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映画『ウィークエンドはパリで』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ウィークエンドはパリで』の概要:結婚30年を迎えるニックとメグは記念日を祝うためにパリ旅行へと出かける。贅沢なパリ旅行を楽しむはずが、ニックが勤め先の大学を解雇されたと告白したことで夫婦は本音をぶつけ合うことになる。熟年夫婦の愛をコミカルに描いた2013年公開のイギリス映画。

映画『ウィークエンドはパリで』の作品情報

ウィークエンドはパリで

製作年:2013年
上映時間:93分
ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー、コメディ
監督:ロジャー・ミッシェル
キャスト:ジム・ブロードベント、リンゼイ・ダンカン、ジェフ・ゴールドブラム、オリー・アレクサンデル etc

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映画『ウィークエンドはパリで』の登場人物(キャスト)

ニック・バロウズ(ジム・ブロードベント)
若い頃はケンブリッジ大学の秀才だったが現在はイギリスの三流大学で哲学の講師をしている。しかし1ヶ月前にその大学も解雇されていた。変化を嫌う小心者で行動力のある妻に依存している。結婚して30年になるが今も妻が大好き。
メグ・バロウズ(リンゼイ・ダンカン)
ニックの妻。中学校の生物教師。奔放でプライドの高い女王様タイプ。夫の束縛に苛立っているが、彼女もよくワガママを言って夫を困らせている。シニカルな自信家。
モーガン(ジェフ・ゴールドブラム)
ニックの大学時代の後輩で売れっ子作家。ニューヨークにいたが家族を捨ててパリへ移り住み、現在は若い新妻とセレブ生活を送っている。ニックに憧れていた。

映画『ウィークエンドはパリで』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ウィークエンドはパリで』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ウィークエンドはパリで』のあらすじ【起】

イギリスで暮らしているバロウズ夫婦は結婚30周年の記念日を祝うため週末を利用してパリへ旅行に来る。しかし夫のニックが予約したホテルは狭苦しいボロホテルで、妻のメグは怒り出す。1人でタクシーに乗ったメグをニックも慌てて追いかけ、タクシーに乗り込む。

メグは運転手に多額のチップを渡して2時間もパリ市街地をドライブさせた後、一流ホテルの前でタクシーを降りる。お財布役のニックはヒヤヒヤしながら後に着いていくが、ホテルは満室だった。しかしブレア首相も宿泊したロイヤルスウィートなら宿泊できることがわかり、ニックはメグのためにその部屋に決める。

機嫌の直ったメグは部屋で高価なシャンパンまで開け、この旅行を満喫しようとする。ニックはお金の心配をしながらもメグに付き合う。2人はパリの街を散策し、メグの選んだ店で機嫌よくランチを楽しんでいた。ところがニックが突然1ヶ月前に大学を解雇されたと言い出す。ニックが黒人の女子生徒の髪型に対して不適切な発言をし、その女子生徒が大学に抗議したのが原因だった。

映画『ウィークエンドはパリで』のあらすじ【承】

ニックの予想に反してメグは夫を責めなかった。それどころか他の道を考えてみればいいとニックを励ましてくれる。気の重たい告白を済ませ、ニックは高級レストランでディナーを楽しみたいというメグの要求も快く了承する。

ニックとメグには結婚して独立したできの悪い息子がいた。ニックが財産を叩いて買ってやった新居はネズミの巣窟で、ニックは息子一家を同居させたいと考えていた。しかしメグはそれに反対しており、さらに仕事も辞めて新しい人生を生きたいと言い出す。自分は捨てられるのだと感じたニックは意気消沈し、最後にメグに奢ってもらうことにする。

伝票を見たメグはニックに外で待っているよう指示し、支払いをせずに裏口から逃げ出す。メグに急かされてニックも一緒に走り、2人は無銭飲食を成功させる。興奮した2人が路上で熱いキスを交わしていると、誰かが“ニック・バロウズ!”と声をかけてくる。声の主はケンブリッジ大学時代の後輩のモーガンだった。モーガンはニックとの思いがけない再会を喜び、明日の夜のパーティーに夫婦を招待する。

