映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』の概要:本作は2010年のアメリカのアクションコメディ映画です。窓際刑事のでこぼこコンビが隠蔽捜査に乗り出します。監督はアカデミー賞、脚色賞受賞作品『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を手がけたアダム・マッケイ監督。
映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』の作品情報
上映時間:110分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:アダム・マッケイ
キャスト:ウィル・フェレル、マーク・ウォールバーグ、エヴァ・メンデス、マイケル・キートン etc
映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』の登場人物(キャスト)
- アレン・ギャンブル刑事(ウィル・フェレル)
- いつも生真面目で会計係から刑事に抜擢されてきました。相棒のテリー刑事とは馬が合いませんが怒り狂う彼を大きな心で見守っています。
- テリー・ホイツ刑事(マーク・ウォールバーグ)
- いつも起こってばかりの窓際刑事、事件が起こる毎に他の刑事が活躍する姿を見て苛立ています。アレンの美人妻のことを羨ましがっていて狙っている様です。
- デヴィット・アーション(スティーブ・クーガン)
- 警察と組んで隠蔽を計画した投資家で億万長者。アレンとテリーに追い詰められているのか助けられているのか分かりませんが二人を賄賂でどうにかしようとしています。
映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』のあらすじ【起】
ニューヨーク警察署では、手柄をいくつも上げてきた刑事たち二人がマスコミやメディアで賑わっていました。そんな中、外にも出ない窓際刑事のテリーは手柄を上げたくてうずうずしていました。反対にテリー相棒の刑事アレンは、いつもの書類整理や書類作成のことで頭がいっぱいになっていました。テリーはそんなアレンのことを見ているとイライラが止まらずいつも口喧嘩を売るばかりです。アレンも反撃して二人の関係は悪い方向へ。
ある日、強盗集団が宝石店の宝石を盗む事件を起こします。もちろんその日もやり手の刑事に先を越されてしまいます。また先を越されたことを気にしているテリーはアレンに「俺達もいこう!」と誘いますがそんな危険な仕事はしたくないと言って拒否されます。
その日のうちになんとあのやり手の部下が二人死んでしまったのです。「20階のビルから飛び降りるなんてな・・・」と言いながらもその座を狙うテリーは他の刑事と争います。
映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』のあらすじ【承】
事件が落ち着きアレンは、書類のことで頭がいっぱいでしたが、調べているとデヴィット・アーションという投資家が建築現場において、無許可で足場を組んでいることを知り逮捕することにしました。アーションがいるビルに乗り込もうとする二人でしたがその入り口であっさり彼を逮捕したかに思えましたがやはりボディーガードがいてすぐに手柄を逃してしまいます。こんな地味な案件でも活躍できないと落ち込む二人に上司である警部はアーションの件について手を引くように言われます。アーションと警察が手を組んでいることをまだ知らない二人は納得できず次の調査へ乗り出します。
二人の調査でアーションの会計事務所を突き止めることが出来ました。急いでアレンの愛車に乗り込む二人は現場到着後すぐに何者かによって事務所を爆破されてしまいます。このまま引き下がるわけにはいかないと思い現場を発つ二人はアーションの元へ直接尋ねることにしました。
映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』のあらすじ【転】
二人はアーションの元へ到着し、すぐに部屋へと案内されました。アーションから色々な賄賂を受け取って追い返されてしまうなんともおバカな二人は、帰り道でアーションのボディーガードによってアレンの愛車ごとどこかへ運ばれてしまいます。
アーションの件に関わるなと忠告されていた二人はこの件をきっかけに二人は刑事職から外されてしまうことになってしまいます。アレンは巡回刑事、テリーは交通課へ。それぞれの日々が始まります。テリーは失望し、交通課に配属されると生き生きとなっていき、天職だと感じているようでした。一方、アレンは、昔の血が騒ぎ出していました。
まだ諦めたらだめだとアレンは感じ、テリーと共にもう一度証拠を掴み、アーションの悪事を止めようと決意します。しかし、テリーはアレンが今の交通課の仕事に満足していることを聞かされがっかりしてしまいます。彼は今まで以上に生き生きとしていたのです。
アーションの計画が着々と進んでいることに焦っているアレンはテリーを必死に説得します。
映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』の結末・ラスト(ネタバレ)
アーションの弁護士であると言う人物について調べ、弁護士の元に向かう二人でしたが、そこでおバカな二人はあらかじめ見つけていた証拠をすべて預けてしまいます。そんなミスを犯し警察署に戻った二人、「どうするんだよ。」とテリーが悩んでいると、突然高層ビルから身投げしようとする男性がいるとの連絡があります。急いで二人が現場へ向かうと先程のアーションの弁護士のビルから男が身を乗り出していました。あの弁護士でした。このままではいけないとアレンはメガホンを探し、「この手の交渉人の資格があるからまかせろ!」と意気込みテリーと共に自殺を阻止しようとするが失敗に終わるのでした。
失敗ばかりの彼らは、警部の基に向かいます。何か知っているはずだと思ったからです。警部はこの事件に関わるなと言っていましたが、明らかに怪しかったからです。二人は警部から警察が隠蔽工作しており今からアーションたちがこれから極秘で会議を行うことを知り、急いで向かいます。
会議室に着くと、警察とアーションたちの会議が始まっていたので、アーションを連れ出すことに。銃撃戦が始まり、何とか外へ逃げると車に乗り込みます。そこから更にカーアクションが始まり何とか逃げ切れた三人はアーションの別宅へ向かい作戦会議をする。明日の8時銀行にて送金が行われることを知ります。翌朝送金を阻止すべく銀行へ向かうと敵に先回りされており送金の準備が整っていましたがパソコンの前にいた従業員を脅し、アーションに送信を止めるよう指示します。上手く行きそうに無い三人の計画でしたが、警部が突然現れ、事件は終結するのでありました。とても大きな事件を解決した二人でしたがスーパーヒーローと大きく取り沙汰されることも無かったのでした。
映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』の感想・評価・レビュー
マーク・ウォルーバーグという俳優の一番の魅力は、怒った演技で笑いがとれるところだろう。『ペイン&ゲイン~史上最低の一攫千金』というコメディ映画でもよく間抜けに怒って見せていた。そんな彼に対して何もしていな時ほど申し訳なさそうに見えるウィル・フェレルという配役。これならば静止画でもコメディが成立するような取り合わせだろう。ストーリーはずっこけ刑事ドラマの定番中の定番であるが、それがゆえに彼ら二人の芸達者ぶりが引き立って面白い。(男性 30代)
正直私はコメディのゴタゴタ感がどうしても好きになれないし、バリバリのコメディで、笑わせるところをいかにもな感じで作られていたが、それでも所々思わずふっと笑ってしまうような作品だった。
マークウォールバーグのわざとらしくないコメディチックさとウィルフェレルの存在感のなさがうまくマッチして、本当にアザーガイズ(その他のやつら)として華やかさを抑えつつも、存在感を発揮していた。(女性 20代)
くだらないけど、笑っちゃう。こういう作品大好きです。サミュエル・L・ジャクソンにドウェイン・ジョンソン、マイケル・キートンにマーク・ウォールバーグ。全員主役級の俳優たちが盛りだくさんのこの作品。完全にアメリカのコメディのノリです。豪華な俳優たちが真面目に、本気でこういうコメディ作品を作ってくれるって、最高ですよね。
ただただ面白いです。涙が出るほど笑えます。そして無駄にアクションシーンにも力を入れているところに注目です。(女性 30代)
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