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映画『二重生活(2015)』のネタバレあらすじ結末と感想

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この記事では、映画『二重生活(2015)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『二重生活(2015)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『二重生活(2015)』の結末までのストーリー
  • 『二重生活(2015)』を見た感想・レビュー
  • 『二重生活(2015)』を見た人におすすめの映画5選

映画『二重生活』の作品情報

二重生活

製作年:2015年
上映時間:126分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス
監督:岸善幸
キャスト:門脇麦、長谷川博己、菅田将暉、リリー・フランキー etc

映画『二重生活』の登場人物(キャスト)

白石珠(門脇麦)
恋人と同棲し、それなりに平凡で満たされた生活を送っているおとなしめの女子大学生。
論文を書き上げるために始めた尾行で、人間関係を壊していく。
石坂史郎(長谷川博巳)
出版社に勤務している編集者。珠の近くに住み妻子持ち。一見幸せそうな生活を送っているが実は不倫をしている。
鈴木卓也(菅田将輝)
珠の同棲相手で、ゲームデザイナーとして働いている。論文に夢中の珠とすれ違っていく。
篠原弘(リリー・フランキー)
珠の大学の教授。論文のテーマを相談した彼女に対象者を決めて尾行することを薦めた張本人。

映画『二重生活』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『二重生活(2015)』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『二重生活』のあらすじ【起】

暗い部屋の中、ある男が首つり自殺をしようとしている。

朝目が覚めた卓也は、隣に寝ている珠と情事をいとなみ、いつものように珠と家を出て会社に向かった。
珠はそのまま通っている大学に行った。

その日は哲学の授業をしている篠原教授に、論文のことで相談をしにいく予定である。
教授室で人間についての存在意義がわからない、自分の生きている理由が見いだせないと言う珠に教授はある提案をする。
それは「対象者を見つけ尾行し、人間とは何かを見つけてみたらどうか」というものだった。
哲学的尾行と教授は呼んだ。
しかし人を尾行することに抵抗がある珠は、考えると言い部屋を後にした。

珠はその後尾行についての知識を求め書店に行くと、探偵の本を探す。
ふと目をやると、本屋である作家のサイン会が行われており、係として隣にいる男は珠の近所に住む男であることに気がついた。
男の名前は石坂といい、子煩悩でいかにも幸せそうな男である。
休日には娘の自転車の練習に付き合う姿を目にしていた。

映画『二重生活』のあらすじ【承】

そこで珠は石坂を尾行してみようかと思いついた。
編集者の石坂は、その後カフェに立ち寄ると、ある女性と待ち合わせをしている。
店を出た二人は親密そうに歩き、マンションの間の路地に入るとその場で情事をしていた。
珠は自分の目を疑い、通りを行き来して確認するも事実だった。

その後二人は別れ、石坂は一人タクシーで帰路につく。
珠は残された彼女がそのまま自分の会社へ戻るところを尾行し、不倫相手が澤村デザイン事務所の澤村しのぶであることを突き止めた。

この事をきっかけに、珠は二人のことを尾行し論文に書き上げると篠原教授に伝える。
その後も石坂としのぶの関係を追う珠は、石坂の二重生活を知っていく。
家族とは幸せに暮らしながら、しのぶとは逢瀬を重ねている。
そんな珠の尾行にしのぶは気がついていた。
そして尾行現場のホテルのトイレでばったりしのぶと遭遇した珠は、石坂の妻に頼まれて尾行しているのか?と問いただされる。
何とかはぐらかした珠は、それ以上しのぶに追求されること無くその場をやり過ごした。

次第に尾行にはまっていった珠は、卓也との生活がおろそかになっていく。
卓也は自分の将来や二人のこれからのことを珠と話す時間が欲しかったが、今の珠には尾行をして論文を書き上げることが生活の目標になっていた。

映画『二重生活』のあらすじ【転】

ベランダから石坂の様子を観察していた珠は、石坂の妻の様子がおかしいことを逃さなかった。
後日レストランで密会して石坂としのぶは喧嘩になり、店を出たしのぶを急いで追った石坂は店の前で妻と娘に会う。
しのぶは何とか逃げ切り、逃げられた妻は悔しさで溢れその場で号泣した。
珠が生まれて始めて見る男女の修羅場である。

