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2017年4月公開映画一覧&おすすめ注目映画

2017年度アカデミー賞授賞式を見た映画ファンは多いだろう。今月は作品賞をはじめ6部門ノミネートの「LION ライオン 25年目のただいま」やビゴ・モーテンセンが主演男優賞にノミネートされた「はじまりへの旅」が公開される。他にも高い満足度を得られそうな作品が続けざまに公開されるので、春休みや連休を利用して、どんどん劇場へ足を運んでもらいたい。

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2017年4月公開のおすすめ注目映画

はじまりへの旅

作品タイトル:はじまりへの旅
公開日:2017/4/1(土)
期待度:85%

人里離れたアメリカ北西部の大森林で、哲学を愛する風変わりな父親に育てられた6人兄弟。18歳の長男を筆頭に、子供たちは高い知識とサバイバル能力を持つ秀才へと成長。しかし、隔離された環境で育ったため、一般常識は著しく欠如している。そんな一家が、母親の死をきっかけに都会へ旅することになり、様々な問題に直面していく。紆余曲折の末、一家がこの旅で見つけたものとは…。

監督・脚本を務めたマット・ロスは、俳優としてのキャリアを重ね、長編監督デビュー作「あるふたりの情事、28の部屋」(12)でいきなり注目を集めた期待の新鋭。主演のビゴ・モーテンセンは、私生活でも8ヶ国語を流暢に話し、詩画集などの作品集やCDも出している多彩な人物で、男手ひとつで子育てをした経験まである。彼自身が、主人公のベンに近い人物なのかもしれない。

子育ての難しさは各国共通のテーマなので、この父親の苦悩や葛藤、そして根底にある子供への深い愛情には、多くの人が共感できるはずだ。

ハードコア

作品タイトル:ハードコア
公開日:2017/4/1(土)
期待度:70%

FPSとは、ファーストパーソン・シューターの略で、つまりは画面が常に本人の視点になっているというゲーム用語だ。自分目線で進むシューティングゲームなどをイメージすると一番わかりやすい。

本作は最初から最後まで主人公のFPS視点のみで進むアクションムービーで、鑑賞というより体感する映画として話題になっている。主人公は事故によりサイボーグ化したヘンリーという男。彼の損傷した肉体をサイボーグとして蘇らせたのは妻のエステルで、その妻が謎の組織に誘拐されてしまう。観客が主人公と一体化しやすいように、ヘンリーは喋ることができないという設定になっている。観客はヘンリー目線で謎の組織との戦いや、エステル救出劇を体感していくことになる。

このFPS視点の映像というものが、どれほどの迫力と臨場感で観客を楽しませてくれるのか。映画としてはどうなのか。未知の領域すぎて何とも言えない。ただ、体感型のゲームやアトラクションが好きな人にはたまらない仕上がりになっていることだろう。

LION ライオン 25年目のただいま

作品タイトル:LION ライオン 25年目のただいま
公開日:2017/4/7(金)
期待度:80%

2017年の第89回アカデミー賞で、6部門にノミネートされた作品なので、日本での公開を待ち望んでいた人も多いはず。

5歳の時に母国のインドで迷子になり、その後オーストラリア在住の夫婦の養子になった男性が、25年の時を経て故郷の生家を探し当てたという物語。これが実話だということにも驚くが、生家を発見するための手段がGoogle Earthだったいうのも非常に現代的で面白い。テクノロジーの発達は人類にとって脅威でもあるが、こんな奇跡も生んでくれる。

スラムドッグ$ミリオネア」(08)で18歳の時に脚光を浴びたデヴ・パテルが、26歳になって新たな代表作とめぐり合えたことにも注目したい。自ら熱望したというこのサルー役で、彼は自身の成長ぶりを世界中にアピールすることができたはずだ。彼はとてもいい顔になっている。

ブルーハーツが聴こえる

作品タイトル:ブルーハーツが聴こえる
公開日:2017/4/8(土)
期待度:70%

1987年に名曲「リンダリンダ」で衝撃的なデビューを果たした伝説のバンド「THE BLUE HEARTS」。パンクロックでありながら文学的な詩が印象的で、彼らが残してくれた音楽は世代を超えて今も愛され続けている。そんなブルーハーツの楽曲からイメージを膨らませ、6人の監督が作った短編作品を集めたのがこの「ブルーハーツが聴こえる」というオムニバス映画だ。

6作品の主演を務めるのは、尾野真千子、市原隼人、斎藤工、優香、永瀬正敏、豊川悦司。監督は「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」(12)の飯塚健、著名なミュージシャンのMVを数多く手がけてきた下山天、劇団・大人計画で俳優としても活躍する個性派の井口昇、「THE JUON/呪怨」でハリウッドデビューを果たした清水崇、CMディレクターとして活躍する工藤伸一、そして「フラガール」(06)でアカデミー賞最優秀監督賞を受賞し、「悪人」(10)「怒り」(16)でも高い評価を得た李相日。これは豪華な顔ぶれと言って、差し支えないだろう。

