この記事では、映画『君を愛したひとりの僕へ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『君を愛したひとりの僕へ』の作品情報
出典:https://www-video-lp.unext.jp/title/SID0079171
製作年 | 2022年 |
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上映時間 | 98分 |
ジャンル | アニメ ファンタジー 恋愛 |
監督 | カサヰケンイチ |
キャスト | 宮沢氷魚 蒔田彩珠 橋本愛 田村睦心 |
製作国 | 日本 |
映画『君を愛したひとりの僕へ』の登場人物(キャスト)
- 日高暦(宮沢氷魚)
- 未成年の少年。両親が離婚した際、父と母のどちらについていくかの選択を迫られたとき、どちらにも愛情があったものの、父について行くことを決めた。父は虚質科学研究室に勤めている。まっすぐで正直な性格で、その故不器用であるが、愛情を抱いた対象への想いを貫く強さがある。
- 佐藤栞(蒔田彩珠)
- 暦と同年齢の少女。母親は虚質科学研究室の所長で、両親は離別したが、父と母どちらにも愛情を持っており、元に戻って欲しいと思っている。暦と研究所の保育所で出会い、交友を深める。賢いが、その場で思いついた判断のもとに行動するため、暦から「ときどき、びっくりするほどアホだよね」と指摘される。
映画『君を愛したひとりの僕へ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『君を愛したひとりの僕へ』のあらすじ【起】
幼い少年の日高暦は、父の勤める虚質科学研究所にある保育所で、父からパラレルワールドについての話を聞いている。
パラレルワールドは、自身の選択した分岐の数だけ存在し、別の選択をしたパラレルワールドに移ることをパラレルシフトと呼ぶということだ。
暦が初めて大きな選択をしたのは7歳のときだった。
両親が離婚し、どちらと一緒に暮らすかという選択を迫られた暦は、父と暮らすことを選択した。
母と母方の祖父、そしてその祖父が、暦が生まれたときに飼い始めたユノという犬が暮らす家には、暦は自由に出入りが出来た。
ユノが亡くなったとの連絡を受けて母の家に向かった暦は、祖父がユノの墓を作り、涙する光景に直面する。
暦が、虚質科学研究所内の保育所でユノに似た犬の写真を見て泣いていると、同年代の少女が声を掛けてきた。
少女は暦を、研究室内のIPカプセルに導き、カプセル内で「ユノに会いたい」と念じた暦はパラレルシフトをして、ユノの生きているパラレルワールドに行くことが出来た。
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映画『君を愛したひとりの僕へ』のあらすじ【承】
パラレルワールドでは、暦は母と暮らしており、ユノは健在だったが祖父が亡くなっていた。
母と一緒に眠った暦が翌朝目を覚ますと、そこには祖父の姿があり、暦はパラレルワールドから元の世界に戻ったことに気付く。
暦が研究所に行くと、彼をIPカプセルに導いた少女が居り、彼を導いた経緯を語った。
少女の両親は離婚しており、パラレルシフトによって、両親が離婚せず仲良く暮らす世界に行くための実験台として、暦を選んだという。
暦は少女と共にIPカプセルのある部屋に行ったが、研究所の所長に見つかってしまった。
研究所の所長は少女の母親で、少女の名前は佐藤栞だと判明した。
栞と暦は仲良くなり、将来は結婚しようと誓い合う絆が芽生えたが、2人が14歳のときに、栞の母と暦の父の再婚の話が持ち上がった。
兄妹となってしまっては結婚が出来ないと考えた栞と暦は、お互いの両親が、離婚していない世界にパラレルシフトすることにした。
そして栞はパラレルシフト先で、交通事故に遭い、命を落としてしまう。
元の世界での、IPカプセルの中の栞は目を覚まさなかった。
映画『君を愛したひとりの僕へ』のあらすじ【転】
パラレルワールドで事故死した栞が、現実世界で目を覚まさず、脳死状態となった状況を、研究所の所長は「虚質素子核分裂症」という不幸な事故だと説明した。
暦は栞を元に戻すために全てを捧げる覚悟をし、昼は学校、放課後は研究室に通って勉強と研究を続け、高校には首席で合格した。
暦は高校でも成績優秀だったが、大学には進学せずに研究所に入所し、パラレルシフトの実験を繰り返す。
栞が交通事故に遭ったパラレルシフト先の交差点には、幽霊になった栞が常に佇んでおり、暦は栞と会話を交わすのだった。
しかしその後、栞の心臓は止まり、栞は現実世界での肉体を失った。
研究室所属の暦に、助手が配属された。
助手は滝川和音という女性で、高校で暦をライバル視していた同級生だという。
和音の協力のもと、任意のパラレルシフトが可能となり実用化された後、暦は和音に、研究費用を横領してでも時間移動を可能にさせて、栞を救いたいと打ち明けた。
和音は「あなたは狂っている。だけど狂うまでに誰かを愛せるなんて、うらやましい」と、協力を申し出た。
映画『君を愛したひとりの僕へ』の結末・ラスト(ネタバレ)
暦は『不可避の事象半径』という論文で、自身が栞に出会っていなければ、栞は事故に遭わなかったと証明した。
そこで暦は、自分と栞が出会わない世界を築くことで、栞の幸せを保証できると考えた。
パラレルワールドで、離婚した母と共に暮らすことを決めた暦の名字は高崎である。
高崎暦は、栞との接触はなしに、高校時代からのライバルである和音と絆を結んでパートナーとなり、人生を共にした後、癌で余命宣告をされたタイミングで和音の同意のもと、栞の幸せを保証する世界へ、栞とともにパラレルシフトすることを決めていた。
やがて老齢を迎えた現実世界の日高暦は、交差点の幽霊と呼ばれている栞に、自身の最期のときの直前に、迎えに行く約束をした。
和音は全てを理解して、暦と栞の再会のための協力をする。
約束通り現れた少年の暦と栞は交差点で抱き合い、結婚の誓いを交わした後、姿を消した。
交差点で、老齢となった暦が「お名前は?」と尋ねたのに対し、老齢の女性は「名乗るほどの者ではございません」と答えた。
映画『君を愛したひとりの僕へ』の感想・評価・レビュー
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映画『君を愛したひとりの僕へ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『君を愛したひとりの僕へ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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