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映画『結婚前夜 マリッジブルー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『結婚前夜 マリッジブルー』の概要:2013年の韓国映画。結婚式を1週間前に控えた4組のカップルが、最後の悪あがきで思い思いの生活や夢、考え方を自問自答していく爽やかで切ないラブコメディ群像劇。キャストの豪華さで話題になった作品。

映画『結婚前夜 マリッジブルー』の作品情報

結婚前夜 マリッジブルー

製作年:2013年
上映時間:118分
ジャンル:ラブストーリー、コメディ
監督:ホン・ジヨン
キャスト:キム・ガンウ、キム・ヒョジン、テギョン、イ・ヨニ etc

映画『結婚前夜 マリッジブルー』の登場人物(キャスト)

ウォンチョル(テギョン)
若くして成功した人気のシェフ。優しく穏やかだが、女性には結婚したら家に入って欲しいという考え方の持ち主。
ソミ(イ・ヨニ)
ウォンチョルの婚約者でネイリストの夢が捨てることが出来ない女性。明るく気が強い性格。
キョンス(チュ・ジフン)
ソミが大好きなネット小説の作家。済州島でガイドのアルバイトをしている。
テギュ(キム・ガンウ)
元野球選手で怪我のために現在は二軍のコーチをしている。感情的で思い込みの激しいところもある女好きのプレイボーイ。
チュヨン(ウォンチョル)
泌尿器科の女医をしている女性でテギュの婚約者。冷静で賢く、一筋なところがあり見た目と違い意外とピュア。
ゴノ(マ・ドンソク)
花屋を経営している人の良い男性。優しく気が弱いところもあるが、一筋。
ヴィカ(クジャル)
ウズベキスタンから来た女性で、水族館で人魚に扮した格好でパフォーマンスをしている。ゴノの婚約者。
デボク(イ・ヒジュン)
チュヨンが経営する泌尿器科で事務として働いている。クラブや音楽が大好きで、イラともクラブで意気投合する。
イラ(コ・ジュニ)
神父の父を持ち、父の期待に添うような人生を歩みたいと思う反面、本当はクラブや派手な服装が好き。登場人物全員の結婚式を担当しているウェディングプランナー。

映画『結婚前夜 マリッジブルー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『結婚前夜 マリッジブルー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『結婚前夜 マリッジブルー』のあらすじ【起】

花屋を経営しているゴンホは、配達の水族館で人魚のパフォーマンスをしていたウズベキスタンから来ているヴィカに一目惚れする。
幸運にもヴィカからOKの返事をもらい、交際に発展。
1週間後に結婚式を挙げることになっていた。

しかしここで問題が生じる。
それはヴィカが非常に若くて美しいのに、ゴンホは夜の生活が上手くいかないということだった。
もしかしたらEDなのでは無いか?と泌尿器科を訪れることにする。
そこで女医のチュヨンにストレスが原因だと診断されるが、どうして良いかわからなかった。
しかしゴンホは人知れず運動をしたりして、何とかヴィカをがっかりさせないよう努力している。

ゴンホの主治医であるチュヨンもまた、結婚式を1週間後に控えていた。
彼女の婚約者はテギョンと言い、元野球選手の男である。
しかし怪我したことが原因で現役を引退、その後は2軍のコーチとして務めている。

実はこの2人、高校生の時の同級生で付き合っていた。
しかしチュヨンがアメリカ遠征時のテギョンをサプライズで訪米したとき、彼がファンの女性と浮気の最中だったことをきっかけに別れている。
その後チュヨンは同じ泌尿器科のドクターと結婚し、離婚していた。
だがバツイチであることはテギョンには内緒にしている。
最近再会し、再び付き合ってゴールインすることとなったのだった。

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映画『結婚前夜 マリッジブルー』のあらすじ【承】

父親が神父であるという家に育ったイラは母を亡くし、父の為に品行方正の女性を演じている。
実際にはクラブが大好きで、派手な化粧と洋服も日常茶飯事である。
そんなイラは最近クラブで知り合った男性のデボクと一夜の関係を持ち、妊娠してしまった。
妊娠を伝えたイラに直ぐさま結婚を申し込んできたデボク。

デボクはチュヨンが経営する泌尿器科で事務をしている男だ。
優しいが服のセンスが悪く、おまけに姑になる彼の母親の強引さも気になって、イラは本当に結婚して良いのか悩み始めている。

ソミとウォンチョルは7年間付き合っているマンネリ系カップル。
若くして店を構えるほどの腕前を持つ人気シェフのウォンチョルは、ソミの言葉がきっかけとなり結婚を申し込んだ。
しかしそのことでネイルアーティストのソミは、自分の店を辞めることになってしまう。
本当は続けたい気持ちを飲み込み、結婚することを選んだのだ。

そんなソミも1週間後に結婚式を控えながら、済州島で開催されるネイルアーティストの大会への出場に後ろ髪引かれていた。
最後にしようと、ソミはウォンチョルに親戚に会いに行くと嘘をつき大会に行くことにする。

