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映画『ウォーターボーイズ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ウォーターボーイズ』の概要:ひょんなことから学園祭でシンクロナイズドスイミングをやる事になった男子高校生。最初は気乗りしなかったが、次第にその魅力と楽しさに引き込まれ仲間達と掛け替えのない夏を過ごす。

映画『ウォーターボーイズ』の作品情報

ウォーターボーイズ

製作年:2001年
上映時間:91分
ジャンル:青春、コメディ
監督:矢口史靖
キャスト:妻夫木聡、玉木宏、三浦哲郎、近藤公園 etc

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映画『ウォーターボーイズ』の登場人物(キャスト)

鈴木智(妻夫木聡)
唯野高校水泳部の唯一の部員。パッとせず優柔不断な性格で、最後の大会を終えた帰り道にシンクロナイズドスイミングの大会を目にし、その素晴らしさに驚く。美人教師が水泳部を顧問する事により水泳部の部員が増え、ひょんなことからシンクロをする事になり奮闘する。桜木女子高の木内静子に出会い一目惚れする。
佐藤勝正(玉木宏)
アフロヘア―の元バスケ部員。怪我で引退という事になっているが、実際は練習をさぼっていた「中途半端大王」(自称)なだけであった。青春ぽい事を恥ずかしく思う所がある。
早乙女聖(金子貴俊)
幼い頃から佐藤に気がある乙女系男子。優しい性格だがすぐ泣く事もある。
太田祐一(三浦アキフミ)
筋肉マッチョな体を目指すガリガリな男子高校生。ダンスが得意でゲームセンターのダンスダンスレボリューションではボーイズの先頭に立ってその腕前を披露する。
金沢孝志(近藤公園)
ガリ勉でカナヅチな高校生。ガリ勉なだけあって頭が良く、複雑なマスゲーム時の動きを計算し、全体の指揮を執る。
木内静子(平山綾)
桜木女子高の生徒。幼い頃から空手をやっており、男勝りな性格だが、鈴木の事を気にかけている。連れ出されて何かとほっておかれてしまう事がある。
磯村(竹中直人)
胡散臭いイルカの調教師。シンクロを教えると言って鈴木達を訓練の一環として水族館でただ働きさせるが、それが彼らのシンクロ技術を向上させた事に驚く。

映画『ウォーターボーイズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ウォーターボーイズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ウォーターボーイズ』のあらすじ【起】

唯野高校水泳部キャプテンの鈴木智はパッとしない男子高校生。部員は彼1名で部は廃部寸前で彼も高校最後の大会を終えて引退を迎えた。その帰りに同じ会場でやっていたシンクロナイズドスイミングの演技を目の当たりにした彼は、その素晴らしさに驚く。

夏休み前のある日、唯野高校にナイスバディの美人教師である佐久間恵が赴任してくる。水泳部を受け持つという事になり、1人だった部員はあっという間に30人近くに増えた。その中には鈴木と仲の良い佐藤がいた。目当ては当然顧問の佐久間先生だ。しかし、当の佐久間先生は男子校で水泳は指導できないと泣き出してしまう。鈴木や佐藤が励まし、気を取り直した佐久間先生は部員達に自分が専攻していたシンクロの映像を見せる。結果、全員が絶句してしまい、逃げ出してしまう。残ったのは鈴木や佐藤を含む5名だけとなってしまった。他の3人は乙女系の早乙女聖、ガリガリの太田佑一、ガリ勉の金沢だ。幸先不安な5人を他所に佐久間先生は学園祭でシンクロ公演をやる事を決めてくる。ところが彼女は急に悪阻を起こし、妊娠8ヵ月でそのまま産休に入ってしまうのだった。

