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映画『ウォーム・ボディーズ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ウォーム・ボディーズ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ウォーム・ボディーズ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ウォーム・ボディーズ』の結末までのストーリー
  • 『ウォーム・ボディーズ』を見た感想・レビュー
  • 『ウォーム・ボディーズ』を見た人におすすめの映画5選

映画『ウォーム・ボディーズ』の作品情報

ウォーム・ボディーズ

製作年:2013年
上映時間:98分
ジャンル:ラブストーリー、ホラー
監督:ジョナサン・レヴィン
キャスト:ニコラス・ホルト、テリーサ・パーマー、ロブ・コードリー、デイヴ・フランコ etc

映画『ウォーム・ボディーズ』の登場人物(キャスト)

R(ニコラス・ホルト)
ゾンビとして生きているが、心優しく恋愛感情を持つ。
ジュリー(テリーサ・パーマー)
ゾンビを取り締まる厳格な父を持った美女。正義感が強く勇敢、人を認める力も持ち合わせている。

映画『ウォーム・ボディーズ』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ウォーム・ボディーズ』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ウォーム・ボディーズ』のあらすじ【起】

この世の中は8年もの間、大きな壁で仕切られている。
壁の向こう側はゾンビ達が暮らす世界で、誰も中に入ろうとはしなかった。
伝染病が流行ってからというもの、こんな悲劇的な世界が作られているのである。

そんなある日ボランティアとして参加したジュリーは、壁の向こう側に入り人類のために薬の調達に出かけることする。
恋人のペリーも一緒であった。
しかし廃墟の病院で使えそうな薬を探しているとき、ジュリーは廊下から変な物音を聞く。
早く逃げようと促すも、恋人のペリーは中々逃げようとしない。
その瞬間、ドアからゾンビ達が入って来た。
急いで銃を構えゾンビ達に発砲するボランティア達。
ゾンビは頭を狙うと殺すことが出来た。
だが彼らもまた手強く、8人居たボランティアも6人殺害されペリーもまた殺される。
そして彼を殺したゾンビはペリーの脳を食べた。

このペリーを食べたゾンビは、空港の中にある今は使われていない飛行機の中で暮らしている。
自分の名前の最初の文字が「R」ということしか記憶に無く、ゾンビ友達もいるが自分に未来があるとは到底思っていない。
この日街に来たのは腹が減り、人間を探しに来たからである。
人間の臭いを嗅ぎつけ、仲間とペリー達を発見すると襲いかかった。
しかしその瞬間、ジュリーという美しい人間の女に恋をしてしまう。

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映画『ウォーム・ボディーズ』のあらすじ【承】

ゾンビが人間の脳を食べると、食べた人間の記憶を少しだけ味わうことが出来る。
普段は思考能力など無い彼らが、人間としての楽しかった気持ちを味わうことが出来る唯一の時だった。
ペリーの脳を食べたゾンビはペリーの記憶から、恋をした女がジュリーという名前だと知る。

人間の思いに浸っていると、他のゾンビがジュリーのもとに寄ってくるのに気がついた。
ジュリーの側に行き、人間の血のついた手を彼女の頬にあて人間の臭いを消す。
もう言葉など話すことが出来ない彼だったが「安全だ」と言い、手を繋いでゾンビが暮らす空港付近のエリアまで連れて行った。
そして自分の暮らす飛行機の中に案内すると、毛布を掛けてあげ親切にする。
てっきり襲われるだろうと思っていたジュリーは意外に思った。
しかし恐怖心がぬけたわけではない。
飛行機の中でレコードをかけ、彼女に「食べないから大丈夫」と伝えると、ジュリーは安心したようだった。

翌朝、お腹が減ったという彼女の希望で食べ物を探しにいった時のこと。
ジュリーはその隙を見て逃げだそうとしたが、臭いがばれて大勢のゾンビが寄ってきてしまう。
間一髪のところを気がついたゾンビに助けてもらった。

映画『ウォーム・ボディーズ』のあらすじ【転】

その日は飛行機の中で食事をとり、レコードを一緒に聴いて楽しんだ。
ダンスをしたり悪ふざけをしたり。
そして彼は「自分の名前はR」と話すと、ジュリーは名前があることに驚いたがRと呼ぶようになり親しくなっていく。

ある夜、2人が近くの廃墟で寝ているときのこと。
夜中に目を覚ましたRは、ジュリーが仲間に襲われているのを見つける。
急いで助けたその時、親友のゾンビがジュリーに気がつきRに「食え」と叫ぶ。
だがRは拒んだ。
そこにガイコツが現れる。
ガイコツは闇の支配者であり、自分達の存在を脅かすジュリー達に目を付けていた。
急いで逃げようとすると、外に親友のゾンビが車を運転し待ってくれている。
ためらうジュリーに「助けたい」と言った。