映画『ウィークエンドはパリで』のあらすじ【転】

その夜、ニックはメグに迫るがメグはさっさと寝てしまう。2人は10年もセックスレスだった。夜中に目を覚ましたメグはベッドにニックがいないことに気づき、彼を探す。メグはニックに冷たく接していたが、ベランダにニックを見つけると心底安堵する。

翌日。パーティーへ行くためドレスアップしたメグを見てニックは不安を感じる。夫婦はモーガンがメグ目当てで2人を招待したのだと思い込んでいた。ニックは以前からメグの浮気を疑っていたと言い出し、身に覚えのないメグを激怒させる。2人は険悪な雰囲気のままモーガンの自宅へ向かう。

売れっ子作家のモーガンの自宅は豪勢だった。モーガンの出版記念パーティーにはパリの文化人や芸術家たちが集まっており、ニックとメグは気後れする。メグはモーガンの若い新妻を見て自分の勘違いに気づく。モーガンはメグなど眼中になく、本当にニックと話をしたがっていた。モーガンはニックを書斎に招き、いかに自分がニックに影響を受けてきたかを熱弁する。ニックを自分以上の成功者だと思い込んでいたモーガンは、ニックに新しいプロジェクトへの出資を依頼する。ニックはそれを拒否できなかった。

映画『ウィークエンドはパリで』の結末・ラスト(ネタバレ)

ニックはパーティー会場から離れた奥の部屋でモーガンの息子と話をする。彼はモーガンと前妻との息子だった。モーガンに捨てられ前妻が自殺未遂を起こしたことやニューヨークで暮らしている息子を自分の都合で週末になるとパリへ呼びつけるモーガンの傲慢な生き方にニックは怒りを感じる。そこへニックを探しにメグがやってくる。メグはさっき男性に誘われ、自分は今夜その男性と行くつもりだと言い出す。ニックは“行かないでくれ”と頼むが、メグは冷たく“行きたいの”と彼を突き放す。

食事の席での挨拶でモーガンはニックを褒めちぎる。それに応える形で挨拶をし始めたニックは、いかに自分が惨めで情けない男であるかを正直に話す。そんな自分には妻への愛しかないが、その妻にも捨てられそうで自分は絶望しているとニックは告白する。メグはニックの不器用だが一途な愛の告白に感動し、自分も夫を愛していると答える。2人はそのまま手をつないで帰って行く。

あれこれあったがこのパリ旅行で夫婦はお互いの愛を確認しあい、絆を深めることができた。しかしホテルの部屋代や諸々の費用はカードの支払限度額をオーバーしており、ホテル側にパスポートを取り上げられてしまう。それでも2人はお金では買えない愛を手に入れたことに満足していた。

映画『ウィークエンドはパリで』の感想・評価・レビュー

若い夫婦ではなく、年を重ねた夫婦の微妙な関係を描いているところが良かったと思う。素直じゃないメグの気持ちが理解できたし、きっと後で夫を責めたことを後悔しているような人なんじゃないかなと思った。ニックは成功していない人なのかもしれないが、妻のことを深く愛しているのが分かって、メグが羨ましく感じた。喧嘩別れせず、ハッピーエンドで物語が終わったところも、後味が良くて好きだった。見れば愛する人に会いたくなるような、温かな気持ちになれる作品。(女性 30代)


「夫婦」を長年続けていくことって簡単なことじゃないんだなと考えさせられる作品でした。
結婚30年を祝うため週末をパリで過ごす老夫婦。普段は言えないような悩みや気持ちを打ち明けるうちに、2人は「夫婦」としての形を見つめ直していきます。自由なおばあちゃんと心配性のおじいちゃん。長く続く夫婦って足りないところを補うような、ある意味「正反対」の2人なのかなと思いました。
2人の言動や行動は理解できない部分もありますが、なんとも雰囲気がよく温かく優しい空気が流れていてとても好きな作品でした。(女性 30代)


30年連れ添っても、男女が分かり合えることは無いと確信します。都合が悪くなると、あっけなくパートナーを捨てる人は少なくありません。ニックの愛し方は、鬱陶しいかもしれませんが尊いものです。分かり合えなくても不格好でもいいから、人を愛したいと思います。パーティーでニックがスピーチした時、余りに赤裸々で心打たれました。老いぼれであること、リストラされたこと、妻に捨てられそうで不安なこと、正直に思いの丈を話しており、妙に感動しました。(女性 30代)

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