佐久間先生がいなくなり、プールもバスケ部の釣り堀として文化祭で使われる事になった。しかし、周囲からバカにされる5人は自分達でシンクロをする事に決める。しかし、プールには既に魚が放流されてしまっていた。どうしてもと言うなら魚を獲るように言われる鈴木達。夜中に学校へ忍び込んでプールの水を抜き、魚を獲ろうとするが失敗に終わる。翌朝、水泳部を担当していた杉田先生にこっぴどく叱られる5人。挙句の果てには水道代と死なせてしまった魚の代金を弁償する羽目になってしまった。5人は文化祭のシンクロ公演で弁償代を払うと話し、商店街へチケットを配りに行くが、みんな笑うだけでチケットは殆んど売れなかった。唯一の買い手はオカマバーのママ達だけだったのだ。
シンクロ練習を開始する5人だが、何をやって良いのか分からず、取り敢えず本に書いてある事をやってみる。そして成果発表で杉田先生と魚の責任者である磯村に見せるがものの見事に失敗。プールは使用中止になってしまう。

夏休みに入り予備校へ行く鈴木。そこで桜木女子高の木内静子に出会う。彼女に一目惚れし、デートをする事になった鈴木は水族館に来る。そこではイルカショーが行われており、調教師はあの磯村であった。自分達もイルカのような演技をしたいと磯村に頼み込む鈴木。何でもするという鈴木の条件をのんで磯村はシンクロ指導をする事を引き受ける。

映画『ウォーターボーイズ』のあらすじ【承】

水族館にやってきた鈴木達5人。しかし、何か様子がおかしい。水族館に来てからというもの、2週間ずっと水槽を磨くだけだったのだ。いつになったらシンクロ指導をしてもらえるのかと佐藤は磯村に抗議する。ところが、いざ水に入りシンクロの動きをするとカナヅチだった金沢を含む5人全員が上手くなっているのだ。その様子を見て驚く磯村。実は彼はシンクロ指導をエサに彼らをただ働きさせるのが目的だったのだ。

そんなある時、海でシンクロの練習をしていると救急隊がやって来る。シンクロの練習と知らず、鈴木達が溺れていると勘違いした地元住民が助けを呼んだのだ。彼らの事はニュースにもなり、鈴木達は一気に有名人となってしまった。

夏休みが終わる頃、水族館に静子がやって来た。以前のデートでのがさつさを気にし、予備校にも顔を見せなくなった鈴木に会いに来たのだ。お互いに文化祭の話をし、別れる2人。しかし、鈴木は彼女にシンクロの話を出来ずにいた。

映画『ウォーターボーイズ』のあらすじ【転】

夏休みが明けて学校に戻るともはや学校中の噂になっていた。プールを使用禁止されている上にゲリラ公演まで考えていただけに5人はバツが悪い。登校するや否や杉田先生に職員室へ呼び出される5人。もはや隠せず、どうするかと考えた時に、学校へシンクロ公演に関する問い合わせの電話がかかってきた。朝から引っ切り無しらしい。さすがの杉田先生も彼らの努力を認め、プールの使用許可を出してくれた。そして以前、一緒に佐久間先生目当てで入ってきた部員達もシンクロをやりたいと言い、加わる事になった。

本格的に始動しはじめたシンクロ部。演目のアイディア出しやシンクロ練習に熱が入る。ガリガリだがリズム感がある太田は陸ダンスを指導し、ガリ勉でカナヅチだった金沢は複雑なマスゲームの動きの指揮を執る。今までの学校生活でパッとしなかった彼らが輝き始めたのだ。

商店街もシンクロ公演に向けて盛り上がっていた。以前は笑っていた人達もシンクロ公演のポスターを張るなどして協力的になってくれていたのだ。ポスターを張る際中に桜木女子高の文化祭がシンクロ公演日と同じなのに気が付く鈴木と佐藤。人を集めるのが大変な上に桜木女子の生徒が来ないのは彼らにとってかなりの痛手となってしまう。しかし、鈴木はどこかほっとした様子だ。

シンクロ公演の前夜、鈴木は静子と会った。文化祭の日程が被ってしまい残念がる2人。鈴木はシンクロの事を静子に話そうとする。しかしその時、唯野高校でボヤ騒ぎが起きているのを目にする。静子を残し、高校へ向かう鈴木。野次馬の話では花火をしていた学生の火が展示物に移ってしまったというのだ。幸い大事に至らずに済んだが、鈴木は消防車のホースがある所へ続いているのに気が付く。もしやと思いホースを辿ると、そこはプールだった。消化の為にプールの水が使われてしまったのだ。