自宅に帰りたいと言う彼女を帰したくないゾンビだったが、希望を叶えてあげようとする。
何とか無事に人間世界の方まで連れてきたゾンビは、近くの空き屋で休むことにした。
彼女をベッドに寝かせ、自分は床で寝る。
Rは自分も夢を見てみたいと願うが、諦めていた。

一方でゾンビ達に変化が起こっていた。
手を繋いでいるポスターを見て、Rとジュリーが手を繋いでいたのを思い出し心が温かくなるのを感じているのだ。
思考を持たないゾンビだったはずなのに、変化が起きているのだ。

映画『ウォーム・ボディーズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌朝、エリアを巡回しているジュリーの父親を発見。
彼女は無事に父の元に戻った。
しかし彼女を忘れることが出来ないRは、変身して人間が暮らすエリアに足を踏み入れることにする。
ジュリーの自宅を探し当てたRは、ベランダから彼女を呼び気がつかせた。
彼女もまたRに会いたかった。

親友にもばれたジュリーは自宅でRを匿い、ゾンビ達に起こっている変化を話した。
それを聞いたジュリー達は父親に話に向かう。
しかし現場ではなにやらぴりぴりした雰囲気が漂っていた。
ゾンビのエリアに襲撃をかける予定なのだと言う。
本当のことを話したジュリーだったが、Rのことを気がつかれ父親と緊迫状態。
そこで親友の女が父親に銃を向けている間に、ゾンビのエリアに向かった。

R達が仲間のところに向かうと、ガイコツとゾンビ達が闘うところだった。
駆けつけた人間の軍隊はその様子をみて驚く。
ガイコツとゾンビは仲間だと思っていたからだ。

一方でRとジュリーは父親に見つかってしまう。
身体の温かさを取り戻し始めていたRに喜ぶジュリーだったが、幸せもつかのま。
父が発砲しRの左胸を撃ち抜いたのだ。
すると赤い血が噴き出した。
ゾンビは血など出るわけも無いのに、Rから出ていることに大声で驚くジュリー達。
人間になったのだ。

Rとジュリーの関係性がゾンビの思考に刺激を与え、人間であるときの記憶を蘇らせていた。
すると次第に人間に戻っていくという仕組み。
これ以降ゾンビは人間エリアに行き来できるようになり、人間と接することで人間らしさを取り戻し完璧な人間になっていく。
ついに壁は取り壊された。
ジュリーはRに本当の名前を知りたくないか?と尋ねたが、「Rのままで良い」と言い幸せを噛みしめる2人だった。

映画『ウォーム・ボディーズ』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

ここで出てくるゾンビたちは最初から文化的な生活をしていると言える。ドアの開け閉め、椅子に座るなどの簡単な動作はもちろんのこと、掃除を行い、音楽をかける。ゾンビ同士でコミュニケーションも取る。そもそもがゾンビらしくないゾンビで始まるのである。
ゾンビと人間の恋というのがメインなので、人間vsゾンビだけの構造ではなく、vsガイコツ、と第3の勢力が存在することで敵の敵は味方、というようにゾンビと人間の壁が壊れるように作られている。
恋人を食べられたのに結局食べたゾンビに恋してしまうところや、たくさんの仲間を食べられたのにゾンビ全体を許してしまう人間側には少々ツッコミたいが綺麗にするにはなかなか難しい設定だったのかなと思う。(女性 20代)


ゾンビの青年と人間の女の子のラブストーリーということで、B級作品にありがちなシナリオに不安を持ちながらも鑑賞しました。
ものすごく面白かったです。まず、ゾンビの青年がゾンビっぽくない愛らしさがありました。演じるのはニコラス・ホルト。『マッドマックス』ではウォーボーイを演じていましたが、彼はこういう白塗りのキャラクターがものすごく似合います。
そして、ストーリーのベースは『ロミオとジュリエット』なので王道のラブストーリーです。不器用なゾンビがとても愛らしく、応援したくなる作品でした。(女性 30代)


ゾンビを克服するという、想像以上に素敵な映画でした。話せないだけで、内心色々考えているのかもしれない。ガイコツになっては手遅れかもしれないが、ゾンビの姿はまだウイルスと戦っている状態なのかもしれません。ゾンビのイメージが変わった作品です。主人公がウイルスに打ち勝って、みるみる人間に戻っていく姿が希望に満ちていてほっこりします。他作品のホラー満載のゾンビ映画を観るたびに戻って観たいです。(男性 20代)


ゾンビが人間に恋をして心を取り戻すなんて設定、最初は正直「え?」って思ったけど、めちゃくちゃ感動しました。Rとジュリーの距離が縮まるたびに、ゾンビの世界が少しずつ温かくなる感じがすごく良かった。ハッピーエンドで心から救われました!(20代 女性)


ゾンビ映画なのに、こんなに可愛くて温かいラブストーリーは初めて。Rの心の声がコミカルで、笑いながらも切なくなる瞬間もあって絶妙。ジュリーとRが手を取り合ったラスト、世界に希望が戻る演出に泣けました。意外と深いメッセージもある作品です。(30代 男性)