製作幹事会社の倒産という不運に直面し、公開が危ぶまれた本作だが、クラウドファンディングサイト「Makuake」で支援者を募り、無事に資金調達が完了して、この春劇場公開の運びとなった。そういう意味でも、話題性は高い。

ぼくと魔法の言葉たち

作品タイトル:ぼくと魔法の言葉たち
公開日:2017/4/8(土)
期待度:75%

3歳になる頃突然言葉を失い、自閉症と診断されたオーウェンが、大好きなディズニー映画と家族の愛の力で自分の言葉を取り戻していくという実話を、ロジャー・ロス・ウィリアムズ監督が長編ドキュメンタリーとして映画化した。

本作には、オーウェン自身や両親の証言に加えて、幼い頃のオーウェンの世界を再現したアニメーション、さらに実際にオーウェンが愛したディズニー・アニメーションが数多く使用されている。ディズニー社の許可を得て、「白雪姫」(37)から「ヘラクレス」(97)まで15作品の映像が使われ、この映画に強い説得力を与えている。

現在のオーウェンは絵画を通して社会とつながり、展覧会を開催したり、子供たちに絵を教えたりしているという。この作品は、きっと多くの人に勇気と希望を与えてくれることだろう。

人生タクシー

作品タイトル:人生タクシー
公開日:2017/4/15(土)
期待度:90%

どんな環境でも情熱さえあれば映画は作れるということを自ら実証しているのがイランのジャファル・パナヒ監督だ。ジャファル監督は現在もイラン政府に弾圧されており、映画製作だけでなく海外旅行や取材に応じることまで禁止されている。それでもジャファル監督は2010年の逮捕後(86日間の拘留期間を経て釈放)も不屈の精神で作品を作り続け、この「人生タクシー」は2015年度のベルリン国際映画祭で金熊賞と国際映画批評家連盟賞を受賞している。世界中がジャファル監督の映画愛と作品に惜しみない拍手を送っているにもかかわらず、イラン国内での上映は実現していない。それはとても悲しいことだ。

ジャファル監督が自らタクシー運転手に扮して、テヘランの街でたくましく生きる人々の人生模様を映し出していくという本作。その中から自然にイラン社会の抱える問題が浮き彫りになっていく。どんな時もユーモアを忘れず、愛情を持って人々を見つめるジャファル監督には、心から声援を送りたい。

美女と野獣

作品タイトル:美女と野獣
公開日:2017/4/21(金)
期待度:70%

1991年(日本公開は1992年)に公開された長編アニメーションの「美女と野獣」は、アカデミー賞作品賞にノミネートされた初めてのアニメ映画としても有名で、数あるディズニー・アニメーションの中でもかなり人気の高い作品だ。町娘のベルと野獣の純愛に、胸をときめかせた女性ファンも多いだろう。そんなアニメ映画の名作を、完全実写化してしまったところにディズニーの底力を感じる。

ヒロインのベルを演じるのはハリー・ポッター・シリーズでおなじみのエマ・ワトソン。女優としてのキャリアを重ね、成熟した女性へと成長した彼女がどんなベルを演じているのか、世界中の注目が集まっている。監督と脚本は「ドリーム・ガールズ」(06)を手がけたビル・コンドンが務めており、本作の重要な要素を占めるミュージカルシーンにも期待がふくらむ。

今年の大型連休の劇場は、本作の公開を待ちわびたファンであふれかえりそうな予感。

スウィート17モンスター

作品タイトル:スウィート17モンスター
公開日:2017/4/22(土)
期待度:80%

リア充の兄を持つ17歳のネイディーンは、彼氏いない歴17年の“こじらせ女子”。そんなネイディーンの唯一の心の支えは親友クリスタの存在だったが、なんとクリスタと兄が恋人同士になってしまう。“親友を兄に奪われた!”という被害妄想に支配されたネイディーンは、不条理な怒りを爆発させ、ますます落ち込むことに。話を聞くだけで、すでにしょっぱい。

一生封印したい恥ずかしすぎる自分の青春時代を主人公のネイディーンと重ね合わせ、お尻がむず痒くなるような…なんだか切ないよう…そんな気分にどっぷりとひたれそうなのがこの作品だ。

多くの人の共感を呼ぶ“こじらせ女子”のネイディーンを演じているのは、デビュー作「トゥルー・グリッド」(10)での演技が高く評価され、その後も着実に力をつけている若手実力派のヘイリー・スタインフェルド。本作で監督(脚本も兼任)デビューを果たしたケリー・フレイン・クレイグは、いきなり全米各地の映画批評家協会から、その腕を絶賛されている。派手さはないが、じわじわと人気が出て、その後も長く愛される青春映画になっていくだろう。