映画『ウォーターボーイズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌日、急ピッチでプールに水を入れるが公演時間に間に合いそうもない。そんな落胆するボーイズ達の所に桜木女子高の生徒会の生徒がやって来る。彼らさえよければプールを使っても良いというのだ。再び活気を戻したボーイズ達は急いで桜木女子へと向かった。

会場には多くのお客さんが来ていた。桜木女子の生徒達だけではなく、オカマバーのママ達や子供を産んだ佐久間先生、プールの使用許可をくれた杉田先生も応援に来てくれたのだ。シンクロコールが起きる中、そこには静子の姿もあった。それに気付いた鈴木はやらないと言い出す。演技を静子に見られるのが恥ずかしいのだ。そんな鈴木に戸惑う佐藤達だが時間が来た為に演技に向かう。音楽と共に駆け出すウォーターボーイズ。リズムに合わせて陸ダンスを軽快に踊る。静子はその中から鈴木を探そうとするが彼の姿が見えない。

鈴木はプール裏で悩んでいた。そこへ磯村がやって来る。磯村の本心に気付いていた鈴木。磯村は素直にそれを認め、今は本当に彼らの演技を見たいと話す。

演技は陸ダンスから水中の演技に移った。それに合わせて鈴木はプールへと飛び込む。彼の姿を見つけて笑顔になる静子。カッコ良くジャンプし、水中での演技を華麗に決めて行く。苦労して練習したマスゲームも綺麗に形を見せる事に成功する。

再び陸ダンスに戻るボーイズ達。鈴木は運良く静子の目の前で踊る事となった。その顔にはもう恥ずかしさはなく生き生きと踊る彼の持ち前の笑顔があった。

そして最後の曲、フィンガー5の「学園天国」がかかる。ボーイズ達は最後の曲で一気に盛り上がり、楽しさを爆発させる。陸ダンスから水中の演技へ移行し、バク転宙返りやジャンプと言った大技を繰り出す。しかしそこでトラブルが起きる。鈴木がジャンプに失敗して、水に落ちた時に海パンが脱げてしまったのだ。最後の3段やぐらの上に立つ予定の鈴木に絶体絶命のピンチが襲い掛かる。それを察した静子はポケットに入れていた手製の海パンを鈴木に投げ渡した。彼がシンクロを頑張っているのを知っていて手渡そうと思っていたのだ。鈴木はそれを履いてやぐらの頂上で決めポーズ。彼らが初めて挑戦したシンクロナイズドスイミングは、多くの困難を乗り越えて大成功を収めたのだった。

映画『ウォーターボーイズ』の感想・評価・レビュー

THE青春!夏と言えばウォーターボーイズ!爽快で嫌なことも吹っ飛びそうなスカッとする作品です。一つの目標に向かって全力疾走する男の子たちの姿がキラキラ輝いていて、そして男子高校生特有のノリの軽さとおバカなところも良い感じでした。大人になって見ると泣きたくなるぐらい学生時代がとても懐かしくなります。ラストのシンクロシーンでは感動させられ胸がジーンとしました。夏特有のワクワク感も味わえて元気を貰える作品です。(女性 30代)


ベタな青春物の映画だが、何年たっても何度見ても、笑いと感動を与えてくれる。その時代、年齢でしか出来ないことを、全力で表現しており、懐かしい気持ちになる。高校生ならではの気持ちやぶつかり合いなども見所である。また、一人一人のキャラの濃さが際立ち、それが集結していく所も好きだ。素人ながらも、かなり練習してシンクロに打ち込んできたのだと分かるくらい、最後のパフォーマンスは素晴らしかった。(女性 20代)


時が経って何度観ても笑えるし、飽きない青春映画です。

脚本も良く出来ていて、クセの強いキャラクター達を際立たせつつもしっかりまとめ、
分かり切っているハッピーエンドに向かい、盛り上がっていく感じも大好きです。

ラストのシンクロシーンもライブ感覚で盛り上がることができて楽しめました。
俳優の皆さんも大変な練習を重ねたんだろうな、という映画の先の苦労が見え、
それでも楽しそうに演じている姿に確かにそこに『青春』はあったんだな…と思うと涙が出てきてしまいます。(女性 30代)


