この記事では、映画『スペシャルアクターズ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『スペシャルアクターズ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0050239
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 109分 |
ジャンル | コメディ サスペンス |
監督 | 上田慎一郎 |
キャスト | 大澤数人 河野宏紀 富士たくや 北浦愛 |
製作国 | 日本 |
映画『スペシャルアクターズ』の登場人物(キャスト)
- 大野和人(大澤数人)
- うだつのあがらない役者で、極度の緊張やストレスに晒されると失神してしまう症状に悩んでいる。オーディションでは書類審査で落とされることがほとんどで、生活のために警備員のアルバイトをしているが、家賃も電気代も払えない状態が続いている。超人的な能力を持つヒーローが悪と戦い、ヒロインを救う「レスキューマン」という映画が幼い頃から大好きで、そのビデオを大切にしており、ヒーローの台詞と動きは全て暗記している。
- 大野宏樹(河野宏紀)
- 和人の弟。母の葬式以来約5年間、和人とは会っていなかったが、和人のアルバイト中に偶然再会する。和人には以前「金持ちになる」と将来の展望を語っていたが、現在は「スペシャルアクターズ」という事務所に所属し、俳優をしている。和人とは対照的に、社交性があり、明るく積極的で、兄思い。
- 多磨瑠(淡梨)
- カルト教団「ムスビル」の教祖。惑星ムスビルに住む神ガゼウスから啓示を受け、声と引き換えに、念力、テレパシー、病の治癒力といった大いなる力を授かり、ガゼウスから授かった教えは父・克樹にテレパシーで送信し、克樹から信者に伝えているとされている。教祖として毅然としているが、幽霊や祟りなどを恐れる小心者の側面も持つ。
映画『スペシャルアクターズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『スペシャルアクターズ』のあらすじ【起】
売れない俳優の大野和人は、小学生の頃から、極度の緊張やストレスに晒されると失神してしまう症状を抱えていた。
この日はオーディションで、演技の酷さについて監督から怒鳴られて失神し、意識を取り戻したものの、駆けつけた救急隊員に大きな声で次々と質問されて失神した。
和人は通院しているメンタルクリニックで、医師の原田に「僕は一生このままなの?何でもするから治して」と訴えるが、原田は「心の問題は、すぐに治るものではないのです」と宥めた。
和人はネットで、おっぱいが心を落ち着かせるという知識を得て、その感触に似ているとされるストレスボールを持ち歩き、ストレスを感じたとき、それを握ることにした。
和人は幼い頃から、ヒーローがスーパーパワーで悪党を倒し、ヒロインを救うという内容の古いアメリカ映画「レスキューマン」が大好きで、ヒーローの台詞と動きは全て覚えており、今でもよく、独りでビデオを見ながら彼の真似をする。
和人の生活は苦しく、家賃は滞納しており、電気は止められた。
警備員のバイトは、勤務中に失神したことを理由に解雇される。
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映画『スペシャルアクターズ』のあらすじ【承】
ある夜和人は、酔った男がカップルに絡む場面に遭遇した。
和人が止めに入れずにいると、カップルの男性が酔った男を殴り倒し、女性を連れてその場を去った。
和人はその酔った男が、約5年ぶりに会う弟の宏樹だと気付き驚く。
宏樹は、芝居で依頼者の困りごとを解決する俳優事務所「スペシャルアクターズ」に所属しており、酔っ払いを演じたのは、先程のカップルの男性からの「彼女にいいところを見せたい」という依頼を受けてのことだった。
翌日、和人は宏樹に連れられて事務所に行き、サクラや「試写会の客席で笑う」「葬式で泣く」業務の他に、依頼者の要望に応じて脚本と演出も手掛けるなどの、仕事内容の説明を受けた。
和人は宏樹に入所を勧められ、金のために仕方なく応じた。
個性派揃いのスタッフに囲まれ、和人は何とか仕事をこなすなか、ある日「詐欺団体から旅館を守って欲しい」という女子高生・祐未からの依頼を受けた。
彼女の姉・里奈は、亡くなった両親の旅館を継ぎ、女将となったが、入信したカルト教団「ムスビル」にそそのかされて旅館を譲渡しようとしているという。
映画『スペシャルアクターズ』のあらすじ【転】
「スペシャルアクターズ」は手始めに、「ムスビル」が詐欺団体である証拠を掴むため、「ムスビル」が信者を集めるために開いている「能力開発セミナー」に潜入した。
「ムスビル」の教祖は多磨瑠という青年で、彼は声と引き換えに、惑星ムスビルの神ガゼウスから超能力を授かったという。
多磨瑠はテレパシーで父・克樹に教えを送信し、克樹が信者たちにそれを伝える。
セミナー会場では教団Tシャツや多磨瑠のプロマイド、ガゼウスの石など高価な物販が展開され、「ムスビル」幹部らは言葉巧みに参加者たちを勧誘する。
和人は宏樹とともに信者を装って教団の集まりに参加した際、緊張のあまり失神した。
和人が目を覚まし、館内を歩いていると偶然、多磨瑠が酒を飲みながら教団の幹部たちと共に、その日の勧誘や原価ゼロの石を含む物販の成果について話すのを耳にした。
さらに「ムスビル」が里奈の旅館を本部にして全国に支部を作る計画と、支部の幹部に渡す「裏教典」の存在を知る。
和人からのこの報告をもとに「スペシャルアクターズ」は裏教典のデータを盗む計画を立て、実行する。
映画『スペシャルアクターズ』の結末・ラスト(ネタバレ)
「ムスビル」は集会場として使用していた里奈の旅館で、ガゼウス生誕記念式典の予告と、近い未来に旅館を「ムスビル」の本部とすることを発表した。
「スペシャルアクターズ」は式典で「ムスビル」の詐欺行為を暴く作戦を立て、そこで大役を担うことになった和人は怖気づくが、原田からの励ましの言葉を胸に、自分とレスキューマンを重ねて挑む覚悟を決めた。
「ムスビル」の目論見と動きを既に読んでいる「スペシャルアクターズ」は、罠に罠を重ねて「ムスビル」を陥れた上に、「レスキューマン」になり切った和人の好プレーが功を奏して「ムスビル」の詐欺行為を立証することが出来た。
その後、役者としての自覚と自信を手に入れた和人は、オーディションの帰り道で偶然、宏樹が多磨瑠と親しげに過ごす場面に出くわした。
和人が「スペシャルアクターズ」の事務所に忍び込み、依頼ファイルを検索したところ、多磨瑠も里奈も含む、今回の件で関わった全ての人物が「スペシャルアクターズ」の俳優で、宏樹が和人の失神の症状を治療するために依頼したことだと知った瞬間、和人は失神した。
映画『スペシャルアクターズ』の感想・評価・レビュー
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映画『スペシャルアクターズ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『スペシャルアクターズ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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