この記事では、映画『渚のシンドバッド』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『渚のシンドバッド』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0054816
製作年 | 1995年 |
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上映時間 | 129分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ 青春 |
監督 | 橋口亮輔 |
キャスト | 岡田義徳 草野康太 浜崎あゆみ |
製作国 | 日本 |
映画『渚のシンドバッド』の登場人物(キャスト)
- 伊藤修司(岡田義徳)
- ブラスバンド部に所属し、トロンボーンを担当している。周囲には隠しているがゲイで、クラスメイトの吉田浩之に恋愛感情を抱いている。別の学校から転校してきた相原果沙音に吉田への思いを気づかれてしつこく絡まれるが、それぞれに抱える悩みからやがて友情が芽生えていく。
- 吉田浩之(草野康太)
- 修司のクラスメイト。同じくブラスバンド部で、指揮を担当している。修司の思いには気づいておらず、あくまで親友として大事な存在だと思っている。同じクラスの清水彩子と付き合っているが、果沙音のことが気になり始める。
- 相原果沙音(浜崎あゆみ)
- 別の学校から転校してきた修司のクラスメイト。態度が冷たく、思ったことをずばずばと言う自己中心的な性格もあって、クラスでは浮いた存在。吉田に思いを寄せる修司にちょっかいを出す。
- 奸原とおる(山口耕史)
- 修司や吉田のクラスメイト、二人とはいつも連んでいる仲。お調子者で子供っぽく、分かりやすい性格。同じクラスの松尾リカに惚れており、修司が彼女と話しているのを見て嫉妬する。
- 清水彩子(高田久実)
- 修司たちのクラスメイト。ブラスバンド部でクラリネットを担当する真面目な優等生タイプ。吉田と付き合っているが、あまりうまくいっていないと感じており悩んでいる。
- 松尾リカ(勇静華)
- 修司たちのクラスメイト。友だちが妊娠したからカンパしてほしいと言ってクラスメイトから金を集めているが、実際は遊ぶ金に使っている。意地が悪く、愛想のない果沙音に冷たく当たる。
- 修司の父(村井国夫)
- 修司がゲイであると知り、心配して精神科に連れて行く。修司の母親とは金銭問題で離婚。もうあんな苦労はしたくないと修司に語る。
映画『渚のシンドバッド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『渚のシンドバッド』のあらすじ【起】
高校二年生の伊藤修司は、同級生の吉田浩之、奸原とおると3人でいつも連んでいる。しかし修司は周囲に隠しているもののゲイで、同じブラスバンド部に所属する吉田に友達以上の気持ちを抱いていた。吉田はそんな思いには毛頭気づくはずもなく、大事な親友として修司にいつも優しく接してくる。しかし、それはかえって修司の心を苦しめていた。
一方、吉田は同じクラスの清水彩子と付き合っているが、最近転校して来たクラスメイトの相原果沙音のことが気になっていた。果沙音は、人の機嫌や顔色を窺うようなことは一切せず、はっきり物を言う性格でクラスでは孤立していた。
ある日、修司が音楽室で楽器の手入れをしていると果沙音がやって来る。彼女は、その後やって来た清水と奸原がいる前で、吉田のことが好きなのではないかと言ってくる。はぐらかしながらも内心驚いた修司は、果沙音のことを避けようとする。しかし、その後も彼女はことあるごとにしつこく絡んでくるようになる。
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映画『渚のシンドバッド』のあらすじ【承】
修司は興味本意でホモ雑誌を読んでいた事が父親に知られ、病院の精神科へ連れて行かれる。すると、そこには果沙音がいた。彼女は以前レイプされた経験があり、病院で心のケアを受けていた。
一方、クラスメイトの松尾リカが好きだと修司に打ち明けていた奸原は、リカにちょっかいをかけて嫌われてしまう。その後、修司とリカが話しているのを見て勘違いした奸原は、嫉妬して修司がゲイだということをクラス中に言いふらしてしまう。修司はそのことでクラスメイトにからかわれるが、それをきっかけに吉田に思い切って自分の気持ちを伝えた。動揺する吉田に修司はキスを迫るが、吉田は彼を傷つけないように言葉を選びながら、受け入れることができないと答えた。
そして果沙音も、男とホテルから出て来たという噂をクラス中に流されていた。精神科のカウンセリングを受ける修司と果沙音。二人はやがて同じ悩みを抱えるもの同士、心を通わせていく。
ある日、吉田と清水がデートしているところに偶然修司と果沙音が現れる。吉田とうまくいっていないと修司に相談する清水。修司は複雑な思いが渦巻く中、「お似合いのカップルだと思う」と言っておいた。
映画『渚のシンドバッド』のあらすじ【転】
ある日の授業前、自分の巾着袋がなくなったとリカが騒ぎ出す。彼女は遊ぶ金欲しさに、「妊娠した友達へカンパする」と称してクラスメイトから金を集めてその巾着袋に入れていた。リカは果沙音を犯人だと決めつけて彼女に詰め寄る。リカのしつこい要求に服まで脱いで証明しようとする果沙音を見て、吉田が止めに入る。結局、巾着はリカとグルになっていた友人が持っていたと分かり、果沙音はますます人間不信になる。
その後、吉田は果沙音が援助交際をしているという噂から生活に困っていると思い込み、彼女に半ば強引に金を渡す。しかしその夜、果沙音がその金を返しにやって来た。果沙音のことを好きになっていた吉田は思わず彼女を抱きしめるが、犯された記憶がフラッシュバックした果沙音は吉田を突き飛ばして逃げ出した。
夏休み。ブラスバンド部のコンクール会場で、吉田は昔の友人と再会。転校してくる前に果沙音が強姦されたことを聞かされる。吉田は果沙音に謝るため、修司に彼女の居場所を教えてほしいと頼む。果沙音から田舎にいると聞かされていた修司は、吉田とともに彼女の元へ向かう。
映画『渚のシンドバッド』の結末・ラスト(ネタバレ)
吉田は果沙音を見つけて謝るが、彼女は冷たい態度で帰ってくれと言い放つ。果沙音はお節介な真似をするなと修司を怒った。それに対し「吉田がどんな風に人を好きになるのか見たかった」と修司は答えた。
その夜、海で泳ぐ果沙音と、彼女の洋服をふざけて着て浜辺に座る修司。そこへ吉田がやって来る。暗がりのせいで修司の後ろ姿を果沙音と勘違いした吉田は、「相原のことが好きだ」と想いを告白した。それに気づいた果沙音は、岩場に隠れて「私が男でも好きになった?」と吉田に問いかける。答えに困る吉田を見た果沙音は、「あんたは私とセックスしたいだけでしょ。だったらやれば」と言って岩場から出てきて、草むらに横たわる。修司はやり切れない思いになり、海に飛び込んでしまう。吉田は慌てて修司を助けて人工呼吸するが、目を覚ました修司は「やろうと思えば出来るじゃん」と言って笑った。
次の日、修司と吉田は電車に揺られ、またいつもの日常に戻っていった。
映画『渚のシンドバッド』の感想・評価・レビュー
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映画『渚のシンドバッド』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『渚のシンドバッド』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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