この記事では、映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』の作品情報
上映時間:110分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ、アニメ
監督:増井壮一
キャスト:矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ etc
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』の登場人物(キャスト)
- 野原しんのすけ(矢島晶子)
- 5歳の男の子。能天気な性格でいつも妹のヒマワリと喧嘩ばかりしている。家族思いな一面もあり、勇気をもって問題を解決することが出来る。
- 野原ヒマワリ(こおろぎさとみ)
- しんのすけの妹で0歳児。現在はハイハイが出来る。兄であるしんのすけのオモチャやオヤツを奪うことが多く、喧嘩が絶えない。
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』のあらすじ【起】
ある休日、野原家での昼食。しんのすけが食後にプリンを食べたいと頼むと、母親のミサエは妹のヒマワリと分けて食べる様に言って渡した。しかし、ヒマワリはプリンのほとんどを食べてしまい兄弟喧嘩へと発展する。兄であるしんのすけは叱られてしまい、家を飛び出した。そこに、宅配便の配達員の恰好をした二人の男が現れ、ヒマワリを預かりに来たと話す。
しんのすけと共に家の中に入る二人は、ヒロシとミサエにも同じことを説明した。そして、更にヒマワリを確認すると、伝説のヒマワリ姫だと感激した。ヒロシとミサエは訳が分からず困惑していると、二人の男はヒマワリの名付け親であるしんのすけにサインを求めた。シンノスケは言われた通りに書類にサインをすると、書類の控えをヒロシとミサエに渡した。そこには契約書として、ヒマワリをヒマワリ星に預けることを同意するという内容が記されていた。そして、片方の男が急に大きな光を放つと、犬のシロを含めた野原家の全員が宇宙船に連れ去られてしまった。ちょうどそこに、しんのすけの友達である風間くん・ネネちゃん・マサオくん・ボーちゃんが訪ねてきて、一家が宇宙船に連れて行かれる所を目の当たりにした。
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』のあらすじ【承】
宇宙船は小一時間で惑星ヒマワリに到着した。到着地ではヒマワリ星の大臣たちが出迎えていた。誘拐されたことに困惑している一家は、ヒマワリ星の大王の元へ案内された。大王であるゴロネスキーは一家にご馳走をふるまい、そして音楽にのせて事態を説明した。惑星ヒマワリは太陽をはさんで地球の反対側にあり、地球と同じ軌道をたどっているが、わずかに違う次元に存在する地球の兄弟星であるという。今、地球とヒマワリ星はヒママターというエネルギーの不足が問題になっている。ヒママターとは惑星が生み出す和みの力で、ヒママターがなくなると人々の心は荒んでいき、核戦争が起こり、ついには地球もヒマワリ星も消滅してしまうそうだ。
しかし、惑星ヒマワリには滅亡の危機を食い止める伝説が存在していた。星のめぐりがヒマの日に、兄弟星である地球に生まれたヒマワリ姫を探すこと、という伝説だ。ヒマワリ姫がヒマワリ星にいることでヒママターの流れが改善され、太陽系は救わるというのだ。さらに伝説には続きがあると話した。”真のヒマの心を持つユルユルの賢者が戻りし時、姫と釣り合いバブルがはじけてさぁ大変、金色のお月様だね。宇宙にヒマワリ咲いたなら、ユルユル解放の末、太陽系はおヒマに包まれるだろう”というものだが、意味はまだ分からないそうだ。説明を終えるとヒマワリとシロは大臣達に連れていかれ、ヒマワリ星の民衆の前で紹介された。民衆たちはヒマワリを大歓迎し、綺麗なドレスに包まれイケメンに囲まれたヒマワリも幸せそうだった。
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』のあらすじ【転】
ヒロシ・ミサエ・しんのすけ達はヒマワリ星に家を用意され、ヒマワリの様子はテレビ放映でしか確認できなかった。心配するヒロシとミサエは、ヒマワリ姫見学ツアーに参加することにする。しかし、しんのすけは面倒くさがり留守番することにした。ヒマワリ姫見学ツアーでは、ヒロシとミサエはヒマワリの乗る船に飛び乗り侵入しようとして、追い出されてしまう。そうこうしている内に、しんのすけもヒマワリが泣いているのをテレビで見て、プリンを渡してあげようと城に侵入してしまう。城に侵入したしんのすけは、ヒマワリ星人達に追い回され、ヒロシ・ミサエも追いついてきたが3人揃って地球に帰されてしまった。
