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映画『エンド・オブ・ウォッチ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『エンド・オブ・ウォッチ』の概要:ロサンゼルスの犯罪多発地域で巡回パトロールの任務をこなす警察官のテイラーとサヴァラのコンビは、警察署内でも一目置かれている優秀な警察官だった。しかし、とある事件に関わったことでギャングたちから命を狙われるようになる。

映画『エンド・オブ・ウォッチ』の作品情報

エンド・オブ・ウォッチ

製作年:2012年
上映時間:109分
ジャンル:ヒューマンドラマ、フィルムノワール
監督:デヴィッド・エアー
キャスト:ジェイク・ギレンホール、マイケル・ペーニャ、アナ・ケンドリック、ナタリー・マルティネス etc

映画『エンド・オブ・ウォッチ』の登場人物(キャスト)

ブライアン・テイラー(ジェイク・ギレンホール)
ロサンゼルス市警の巡査でサヴァラと組んで日々命がけのパトロールを行っている。将来は大学の法学部に進学する夢を持っている。
マイク・サヴァラ(マイケル・ペーニャ)
ロサンゼルス市警でテイラーとコンビを組んでいる巡査。自分自身もメキシコ系の生まれであることから、黒人系ギャングたちに対しては躊躇しない。
ジャネット(アナ・ケンドリックス)
テイラーと交際、結婚した女性。テイラーと同じく白人系だが、サヴァラやギャビーたちのようなメキシコ系の人々にも偏見なく接する、心優しい女性。
ギャビー(ナタリー・マルティネス)
サヴァラの妻。彼と高校時代から交際し、卒業と同時に結婚。無事子供も生まれ、家族3人で幸せな家族生活を送るはずだった。

映画『エンド・オブ・ウォッチ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『エンド・オブ・ウォッチ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『エンド・オブ・ウォッチ』のあらすじ【起】

アメリカ、ロサンゼルス州の犯罪多発地域で巡回パトロールの任務を担当する警察官、テイラーは相棒のサヴァラと共に日々命がけで犯罪者を摘発していた。

そんな危険な日々を送る中で、テイラーは大学の法学部に進学する目標を持っており、その入学試験のため自分たちの日々の業務を録画しているのだった。一方、サヴァラは高校時代から付き合っており、現在は妊娠している妻の機嫌が悪く、結婚生活の難しさを愚痴るのだった。

二人はパトロールの相棒というだけでなく、友人として堅い絆で結ばれており、犯罪摘出数も警察署内でトップクラスの成績を誇る優秀なコンビ。

彼らは少々素行が悪いものの、その腕前から警察署内でも一目置かれており、上司の巡査部長や警察署長にも信頼されている。

しかし、町では黒人系ギャングたちとメキシコ系の移民との間で日々抗争が激化しており、毎日のように銃撃戦が繰り広げられているだけでなく、そこには麻薬や人身売買などの犯罪も絡んでいるのだった。

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映画『エンド・オブ・ウォッチ』のあらすじ【承】

ある日、いつものように車内でふざけ合いながらパトロールをしていた二人の元に、無線で指示が入る。

現場に駆けつけ通報した人物に話を聞くと、彼女の二人の子供が前日の夜から姿を消しており捜索して欲しいとのことだった。

しかし、彼女とその同居人の男性の様子が明らかにおかしいため、二人は家の中を捜索することに。反抗する二人をサヴァラが宥めている隙にテイラーが家の奥へと進むと、衣装部屋で拘束されている弱り切った二人の子供を発見する。二人を保護したテイラーとサヴァラは通報人とその同居人を逮捕し警察署に連行するのだった。

その後新たな指令が下り、メキシコ系ギャングたちのパーティーを取り締まりに向かった二人はそこでギャングのボスであるビッグ・イーブルという人物と出会う。好戦的なギャングたちを前に一触即発のムードが漂うものの、その日は何事もなく終わる。

翌日、サヴァラの妹の誕生日会に招待されたテイラーは、交際相手のジャネットやサヴァラの妻のギャビーと共に穏やかな休日を過ごすのだった。

映画『エンド・オブ・ウォッチ』のあらすじ【転】

昨日の一件以降、ビッグ・イーブルの周囲を捜索することにした二人が、彼の母親の家の前で張り込みをしていると、彼の手下と思われる人物が母親に荷物を届ける姿を目撃する。

手下の動向を怪しんだ二人が、彼を追跡し職務質問を行うと手下は突然発砲し、危うくサヴァラが銃撃されかける。彼を逮捕し車を捜索すると、大量の武器と現金を押収する。

その後の火災事件で子供を救出した功労を讃えられ、二人は勲章を授与。勢いに乗ったテイラーは武器と現金を押収した事件に裏があると考え、サヴァラと共に事件の真相を追うことに。