翌日のこと。
珠と卓也が部屋で作業をしていると、近くでサイレンの音がした。
自分のことのようにサイレンに反応し、外に飛び出している珠の姿に尋常じゃ無いものを感じた卓也は彼女に不信感を覚える。
そのサイレンは石坂の自宅での出来事が原因だった。
妻が自殺未遂を図ったらしかった。
その事件をきっかけで、石坂は珠の顔を見覚えのある顔として頭にインプットさせてしまう。

翌日石坂に尾行のことがばれた珠は、カフェで落ち合い正直に今までの経緯を話した。
論文のために尾行したことを言っても妻に頼まれているのだろうと疑う石坂に、書きかけの論文を証拠として見せる珠。
しかしそれを止める石坂に飲まされ、珠は泥水してしまう。

帰宅するためにタクシーを待つ二人だったが、珠は石坂にキスをする。
嫌がる石坂だったが、彼もその気になりホテルに行ってしまう。
そこで珠が自分の育った境遇の不幸な身の上話しをしたことで、石坂は彼女を少しだけ不憫に思い論文にすることを許した。

映画『二重生活』の結末・ラスト(ネタバレ)

石坂とホテルに入った珠の姿を、卓也は目撃していた。
その前から尾行に夢中になり異常な珠の行動に疑問を持っていた卓也は、その夜帰ってくる珠を待って「出て行く」と告げた。
卓也はゲームデザイナーの賞を受賞していたことを告げると、久しぶりに珠と卓也は顔を見て話す。

篠原教授曰く、「この哲学的尾行を書く注意事項は対象者に接触しないこと」だった。
しかし珠はそれを破り、石坂と接触したことを教授に話し論文を書かないと話した。
それを聞いても教授は、対象者を変えて書き続けることを望んだ。
珠は篠原教授を対象者として尾行することにした。
珠は教授と妻との生活を細かく記録していく。

そうして論文を完成させた珠は、教授の所にもっていくとその論文を絶賛された。
しかしこの論文には間違っている箇所があることを指摘され、劇団の公演チケットをもらう。
その公演に足を運んだ珠は、そこで教授の妻が出演していることを知った。
実はこの妻は、派遣され妻を演じていた役者だったのである。

教授の母は死を宣告されていた。
母を安心して逝かせるため教授は派遣を頼み、死ぬまでの間一緒に暮らすようにお願いしていたのである。
しかしその妻ぶりに本当に心惹かれた教授は、これからも個人的に会えないかとお願いする。
しかし彼女は微笑むだけにとどまった。

(冒頭部分)
教授は孤独に耐えられなくなり、パソコンのある部屋で自殺しようとしている。

珠は卓也と別れて引っ越しの準備をしている。
そこで卓也が描いた自分の似顔絵を見て、彼の愛情を改めて感じた珠。

渋谷のスクランブル交差点で珠は卓也とすれ違った。
ふと振り向くとそこには指輪をした教授が立っている。
珠は教授の姿を見て微笑んで、歩き出す。

映画『二重生活』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

リリーフランキーのつかみどころのない孤独感や、門脇麦の虚無感が出ていてとても良かった。
彼女の理由のない尾行は下手くそですぐにばれるんじゃないかと気になってしまった。
門脇麦と菅田将輝の会話がリアルで本当の日常を見ているようだった。上手な役者さんだなと思う。
面白い世界観だと思うし、何か深いメッセージがあるように感じるが、私にはわからなかった。哲学って難しい・・・でもなぜかもう一度観たいなって思う映画。
映像が揺れるので若干酔う。(女性 40代)


登場人物の全員が不完全で、誰かから理解されることや愛されることを渇望していて、そして平和な日常にどこか物足りないと、空虚な部分を持っているのが物語の主軸にあります。私自身は登場人物の誰の気持ちにも同意することが出来なかったけど、きっと人によっては、すごく自己投影してしまう部分があるだろうなと思います。
全体的に何を伝えたいのかはっきり名言はされないけれど、そういう空虚感や空気感も含めて、この作品の味になっているんだろうなと思いました。(女性 20代)


哲学を専攻する大学院生が自身の修士論文のために”理由なき尾行”をするという着想が独創的で興味を惹かれた。
他人の生活を覗くという非日常な設定がスリリングで、尾行がばれないか冷や冷やした。
そして、気が付くと主人公と自分がすり替わって自分が他人を観察しているような既視感に囚われた。誰だって秘密の一つや二つはあるものだ。
欲を言わせてもらえるなら、珠の研究に対する考察や結果の詳細部分の描写が観たかったと感じる。(女性 20代)