イルカの調教師にシンクロを指導してもらおうとするところなど、突拍子もない話が出てくるが、嫌な感じはせず純粋におもしろい作品だと思う。変に大会に挑もうとせず、学園祭への出場を目指して頑張るところも良かった。恋愛も描かれているが、男同士の友情に重きが置かれている作品だと思う。皆で一緒になって練習に励む過程が描かれているため、物語のラストでシンクロを披露するシーンは楽しいのに感動する。(女性 30代)


自分が高校生だった時を思い出させてくれる作品。
思春期特有の行動力や発想力が面白く、何か昔の忘れていた少年の心のようなものを少し思い出すことができた気がする。
妻夫木聡らのキャスト陣も当時はまだ若くあどけない様子で、可愛らしい印象だ。
あえてバラバラになりやすい高校生という多感な時期に、息を合わせなければならないシンクロというスポーツは何か大事な事を教えてくれるのかもしれない。(男性 20代)


男子高校生がシンクロをする。これだけ聞くと一見複雑そうな内容だと思われがちだが、実際は部活に真面目に取り組みながらも夏を全力で楽しむ登場人物たちの姿にいつの間にか自身の高校時代を重ね合わせていた。大人ならみんな持っている夏の思い出を思い出させてくれる作品だ。

主人公には現在活躍している妻夫木さんが演じており、妻夫木さんの若い頃の体当たりの演技も守ることができるので妻夫木さんのファンの方にもぜひオススメしたい作品。(男性 20代)


青春っていいな、懐かしいな、できることなら戻りたいな。観るたびにそう思わせてくれる作品だ。

高校時代の夏休み中の、しんどかったけど楽しかった部活練習や合宿を思い出したり、この年代ならではの友情や恋が微笑ましかったり。青春の良さがギュッと凝縮されたような映画なのだ。

今では一流俳優となった妻夫木聡や玉木宏の初々しい姿にも注目である。名曲『学園天国』に乗せて全員で魅せるシンクロ演技は素晴らしいので必見だ。(女性 40代)

みんなの感想・レビュー

  1. 村山 より:

    私たちがそうであって欲しいと思う男子高校生の姿が描かれた、くだらないけど楽しそうでどこか懐かしさを感じる作品。話のテンポや役者の演技が素晴らしく、私も彼らの同級生の1人になったような気分で見ていた。彼らがシンクロを始めるきっかけは周りの大人たちを巻き込んで、仲間と共に一つのことに打ち込んでいく姿や彼らの努力、そして最後の演技は、大人になって見るととてもグッとくる。私もこんな青春をおくってみたかったと心から思った。

  2. googly より:

    青春映画といえばコレ!!というくらい流行った映画で、ここから派生してドラマシリーズも始まり、毎年夏に放送されていたのが懐かしいです。有名になった俳優の方々が、若手俳優の位置で出演しており、彼らが共演しているのも今ではなかなか貴重です。
    冴えない主人公の、目標に向かって努力していく姿や、憧れの彼女との恋など、憧れの青春がここに全て詰まっています。シンクロをするための努力を見てから迎える、最後の文化祭での公演には胸が熱くなりました。
    大人になった今でも、ずっと楽しめる夏の定番映画です。

  3. イシダ より:

    好きな青春映画で、追って調べるとモデルが男子校の埼玉県立川越高校の水泳部で、実際に1988年から文化祭の演目として行っているシンクロ公演ということだった。
    スポーツ青春ストーリーあるあるではあるが、基本的にひとりひとり個性が強いようなところがあったり、コメディ要素は多い。今の時代になって観ても、すごくちょうどよく笑えて楽しい青春の一作である。他に超えるスポーツ青春ストーリーがわたしにはないくらいだ。
    青春というのは体験しないと胡散臭く聞こえたりするのだろうか。この作品なんかだと、変な作り込んだ感じがなくて観やすいと思うが。

