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映画『幸福の黄色いハンカチ(1977)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『幸福の黄色いハンカチ(1977)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『幸福の黄色いハンカチ(1977)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『幸福の黄色いハンカチ(1977)』の結末までのストーリー
  • 『幸福の黄色いハンカチ(1977)』を見た感想・レビュー
  • 『幸福の黄色いハンカチ(1977)』を見た人におすすめの映画5選

映画『幸福の黄色いハンカチ』の作品情報

幸福の黄色いハンカチ

製作年:1977年
上映時間:108分
ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー、コメディ
監督:山田洋次
キャスト:高倉健、倍賞千恵子、武田鉄矢、桃井かおり etc

映画『幸福の黄色いハンカチ』の登場人物(キャスト)

島勇作(高倉健)
夕張の炭鉱夫だったが、6年前に殺人事件を起こして網走刑務所に収監されていた。出所直後に欽也と朱美と出会い、一緒に旅をする。故郷は九州の飯塚。
島光枝(倍賞千恵子)
勇作の元妻。夕張のスーパーで働いていて、勇作と出会い結婚した。勇作と結婚する前に、離婚歴がある。以前流産したことがあり、勇作の子供も流産してしまう。
花田欽也(武田鉄矢)
東京の印刷工場で働いていたが、失恋して仕事を辞めてしまう。退職金を叩いて新車を購入し、北海道を旅する。かなりドジな三枚目。軽薄だが、人はいい。故郷は九州の博多。
小川朱美(桃井かおり)
東京で電車の車内販売員をしている。一人旅の途中で欽也にナンパされ、車に乗せてもらう。内気だが、慣れるとよく喋る。継母を嫌い、中学卒業後に家を出た。

映画『幸福の黄色いハンカチ』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『幸福の黄色いハンカチ(1977)』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『幸福の黄色いハンカチ』のあらすじ【起】

東京の印刷工場で働いている花田欽也は、失恋して会社を退職。退職金を叩いて新車のファミリアを購入する。欽也はこの車で北海道旅行へ行こうと友人を誘うが、誰も一緒に来てくれない。欽也は仕方なく、ひとりで北海道へ向かう。

フェリーで釧路港に到着した欽也は、車で網走方面へ向かう。網走の駅前で女の子をナンパするが、全く相手にしてもらえない。同じ頃、網走刑務所から島勇作が出所する。

勇作は食堂へ入り、ビールとカツ丼と醤油ラーメンを注文する。6年ぶりに飲んだビールは、勇作の五臓六腑に沁み渡る。その食堂に、一人旅をする小川朱美と彼女をナンパ中の欽也も入ってくる。しかしお互いの存在には気づいていない。

東京で彼氏に裏切られた朱美は、北海道へ傷心旅行に来ていた。なんとか朱美を車に乗せることに成功した欽也は、ハイテンションで喋りまくる。同じ頃、勇作は郵便局に寄り、出所を知らせるハガキを夕張方面へ出す。

欽也と朱美は、オホーツクの海岸を訪れ、たまたまそこにいた勇作に写真を撮ってもらう。その縁で、勇作も欽也の車に乗せてもらい、2人と一緒に阿寒温泉へ行くことにする。

阿寒温泉の宿で、欽也は朱美と2人部屋をとる。欽也の頭の中はいやらしい妄想でいっぱいだった。朱美は明らかに引いていたが、他に空き部屋がないようなので我慢する。欽也は朱美が風呂へ行った隙に、薬局でコンドームを購入していた。

夜。勇作は綺麗な布団にくるまり、幸せな眠りにつく。ところが、隣の部屋から朱美に言いよる欽也の声が聞こえてきて、ゆっくり眠れない。強引に欽也から迫られた朱美は大声で泣き出し、勇作は隣の部屋へ行って“いい加減にしろ”と怒鳴る。

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映画『幸福の黄色いハンカチ』のあらすじ【承】

翌日の車内は気まずいムードが漂っていた。朱美は優作と一緒に陸別駅で車を降りてしまう。別れ際、欽也と朱美は初めて名を名乗り合う。2人のやりとりを聞いて、勇作は呆れる。

次の汽車まではまだ2時間もあり、朱美は車を降りたことを後悔する。そこへ、欽也がカニを買って戻ってくる。

3人は近くの食堂でカニを食べながら、身の上話をする。朱美の機嫌もすっかり良くなり、欽也は“帯広まで一緒に行こう”と朱美に頼む。朱美と2人きりになりたかったが、結局勇作も同乗することになり、今度は欽也がすねてしまう。