翌日、パトロール中に悲鳴を聞きつけ、民家を捜索するとそこには大勢の移民が監禁されているのだった。再び手柄を立てたと喜んだのも束の間、現場にやってきた移民局の局員に事件に関わるなと警告を受ける。

一方プライベートでは、サヴァラの妻であるギャビーが子供を無事に出産すると、テイラーはジャネットと結婚し、身を固めるのだった。

映画『エンド・オブ・ウォッチ』の結末・ラスト(ネタバレ)

テイラーとジャネットの結婚式が盛大に行われ、サヴァラやギャビーだけでなく警察の上司も参列していた。心からテイラーを祝福していたサヴァラは、彼に自分の身に何かあったら妻と子の面倒を見るよう頼み、互いに命を預けるものとして絆を深めるのだった。

その後、通常通りパトロールをしていると、過去にサヴァラによって逮捕された黒人が二人にメキシコ系ギャングの標的にされていると忠告すると、何者かが自分たちを尾行していることに気がつく。

翌日、目の前で信号無視をした車両を追いかけ、容疑者を追ってマンションに入り込んだ二人は、待ち伏せしていたギャングたちに集中砲火を浴びる。

なんとかホテルから脱出したものの、その周辺はギャングたちが多く住む地域だったため、ホテルの外で待機していたギャングによってテイラーが被弾。

当たりどころが悪く、身動きが取れなくなったテイラーを守りながら援護を待っていたサヴァラだったが、追ってきたギャングたちによって集中砲火を浴び、殺されてしまうのだった。

駆けつけた警察官たちによってギャングたちは一掃されたものの、サヴァラは即死。テイラーは病院に搬送されなんとか一命を取り留める。

サヴァラの葬儀には、ロス市警全員が参加した。葬儀で、生き残ったテイラーは涙ながらに彼との絆を話すのだった。

映画『エンド・オブ・ウォッチ』の感想・評価・レビュー

物語上、テイラーが胸にカメラを着けて日々の業務を記録するという設定だったので、カメラワークも主観的な撮影方法が撮られている点が印象的だった。

また、それ以外にも様々な視点から登場人物たちの動きを撮影しているため、臨場感を持って視聴できた。

テイラーとサヴァラがパトロール中に楽しそうに話す姿と、一切に犯罪現場に足を踏み入れる姿にギャップがあり、全体的に緩急が効いていた。(MIHOシネマ編集部)


本作は、麻薬ギャングやカーチェイス、銃撃戦といった犯罪が日々繰り広げられるロサンゼルスの安全を守るロス市警のブライアンとマイクのコンビを描いたアメリカのギャング作品。
自撮りカメラやパトカーのカメラの映像によって、危険な状況が臨場感たっぷりに映し出され、まるでドキュメンタリーを見ているかのようなリアリティーと緊張感に興奮が冷めなかった。
何と言っても、ジェイク・ギレンホールの演技とは思えない自然な演技が素晴らしかった。(女性 20代)


ジェイク・ギレンホールとマイケル・ペーニャがバディを組んで演じるのは「ロス市警のリアル」。彼らの日常が淡々と描かれていますが、その日常がかなりイカれています。
毎日をのんびり過ごしている私からすると、こんな生き方は絶対したく無いと思うような危険な毎日。しかし、その危険から市民を守る彼らのような「警官」がいるからこそ街の安全が保たれるのだと感じました。
マイケル・ペーニャがめちゃくちゃ良い役です。彼の存在がジェイク・ギレンホールを更に引き立てていて見応え抜群でした。(女性 30代)


ロス市警の協力を得て撮影されたモキュメンタリー。悪を懲らしめる痛快アクションではなく、リアルな警察官の日常を徹底的に見せています。残忍、過酷、危険が溢れかえったロスで、命懸けで働く警官は神のようでした。銃社会ですから、毎日戦場で闘っているようなものでしょう。ハンドカメラとPOV撮影を巧妙に使い分けており、生々しい現場を肌にヒリヒリと感じます。テイラーとザヴァラ両巡査のジョークを交えた車内での会話は、ほっと安らぎます。(女性 30代)


あの頃警察になりたいなんて軽々しく口にした自分を戒めたい。銃社会だからこそ、イメージしていたより遥かに危険な任務を行っているLA警察のリアルを知った時、日本は全く狭く平和だと痛感した。

POVカメラで追求したリアルさは潜入捜査を間近で見ているような迫力があり、この映画最大の見所でもある。どんな役でもこなしてしまう演技派のジェイク・ギレンホールの正義感溢れる役柄が観れるのもファンとしてはとてもエキサイティングだった。(女性 20代)

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