映画『地獄の変異』の概要:ルーマニアの山で見つかった巨大洞窟を調査することになったジャックの調査隊。前人未到の地に足跡を残せることに沸いた彼らだが、洞窟には恐怖の生物が彼らを待ち受けていた。
映画『地獄の変異』の作品情報
上映時間:97分
ジャンル:SF、ホラー
監督:ブルース・ハント
キャスト:パイパー・ペラーボ、コール・ハウザー、レナ・ヘディ、エディ・シブリアン etc
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映画『地獄の変異』の登場人物(キャスト)
- ジャック(コール・ハウザー)
- 探検隊のリーダー。洞窟調査中に怪物に襲われ、寄生される。
- ジェニングス(レナ・へディ)
- 生物学の研究者。洞窟内の生態系を調査するため、ジャックの探検隊に加わる。
- タイラー(エディ・シブリアン)
- ジャックの弟で、彼の隊の隊員。兄のことを信頼している。
映画『地獄の変異』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『地獄の変異』のあらすじ【起】
今から三十年前のルーマニア。トラックに乗って山道を進んでいた男たちは、土砂崩れに道を阻まれてしまう。目的地は更に上だ。男たちは自分の手足で登山することにした。辿り着いたのは古い寺院だった。お宝が眠っている。懐中電灯を片手に男たちは寺院の中を探索した。一人が地下へと続く扉を見つけた。地下室の壁には禍々しい異形の生き物が彫られていた。男たちは爆薬で床を爆破して、洞窟への入口を作ろうとした。しかし、建物はその爆破に耐える強度ではなく、男たちの足場も崩れてしまった。洞窟に落下した男たちが見上げるとまだ落石が続いていた。小さくなった揺れが再び大きくなった。寺院の背後にあった崖が爆破の衝撃で崩れ出したのだ。寺院は土砂に呑まれ、男たちは出口を失った。暗闇の中で男たちは、何かの唸り声を聞いた。
それから三十年後。研究者たちは男たちが作った洞窟への入口を掘り起こすことに成功した。研究者のニコライは偉大な発見になるかも知れないと喜ぶ。作業員の一人が中に入って調査すると、洞窟は海と繋がっていた。
映画『地獄の変異』のあらすじ【承】
ジャック率いる海底探査隊は海から海底洞窟の探索をしていた。隊員でジャックの弟のタイラーが目当ての洞窟を見つけ、探検隊は成果を喜んだ。その日の晩、ジャックたちの下にニコライ博士からのテレビ電話通信が送られてきた。終始笑顔の博士はついに発見したと言った。彼が見つけた洞窟はアマゾン川に匹敵する大きさだった。ニコライ博士はジャックたちに調査協力を要請した。
ヘリコプターに乗ってニコライ博士と合流したジャックたちは早速調査の準備を始めた。その最中、タイラーは研究者の女性に惹かれ、声をかけた。彼女の名前はジェニングスと言った。
ミーティングが始まった。タイタン・ホールと名付けられたその洞窟の調査は危険が伴うと警告された。調査中、既に死者が出ていた。
ミーティングの後、ニコライ博士は洞窟の上にあったはずの寺院についての伝承を語った。寺院は元々洞窟を封じるためのもので、寺院を建てた者たちは翼を持った悪魔と戦っていたと言う。
映画『地獄の変異』のあらすじ【転】
タイタン・ホールの探索を始めたジャックたち。初めに潜水したダイバーからの連絡が中々来ないことを心配するジャック。だが、しばらくしてそのダイバーからベースキャンプの設営に成功したという知らせが入った。一同は安堵したが、突然、その通信が不安定になる。怯えた目で辺りを見ながら「何かがいる」と言ったのを最後に、ダイバーとの通信が途絶えてしまった。ジャックたちは全員でダイバーの様子を確かめに行くことにした。ベースキャンプに辿り着くと、ダイバーは無事だった。見せたい物があると言うダイバー。通信ケーブルの切断箇所を探す者と調査を継続する者に別れ、ダイバーの後について行くとそこには古い靴が転がっていた。前人未到ではなかったとダイバーは嘆いた。