  4. きーもも より:

    子供の頃に観た、今でも覚えている思い出の作品。妻夫木聡演じる冴えない高校生が仲間と一緒に「男のシンクロ」を始め、文化祭で披露するまでのお話。この映画の後ドラマなどでもリメイクされていますが、この作品はいつ観ても、誰と観ても面白い。青春映画として素晴らしく、夏を感じられる作品です。竹中直人演じるキャラクターが本当に個性的で、この作品を更に面白いものにしています。
    懐かしい音楽に高校生の暑苦しいほどの熱量。過去の作品を見返してみるのもいいですね。

  5. 前川 より:

    20代後半、30代にとっては青春映画の金字塔といっても過言ではないほど、2000年代を思い出せる映画。今では主役級の俳優たちがコミカルにバカやって、本当に部活ばりに練習して、青春真っ只中な男子高校生を等身大で演じています。題材は一風変わった、男子のシンクロ。王道ではない青春スポーツ映画の切り口にもなっていると思えるこの映画は、ある意味日本映画史には旋風を巻き起こしたと言ってもいいのではないでしょうか?気持ちのいい映画でした。

  6. ミヤナミ より:

    シンクロナイズドスイミングを通して王道の青春を描いた作品だ。いかにも青春といった雰囲気で、爽やかで見ていて心地がいい。何かにまっすぐに進んでいく姿は高校生らしく、とても輝いて見える。自分の高校の文化祭でも、水泳部がこの作品を参考にシンクロをしていたことを思い出して懐かしい気持ちになった。
    現在の邦画作品に欠かせない俳優たちが多く出ているのも見所の一つだろう。ぜひ暑い夏に観て、爽やかな気分になってほしい。

  7. あさとあさ より:

    私の人生で見たり、やったりの経験したことのないシンクロは、この映画を見てとても親近感の湧く競技に思えるようになった。映画自体は、高校生の友情、熱意、恋愛など青春全てがここに詰まっている。

    初めは出来ないと思われていた技をピシッと決めるところは胸が熱くなった。青春っていいな、何かに夢中になって必死に頑張れるっていいな、と思える映画だ。音楽に合わせてシンクロをするのを見ていると、つい自然と体が動く。大人でも子どもでも楽しめる映画だと思う。

  8. ふくりん より:

    ドラマ化もされている、夏を代表する青春映画。
    シンクロ部員たちのやりたいことに全力で、一生懸命に汗かく姿がとにかくかっこよかった。
    美しい青春の日々が描かれていて、シンクロ部員だけでなく、その脇を務める俳優陣も豪華だ。特に、竹中直人や玉木宏とのコミカルなシーンも面白くて良かった。
    今見ると、現在も活躍されている俳優陣たちの若かりし頃を懐かしく思う。
    素人がシンクロを完成させることに、一体どれだけの苦労があったのだろうか。
    ラストのパフォーマンスは圧巻。

  9. トウシュ より:

    矢口史靖の全盛期の作品で彼の作品らしく、軽妙な心地よいセリフ回しが楽しめる青春お気楽映画。スポーツ映画としては葛藤が少なくドラマとして実は平坦だったりするが、このいい意味での軽薄さが時代に受けたし、誰にでも楽しみやすい映画になった由来だろう。下手に重病人を出さずともキャラクターを作り、交わらせながらドラマを構成してラストの大団円にもっていく。簡単なようでいてこの軽さで人を感動させる映画は少ない。間違いなく天才だったのがよくわかる。

  10. yuma より:

    あまりパッとしない主人公が、最後に大成功を収めるという、王道のスポーツ青春ストーリーである。基本的にコメディな要素が多く、大いに笑わせてくれるのだが、最後はとても感動してしまう。何年経っても色褪せない良作である。
    全体的に高校生の友情や恋を本当にうまく描いている。登場人物の一人一人がキャラが立っていて、それ故にぶつかり合うこともあるのだが、最後のシンクロの演技では皆が一つになる。ラストのシンクロのシーンは思わず胸が熱くなり、涙が出る。
    今作はこれぞ青春といった、爽快な作品である。