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映画『ラスト・ホリデイ』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ラスト・ホリデイ』の概要:2006年のアメリカの映画で、今迄引っ込み思案、我慢をしながらひっそり生きてきたジョージアは、病院で余命3週間を宣告されてしまう。思い残す事も無い様にと憧れていたチェコの高級ホテルに全財産を抱え向かうコメディドラマ。

映画『ラスト・ホリデイ』 作品情報

ラスト・ホリデイ

  • 製作年:2006年
  • 上映時間:112分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:ウェイン・ワン
  • キャスト:クイーン・ラティファ、LL・クール・J、ティモシー・ハットン、ジャンカルロ・エスポジート etc

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映画『ラスト・ホリデイ』 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『ラスト・ホリデイ』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『ラスト・ホリデイ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ラスト・ホリデイ』 あらすじ【起・承】

主人公のジョージアは、何をやっても少し引っ込み思案。歌っても声が周りより全然出ていないと注意され、普段は百貨店売り場で働いている独身女性。
仕事も真面目にしているつもりではあるが、評価もされず、気になる職場のショーンにも何のアクションや言葉もかけられずにいた。
彼女は密かに「憧れ」である、行ってみたい場所や、食べてみたい料理など、色々とファイリングしていた。
しかし行動に起こしているわけではなく何となく日々は過ぎていた。

ある日、病院で「余命3週間」と言う宣告を医師から受けてしまう。
自分は今迄一体真面目に我慢しながら生きていたのになんだったのだろうと、虚しくなった彼女。

預金を引き出し、ファイルに書いていた事を死んでしまう前に全てやろうと決めた。
しかし、辞職を自分の為に静止してきた嫌味な上司、彼女は今までの思いもあり、ガツンの意見を言い辞表を提出。
また、せっかく今更ながら進展してきたショーンとの誘いも、お断りして向かいたい場所へと向かうジョージア。

映画『ラスト・ホリデイ』 結末・ラスト(ネタバレ)

セレブの集まるホテルに来たジョージアは、ドレスに着替え生活を満喫。そこで尊敬するシェフとも知り合い、ジョージアの会社の社長やその愛人、彼女の住んでいた地区の議員などVIPの姿も。
最初はセレブにふさわしくないと思えた振る舞いをしていたジョージアだったが、性格から皆の心を溶かし、仲良くなっていく。
しかし、彼女の身元を怪しんだ会社の社長であるクレガンは、従業員を通じ彼女の身元を調べる。

彼女の部屋で遺書を発見したグンテルは彼女に同情し、彼女に謝罪。
残りの時間を愛する人と過ごすべきだと諭す。

彼女は理解するも、会社の新年パーティーで、クレガンによりセレブきどりを非難されてしまう。そこで彼女は余命や事実を話して謝罪し、今迄の自分の篭った生き方の思いや、ホテルに行ってからの楽しさを話す。
ジョージアが発った後に、ショーンは彼女の病気の事を知り、告白しようホテルに歩いて向かう。そこでは自暴自棄になったクレガンが飛び降り自殺をはかりかけていた。
ジョージアは説得しながら彼と話し、自分の夢を語る。

そこにショーンが現れ、機械のミスによる誤診とわかったジョージアは彼と結婚し、憧れのファイルを現実の物とした。

映画『ラスト・ホリデイ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ラスト・ホリデイ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

人情物語

元々の、変わる前の「真面目だけど何となく毎日が淡々、つまらない」「少し自分は損しているのではないか」と感じてしまう様な、ジョージアの人柄は、時代を問わず共感出来る人が多いのではと思う。
かといって暗すぎるわけでもない、きちんと仕事は取り組んでいて損をしている様な、得はしていないのでは、と言うさじ加減が、ジョージアが好かれる理由かもしれない。
あまり暗すぎる性格だと、いくら余命わずかと言っても自分のやりたい事に真摯に向き合える人はなかなかいない。
元々自分が持っていた要素が綺麗にはじけただけかもしれない。
でもそれでも「良かったね」と応援したくなる気持ちにさせてくれるのはさすがである。
また、周りを囲む人々の人情も温かい。
人の「心の綺麗な部分」をうまく引き出していくジョージアの行動や発言を観ると、日常生活の人間関係でも参考になりそうである。

やりたい事ファイルは大事

ジョージアの作っている「憧れファイル」。心理学や脳科学的に根拠もある、願望実現の為には良い方法である。
ジョージアがもしこれを作っていなかったら、多分余命わずかと言われてもどんな行動をしていたかははっきりしないかもしれない。
今迄我慢していたとしても、その思いをファイルなり人に話すなり何かしら発散していなければ人は行動には出られない。
ジョージアは自分の思いをここにきちんとしたためていた土台のきちんとある女性だったと、ハッピーエンドの伏線がきちんと張られているので説得力を感じる。
このファイルがあったからこそ、この映画が出来たし、このストーリーが流れよくまとまったと思える。参考に作るだけでも恩恵がありそうなので是非このファイルのシーンも見過ごさずに注目しながら観ると良い。

映画『ラスト・ホリデイ』 まとめ

何となくオチは予想出来る映画ではあるが、随所に感動や陽気さが散りばめられているのでイヤミを言えない映画である。
人の「心の美しい部分」「優しさ」が光る作品なので、洋版人情物語と言っていいかもしれない。
落ち込みそうな時や、自分を変えたい、何となく今の自分が嫌かもしれない、そんな気持ちになった時に心のサプリメントになってくれそうな映画である。
1人でみて自己啓発の様にしても良いし、人を好きになりたい時、大好きな人と一緒に観ても楽しめる映画。

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