12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ベスト・フレンズ・ウェディング』の結末までのストーリー
  • 『ベスト・フレンズ・ウェディング』を見た感想・レビュー
  • 『ベスト・フレンズ・ウェディング』を見た人におすすめの映画5選

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』の作品情報

ベスト・フレンズ・ウェディング

製作年:1997年
上映時間:104分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:P・J・ホーガン
キャスト:ジュリア・ロバーツ、ダーモット・マローニー、キャメロン・ディアス、ルパート・エヴェレット etc

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』の登場人物(キャスト)

ジュリアン・ポーター(ジュリア・ロバーツ)
本も出版している料理評論家。恋愛にのめり込めない性格で、マイケルと昔1カ月だけ付きあったが別れ、大親友になった。マイケルへの愛に気づき、結婚を阻止しようと行動する。
マイケル・オニール(ダーモット・マルロニー)
ジュリアンの元彼で、今は大親友。キンバリーと結婚することになり、ジュリアンに付添いを頼む。スポーツ紙の記者で出張が絶えないが、この仕事に誇りを持っている。
キンバリー・ウォリス(キャメロン・ディアス)
マイケルの婚約者。大富豪の娘で、建築を学ぶ女子大生。音痴だがとてもフレンドリーでかわいらしく、気持ちをはっきり態度に出すタイプ。出張の絶えないマイケルのため大学を辞めることになっている。
ジョージ(ルパート・エヴェレット)
ジュリアンの本の編集者で、親友でもある。ゲイでパートナーあり。ジュリアンの「結婚阻止計画」を、うまくいかないと止めようとする。

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』のあらすじ【起】

料理評論家のジュリアンは、編集者で親友のジョージと著書の宣伝旅行から帰って来た。旅行中に、大親友のマイケルから留守番電話が入っていた。ジュリアンとマイケルは昔1カ月だけ付きあったが、ジュリアンが恋愛にのめり込むのを恐れて彼をふったのだ。それ以来、2人はなんでも話す大親友になった。2人は「28歳でお互い独身だったら結婚しよう」と約束しており、ジュリアンはもうすぐ28歳。ジュリアンは期待してマイケルに電話を折り返す。しかし彼の話とは、「今週末に結婚するから付き添ってほしい」というものだった。結婚を知ってマイケルへの愛に気づいたジュリアンは、ジョージが止めるのも聞かずにNYへ向かう。4日間で結婚を破断にし、マイケルを取り戻そうと考えたのだ。

NYに着いたジュリアンは、マイケルと婚約者のキンバリーに出迎えられる。キンバリーは20歳の大学生で富豪の娘だった。フレンドリーな彼女に押し切られ、ジュリアンは会って早々キンバリーのブライドメイドを引き受ける羽目になってしまう。

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』のあらすじ【承】

ジュリアンはマイケルとキンバリーそれぞれに、それとなく相手の問題点を話して結婚をキャンセルさせようとするが、うまくいかない。ジュリアンは音痴だと言うキンバリーとマイケルをカラオケバーに連れていく。ジュリアンはマイケルと2人だけの思い出話で盛り上がる。ジュリアンがキンバリーにむりやり歌わせるが、音痴をものともせず歌い続ける彼女に、周りもジュリアン自身も好感を持つ。

ジュリアンは、キンバリーがマイケルの出張についていくため大学を辞めるつもりでいることを知る。マイケルが今のスポーツ紙の仕事を愛していることを知っていたジュリアンは、わざとキンバリーに、「大学を辞めないで済むように、お父さんの会社にマイケルを就職させてはどうか」ともちかける。しかしキンバリーがマイケルにその話をした途端、マイケルは結婚を破談にするとまで言いだした。キンバリーは泣いて謝り、結局2人は仲直りする。

ジュリアンはジョージに助け船を頼む。ジョージはNYにやってきて、自分の気持ちを素直に話すようアドバイスする。ジュリアンはマイケルに気持ちを話そうとするが、結婚指輪を預けられ話しそびれてしまう。ジョージを見つけたマイケルに、ジュリアンはゲイである彼の事を婚約者だと紹介してしまう。

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』のあらすじ【転】

ジョージはジュリアンの嘘につきあって、婚約者のふりをして結婚式のリハーサルに同行する。調子に乗ってラブラブな作り話を始めるジョージ。それを聞いて、マイケルは複雑な面持ちでいた。

マイケルはジュリアンを遊覧船に誘う。マイケルはジョージとジュリアンの関係を知ってやきもちを焼いたことを打ち明ける。2人の思い出の曲を口ずさみながら、2人はダンスを踊る。

キンバリーの父を迎えに来たジュリアンは、こっそり彼のパソコンでマイケルの上司宛にメールを作成する。「マイケルがスポーツ紙を辞められるよう手をまわしてほしい」というものだった。ジュリアンはこのメールをマイケルに見せるだけのつもりでメールを保存したが、手違いでこのメールは送信されてしまっていた。

