映画『ハチェット無頼』の概要:賞金稼ぎのマンナーヤは、かつて父から土地と命を奪い、自分の村を失意に陥れた男、マッゴーワンを捜していた。マッゴーワンの治める村に着いたマンナーヤは、そこで自分の村のように荒れ果てた光景を目にした。
映画『ハチェット無頼』の作品情報
上映時間:92分
ジャンル:西部劇
監督:セルジオ・マルチーノ
キャスト:マウリツィオ・メルリ、ジョン・スタイナー、ドナルド・オブライエン、フィリップ・ルロワ etc
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映画『ハチェット無頼』の登場人物(キャスト)
- マンナーヤ(マウリツィオ・メルリ)
- 幼い頃は森林のそばにある村で暮らしていたが、森の地下にある鉱脈目当てでやってきたマッゴーワンに生活を壊されてしまう。彼に復讐を近い、戦士になった。
- 賞金首(ドナルド・オブライエン)
- 5000ドルの賞金を賭けられていた男。マンナーヤの標的になってしまう。
- マッゴーワン(フィリップ・ルロワ)
- 銀鉱山を取り仕切る男。政府との取引もある。
- ボレル(ジョン・スタイナー)
- マッゴーワンの片腕。彼の娘と恋仲になっている。ドルマンとの繋がりもある。
- ドルマン(アントニオ・カサーレ)
- 強盗団のリーダー。ボレルと裏で繋がっていて、彼から得た情報を元にマッゴーワンの鉱山を出発する馬車を襲撃していた。
- ジョニー(サルヴァトーレ・パンチロ)
- 行商人。旅の途中で倒れていたマンナーヤを助ける。
映画『ハチェット無頼』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ハチェット無頼』のあらすじ【起】
湿地帯を走る指名手配犯の男。泥濘に足を取られてもすぐに立ち上がり、また走り出す。そんな指名手配犯を馬に乗って追いかけるマンナーヤ。馬の足音は近くなっていく。指名手配犯は緊張の面持ちで辺りを見渡した。馬に乗っていたマンナーヤは下馬し、手斧を投げる。斧は指名手配犯の腕を断ち、そばの木に突き刺さった。
馬に乗った男は指名手配犯を生け捕りにし、サットン町まで連れてきた。酒場に立ち寄ろうとした男だが、酒場はマッゴーワンという人物の命令で閉鎖されてしまっていた。看板には「悪事と不正は町には無用」とあった。男たちは警察署に寄る。中には老人がいた。警察かと聞くと、老人は警察なんていない。町はマッゴーワンに支配されていると語る。賞金を得たい男は近くの町を探すが100マイルも離れているという。宿泊の許可を得るためにマッゴーワンの部下だというボレルに会いに行く。そこで彼と賭博をし、勝ちを納めるマンナーヤ。二人の間に緊張が奔る。金を取り戻そうと部下をけしかけるボレルだが、彼の部下が銃を抜く前にその手を撃つマンナーヤ。金を手に入れたマンナーヤは捕らえた賞金首を逃し、閉鎖された酒場で一夜を過ごした。
映画『ハチェット無頼』のあらすじ【承】
次の日、マンナーヤはマッゴーワンが所有する銀鉱山にいた。そこで働く労働者はドルマン一味のことを噂していた。鉱山から出発した馬車を追うマンナーヤ。するとマンナーヤは馬車がドルマン一味に襲われているところを目撃した。
マッゴーワンの家に忍び込んだマンナーヤは家主に会うと、ドルマン一味を倒すために自分を雇えと提案する。それを阻止したいボレルは部下にマンナーヤを襲わせる。マンナーヤはボレルの部下を退けるが負傷してしまう。
銀の取引先である政府に物資の催促をされるマッゴーワン。彼はドルマン一味のせいで銀を届けられないと訴える。用心棒を雇えるたけの金を渡しているはずだと言う政府に、マッゴーワンはどうにかすると言うしかなかった。
気を失っていたところをジョニーとバリー座の一団に救われたマンナーヤ。彼らのおかげで後からやってきたボレルの刺客もかわすことができた。ジョニーとバリー座の一団は、サットンに帰るというマンナーヤを送る。
映画『ハチェット無頼』のあらすじ【転】
ジョニーとバリー座の一団と入れ違いでサットンを出発した駅馬車。裏道を選んで進んでいたにも関わらず、ドルマン一味に見つかってしまった。馬車に乗っていたマッゴーワンの娘は人質にされる。同乗していたボレルはドルマン一味と行動を共にする。馬車の移動ルートをドルマン一味に教えていたのは彼だった。
ボレルに裏切られたと知ったマッゴーワンは、マンナーヤに娘の救助を依頼する。マンナーヤは多額の報奨金とジョニーたちに酒場の営業許可を与えることを条件に引き受け、ボレルたちと対峙する。銃撃戦が始まり、最初は攻勢だったマンナーヤだったが、マッゴーワンの娘に邪魔され捕まってしまう。彼女もボレルの仲間だったのだ。マンナーヤを捕まえたボレルは彼がマッゴーワンから預かっていた身代金を確認する。しかし、マンナーヤが乗ってきた馬車に積まれていたのは、石ころの山だった。マンナーヤはボレルたちに渡した振りをして身代金を横取りするつもりでいた。金の隠し場所を問い詰めるボレルだが、マンナーヤは口を割らない。ボレルは村から彼の恋人を連れてきて、彼女の命と引き換えに金の在り処を言えと脅す。渋々答えるマンナーヤ。マンナーヤが取引に応じたにも関わらず、ボレルは彼の恋人を殺してしまった。
映画『ハチェット無頼』の結末・ラスト(ネタバレ)
ボレルに捕まったマンナーヤは首から下を土に埋められ、瞼を開いたままの状態で縫い合わされ、視力のほとんどを失ってしまう。そんな彼を助けたのは、かつて彼が見逃した賞金首だった。
娘と共にマッゴーワンの元に戻ったボレル。二人は自分たちの関係をマッゴーワンに明かす。愛していた娘も村の実権もボレルに奪われ失意に暮れるマッゴーワン。マッゴーワンから鉱山を奪ったボレルは暴力で労働者を支配しようとするが、失敗してしまう。マッゴーワンが治めていたときよりも辛く厳しい環境に労働者たちは捨て身の暴動を起こす。労働者の暴動は収めたが、鉱山は使い物にならなくなってしまう。
賞金首がマンナーヤを助けたのは善意からではなかった。賞金首はマンナーヤの情報をボレルに売る。彼の言うことを手がかりにマンナーヤに奇襲をしかけたボレルの部下だが、返り討ちにあってしまう。裏切り者の賞金首を殺すと、マンナーヤはサットンを目指した。
サットンではボレルがマンナーヤを待ち構えていた。やってきたマンナーヤに犬をけしかけるボレル。しかし、マンナーヤには通用しなかった。犬を蹴散らし、マンナーヤは手斧を放る。放たれた手斧はボレルに突き刺さり、彼は絶命した。ボレルの死体にマッゴーワンの娘が寄り添う。労働者が死に、統治者もいなくなった村に、泣き崩れた娘の声が響いた。
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