ゾンビと人間の恋愛なんて突飛だけど、見終わった後はすごく納得できた。生きる意味とか、愛がもたらす奇跡を真正面から描いていて、青春映画としても秀逸。音楽の使い方もセンス良くて、オシャレな感動作って感じでした。(20代 男性)


ホラーっぽい要素もありつつ、どこかメルヘンで、でも人間の孤独や再生を描いているのが良かった。ジュリーがRに心を開いていく描写が自然でリアル。ラスト、壁が壊れて新しい世界が見えた時、ものすごく爽やかな気持ちになれました!(40代 女性)


ゾンビであるRの内面描写が最高に良かった。彼の孤独と葛藤が痛いほど伝わってきて、思わず感情移入してしまった。ジュリーとの交流を通じて少しずつ人間性を取り戻す過程に、希望の物語ってこういうことなんだなと感じました。(30代 男性)


想像以上にロマンチックな映画でした!ただのゾンビパニックものじゃなく、愛の力で世界を変えるってテーマにぐっときた。特に、ラストで「ウォール」が壊れるシーン、あれは象徴的で鳥肌が立ちました。Rとジュリーの未来に幸あれ!(50代 女性)


Rがジュリーに恋して、脳みそを食べることで彼女への思い出を感じ取る設定、斬新すぎて最初はびっくり。でもその過程でRが本当に変わっていく様子に胸を打たれた。ゾンビ映画のイメージが変わる一本だと思います。(20代 男性)

映画『ウォーム・ボディーズ』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ウォーム・ボディーズ』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ゾンビランド

この映画を一言で表すと?

「笑って泣ける、ポップでクレイジーなゾンビサバイバル!」

どんな話?

ゾンビだらけの世界を生き抜くため、性格も背景もバラバラな4人がルールを守りながら旅をするコメディ。ド派手なアクションに爆笑ギャグ、そして意外と泣ける人間ドラマが絶妙にミックスされた、エンタメ全開のゾンビ映画です。

ここがおすすめ!

スリル満点のサバイバルと、キャラクター同士の掛け合いがとにかく楽しい!ポップな感覚でゾンビ映画を楽しみたい人にぴったり。シリアスすぎず、軽快なノリで観られるので、『ウォーム・ボディーズ』好きには間違いなくハマります!

アイ・アム・ア・ヒーロー

この映画を一言で表すと?

「リアルすぎる恐怖と、ほんの少しの希望が交差する極上サバイバル」

どんな話?

日本発のゾンビパニック映画。うだつの上がらない漫画家・英雄が、突如ゾンビに支配された世界で生き延びるため奮闘する姿を描きます。日本らしい細やかな恐怖演出と、絶望の中の人間ドラマが光る一作です。

ここがおすすめ!

絶妙なリアル感と緊張感に引き込まれるゾンビ描写は必見。そこに少しだけ光る希望が、『ウォーム・ボディーズ』の持つポジティブな世界観にも通じます。スリルと人間味、どちらも味わいたい人にオススメ!

ビッグ・フィッシュ

この映画を一言で表すと?

「現実と幻想の境界で描かれる、父と息子の感動ファンタジー」

どんな話?

病床の父と息子が、これまでの人生を振り返る中で、父が語る奇想天外な物語の真実に触れていく感動作。ファンタジックな世界観の中に、家族への深い愛情と人生の意味が温かく描かれています。

ここがおすすめ!

ティム・バートン監督ならではの幻想的な映像美と、切なさと温かさが絶妙に混じり合ったストーリーが魅力。『ウォーム・ボディーズ』同様、見た後に心がじんわり温かくなる映画を探している人におすすめです。

美女と野獣(2017年 実写版)

この映画を一言で表すと?

「愛と変化を描く、誰もが知る名作の感動実写版」

どんな話?

醜い野獣に変えられた王子と、聡明な村娘ベルの間に芽生える愛を描くファンタジーロマンス。ディズニーの名作アニメを忠実に実写化し、美しい音楽とともに再び感動を呼び起こします。

ここがおすすめ!

見た目や違いを超えて心を通わせるラブストーリーは、『ウォーム・ボディーズ』のテーマと通じるものがあります。壮大なスケールと美しい映像で、愛の力を信じたくなる素敵な作品です。

エドワード・シザーハンズ

この映画を一言で表すと?

「孤独な心と優しさを包み込む、永遠のファンタジー」

どんな話?

手がハサミのまま生まれたエドワードが、ある家族に受け入れられ、人々と触れ合うことで少しずつ心を開いていく切ない物語。外見ではなく心を描いた珠玉のファンタジーラブストーリーです。

ここがおすすめ!

不器用ながらも純粋なエドワードの姿は、ゾンビでありながら心を持つRと重なります。孤独と愛、受け入れることの大切さを、誰もが胸に刻みたくなる名作。感動したい人には絶対におすすめです。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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