2017年4月公開映画一覧

公開日 作品タイトル
2017/4/1(土) 暗黒女子
2017/4/1(土) はじまりへの旅 注目!
2017/4/1(土) ウルボ 泣き虫ボクシング部
2017/4/1(土) たゆたう
2017/4/1(土) 第3の愛
2017/4/1(土) ≒草間彌生 わたし大好き
2017/4/1(土) はらはらなのか。
2017/4/1(土) ハードコア 注目!
2017/4/1(土)
2017/4/1(土) リトル京太の冒険
2017/4/1(土) レゴバットマン ザ・ムービー
2017/4/7(金) ゴースト・イン・ザ・シェル
2017/4/7(金) LION ライオン 25年目のただいま 注目!
2017/4/7(金) 夜は短し歩けよ乙女
2017/4/7(金) おそ松さん 春の全国大センバツ上映祭
2017/4/8(土) T2 トレインスポッティング
2017/4/8(土) ブルーハーツが聴こえる 注目!
2017/4/8(土) 映画 きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち
2017/4/8(土) 堕ちる
2017/4/8(土) Caravan to the Future
2017/4/8(土) 熊川哲也 Kバレエ カンパニー 「ラ・バヤデール」 in Cinema
2017/4/8(土) 午後8時の訪問者
2017/4/8(土) 作家、本当のJ.T.リロイ
2017/4/8(土) サヨナラの伝え方
2017/4/8(土) 春夏秋冬物語
2017/4/8(土) そうして私たちはプールに金魚を、
2017/4/8(土) 大河巡る 生まれ変わっても忘れない
2017/4/8(土) 特攻志願
2017/4/8(土) ねこあつめの家
2017/4/8(土) バーフバリ 伝説誕生
2017/4/8(土) ぼくと魔法の言葉たち 注目!
2017/4/8(土) マイ ビューティフル ガーデン
2017/4/8(土) METライブビューイング2016-17 ヴェルディ「椿姫」
2017/4/14(金) グレートウォール
2017/4/14(金) ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「ハングメン」
2017/4/14(金) パージ:大統領令
2017/4/15(土) 映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ
2017/4/15(土) ゲキ×シネ「乱鶯」
2017/4/15(土) 人生タクシー 注目!
2017/4/15(土) ターシャ・テューダー 静かな水の物語
2017/4/15(土) でんげい わたしたちの青春
2017/4/15(土) MATSUMOTO TRIBE
2017/4/15(土) 名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)
2017/4/15(土) メットガラ ドレスをまとった美術館
2017/4/15(土) 結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章 第2章「たましい」
2017/4/15(土) ReLIFE リライフ
2017/4/15(土) ろくでなし
2017/4/15(土) わすれな草
2017/4/15(土) 恋とさよならとハワイ
2017/4/21(金) 美女と野獣 注目!
2017/4/21(金) バーニング・オーシャン
2017/4/22(土) イップ・マン 継承
2017/4/22(土) げんばのじょう 玄蕃之丞
2017/4/22(土) 3月のライオン 後編
2017/4/22(土) シチリアの恋
2017/4/22(土) スウィート17モンスター 注目!
2017/4/22(土) すんドめNew
2017/4/22(土) ずんだホライずん
2017/4/22(土) ちゃらんぽ島(ランド)の冒険
2017/4/22(土) パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー 永遠の3秒
2017/4/22(土) PARKS パークス
2017/4/22(土) 光と禿
2017/4/22(土) RedAsh GEARWORLD
2017/4/24(月) すんドめNew2
2017/4/28(金) 映画かみさまみならい ヒミツのここたま 奇跡をおこせ♪テップルとドキドキここたま界
2017/4/28(金) 映画たまごっち ヒミツのおとどけ大作戦!
2017/4/28(金) ワイルド・スピード ICE BREAK
2017/4/29(土) エルミタージュ美術館 美を守る宮殿
2017/4/29(土) スペシャリスト 自覚なき殺戮者
2017/4/29(土) 草原の河
2017/4/29(土) 食べられる男
2017/4/29(土) ちかくてとおい
2017/4/29(土) 帝一の國
2017/4/29(土) トトとふたりの姉
2017/4/29(土) トータスの旅
2017/4/29(土) Don’t Blink ロバート・フランクの写した時代
2017/4/29(土) フリー・ファイヤー
2017/4/29(土) 僕とカミンスキーの旅
2017/4/29(土) マスタード・チョコレート
2017/4/29(土) まるでいつもの夜みたいに 高田渡 東京ラストライブ
2017/4/29(土) 無限の住人
2017/4/29(土) 笑う招き猫
2017/4/30(日) 私は渦の底から
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