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映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ファイナル・ジャッジメント(2020)』の結末までのストーリー
  • 『ファイナル・ジャッジメント(2020)』を見た感想・レビュー
  • 『ファイナル・ジャッジメント(2020)』を見た人におすすめの映画5選

映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0064992

製作年 2020年
上映時間 84分
ジャンル ホラー
監督 ジェフリー・レディック
キャスト コートニー・ベル
ウィル・スタウト
スカイラー・ハート
ジェレミー・S・ホルム
製作国 アメリカ

映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』の登場人物(キャスト)

ケイトリン(コートニー・ベル)
一緒に住んでいた父親が強盗に襲われて死亡し、自身も一度は心肺停止に陥るなどの経験をしたため、幻覚症状に悩まされている女性。ある時公園で暴行を受けている男性を見かけるが、強盗の恐怖が蘇り、助けに入ることが出来なかった。
ルーカス(ウィル・スタウト)
ケイトリンが目撃した公園での暴行で、死亡した男性の弟。慈善事業をしていた兄の死を悼み、追悼式を開催し、近くにいて助けに入らなかったケイトリンたち目撃者を責める言葉を吐く。
ジョシュ(スカイラー・ハート)
ケイトリンの恋人。ケイトリンと同じく公園で暴行を目撃していた男性の、死亡現場に遭遇する。そいてケイトリンが警察に呼び出された際に、父親の死の影響でケイトリンには幻覚症状があると警察に話してしまう。

映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』のあらすじ【起】

20代の女性・ケイトリンは父親と一緒に暮らしていたが、ある日強盗が家に押し入り、父親は殺されケイトリン自身も一時は心肺停止に陥ったものの、なんとか命を取り留める。しかしそれ以来ケイトリンは幻覚症状に襲われ、精神科でカウンセリングを受けていた。

父親が死んでから9カ月後、ケントリンが公園でジョギングをしていると、1人の男性が暴漢に襲われる現場を目撃する。ケイトリンは強盗の記憶が蘇り助けを呼ぶことが出来ず、公園にいた他の何名かも見て見ぬフリをしていた。

ケイトリンは暴漢が立ち去ったところで、ようやくスマホで警察に通報をする。しかし襲われた男性・ダグラスはそのまま死亡し、ダグラスの弟であるルーカスが、慈善事業を行っていた兄を偲んで追悼式を行なうと発表する。

ケイトリンは悩みながらも追悼式に向かい、ルーカスに挨拶をするが、自分が公園にいたことは伝えなかった。そして恋人のジョシュとカフェに入ったケイトリンは、公園での暴行動画を他の客がスマホで見ているのに気付く。

映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。

映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』のあらすじ【承】

動画を撮ったのは公園にいたネイサンという男性で、客たちの話によると、カフェの上に併設するアパートに住んでいるという。するとそのネイサン本人が、アパートの上の階から落下して来る。

ネイサンはそのまま息を引き取り、上の階を見上げたケイトリンは、ネイサンの部屋の窓に誰かがいるのを目撃する。ネイサンの部屋には遺書のような書き置きがあり、自殺ではないかと思われたが、翌日目撃者としてケイトリンが警察に行くと、ダグラスが暴行された際に公園にいた面々が集められていた。

ケイトリンはネイサンの部屋に誰かいたと証言したが、警察はケイトリンが幻覚を見る症状があるとジョシュから聞いており、それも幻覚のひとつだと相手にしてもらえなかった。

するとそこにルーカスもやってきて、君たちは兄を見殺しにしたんだと言い放つ。その日以降ケイトリンは、「助けて・・・」というダグラスの言葉を聞いたり、何者かに襲われそうになるなど、不審な出来事に見舞われるようになる。

映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』のあらすじ【転】

そしてこの日を境に、ダグラスの死を目撃した面々が、ネイサンのように次々に命を落とし始める。ケイトリンはダグラスを暴行した男が赤いメダルをしていたことを思い出し、皆の証言を集めればもっと詳しいことがわかるはずだと考え、目撃者のカートという男性を訪れるが、カートは目を抉られたような死体で発見される。

続いて妻を持つカートと浮気をしていたマリアも、家の中で拳銃で撃たれた姿を発見される。いずれもケイトリンが現場近くにいたことから、警察はケイトリンを犯人だと疑うようになる。目撃者が次々に死亡したことで不安を覚えたケイトリンが教会へ行くと、そこでルーカスと遭遇する。

ケイトリンがルーカスに、ダグラスの声を聞いたりすることがあると訴えると、ルーカスも死んだ兄の声を聞くことがあると同意する。ケイトリンは、自分が見聞きしたのはただの幻覚じゃなかったと確信するが、その夜何者かに拉致されてしまう。

目覚めたケイトリンは、どこかの廃工場に監禁されていた。そこには目撃者の女性・アルシアも監禁されていて、2人を拉致したのはルーカスだった。

映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』の結末・ラスト(ネタバレ)

ル-カスは兄を見殺しにした目撃者の殺害を計画していて、ネイサンを殺害した際に自分を目撃したケイトリンが精神的に不安定だと思われるよう、密かにケイトリンに近付いては「助けて」と兄の声色を真似していた。そして自分も兄の声を聞いたと答えて、ケイトリンに信用させていたのだ。