マイケルは編集長から解雇のFAXを受け取る。そこにはキンバリーの父から頼まれたということも書いてあったため、マイケルはキンバリーとの式を取りやめる。彼の様子を見て、ジュリアンは自分のしたことを後悔していた。

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』の結末・ラスト(ネタバレ)

婚約破棄を発表するため、マイケルとキンバリーは予定通り招待客との朝食パーティーを行う。キンバリーはひどく落ち込んでいた。ジュリアンはキンバリーとマイケル両方から伝言役を頼まれ、結局結婚を取りやめないことになった。ジュリアンはたまらず、マイケルに愛を告白、キスをする。しかしその様子をキンバリーが目撃してしまう。キンバリーは逃げ出し、彼女をマイケルが、マイケルをジュリアンが追う。

マイケルはキンバリーを駅で見失ってしまった。1人茫然と座るマイケルに、ジュリアンはメールの犯人が自分だと告白する。マイケルは怒ったが、それだけ自分を愛してくれていたことに礼をいう。マイケルがキンバリーにプロポーズした時の話を聞いて、ジュリアンは2人が結婚するべきだと気付く。マイケルとジュリアンは手分けしてキンバリーを探すことにする。

キンバリーは野球場のトイレにいた。ジュリアンの姿を見てキンバリーはキレて、絶対に彼は譲らないと言い放つ。ジュリアンも自分の負けを認め、キンバリーを教会に連れていく。

結婚式は無事行われた。披露宴のスピーチで、ジュリアンは2人を祝福する。マイケルはジュリアンに感謝し別れを告げ、新婚旅行へ旅立った。披露宴会場に残ったジュリアンにジョージから電話がかかってくる。ジョージはジュリアンを心配して会場に駆けつけていたのだ。親友の2人はダンスを踊るのだった。

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

ジュリア・ロバーツが大女優の地位を確かにした頃の映画で、このランクになってもしっかりとコメディができる。そう、私はとんでもない演技の鬼なのよ。という声が聞こえてくる。実際、七転八倒する演技は見ごたえ十分で髪型は古いがなかなか魅力的に見えてくる。しかしながら、キャメロン・ディアスが恋のライバル役で抜擢されており、世代交代の足音も聞こえる、今ならば、この二大女優の世代を賭けた闘争を観る映画として価値があるかもしれない。(男性 30代)


一味違ったロマンティック・コメディ。ジュリア・ロバーツ演じるジュリアンが結構ヒドい事もやってのける、めちゃくちゃな暴走が面白い。でもジュリアの屈託のない笑顔がステキすぎて許せちゃいます。船上のダンスシーンは思いっきりロマンティックで外れなくなった指輪を外すシーンはセクシー。そしてこの映画の1番の見どころはゲイの友達のジョージがとても良いポジションで良い味を出しているところ。最後は少し切ないけど爽快、特にラストシーンはジョージが素晴らしすぎる‼若かりし日のキャメロン・ディアスも瑞々しくてとってもキュート。(女性 30代)


正直なかなか「やばい」人の話だと思う。恋愛対象になる可能性がある相手と友人でいようとすると良くないことが起きると思っているので、敢えてそこに飛び込むならもうちょっと覚悟を持って欲しいなぁと思ってしまう。それにも関わらず映画としてバイタリティ溢れる憎めない作品になっているのはジュリア・ロバーツの豪快な笑い声のなせる技。現実世界では男女の立ち位置が逆のパターンになりそうな気もしないでもないが、そうしてしまうと映画として笑えなくなるかもしれないしこれで良かったのだろう。(男性 40代)


思い返すとえげつない内容の映画ですが、俳優陣の演技力のおかげなのかあっさりしたラブコメディに仕上がっています。ただ、1度観たら十分かなという作品です。
一番インパクトがあって面白いのは最後のトイレのシーンです。ここだけ覚えてしまって他のシーンはあまり印象に残りません。
キャメロン・ディアスはスタイルが良くて素敵ですが、今でも映画に出演し続けているジュリア・ロバーツの笑顔はさすがです。(女性 30代)


ジュリア・ロバーツ演じるジュリアンが元恋人で親友マイケルの結婚を阻止しようと奮闘する恋愛ドタバタ劇です。キャメロン・ディアス演じる婚約者キム、そこにジュリアンの男友達ジョージが加わります。結婚を止めさせようとあの手この手を使うジュリアン。会社を解雇までされたのに、そこまで自分のことを思ってくれたジュリアンをマイケルは許します。様々な問題が起こりながらも、最後はマイケルとキムのハッピーエンドで幕を閉じます。

レストランで『I SAY A LITTLE PRAVER』を歌うシーンはこの作品の中で特に好きな場面で、繰り返し観たくなります。(女性 40代)


ジュリア・ロバーツ演じるジュリアンが、親友の結婚を阻止しようと奮闘する姿に、最初は共感しながらも、次第に彼女のエゴや未練に対する複雑な感情が湧きました。ラストで彼女が恋を成就させるのではなく、失恋を受け入れて見送るという展開は、ハッピーエンドとは違う感動がありました。人生には負けを認める強さも必要だと感じさせてくれる一作です。(30代 女性)