地球に戻った3人は、ヒマワリのいない生活に落胆し悲しむ。そして、幼稚園に登園したしんのすけを見て、風間くん・ネネちゃん・マサオくん・ボーちゃんは驚いた。しかし、ヒマワリだけがヒマワリ星に残ったことを知って心配する。幼稚園から帰った後も、野原一家は静まりかえり、唯一ヒマワリ星のテレビを見ることだけを楽しみにしていた。そんな時、風間くん達が野原家を訪れ、宇宙人を発見したと伝えた。
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』の結末・ラスト(ネタバレ)
風間くん達に案内されて古いアパートにやってきたヒロシ・ミサエ・しんのすけ。出入りしている男を見ると、宅配便の配達員の恰好をした例の男だった。皆でその男の部屋に押しかけ、ヒマワリ星に連れていくように迫る。しかし、男の部屋には荷物の転送装置しか置いておらず、男の意思で宇宙船を呼ぶことは出来ないと話す。しんのすけは勇気を出し、荷物転送装置の中に入り込んだ。それを見たヒロシ・ミサエも同じ穴に飛び込んだ。
しんのすけはヒマワリ星に到着するとすぐ、ヒマワリの元へ向かった。途中、何人もの大臣が行く手を阻んだが、立ち向かい、すり抜けて城に辿り着いた。ヒマワリを探して辿り着いたのは太陽の間という部屋だった。そこには太陽系の星々の模型が宙に浮いていた。ヒマワリ星の模型の上にはヒマワリとシロがいた。ヒマワリを追いかけるしんのすけの元にゴロネスキーが現れ、ひまわりと地球の未来どちらを選ぶのかと凄んだ。どちらも大事で、未来は自分で決めると涙目で言い返すしんのすけ。そして、ヒマワリに追いついたが、足場がシーソーの様な形になっており、バランスをとるために近付けない。お互いにゆっくり近づき中心で出会うことができ、しんのすけはヒマワリを抱きしめた。すると模型達が急速に移動を始めた。
ゴロネスキーは全員避難するように叫んだ。その後、太陽の模型から大きな光が出て、その光が惑星ヒマワリ全体を包んだ。ゴロネスキーはその光景を見て”姫と釣り合いバブルがはじけてさぁ大変、金色のお月様だね”という言い伝えを思い出し、しんのすけがユルユルの賢者だと分かった。太陽から放出されたヒママターは太陽系すべての星々を包み、惑星ヒマワリも地球もヒママターがなくなる心配をする必要がなくなった。そうして感謝された野原一家は、地球に無事に送ってもらうことができた。帰りの宇宙線の中で、ヒマワリはしんのすけを初めて「にぃにー」と呼んだ。
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
珍しく、妹のひまわりにフォーカスしたテーマとなっている。
ひまわりが惑星ヒマワリのお姫様という展開で、ひまわりがいなければ地球も惑星ヒマワリも大変な事になってしまうという事で、ひまわりは惑星ヒマワリに連れていかれてしまう。
ひろしとみさえも、この事態を無理矢理納得しようとするが、やはり実の両親にとってそれは酷な話である。最終的にしんのすけがひまわりを取り戻し、ハッピーエンドで終わるのだが、クレしん映画にしては設定などが少し回りくどい印象を受けた。(男性 30代)
今回の映画は、まさかの“ひまわりがプリンセスに!?”。家族の愛をテーマにしたストーリーで、ギャグもありつつ泣ける展開に感動しました。特に、しんちゃんが「家族はみんなそろってるのが一番だゾ」と言うシーンは涙腺崩壊。子ども向けと思って油断してたら、やられました。(30代 男性)
娘と一緒に観に行ったけど、大人の自分が思わず泣いてしまいました。ひまわりを守るためにしんのすけが必死になる姿に、兄としての愛を感じてジーンとしました。宇宙を舞台にした冒険なのに、こんなに家族の絆を丁寧に描けるのはクレしん映画ならでは。(40代 女性)
「プリンセス=ひまわり」という設定がまず面白かった!普段はあまりしゃべらないひまわりが中心に据えられることで、家族の役割や思いが深く伝わってきました。しんちゃんの成長も感じられる作品で、シリーズの中でもかなり感動寄りの部類だと思います。(20代 女性)
昔からのクレしんファンだけど、ここまで“家族愛”を真正面から描くとは思わなかった。笑えるシーンももちろん多いけど、終盤のしんのすけのひまわりへの言葉が本当に泣けた。バカっぽいのにちゃんと“お兄ちゃん”なんだよなぁ…。ラストの演出もエモかった。(30代 男性)
ひまわりが連れ去られて王女になる…というとんでも設定だけど、最後にはちゃんと「家族に戻る」ことの意味を描いていて感動しました。普段は脇役なひまわりを中心に据えたことで、野原一家の一体感がより強調されていたのも良かった。親子で観るのに最適な映画。(50代 女性)
