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映画『パーフェクト・ルーム』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『パーフェクト・ルーム』の概要:2014年製作のアメリカ映画。建築士の男が用意したロフトを妻達に内緒で共有する男性5人が突然ロフト内で死んでいた見ず知らずの女を巡り、誰が犯人か探り合っていくミステリー・サスペンス作品。

映画『パーフェクト・ルーム』の作品情報

パーフェクト・ルーム

製作年:2014年
上映時間:102分
ジャンル:ミステリー、サスペンス
監督:エリク・ヴァン・ローイ
キャスト:カール・アーバン、ジェームズ・マースデン、ウェントワース・ミラー、エリック・ストーンストリート etc

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映画『パーフェクト・ルーム』の登場人物(キャスト)

ビンセント(カール・アーバン)
人気建築士で、プレイボーイ。仲間の男性達に自分が設計したマンションのロフトを共同購入させ妻達に内緒で使えと薦めた悪知恵の働く男。
クリス(ジェームズ・マースデン)
異父兄弟のフィリップの兄。真面目で妻思いの男だが、突然出会った売春婦のアンにはまっていく。
ルーク(ウェントワース・ミラー)
真面目で大人しい性格。唯一ロフトを使っていない男性。
マーティ(エリック・ストーンストリート)
酒を飲むと人が変わるほど凶暴で浮気癖のある男。
フィリップ(マティアス・スーナールツ)
クリスの異父弟。麻薬や女への暴力も厭わない乱暴者で厄介者。

映画『パーフェクト・ルーム』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『パーフェクト・ルーム』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『パーフェクト・ルーム』のあらすじ【起】

ある男達が交互に警察で取り調べを受けている最中である。
男達は全員友人同士であり、ある女性殺しの重要参考人達である。

建築士のビンセントは、自分が設計した高層マンションのロフトを所有している。
正確に言うと彼だけの持ち物では無く、友人のルーク、クリス、マーティ、フィリップと共同購入しシェアしている物件である。
妻達には内緒で他の女性を連れ込んで良い場所としては最適で、ホテルなどで支払ったカードの請求書が届く恐れも無い。
そんな理由から彼らはビンセントの口車に乗せられ、購入を決めた。

ある日いつものようにビンセントがロフトに入ると、ベッドに知らない女が裸で横たわっていた。
しかも左手首は切られ、右手は手錠でベッドに繋がれている。
サイドボードにはラテン語で文字が書かれていた。
一目みただけでも気がつく、間違い無く彼女は死んでいた。

ビンセントは恐ろしくなり、まずルークをロフトに呼んだ。
ルークはロフトに入るなり遺体に目をやり驚いた。
ビンセントの言い分では、窓は閉まっていたし、ドアも鍵がかかっていた。
つまり鍵を持っている仲間内の犯行では無いかと疑い始める。

映画『パーフェクト・ルーム』のあらすじ【承】

その後、クリスとマーティもロフトに到着するが驚きを隠せない。
そして最後のフィリップもやって来たが、昨日は妻の実家にいたためアリバイが成立している。

元々このロフトの購入は、フィリップと現在の妻である不動産王の娘・ヴィッキーとの結婚式にさかのぼる。
フィリップの結婚を祝いに来た仲間に、情夫との逢瀬に使ってくれるよう鍵を渡したビンセントだったがただ1人、クリスだけは受け取ろうとしなかった。
彼は真面目で愛妻家であったため、必要ないと受け取らなかったのだ。

しかしそのパーティーで妻達が来ているのにも関わらず、女捜しをする男達が目を向けた女性がいた。
彼女の名前はゾーイと言い、フィリップの妹だった。
父の暴力で苦労したフィリップとゾーイだったため、彼はゾーイを娘のように大事に思っている。
そのためゾーイに手を出すことだけは許さなかった。

その一方で愛妻家のクリスだったがパーティーで知り合ったアンという金髪の女性に、異常に惹かれる。
そして彼女の方から仕掛けてきた罠にはまり、恋に落ちてしまった。
クリスはどうしてもアンともう一度会いたいと思ってしまい、ビンセントにロフトの鍵をもらいたいと頼みに行った。
これ以降、2人はロフトで逢瀬を重ねるようになる。

ある日、生真面目なクリスは妻と別れるとアンに言うが、アンは「止めてくれ」と聞く耳持たない。
彼女は自分が売春婦でありしかもクリスは本当の事を何も知らないと、意味深なことを言い去っていった。

以前、マーティとルークは、ビンセントの付き添いで不動産関係のパーティーに参加したことがあった。
そこでダーナとサラという友達同士で来ている2人に出会った彼らは、マーティはダーナと、ビンセントはサラと関係を持ってしまう。
ルークはサラとビンセントが浮気する現場をただ見ているだけだった。

映画『パーフェクト・ルーム』のあらすじ【転】

元々彼らの中で、ロフトを使うときは全員にメールをする約束になっていた。
しかし昨日はビンセントがこのロフトを使っていたがメールをしていない。
更に自分が死体を見つけたことで疑いの目を恐れ、中々本当のことを言い出せなかった。

