユンという女性の失踪事件が関係していると考え、周囲の人物の身元を洗い出していく。
- リン・ホイ(ソン・ジア)
- タンの妻。精神疾患を抱えており、結婚後に一度精神病院に入院していたことがあるが、夫やジャンの支えもあり、現在は病状も回復している。夫と同じくジャンとは昔から親しい間柄で、結婚前には交際していた。事件に関与していると考えたヤンにマークされる。
- ジャン・ツーチョン(チン・ハオ)
- 無一文から始めた事業を成功させ、紫金不動産を創業。広州市の開発事業を一手に取り仕切るやり手の企業家へと成り上がる。リンやタンとは昔からの仲間で、既婚者でありながらリンと交際していたこともある。市の開発主任でもあるタンとは現在も持ちつ持たれつの関係。
- ヌオ(マー・スーチュン)
- タンとリンの娘。現在は親元を離れ、香港の大学に通っている。両親と仕事をしていたジャンやアユンとは幼い頃から親しい仲だが、家庭内の関係はぎくしゃくしている。タンの事件をきっかけに捜査担当の刑事であるヤンと知り合い、好意を寄せるようになる。
- タン・イージェ(チャン・ソンウェン)
- 広州市の開発責任者。ジャンやリンとは旧知の仲で、ジャンが台湾に渡ってからリンと付き合うようになり結婚、ヌオが産まれる。立ち退きを巡って暴動を起こした住民の説得に当たるが、その直後に謎の転落死を遂げる。
- リエン・アユン(ミシェル・チェン)
- ジャンのビジネスパートナー。台北のクラブで歌手をしていた頃にジャンと知り合い、共同で貿易会社を設立。その後ジャンが開業した紫金不動産の重役に就任し、彼の右腕となるが、突如失踪してしまう。
- アレックス(エディソン・チャン)
- 香港に事務所を構える私立探偵。ヤンの父親と共にアユンの失踪事件を捜査していたよしみで、ヤンから協力を要請される。事件の核心に近づくにつれ、ヤンとともに命を狙われるようになる。
映画『シャドウプレイ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『シャドウプレイ』のあらすじ【起】
2006年、広州市を流れる北江の河川敷で死体が発見される。それから7年後の2013年、広州の再開発地区「都会の村」で、立ち退きの賠償問題が未解決のまま取り壊しが強行され、怒った住民たちによる暴動が起きる。市当局の開発責任者であるタン・イージェは、現場に向かい住民たちの説得に当たる。しかし、警官隊と住民たちとの衝突は激しさを増し、若手刑事のヤン・ジャートンたちの誘導でタンは安全な場所に避難する。ところが、秘書と離れたわずかな間に、タンはビルの5階から転落し死亡してしまう。
現場の状況からタンの死は殺人事件である可能性が高まり、ヤンは捜査を担当することになる。市の開発事業は、実業家のジャン・ツーチョンが経営する紫金不動産が取り仕切っており、タンとジャンの関係を探ることにしたヤン。また、タンの妻であるリン・ホイ、彼らの娘であるヌオの身元も洗い出す。
ジャンはタンから多大な援助を受けており、警察は彼を容疑者ではないと判断する。夫が亡くなったと報せを受けて、リンとヌオが現場に駆け付けた。リンは夫の変わり果てた姿を見て泣き崩れた。
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映画『シャドウプレイ』のあらすじ【承】
タンとジャン、そしてリンの三人は24年前の1989年に出会っていた。リンは当時ジャンと付き合っていたが別れ、その後ジャンの友人であるタンと付き合い始め、結婚した。
官僚の父を持つタンは役人として順当に昇進。やがてリンとの間にヌオが生まれた。一方、リンと別れたあと台湾に渡ったジャンは実業家として成功し、2000年に広州で紫金不動産を創業。タンの口利きで紫金不動産は開発事業を手掛けることになり、タンが開発地区の責任者になったことでお互いに持ちつ持たれつの関係を築くことになる。
ジャンは台湾にいた頃、ホステスをしていたリエン・アユンという女性と知り合う。二人は意気投合し、共同起業した会社が成功。その後、アユンは紫金不動産の重要ポストに就き、ジャンの片腕として辣腕を振るうようになる。しかし、2006年にアユンは突然失踪を遂げた。
刑事だったヤンの父親はアユンの失踪事件を調べていたが、捜査中に事故に遭って再起不能となる。ヤンは、北江で発見された死体のDNA鑑定を父が要請していたが放置され、その時の資料も消えてしまったことを知る。アユンの失踪事件とタンの転落死にジャンが関与しているのではないかという疑いを強めるヤン。
映画『シャドウプレイ』のあらすじ【転】
事件の手掛かりを掴むため、ヤンはリンの元を訪ねる。しかし、リンに誘惑されて身を任せてしまい、翌日隠し撮りされた写真がSNSで拡散されてしまう。現職警官のスキャンダルとマスコミに騒ぎ立てられ、世間の厳しい目を浴びることになるヤン。
そんな中、ヤンはタンの秘書だったワンから連絡を受け、タンが殺された現場で失踪していたアユンを見かけたと言われる。しかし、ワンは何者かに殺され、コンタクトを取っていたヤンが嫌疑をかけられ免職に追い込まれてしまう。
自分を罠にかけたリンに怒りをぶつけるヤン。彼女は理由を話してはくれなかったが、偽造パスポートと金を渡し、香港へ逃げるように促した。その後、リンはジャンに電話し、ヤンを見逃してくれなければ警察に本当のことを話すと告げる。
香港へ逃れたヤンは、父の知人で探偵のアレックスを訪ね、ジャンの尻尾をつかむため協力を依頼。自らも香港の大学に留学しているヌオに近づく。その後、北江の遺体のDNA鑑定結果が見つかり、アユンだったとアレックスから知らせを受ける。また、ジャン、アユン、タン、リンは互いに結託して、汚職に手を染めることで事業を拡大してきたことも判明する。
映画『シャドウプレイ』の結末・ラスト(ネタバレ)
アユンはタンに関係を迫られたことで、汚職を告発するとジャンを脅迫。そこでリンがアユンを呼び出して説得するが、揉み合いの末に事故でアユンが死んでしまう。連絡を受けたジャンは、アユンを燃やし河川敷に遺棄したのだった。
一方リンは、本当の父親がジャンであることをヌオに知られてしまい責められる。周囲を欺き続けることに疲れ果てたリンは、警察でタン殺害を自供したのちに自殺してしまった。しかし、アレックスが別件で捜査していたビデオテープに、ジャンとリンが密会している現場が映っているのをヤンは発見する。しかし、その時間は丁度タンが転落死した時間と一致。犯人はリンではなかった。一方、ワンが携帯で撮影していた映像を解析した結果、現場から立ち去る女性はアユンに変装したヌオであることが判明。
タンは、ヌオがリンとジャンの子供だと知ってから、母娘に暴力を振るようになった。かねてからタンを憎んでいたヌオは、彼が暴動の現場に向かうというニュースを聞いて反抗に及んだのだった。ヤンはヌオを逮捕し、ジャンの汚職も明るみになって紫金不動産は崩壊を迎えるのだった。
映画『シャドウプレイ』の感想・評価・レビュー
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映画『シャドウプレイ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『シャドウプレイ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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