子どもと観たけど、まさか自分が泣かされるとは。しんのすけが宇宙で命懸けでひまわりを守る姿、そして両親の思い…。アニメとはいえ、親としてグッとくる場面が多くて、完全に侮れない作品です。音楽の使い方も良かったですね。(40代 男性)
テンポよく笑わせながら、終盤で一気に感情を揺さぶってくる。しんのすけが「妹と一緒がいい」って叫ぶシーン、涙止まらなかった。子どもらしい純粋な思いに心が洗われた感じ。ひまわりっていつも無口だけど、存在感すごいんだなって改めて思った。(10代 女性)
しんちゃん映画って毎回泣かされるけど、今回もまさにそれ。バカバカしいギャグも全開なのに、最後はしっかり“家族とは何か”を考えさせられる。王女としてのひまわりの存在が、逆に「日常のありがたさ」を浮き彫りにしてた。さすが、泣けるアニメ代表格。(20代 男性)
兄弟の絆ってこんなに尊いのかと思わされる作品。しんのすけのふざけた言動の裏にある“ひまわりへの愛”が、今回の映画では最大限に伝わってきて、もう泣ける泣ける。自分にも妹がいるから余計に刺さった…。ラストの団らんシーンは永久保存したい。(30代 女性)
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』を見た人におすすめの映画5選
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
この映画を一言で表すと?
「大人も泣ける、昭和と家族の記憶を巡るタイムトリップ」
どんな話?
昭和のノスタルジーに取り憑かれた大人たちが過去に戻ろうとする中、しんのすけとカスカベ防衛隊が未来=今を守るために立ち上がる。過去と未来、親と子の思いが交錯する感動のクレしん映画屈指の名作。
ここがおすすめ!
ギャグと感動のバランスが絶妙で、親世代ほど刺さる展開に。しんちゃんが「今」を選ぶ意味と、家族への想いがラストで爆発する感動シーンは必見です。『宇宙のプリンセス』が好きなら、確実に心打たれます。
STAND BY ME ドラえもん
この映画を一言で表すと?
「未来と今、友情と成長を描いた、号泣必至の3DCGドラえもん」
どんな話?
のび太の成長を軸に、ドラえもんが未来からやってきた理由、そして彼が帰ることを決めた理由を描いた一本。子どもと大人の視点を両方備えた感動ドラマで、誰もが涙する物語が展開されます。
ここがおすすめ!
しんのすけとひまわりの絆に感動した人には、のび太とドラえもんの関係が同じように刺さるはず。大切な人の存在、別れ、そして成長…。泣けるアニメを求めている人におすすめの一作です。
映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!
この映画を一言で表すと?
「言葉はなくても伝わる、宇宙と友情のストップモーション大冒険」
どんな話?
牧場に迷い込んだ宇宙人の少女“ルーラ”と、ひつじのショーンたちが織りなす出会いと別れの物語。ユーモア満点のドタバタ劇の中に、しっかりとした友情と感動が込められた、セリフなしの傑作アニメ。
ここがおすすめ!
『宇宙のプリンセス』のように、宇宙×家族・仲間のテーマが楽しめる。映像だけで感情を伝えるアードマンの技術は圧巻。小さなお子さまから大人まで、安心して心を動かされる作品です。
映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)
この映画を一言で表すと?
「平凡な少年が宇宙でヒーローになる、友情と冒険のSF活劇」
どんな話?
映画の中のヒーローになったドラえもんたちが、本物の宇宙の危機に巻き込まれる。のび太の“本当の強さ”と、仲間たちとの友情が宇宙を救う鍵になる。SFアクションと成長物語が融合した作品。
ここがおすすめ!
しんのすけの成長に感動した人は、のび太の変化にもきっと心を動かされるはず。王道の冒険としっかりした人間ドラマが両立した内容で、子どもも大人も満足できる一本です。
クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~
この映画を一言で表すと?
「夫婦の絆、家族の絆、笑って泣けるアドベンチャー!」
どんな話?
新婚旅行にして家族旅行という特別な旅に出た野原一家。突如ひろしがさらわれ、“伝説の花婿”として原住民に祭り上げられる!?みさえとしんちゃんがひろしを救い出すため、ジャングルで大奮闘。
ここがおすすめ!
“家族の形”や“父の存在”をテーマに、ギャグ満載ながらしっかり泣かせる構成が見事。『宇宙のプリンセス』のように家族愛に焦点を当てた作品が好きな人に強くおすすめします。
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