帯広へ向かう途中、欽也が先ほどのカニに当たり、腹の調子を崩す。道沿いの農家で欽也がトイレを借りている間、対向車に車の移動を迫られ、無免許の朱美が車を動かす。ところが、朱美の下手な運転で車は土手に脱輪してしまう。朱美がハンドルを握り、勇作と欽也でなんとか車を道路上に押し上げるが、混乱した朱美はアクセルを踏み続け、車は牧草地の干草の山に突っ込んで停車する。欽也に責められ、朱美は“あんたがうんこなんかしなければこんなことにならなかった”と泣き出す。

その晩3人は、農家のおじさんの家に泊めてもらう。勇作は女を泣かせる欽也に腹を立て、“それでも九州男児か”と説教をする。

翌日、勇作は帯広から札幌へ向かう2人と別れて、汽車で夕張へ行くと言い出す。とりあえず3人は、帯広で休憩することにして、車を走らせる。

帯広の駐車場で、欽也は迷惑な駐車をしていた車のタイヤを蹴る。すると中からヤクザな男が出て来て、欽也を一方的に殴り始める。止めに入った勇作も殴られ、腹を立てた勇作は、男を痛めつけ、自ら車を運転して急いで現場を離れる。朱美は勇作の強さに感動し、欽也は運転できることを隠していた勇作に恨み言を言う。

映画『幸福の黄色いハンカチ』のあらすじ【転】

そのまま車を運転していた勇作は、警察の一斉検問で免許の提示を求められる。無免許だった勇作は事情を聞かれ、“殺人で6年3ヶ月刑務所にいて、おととい出所しました”と答える。それを聞いて、欽也と朱美は驚く。勇作はそのまま、近くの警察署に連れて行かれる。

ややこしいことになりそうだったが、その警察署には、6年前の事件の時にお世話になった渡辺係長がおり、勇作をすぐに帰してくれる。外では、欽也と朱美が待っていた。そのまま駅へ行こうとする勇作を、欽也は車に乗せてやる。そして勇作は、2人に自分の過去を語り始める。

若い頃、勇作は地元の九州でも刑務所へ入ったことがあり、その後もいい気になって暮らしていた。しかし30歳を過ぎ、ここままでは自分の一生はダメになると感じ、一念発起して北海道へ出る。

夕張の炭鉱で働く日々は、想像以上に過酷で、勇作はくじけそうになっていた。そんな時、近所のスーパーで働く光枝に一目惚れする。半年かかってようやく口をきき、光枝が独身だと知った勇作は、彼女をデートに誘う。不器用な勇作は、自分の想いをうまく伝えられず、すがるような気持ちで光枝を追いかける。光枝の離婚歴を知っても、勇作の気持ちは変わらなかった。勇作の一途さに打たれ、光枝は結婚を承諾する。

夫婦は小さな借家を借り、幸せな結婚生活をスタートさせる。翌年、光枝は妊娠する。病院での結果をどうしても早く知りたいという勇作に、光枝は“もし本当に子供ができていたら、家の前の竿に黄色いハンカチをあげておく”と約束する。仕事帰り、近所の銭湯の前で黄色いハンカチを見た勇作は、天にも昇るような気持ちになる。

映画『幸福の黄色いハンカチ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ところが、光枝は無理を重ねて流産してしまう。病院へ駆けつけた勇作は、光枝が5年前にも流産していたことを知る。勇作は無性に腹が立ち、その晩はお膳をひっくり返して家を出てしまう。そのまま繁華街をぶらついていた勇作は、2人組のチンピラと喧嘩になり、勢いでそのうちの1名を殺してしまう。

刑務所へ入った勇作は、光枝と別れることにする。勇作はそれが光枝のためだと思い込んでいたが、光枝は泣いていた。しかし、勇作には逆らえず、光枝は離婚届に判子を押す。

話を聞いた朱美は、光枝がかわいそうだと泣き出す。ずっと黙り込んでいた欽也も泣いていた。

翌日、3人は車で札幌に出て、そこで別れることにする。ところが、もうすぐ札幌という時になって、勇作が汽車で夕張へ行くと言い出す。実は勇作は、出所した日に“もしまだ自分を待っていてくれるなら、家の前の竿に黄色いハンカチをあげておいて欲しい、ハンカチがなければ、自分は黙って引き返し、二度と姿を現さないから”というハガキを光枝に出していた。欽也と朱美は、勇作と一緒に夕張へ行くことにする。

夕張が近づくにつれ、勇作は結果を知るのが怖くなり、“やっぱり引き返してくれ”と言い出す。欽也は“意気地がない”と説教をするが、勇作の剣幕に押され、車をUターンさせる。しかし朱美から“もし光枝さんが待っていたらどうするの”と言われ、勇作の心が動く。そして車は再びUターンして、夕張へ向かう。