ケイトリンは拳銃を持ったルーカスに追い詰められそうになるが、そこに死んだ父親の亡霊が現れ、ケイトリンを励ます。ケイトリンは必死に反撃し、拳銃を奪ってルーカスを撃ち、ルーカスは廃ビルの窓から転落する。

ルーカスは半身不随の重傷で長期の入院をすることになり、病室にアルシアが現れる。ルーカスの兄・ダグラスは慈善事業をする傍ら、裏では住む場所を失くした女性などを暴行するなどの犯行を重ねており、アルシアもその被害者だった。そこでアルシアは復讐のため、男を雇ってダグラスを暴行させたのだった。

アルシアは、ダグラスを痛めつけるだけで殺すつもりはなかったと語りながらも、「あなたは見当違いの復讐をした。その結果がこれよ」とルーカスに言い放ち、病室を出て行くのだった。

映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

交通事故の目撃後、加害行為を止められなかったという“傍観の罪”が主人公ケイトを追い詰めていく展開に強いテーマ性を感じた。彼女が見た“謎の影”が実体なのか罪悪感の具現化なのか判然としないことで、物語は心理スリラーとして緊張感を高めている。次々と目撃者たちが怪死していく中で、ケイト自身も精神的に追い込まれ、自責の念と恐怖の境界が曖昧になっていく描写が見応え抜群。ラストで彼女だけが生き残り、自分の罪と向き合う姿が苦しくも印象的だった。(20代 女性)


冒頭の暴行事件に介入できなかったことが、ケイトの人生を大きく狂わせていく構造が非常に巧みだった。目撃者たちを襲う“正体不明の存在”は、実体というよりも彼らの良心が形になったもののようで、超自然ホラーと心理劇の融合が魅力的。特にケイトが加害者の遺族と対峙するシーンは重く、彼女の後悔が観客にも痛烈に伝わってくる。ラストで事件の真相よりも“責任から逃げないこと”がテーマとして浮かび上がり、深い余韻を残した。(30代 男性)


本作は派手なホラーではなく、罪悪感をテーマにした心理スリラーとしてじわじわ効いてくるタイプの作品だ。目撃者たちが次々に死んでいく不可解さが物語にサスペンスを与えつつ、それが“因果応報なのか、誰かの復讐なのか”という曖昧な緊張感が続くのが良い。ケイトが真実を探るほど、自分自身の弱さにも向き合わされる構図が印象的。最後に彼女だけが生き残った意味を考えさせられる、静かながら重いホラーだった。(40代 女性)


“見てしまった者”たちが順番に追い詰められていく展開は典型的なホラー構造に見えるが、実際はより道徳的なテーマが背後に潜んでいる。ケイトは過去のトラウマを抱えつつも、事件を止められなかった自分を責め続け、その心理が異形の影となって現れているかのようだ。恐怖演出よりも、罪悪感と責任の重さが精神を壊す過程が丁寧に描かれている点が印象に残る。最後のケイトの表情には、救いよりも覚悟が宿っていた。(50代 男性)


主人公ケイトが抱える“傍観した罪”の重さを象徴するように、影の存在が執拗に迫ってくる描写が恐ろしく、ホラー演出とテーマ性がうまく噛み合っていた。目撃者仲間たちがそれぞれ後悔を抱えながら死に至る描写は容赦ないが、同時に人間の弱さを浮き彫りにしていた。ケイトが真実を追い求めるほど、影は彼女自身の心の闇であるようにも見え、観終わった後も解釈が揺さぶられる。寓話的なホラーとして高く評価できる。(20代 男性)


本作は“行動しなかったことによる罪”を扱った稀有なホラーで、倫理的なテーマが強く印象に残る。ケイトはただ巻き込まれただけの被害者ではなく、自分が”何もしなかった”ことに苦しみ続ける存在として描かれており、その心の揺らぎが物語の核となっている。影の存在が現実なのか精神的幻影なのかを曖昧にしている点も良く、観客の想像力を刺激する。最後のケイトの選択は、恐怖よりも痛ましい自己認識の物語として胸に響いた。(30代 女性)


ケイトが加害行為を目撃しながら止められなかったという事実が、彼女の人生を大きく歪ませていく過程は痛ましく、その後の怪異が“罪悪感の暴走”のように見える点が興味深かった。影が現れる瞬間の演出も効果的で、派手ではないがじわじわ恐怖が迫るタイプのホラーとして完成度が高い。死んでいく目撃者たちが抱える後悔がケイトの心にのしかかり、彼女が逃げられない状況へ追い込まれていく流れは息苦しささえ感じる。(40代 男性)


事件の映像を撮っていたカップルがネットで批判されるシーンなど、現代的なテーマをしっかり盛り込んでいる点が好印象だった。“助ける勇気”が欠けたことでケイトたちが責められる構造はリアルで、単なるホラーではない社会的メッセージを感じさせる。影の存在は、彼らが抱えた罪悪感を増幅させる象徴として機能しており、超自然現象と心理劇が絶妙に融合している。ラストのケイトは、生き残った救いよりも責任を背負った重さが際立っていた。(50代 女性)


