この記事では、映画『アミューズメント・パーク』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『アミューズメント・パーク』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0066822
製作年 | 1973年 |
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上映時間 | 53分 |
ジャンル | ショートフィルム・短編 ホラー |
監督 | ジョージ・A・ロメロ |
キャスト | リンカーン・マーゼル ハリー・アルバッカー フィリス・キャスターワイラー ピート・チョーヴァン |
製作国 | アメリカ |
映画『アミューズメント・パーク』の登場人物(キャスト)
- 老人(リンカーン・マーゼル)
- 白いスーツに身を包んだ心優しそうな老人。わくわくしながら遊園地を訪れるが、人々には無視され、罵られ、存在を否定されて孤独感を味わう。やがてそれが高齢者に対する社会の現実であることに気づき、深い絶望感に苛まれることになる。
映画『アミューズメント・パーク』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アミューズメント・パーク』のあらすじ【起】
一面真っ白な部屋で、真っ白なスーツを着た一人の老人がうなだれて座っている。髪は乱れ、顔には酷い怪我を負っており、スーツは泥だらけである。目はうつろで、時折小さくうめき声を漏らしている。すると、その部屋にもう一人老人が入って来る。背格好はそっくりだが、こちらの老人の身なりは綺麗で、ハツラツとした様子である。
部屋に入って来た元気な老人は「こんにちは」と挨拶するが、うなだれている老人から返事はない。続けて「外に出かけたくはない?」と尋ねると、傷だらけの老人は「外の世界は楽しくない」と答えた。しかし、後からやって来た老人は耳を貸さず、「自分で確かめる」と言って部屋を出ていく。その扉の先には遊園地の景色が広がっていた。
傷だらけの老人はその後も「何もない」とつぶやくのみだった。
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映画『アミューズメント・パーク』のあらすじ【承】
遊園地は、家族連れや若者たちなど多くの人で溢れかえっていた。人混みに揉まれながらゆっくり園内を歩いていく老人。途中で肩がぶつかった女性から「前を向いて歩いて」とヒステリックに言い放たれてしまう。
やがて、チケット売場にやって来た老人。そこには多くの高齢者が並んでおり、チケット料金の代わりに、付けている指輪や時計などを質に入れて換金しようとしていた。しかし、係員から価値がないと次々に突き返されている。老人は現金を持っていたので何とかチケットを買うことができた。
老人がまずジェットコースター乗り場にやって来ると、若者と高齢者で乗り場所が分かれていた。さらに乗車条件として「所得3,500ドル以上」と書かれた看板がかかっている。若者たちが興奮して楽しんでいる反面、老人を含めた高齢者たちはぐったりしている。中には、意識を失って運ばれていく者もいた。
その後、老人がゴーカートに乗って楽しんでいると、客同士の揉め事に遭遇する。若者が運転するカートと高齢者が運転するカートがぶつかってしまったのだ。老人は現場を目撃しており、若者の過失だと警察官に訴えるが、老眼で判断能力が鈍っていると決めつけられ相手にされなかった。
映画『アミューズメント・パーク』のあらすじ【転】
その後、老人は園内のレストランで食事をとることにした。しかし、店員は金持ちの男ばかりにくっついてサービスしているため、老人は全く相手にされない。やっとのことで料理が提供されたかと思うと、金持ちの男が食べているものとは比べものにならない貧相な代物が出てきた。
どこへ行っても高齢者への配慮がない様子に老人は呆れ、とぼとぼと足取りも重くなってくる。すると、「高齢者優先、優遇します」の看板を見かけて中に入ってみる。しかし、そこはまるで老人介護施設のような場所で、高齢者たちが虐げられている光景にショックを受けて慌てて飛び出していく老人。
さらに園内を歩いていると、急に人通りがなくなり、老人はバイクに乗った若者たちに囲まれてしまう。ひどい暴行を受けた挙句、園内チケットを全て奪われて散々な目に遭う。すぐに救護所へ駆け込む老人だったが、ガーゼを1枚貼られただけでろくな対応をしてくれない。
映画『アミューズメント・パーク』の結末・ラスト(ネタバレ)
その後、「フリークス 世にも奇怪なショー」と題された見世物を観にやって来た老人。しかし、舞台に登場したのは高齢者ばかりで、ショーを見ていた人々は怒り出してしまう。そして、観客席に座っている老人を見つけると、「お前も仲間か」と言って大勢で追いかけて来る。
身も心もボロボロになり、肩を落として歩いていると1人の少女が手招きしてくる。絵本を読んでほしいと老人にお願いする少女。子どもとはいえ、自分を必要としてくれる喜びを感じ、一生懸命少女に絵本を読み聞かせる老人。しかし、それも束の間の喜び。少女は母親に手を引かれ早々に去っていった。取り残された老人は、どうしようもない孤独感に打ちひしがれ、その場でむせび泣くのだった。
やがて、老人は最初に訪れた白い部屋に戻ってきた。もう何もやる気が起きないといった様子で、うなだれるように椅子に腰かける。そこへもう一人の老人が入ってきた。それは、遊園地での出来事をまだ知らない、意気揚々としたかつての老人自身の姿だった。
映画『アミューズメント・パーク』の感想・評価・レビュー
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映画『アミューズメント・パーク』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『アミューズメント・パーク』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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