予想していたラブコメとは少し違い、甘く切ない大人の恋愛映画でした。ジュリアンの行動にはイラッとする部分もあったけど、気づけば彼女の不器用な愛に共感してしまう自分がいました。結局、彼女は恋人ではなく、”親友”のままで終わるけれど、それもまた人生の一部。派手さはないけれど、心にじんわりと残るラストでした。(40代 男性)


友達だと思っていた存在が、突然他人のものになる――その焦燥感と嫉妬に共感しすぎて苦しかったです。ジュリアンの気持ちが痛いほど伝わるだけに、彼女の策略がどんどん暴走していく姿にはハラハラしました。ラストで自分の過ちを認めて身を引くジュリアンがとても美しくて、涙が止まりませんでした。(20代 女性)


典型的なラブコメとは一線を画す、少しビターな恋愛映画。ジュリアンは決して“いい人”ではないけれど、彼女の人間臭さにリアルさを感じました。特に印象的だったのは、結婚式で本当の気持ちを吐露した後の彼女の孤独。それでも最後は笑って送り出す強さが描かれていて、ロマンス以上の深みがある作品です。(50代 男性)


恋愛ってこんなに不条理で、報われないこともあるんだ…と、妙に現実的な気づきを与えてくれた映画でした。キンバリーの無邪気さも印象的で、対照的な二人の女性像が魅力的に描かれていたと思います。普通のハッピーエンドじゃないけれど、それぞれのキャラクターの成長と再出発が丁寧に描かれていて、後味は悪くなかったです。(30代 女性)

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

恋人たちの予感(1989)

この映画を一言で表すと?

友情と恋の境界線に揺れる、永遠の名作ラブストーリー。

どんな話?

大学時代に出会ったハリーとサリー。最初はただの友人だった二人が、年月を重ねながら互いにとっての存在の意味を見つけていく物語。恋愛と友情の間で揺れ動く気持ちがリアルに描かれています。

ここがおすすめ!

『ベスト・フレンズ・ウェディング』同様、“友情か恋か”という永遠のテーマに真っ向から向き合う本作。軽妙な会話劇や、都会的で洗練された雰囲気が魅力で、何度観ても飽きない温かさがあります。

幸せになるための27のドレス(2008)

この映画を一言で表すと?

いつも脇役の彼女が、主役になるまでのシンデレラ・ストーリー。

どんな話?

理想の恋を他人に譲ってばかりのジェーンが、妹の結婚式をきっかけに自身の幸せを見つけていく物語。27回もの花嫁介添え人を務めた彼女が、ようやく本当の愛を見つける姿に共感と希望が詰まっています。

ここがおすすめ!

報われない恋に悩む女性像が共通していて、『ベスト・フレンズ・ウェディング』を好きな人にはぴったり。笑って泣けて、前向きになれるストーリー展開と、キャサリン・ハイグルの魅力が光る一作です。

ブリジット・ジョーンズの日記(2001)

この映画を一言で表すと?

ドジで等身大のヒロインが繰り広げる、笑えて共感できる恋愛奮闘記。

どんな話?

自分に自信がない30代独身女性・ブリジットが、恋愛と仕事、そして人生のバランスを探しながら成長していく姿を描いたコメディドラマ。ありのままの自分を受け入れる過程が愛おしい物語です。

ここがおすすめ!

ジュリアンと同じく、理想と現実に揺れるヒロインに感情移入必至。笑って泣いて、自分を見つめ直すきっかけになる作品。コリン・ファースとヒュー・グラントの対照的な魅力も見どころです。

もうひとりのシェイクスピア(2011)

この映画を一言で表すと?

“言葉”が恋を動かす、ロマンティックで知的な恋愛劇。

どんな話?

ルネサンス期のロンドンを舞台に、詩人シェイクスピアが恋に落ちた女性への思いを込めて名作『ロミオとジュリエット』を創り上げていく、フィクションを交えたロマンティックなラブストーリー。

ここがおすすめ!

切ない恋心が創作へと昇華される流れは、『ベスト・フレンズ・ウェディング』のような“報われない愛”を味わいたい人にぴったり。美しい映像と知的な脚本も魅力です。

ラブ・アクチュアリー(2003)

この映画を一言で表すと?

9つの愛の形が織りなす、心温まるラブ・オムニバス。

どんな話?

クリスマスを目前に控えたロンドンを舞台に、9組の登場人物たちが織りなす恋愛模様を描いた群像劇。家族愛、片思い、不倫、再会など、さまざまな愛の形が描かれ、感情を優しく揺さぶります。

ここがおすすめ!

一方通行の愛や不器用な恋も丁寧に描かれており、『ベスト・フレンズ・ウェディング』の切なさと共鳴するポイント多数。感情の振れ幅が豊かで、観た後はきっと心が温かくなります。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

影山みほをフォローする
コメディ映画ラブストーリー映画

みんなの感想・レビュー