職場や学校など社会と交わる時、家族といる時、ひとりきりの時、同じ自分だけど違う顔を見せるように、誰しも二重生活を送っている。球と石坂のように、何かに夢中になって別の居場所を失ってしまったり、篠原教授のように新しい居場所をつくろうとしたり、長い人生で生活は二重になったり三重になったり、相手や形を変えて、続くのだなと切なさと温かさを感じました。
どことなく儚げで、暗くはないけど少し陰のあるような、雰囲気のある役をそれぞれ演じる出演者の実力が素晴らしかったです。派手な展開はないのに飽きることなく、登場人物それぞれの立場から様々な感情が想像でき、良い映画だったなと心から感じました。(女性 20代)


大学院生の珠が「哲学的尾行」という研究テーマのために隣人を観察し始めるという設定がとても面白く、最初から引き込まれました。尾行というとサスペンスのようですが、実際には人間の生活や欲望を静かに覗き込むような物語で、独特の空気があります。珠が隣人の男性の不倫関係を目撃し、さらにその行動にどんどんのめり込んでいく過程は少し怖さも感じました。研究のために始めたはずの行動が、いつの間にか彼女自身の倫理観を揺るがしていくのが印象的です。最後に日常へ戻るような余韻の残る終わり方も、この作品らしい静かな不気味さがありました。(30代 男性)


この映画は派手な事件が起きるわけではないのに、ずっと不思議な緊張感が続く作品でした。主人公の珠が隣人の生活を尾行して観察するという設定自体がかなり独特で、観ている側も一緒に覗き見しているような気持ちになります。隣人の不倫関係や家庭の事情が少しずつ明らかになるにつれて、珠の興味が研究を超えていく感じが怖かったです。自分の生活や恋人との関係にも影響が出てくるところがリアルでした。特に終盤で珠が感情的に揺れる場面は印象的で、人の人生を観察することの危うさを感じさせる映画でした。(20代 女性)


哲学的なテーマを扱った作品として、とても興味深く観ました。珠が教授の提案で始める「哲学的尾行」は、他人の日常を観察することで人間の本質を探ろうとするものですが、その行為自体が倫理的に危ういものでもあります。隣人の不倫関係を知ることで、珠の視点も次第に変わっていくのが印象的でした。特に、観察しているはずの珠自身の生活や恋愛が揺らいでいく展開が面白いです。最後まで大きな事件が起きるわけではありませんが、人間の欲望や孤独を静かに描いた作品として印象に残りました。(40代 男性)


静かな映画ですが、人間関係のリアルさが強く印象に残りました。珠は最初、研究として淡々と隣人を尾行しているだけなのに、そのうち相手の生活に感情移入していきます。特に隣人の不倫相手との関係を見ていくうちに、恋愛や結婚の形について考えさせられる展開になっていくのが興味深かったです。珠自身の恋人との関係もどこか不安定で、観察する側とされる側の境界が曖昧になっていく感じがありました。ラストの余韻のある終わり方も、この作品のテーマに合っていると感じました。(30代 女性)


人の生活を観察するというテーマがとても面白い映画でした。珠はただ研究のために尾行しているだけですが、隣人の不倫や家庭の事情を知ることで、次第に自分の価値観も揺れていきます。観ている側としても、他人の生活を覗いているような不思議な感覚になりました。派手な展開はありませんが、日常の中に潜む人間の欲望や孤独がリアルに描かれていると思います。特に珠が観察すること自体に疑問を持ち始めるところが印象的でした。静かな作品ですが、考えさせられる映画です。(20代 男性)


最初は少し変わったテーマの映画だと思いましたが、観ているうちに人間ドラマとして引き込まれました。珠が隣人を尾行することで、その人の不倫関係や家庭の事情が見えてきますが、同時に珠自身の恋愛や人生観も揺らいでいきます。特に、他人の生活を観察することで自分の生活が変わっていくところが面白いと感じました。派手なストーリーではありませんが、人間の感情や関係性が丁寧に描かれています。最後に珠がどこか冷静に日常へ戻っていくような余韻も印象的でした。(40代 女性)

映画『二重生活』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『二重生活(2015)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

桐島、部活やめるってよ

この映画を一言で表すと?