一方、通信ケーブルの切断箇所を探していた者は切れたケーブルの傍に食い散らかしたネズミの死体を見つけた。その直後、何かが彼を襲う。悲鳴を聞きつけたタイラーが救援に駆けつけようとするが、水中で何かが爆発し、通路が塞がれてしまった。救援を待つしか帰る手はないが、その前に食糧が底を尽きる。何より、人を襲う生物がいるかも知れないということが隊員を不安にさせた。自力で脱出するため、ジャックは隊員のトップと共に脱出経路の捜索を始めた。這って進まなければならないほどの狭い道を進んでいるとジャックは何かに掴まれ、捕縛された。トップがジャックを助け、その場から撤退する。そのときに謎の生物から切り落とした爪のような細胞をジェニングスが調べると、謎の生命体は寄生生物の集合体であることが発覚した。
映画『地獄の変異』の結末・ラスト(ネタバレ)
全員で避難を始めることにした調査隊だが、リーダーのジャックの様子が妙なことに不安を感じていた。急に凶暴性を見せたかと思えば大人しくなったりするのだ。タイラーはトップと共にジャックを警戒しようと相談する。
避難の最中、ニコライ博士が謎の生物に襲われてしまう。救出に向かったジャックは大きな羽を持った生物が博士を浚うのを目撃した。一人、一人と仲間を失っていき、隊員たちはジャックへの不信感を募らせた。寄生生物に精神を蝕まれている恐れのあるジャックにはついて行けないと、隊員は決別を言い渡す。トップとタイラーだけがジャックに従い、ジェニングスは他の者を連れ、別のルートを探索することになった。
ジャックたちは出口付近に辿り着くことができた。寄生生物に身体を蝕まれつつも、彼の仲間を助けたいという思いは本物だったのだ。しかし、ジャックは体調に異変を来たす。それでも、別れた者たちを助けに行こうとする彼の代わりに、タイラーは自分が行くと言い出す。タイラーがジェニングスの下に向うと彼女たちは怪物に襲われていた。タイラーはジェニングスしか救い出すことができなかったが、彼女を連れてジャックたちと合流した。
出口は目前というところで調査隊に迫る怪物。ジャックは超人的な身体能力を発揮し怪物に立ち向かい、最期は囮になってタイラーたちを逃がした。
洞窟から脱出して数日後、タイラーたちは解散することになった。彼はジャックのことが気懸りだった。別れ際、寄生されると洞窟の外では生きられないのかと、タイラーはジェニングスに問う。初めはそうだと思っていたとジェニングスは言う。そのとき、タイラーは気付いた。彼女もジャックと同じ生物に寄生されていることに。
映画『地獄の変異』の感想・評価・レビュー
本作は、洞窟探検隊が調査中に地底のモンスターと遭遇する様子を描いたB級洞窟ホラー作品。
洞窟内が舞台であるため、暗くて何が起こっているのか分かりづらいと思う場面が所々あった。
キャッチコピーの「突然変異した地底人間」とは怪物のことを指しているようだが、どこからどう見ても生まれつきの怪物にしか見えないくらい人間の面影は皆無だった。
しかし、B級映画とは思えない洞窟の雰囲気が神秘的で美しかった。
驚かすような演出はないので、ホラーが苦手な人でも観れる作品。(女性 20代)
『センターオブジアース』や『トレマーズ』など様々な作品の良いところを融合させたような今作は、未知の生物に寄生されてしまう人間たちのストーリー。驚かせたり恐怖を感じる描写は無いので、子供も楽しめると思いますが未知の生物が突然変異した地底人であることや、寄生生物の存在など色々な要素を詰め込みすぎているような気がしました。
様々な作品に影響を受けているのだと思いますが、モンスターの描き方も地底の神秘的な雰囲気もかなり振り切っているのでとても面白く見られました。(女性 30代)
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