そんな時、ロフトのインターホンが鳴る。
サラと言う女性からロフトの売り出しが出ているということで、不動産仲介者がやってきたのだ。
そんな話しは誰も知らず、ただ驚く5人。
そこでビンセントは実はここに昨日いたこと、そして死んでいるのはサラであることを正直に話した。
知り合ってから不倫関係が続いていたサラとビンセントだったが、昨日別れを切り出し、彼女を置いてロフトを出たというのである。

男達はこの中に犯人がいると疑心暗鬼になり、互いを責め始める。
そしてサラの遺体をどうするかの相談にもなったが、警察に届けた方が良いというものも出始めた。

そこでルークが驚きの事実を話し始める。
彼は浮気でこそこのロフトを使っていなかったが、実は彼らが使うとメールをした日の部屋の様子を録画し盗撮していたというのだ。
動揺を隠せないビンセントだったが、そこで男達全員に薬物を注射されサラの遺体の横に寝かされる。

映画『パーフェクト・ルーム』の結末・ラスト(ネタバレ)

真実はこうである。
サラとはビンセントと居るときに同時に知り合った。
彼女を愛してしまったルークだったが、彼女はビンセントを愛していた。
別れ話のせいで彼女は薬を飲んで自殺していたのだった。

早朝、4人で集まった彼らはサラの遺体を見つける。
そこには遺書があり、ビンセントのせいで死んだことは明らかだった。
そしてルークは実は自分は盗撮していたと白状し、証拠を見せる。

ルークの盗撮によると、ビンセントはフィリップが大事にしている妹のゾーイと関係を持った。
そして浮気が発覚し離婚騒ぎになったマーティの頼みで、彼の妻を説得する口実で彼女と関係を持つ。
さらにクリスが愛していたアンには、ロフトを購入させたいがために金を払いクリスを誘惑させたというのだ。
しかも自分もアンと関係を持っていた。

ビンセントに裏切られたと激怒した男達は、ビンセントが昨日サラとここにいたと白状したら計画を実行し彼をはめようと作戦を練る。
彼女の遺書をクリスがポケットにしまい、フィリップに遺体の処理を任せ男達は一度ロフトを後にした。

これが事件の真相であるはずだった。

目が覚めて同行されたビンセントはいくら警察に話しても、信じてもらえない。
盗撮のDVDもビンセントの趣味で片付けられてしまう。
何の証拠も無かった。
アリバイも完璧に作られている。
そしてビンセントがサラ殺しを友人達のせいにしているという男達の主張は完璧だった。

だが同じく警察にいたクリスは奇妙なことにひっかかる。
それはサラが薬が原因で死んでいないこと、遺書が残されていないと警官から言われたことだった。
クリスはロフトに忍び込みゴミ箱をあさると、ポケットに入れたはずの遺書が捨てられている。
それを拾い、ロフトである人物が来るのを待った。

ルークがやって来た。
彼もまたサラを愛していた。
そして昨日の夜、別れ話をするのを見越していたルークはビンセントがサラを置いてロフトを出た後にやって来る。
そして中に入ると、落ち込む彼女を慰め酒に薬を入れて意識を朦朧とさせた。
ベッドに運んだサラに、大量のインスリンを注射し、その場を後にしたのだった。

事実を話したルークは罪をクリスに着せようとして、バルコニーでもみ合いになる。
クリスが呼んでいた警察のサイレンが聞こえたその瞬間、ルークは自ら飛び降りたのだった。

半年後、マーティは妻と復縁。
一緒に飲んでいたクリスは先に店を後にした。
するとバーの駐車場で声をかけられる。
アンだった。
彼女は売春婦を辞めていると言う。
食事でもどうかと誘われたクリス。
2人の未来を暗示する夜だった。

映画『パーフェクト・ルーム』の感想・評価・レビュー

本作は、浮気部屋を共有する5人の男性たちの部屋に、ある日女性の死体が発見され、お互いを探り合う様子を描いたサスペンスミステリー作品。
殺人事件のことだけでなく、それぞれが抱える問題も露呈してきて、仲間同士が衝突し絡まり合う展開で飽きることなく楽しめた。
また、配役もぴったりで、読めない展開に戸惑いながらも最後まで騙され続けた。
登場人物たちの考えには心底呆れるが、秀逸な脚本はなかなか面白くてもう一度観たいと思った。(女性 20代)


どこかオシャレで現代的なサスペンス映画。5人の男が浮気部屋として一つのマンションの部屋を共有しているという設定だが、お金に余裕のある男性達の中では実際にありえそうな設定だと思う。ただでさえ秘密の関係の中、死体が発見されてしまう。
死んだ女は誰が連れてきたのか、誰が殺したのか、そんな探り合いの中で、次々と新たな秘密が明らかになっていく。サスペンスとしてはインパクトに欠ける気もするが、何故か観たくなってしまう作品。(女性 20代)

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