一人の高校生の欠席をきっかけに、人間関係の本質が浮かび上がる群像ドラマ。

どんな話?

バレー部のエースで人気者の桐島が突然部活を辞めたという噂が学校中に広がる。彼の不在をきっかけに、同級生たちの関係や立場が少しずつ揺らぎ始める。映画部の男子、人気グループの女子、部活に打ち込む生徒など、さまざまな視点から学校の日常が描かれていく。誰もが自分の居場所や価値を探しながら過ごしていることが、静かに浮かび上がる物語。

ここがおすすめ!

同じ時間軸を異なる人物の視点で描く構成が特徴で、人間関係の微妙な距離感をリアルに感じられる作品です。何気ない日常の中で人の価値観や立場が変化していく様子が丁寧に描かれており、観る人によって共感する人物が変わるのも面白いポイント。人間観察の面白さを感じられる映画として、多くの映画ファンに支持されています。

紙の月

この映画を一言で表すと?

平凡な女性が小さな嘘から人生を崩していく、静かなサスペンスドラマ。

どんな話?

銀行で働く主婦の梨花は、夫との関係に物足りなさを感じながら日々を過ごしていた。そんな中、年下の大学生と出会い恋に落ちる。しかしその関係を続けるため、彼女は銀行の金に手をつけてしまう。最初は小さな横領だった行為は次第にエスカレートし、梨花の人生は大きく崩れていく。静かな日常の中で進んでいく破滅の物語。

ここがおすすめ!

派手な事件ではなく、日常の中で少しずつ崩れていく心理を丁寧に描いた作品です。主人公の心の変化や孤独がリアルに表現されており、観る側も彼女の選択を理解しながら複雑な気持ちになります。人の欲望や孤独を静かに描いたドラマとして非常に完成度が高く、心理劇が好きな人には特におすすめの作品です。

アメリ

この映画を一言で表すと?

人の人生をそっと変えていく少女の優しさを描いた、心温まる物語。

どんな話?

パリで暮らす内気な女性アメリは、人の役に立つことに喜びを見出す少し不思議な性格の持ち主。ある日、子どもの頃に隠された宝箱を見つけたことをきっかけに、彼女は周囲の人々の人生を密かに変える小さな計画を始める。恋に臆病な彼女自身も、やがて一人の男性との出会いによって自分の人生と向き合うことになる。

ここがおすすめ!

独特の映像美と温かいストーリーが魅力の作品です。人の生活を観察するような視点で描かれるパリの街と登場人物たちの人生がとても魅力的です。小さな出来事が誰かの人生を変えるかもしれないというテーマも印象的で、観終わったあとに優しい気持ちになれる映画です。

蛇にピアス

この映画を一言で表すと?

若者の欲望と孤独を鋭く描いた、刺激的な青春ドラマ。

どんな話?

平凡な日常を送っていた19歳のルイは、ある日パンクな雰囲気を持つ青年アマと出会う。彼の影響でルイはボディピアスやタトゥーの世界に足を踏み入れ、刺激的な生活へと引き込まれていく。さらに彫師のシバとも関係を持つことで、彼女の生活は大きく変わっていく。欲望と孤独が交錯する若者たちの危うい関係を描いた物語。

ここがおすすめ!

人間の欲望や孤独をリアルに描いた作品で、登場人物たちの危うい関係性が強く印象に残ります。刺激的なテーマを扱いながらも、若者の心の揺れや孤独が丁寧に描かれているのが特徴です。観る人によってさまざまな解釈が生まれる作品で、人間の内面を描いたドラマが好きな人におすすめです。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

この映画を一言で表すと?

名声と自己価値の狭間で揺れる俳優の姿を描いた、独創的な人間ドラマ。

どんな話?

かつてヒーロー映画で有名になった俳優リーガンは、現在は人気が落ち、ブロードウェイで舞台を成功させることで再起を図ろうとしていた。しかし稽古や人間関係のトラブルが次々と起こり、精神的にも追い詰められていく。過去の栄光と現在の自分の間で葛藤しながら、彼は舞台の成功を目指していく。

ここがおすすめ!

ワンカットのように見える独特の撮影方法が話題になった作品で、舞台裏の緊張感や人間関係がリアルに描かれています。主人公の内面の葛藤や自己評価の揺れが丁寧に表現されており、観る人に強い印象を残します。芸術や人生について考えさせられる深いテーマを持った映画です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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