映画『結婚前夜 マリッジブルー』のあらすじ【転】

ゴンホがヴィカとの性生活で悩み、通院し始めた矢先のこと。
ヴィカの両親が結婚式の為に韓国の入国が許可されなかったことで、彼女は胸を痛めていた。
そのことを相談したかったヴィカだったが、ゴンホはヴィカが韓国の居住権を獲得するために偽装結婚をしようとしているのでは無いかと怪しみ始めてしまう。
彼女は心外だと批判し、喧嘩になった2人。

ヴィカは同じく水族館でパフォーマンスをしている友人の所に身を寄せていた。
しかも彼女は韓国料理が全く作れないことを気にし、ウォンチョルの店に料理を習いに行っている。
それを浮気していると勘違いしたゴンホは、更にヴィカの信用を無くしてしまう。

テギョンはチュヨンと入籍しようと役所に行くと、彼女がバツイチであることに気がついた。
逆上した彼はチュヨンを責めたあげく、相手の医者についても調べその病院まで行き元夫に恥をかかせる始末。
もう我慢の限界が来たチュヨンは、結婚を辞めようとする。

本当の所、チュヨンはテギュンの子供を付き合っている時妊娠していたのだった。
それを伝えようとアメリカに行くと彼に裏切られていたため、チュヨンはストレスからか流産。
ボロボロの状態を元夫が支えてくれたというのだ。
その事実を知ったテギョンは、チュヨンに申し訳無いことをしたと心から反省する。

テボクはイラとの結婚を喜んでいたが、イラは不安の方が勝っていく。
付き合って1ヶ月しか経っていないのに結婚を決めたイラは、彼のことを何も知らないため将来に疑問を感じ始めているのであった。
そして結婚を辞めたいのだと切り出した。

ソミは大会まで済州島を観光することにする。
そこでガイドをしたのがキョンスである。
ガイドも上手くなく、怪しんでいたソミだったが知らない場所で1人のため黙って他の観光客と旅をするようになる。
しかしある日たまたまキョンスと食事をする機会があったソミは、彼が自分の愛読している小説の作家であることを知った。
キョンスはソミに惹かれていき、彼女もまたキョンスの魅力に惹かれていた。
その日2人は関係を持ってしまったが、大会も入賞出来なかったことと結婚式を控えていることもありソウルに戻ることにするソミだった。

映画『結婚前夜 マリッジブルー』の結末・ラスト(ネタバレ)

ヴィカがウズベキスタンに帰国しようとしていると友人から聞いたゴンスは、彼女の帰国日に友人の家まで行きもう1度信じると伝える。
その日は悩むこと泣くガンホは夜中まで営みをし、遅刻して式場に着いた。

突然事故に巻き込まれたテギョンは病院に運ばれる。
彼を心配して飛んできたチュヨンに、自分の気持ちを伝えやはり結婚することにする2人。
式場はチュヨンがキャンセルしてしまっていたが、向かうことにする。
だが急遽式を挙げることにした2人の仲人は不在。
仲人がいないと出来ないと言うプランナーのイラだが、イラにもう度1度プロポーズしに来たデボクを見つけたチュヨンは、調度良いと彼に頼んだ。

式の最中、仲人そっちのけで自分の気持ちを語り始めたデボクに驚くイラ。
イラは彼の真摯な気持ちに打たれ、結婚することにした。

済州島の空港まで送ってくれ、週末の予定を聞くキョンスに、ソミは結婚するのだと正直に伝えた。
驚いたキョンスは無言で去って行った。
ソミの結婚式の前日、彼女が好きなキョンスの小説のラストが書き換えられポストに入れられていた。
それに気がついたソミは、式が始める直前にウォンチョルに全てを話し、キョンスの元に向かう。
本当に好きなのはキョンスだと気がついたのだった。

こうして思い思いの結婚式は幕を閉じた。

映画『結婚前夜 マリッジブルー』の感想・評価・レビュー

四組の結婚を控えたカップルたちが、一週間前に様々な事件に巻き込まれ、結婚を決めるのかどうか自分の気持ちと葛藤している所がとても見応えがあり、面白かった。人と人との出会いで四組のカップルが見事に繋がり、次々と展開するストーリーに釘付けになっていた。テギョンとチュヨンの結婚式中に自分の想いを伝えた結果、結婚することになったデボクとイラ、ソミが自分の心に素直になり、キョンスの元へと駆け寄ったシーンが印象的であり、良い結末であった。(女性 20代)


結婚への憧れって女性は特に強いと思います。人生において「結婚」ってすごく大事だからこそ、不安になるし慎重になるのだと思うんです。結婚に対する憧れはあっても、なかなか踏み切れない人や不安が勝ってしまう人にぜひ見てほしい今作は、結婚式一週間前に起こるハプニングを4組のカップルの視点から描いています。
結末はそれぞれですが、きっとこれも運命で、その結果が幸せなものでも、失敗したなと後悔することになってもそれが「人生」なのだと思わせてくれる作品でした。(女性 30代)

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