夕張の町へ入り、勇作も観念して道案内をする。家の前の竿が確認できる銭湯の前で車を停車させ、欽也と朱美が車外へ出て周囲を見渡す。勇作は車内で、じっと目を閉じていた。その時、欽也と朱美の目に、風にたなびく何枚もの黄色いハンカチが飛び込んでくる。2人に促され、車を降りた勇作は、高々と掲げられた黄色いハンカチを見て絶句する。2人は勇作の背中を押し、車に乗り込む。

洗濯物を干していた光枝は、帰ってきた勇作のカバンを黙って受け取り、感極まって泣き出す。勇作は光枝の肩を優しく抱いて、家の中へ入っていく。

その様子をこっそり見ていた朱美と欽也は、感動で涙が止まらない。夫婦の愛に触発された2人は、車内で熱いキスを交わす。

映画『幸福の黄色いハンカチ』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

子供の頃、父親と一緒にテレビで放映していたのを観た記憶がある。
ふと懐かしく思い観なおしてみた。最後まで飽きることなく夢中になった素晴らしい作品だった。
黄色いハンカチのシーンは有名なのでわかっていても涙があふれた。
このシーンは劇場で観たかったな。

名作は古くなっても一向に色褪せないんだなと実感。
高倉健も武田鉄矢も桃井かおりも、役者さんたちは皆演技が上手く惹きこまれた。(女性 40代)


昭和日本のロードムービーの名作。
ロードムービーに求める全てが詰まっている。タイトルが示すラストシーンに向かって寸分の無駄なく、若かりし頃の高倉健、武田鉄矢、桃井かおりのスリー・トップに心奪われる。
高倉健と武田・桃井の別れのシーンがまた良い。余計な言葉を交わさず、高倉健の背中を押して去って行く武田と桃井。そして一緒に旅を終えた者だけが持つ感情で繋がる武田と桃井の姿を見て、本当に良かったと涙するのだ。(男性 40代)


山田洋次監督、高倉健主演のあまりに有名なヒューマン映画。「黄色いハンカチ=幸福」と、日本人なら誰しもが連想するだろう。
過去に犯してしまった過ちを後悔している勇作。その何とも言えない悲壮感を漂わせる高倉健の存在がすごい。そして、物語を引っ張る欣也役の武田鉄矢、朱美役の桃井かおりのキャラクターも素晴らしい。
渥美清や倍賞千恵子も出演し、今では絶対に見られない大御所たちの共演。それだけでも見ものである。(男性 40代)


あまりにも有名な作品ですが、1度も見た事がなかった今作。ストーリーのあらすじも全く知らなかったので、キャストや世界観、全てが新しく輝いて感じました。
寡黙で無骨な男というイメージの強い高倉健ですが、今作でも彼の男らしさは光っていました。背中で語ると言う言葉は彼のためにあるのではないかと思ってしまうくらいぴったりで、ラストの黄色いハンカチのシーン。一緒に旅をしてきた2人に背中を押されて家へと向かう勇作の後ろ姿にたまらない気持ちになりました。(女性 30代)


人間の弱さと再生を、これほど静かに、深く描いた作品はなかなかありません。武田鉄矢と桃井かおりの若いカップルの道中の軽妙なやりとりも魅力的ですが、やはり高倉健演じる勇作の内に秘めた葛藤と、ラストシーンの“黄色いハンカチ”が全てを物語ります。再出発への希望と許しを象徴するあの光景には涙が止まりませんでした。今の時代だからこそ、こういう誠実な物語が心に沁みます。(40代 男性)


静かなロードムービーなのに、こんなにも心を動かされるとは思いませんでした。何気ない会話、道中の風景、人物の表情…すべてに味わいがあります。健さん演じる勇作の無骨だけど優しい人柄が、最後の“黄色いハンカチ”で一気に花開くような感動がありました。人を待つこと、許すこと、そして帰る場所があることの大切さを噛みしめました。(30代 女性)


若いころには正直ピンとこなかったけれど、家庭を持ち、人生に迷った今観ると、涙が出るほど心に響きました。過ちを犯した男と、それでも待ち続けた妻。その関係性にリアルな重みがあります。高倉健さんの台詞少なめな演技が逆に雄弁で、最後に黄色いハンカチが何十枚も風に揺れるシーンは、映画史に残る名場面です。(50代 男性)


大学の授業で課題として観たのですが、予想外に良かったです。古い映画という印象でしたが、人間の感情が丁寧に描かれていて、現代の若者にも通じるテーマだと思いました。勇作と光枝の関係は、ただの恋愛ではなく“人生を共に歩む覚悟”みたいなものがあって、すごく心に残ります。あのラストは本当に泣けました。(20代 女性)


ロードムービーと聞いて軽いものかと思っていたら、予想外に重みのある内容でした。刑務所帰りの男が、自分を待っているかもしれない妻のもとに向かう…というシンプルな構成ながら、3人の旅の中でそれぞれが少しずつ変わっていく過程が自然で美しい。あの黄色いハンカチが見えた瞬間、自分まで心が救われるようでした。(60代 男性)


桃井かおりさん演じる朱美のキャラクターがすごく良かったです。軽く見えて、実はとても繊細で寂しさを抱えている。彼女の存在が、旅に彩りとリアルさを与えていて、若者なりの恋や悩みが描かれていて共感できました。物語の核は高倉健さんですが、それを取り巻く若い2人の視点があるからこそ、この映画は深いんだと思います。(20代 女性)

映画『幸福の黄色いハンカチ』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『幸福の黄色いハンカチ(1977)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

男はつらいよ 寅次郎の休日

この映画を一言で表すと?