被害者遺族やメディアが“傍観者”に向ける怒りが、ケイトの精神をさらに追い詰めていく描き方が巧みで、社会の冷酷さを感じさせる作品だった。影の存在が本当に超自然的なものなのか、ケイトの精神が生んだ幻なのか判断できない曖昧さが恐怖を増幅させる。仲間が次々と死んでいく中で、ケイトの孤独と後悔が深まっていく描写が痛々しい。ラストは決して軽い救いではなく、彼女が生きて償っていく物語の始まりに見えた。(30代 男性)


ケイトが抱える罪悪感と後悔が、影の姿となって迫ってくるような構造は非常に象徴的で好きだった。目撃者たちが死ぬ理由を“呪い”と片付けず、彼ら自身の心理の歪みとして描写している点が本作の特徴で、ホラーとしてだけでなくドラマとしても機能している。ケイトが最終的に真実と向き合い、逃げずに責任を受け止めようとするラストは意外にも人間的な温かさがあった。恐怖の中に強いテーマ性がある良作。(20代 女性)
ChatGPT:

映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ファイナル・ジャッジメント(2020)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

イット・フォローズ(2014)

この映画を一言で表すと?

「逃げても逃げても“それ”は必ず追ってくる」無限の恐怖を描く新感覚ホラー。

どんな話?

不可解な“存在”に呪われた少女ジェイは、どこまでも歩いて追ってくる異形の影に怯えながら逃走を続ける。呪いは他者へ移せるが、移した相手が死ねば再び自分に戻るという残酷なルールが彼女を追い詰める。じわじわ迫る恐怖が独特の緊張感を生み出す作品。

ここがおすすめ!

ゆっくりと、しかし確実に近づいてくる“見えない恐怖”は、『ファイナル・ジャッジメント』の影の存在と通じるものがある。心理的な追い詰め方が巧みで、派手ではないが忘れがたい恐怖が残る。スタイリッシュな映像と不穏な音楽も魅力的。

ザ・ギフト(2015)

この映画を一言で表すと?

「過去の行動は、必ず自分に返ってくる」因果応報サスペンスの傑作。

どんな話?

夫婦の前に現れた“昔の知り合い”ゴードが、過剰な親切と奇妙な距離感で生活に侵入してくる。次第に彼の行動はエスカレートし、夫の過去の秘密が浮き彫りに。小さな罪が大きな復讐へ変わる構造が秀逸で、最後に衝撃の真相が突きつけられる。

ここがおすすめ!

過去の行動によって追い詰められるというテーマは、『ファイナル・ジャッジメント』と相性抜群。静かな不気味さと心理的な圧迫感が持続し、観る者を疑心暗鬼にさせる演出が素晴らしい。重厚な心理スリラーを求める人におすすめ。

シンプル・プラン(1998)

この映画を一言で表すと?

“ひとつの過ち”が人生を崩壊させていく、緊張感あふれる心理サスペンス。

どんな話?

森で大金の入ったバッグを見つけた男たちは、警察に届けず自分たちのものにしようとする。しかし秘密を抱える恐怖、疑心暗鬼、予期せぬトラブルが積み重なり、彼らの生活は次第に破綻していく。欲望と恐怖の連鎖が止まらないサスペンスドラマ。

ここがおすすめ!

小さな判断ミスが取り返しのつかない悲劇へ転がっていく様子が、『ファイナル・ジャッジメント』の“傍観の罪”と重なるテーマ。人間の弱さと壊れやすさを描く緻密なサスペンスで、ラストまで目が離せない。

ザ・ウォッチャー(2022)

この映画を一言で表すと?

「誰かに見られている」日常が恐怖に変わるサスペンス・スリラー。

どんな話?

新居に越したジュリアは、不気味に自分を見つめてくる男の存在に気づく。しかし警察にも夫にも信じてもらえず、孤立感と恐怖が加速していく。やがて監視の気配は強まり、ジュリアは正常と狂気の境界を彷徨うことになる。

ここがおすすめ!

“見えない存在に追い詰められる恐怖”は、『ファイナル・ジャッジメント』の影の演出にも通じる。派手な展開ではなく心理的圧迫で恐怖を増大させるタイプの作品で、余韻の残る不気味さが魅力的。

ミスト(2007)

この映画を一言で表すと?

極限状況で露わになる“人間の弱さ”を描く衝撃のサバイバルホラー。

どんな話?

突然現れた濃霧と怪物によって、スーパーマーケットに閉じ込められた住民たち。外の怪物より恐ろしいのは、内部で暴走する人間の恐怖と狂気だった。極限状態での判断、信念、弱さがドラマとして強烈に描かれる。

ここがおすすめ!

“恐怖は外ではなく内側から生まれる”というテーマが、『ファイナル・ジャッジメント』の罪悪感ホラーと共鳴する。映画史に残る衝撃のラストは必見で、人間の本質を描く心理ホラーとして強烈なインパクトを残す。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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