笑いと切なさが詰まった、昭和の名作人情ロードムービー。

どんな話?

フーテンの寅こと寅次郎が、甥の進学や家族との関わりを通じてまたもや旅に出る。道中で出会った女性とのほろ苦い恋模様を描きながら、寅さんらしい優しさと人間味が溢れるエピソードが展開される。旅と人情の魅力が詰まった名作。

ここがおすすめ!

『幸福の黄色いハンカチ』と同じく、旅を通じて人と人が繋がっていくストーリーが心を打ちます。寅さんの不器用だけど温かい人柄、笑いの中にある切なさが、観る人の心にそっと寄り添ってくれる映画です。

東京物語

この映画を一言で表すと?

静けさの中に溢れる、親子の愛と世代のギャップを描いた日本映画の金字塔。

どんな話?

年老いた夫婦が、子どもたちを訪ねて東京を訪れるが、そこで感じるのは、家族であっても共有できない距離や無関心。それでも淡々と日常が続いていく中に、深い愛と人生の切なさが滲む。小津安二郎監督の代表作。

ここがおすすめ!

感情を大げさに表現せずとも、日常の何気ない会話や表情の中に感動が宿る作品です。『幸福の黄色いハンカチ』のように、静かな演出で心を打つ人間ドラマを求める方にぴったり。日本映画の美しさが詰まった一本です。

風の谷のナウシカ

この映画を一言で表すと?

美しくも厳しい世界で、人と自然の共生を描いた感動のアニメーション巨編。

どんな話?

腐海と呼ばれる有毒な森が広がる未来世界で、人と自然のバランスを保とうとする少女ナウシカの奮闘を描く。戦争の悲劇や自然破壊への警鐘を内包しながらも、希望と癒しの物語として昇華された宮崎駿の傑作。

ここがおすすめ!

『幸福の黄色いハンカチ』と同じく、「人間のやり直し」や「赦し」が根底にあるテーマです。ラストに向かって紡がれる希望のメッセージと、ナウシカの強く優しい姿に心を打たれること間違いなしです。

海街diary

この映画を一言で表すと?

海辺の街で紡がれる、4姉妹の静かで温かい日常の物語。

どんな話?

父の死をきっかけに、3姉妹が腹違いの妹と一緒に暮らすことになる。最初は戸惑いながらも、少しずつ心を通わせていく4人の姿を、季節の移ろいと共に丁寧に描く。日常の中にある小さな感動が胸に沁みるヒューマンドラマ。

ここがおすすめ!

大きな事件が起こるわけではないのに、登場人物たちの小さな変化や心の機微が美しく表現されています。『幸福の黄色いハンカチ』のような“静かな感動”を求めている方にぴったりの映画です。

そして父になる

この映画を一言で表すと?

血か、絆か――父としての在り方を問う感動のヒューマンドラマ。

どんな話?

6年間育ててきた息子が、出生時に取り違えられていたことが判明。2組の家族が、愛情と血のつながりの間で揺れ動く姿を描いた是枝裕和監督の代表作。静かなトーンながらも、家族の在り方を深く問いかける作品。

ここがおすすめ!

過ちや後悔を抱えながらも、愛によって再出発していく家族の姿が、『幸福の黄色いハンカチ』と共鳴します。福山雅治の繊細な演技と、是枝監督のリアリズムが心を打つ、深く考えさせられる映画です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    高倉健がラーメンにがっつく姿はたしかに凄い。高倉は2日間食事を抜いて撮影に挑んだという伝説が残っていますが、鬼気迫る演技でした。長年の抑圧から開放された男の喜びが伝わってくる最高のシーンです。

  2. 匿名 より:

    黄色いハンカチが画面に現れた時の映画的感動たるや、筆舌に尽くしがたい。これが映画ですよ。これがあるから映画は芸術なんです。他の芸術では絶対に味わうことのできない感動を見事に表現している!素晴らしい映画です。山田洋次はあまり好きではないものの、認めざるをえないでしょう。俳優の演技も良い。武田鉄矢はいい感じの田舎臭さで良いキャラでしたね。