映画『イノセント・ガーデン』の概要:「ブラック・スワン」の、パク・チャヌク監督のハリウッドデビュー作。少女インディアの18歳の誕生日に父親が死んだあと、叔父が家に入り込み、インディアの周囲で次々と人が消えていく理由を描いた。
映画『イノセント・ガーデン』の作品情報
上映時間:99分
ジャンル:サスペンス
監督:パク・チャヌク
キャスト:ミア・ワシコウスカ、ニコール・キッドマン、マシュー・グード、ダーモット・マローニー etc
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映画『イノセント・ガーデン』の登場人物(キャスト)
- インディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)
- 18歳になったばかりの少女。母エヴィを拒絶しており、父リチャードによく懐いていた。リチャードに教わった狩りが得意で、獲物は剥製にしてもらっていた。家事ができないエヴィの代わりに、食事の準備をすることもある。学校では、変わり者の優等生として有名だが、本人は気にしていない。毎年、誕生日プレゼントには、同じデザインの靴をプレゼントされていた。チャーリーとの生活の影響で、本当の自分を知ることになる。
- イヴリン・ストーカー(ニコール・キッドマン)
- 通称エヴィ。インディアの母で、リチャードの妻。料理などは一切できないため、インディアに任せきり。自由奔放な性格で、喪に服すこともしない。チャーリーにリチャードの面影を見て、思いを寄せるようになる。会えば嫌味ばかりのジンを嫌っている。
- チャールズ・ストーカー(マシュー・グード)
- 通称チャーリー。インディアの叔父。通称チャーリー。長年、海外を放浪していたが、兄リチャードの葬儀に駆けつけ、インディアの自宅に滞在することになる。私服で葬儀に出席したり、派手な車を乗り回すなど、周囲の目を気にしない性格。インディアからは煙たがられているが、好意を隠そうとはしない。
- リチャード・ストーカー(ダーモット・マローニ)
- インディアの父で、チャーリーの兄。インディアの誕生日に、不審な事故死をした。生前、インディアに狩りのテクニックを仕込んだ。
- グウェンドリン・ストーカー(ジャッキー・ウィーヴァー)
- 通称ジン。チャーリーとリチャードの叔母で、インディアにとっては大叔母にあたる老女。遠くに住んでいて、エヴィとは不仲だが、インディアとは仲が良い。過去にストーカー家で起きた出来事や、チャーリーの過去を知っている。エヴィと会う約束をした後、姿を消してしまう。
- マクガーリック夫人(フィリス・サマーヴィル)
- ストーカー家に出入りしていた、家政婦の老女。インディアと仲が良く、母親のような一面を見せることもある。チャーリーとは、昔から顔見知りだった様子。リチャードの葬儀の後、行方が分からなくなる。
映画『イノセント・ガーデン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『イノセント・ガーデン』のあらすじ【起】
インディア・ストーカーの18歳の誕生日。
毎年、庭に隠してある誕生日プレゼントを見つけて喜んだ。
しかしその直後、インディアの父リチャードの、事故死を知らせる電話が入った。
毎年、誕生日プレゼントは同じデザインの靴だったが、その年は1つの鍵だった。
インディアは、何の鍵かわからないそれを、ネックレスにして身に着けた。
リチャードの葬儀に、ずっと海外にいた叔父のチャーリーが駆け付ける。
普段着のまま葬儀に出席したチャーリーは、周囲の反感を買った。
そしてチャーリーは、ストーカー家に滞在することになる。
その後、家政婦のマーガリック夫人が姿を消す。
インディアは、マーガリック夫人が姿を消す前に、チャーリーと言い争うのを目撃していた。
喪に服すべきだというインディアの嫌味を無視し、エヴィとチャーリーは外出する。
その間に、チャーリーの荷物を盗み見たインディア。
中には、自分の誕生日プレゼントと同じ包装の箱があった。
中身を見る前に、エヴィとチャーリーが帰宅する。
映画『イノセント・ガーデン』のあらすじ【承】
スクールバスがあるにも関わらず、チャーリーはインディアを迎えに、学校に押し掛けるようになる。
ある日、インディアの大叔母のジンが訪ねてくる。
チャーリーがいることに驚き、エヴィにだけ大切な話があると告げるジン。
エヴィはそれを拒絶したため、携帯の番号をインディアに渡し、ジンはホテルへと向かった。
ホテルに着いてから、携帯を失くしたことに気付いたジン。
仕方なく電話ボックスへ向かうと、そこに携帯を持ったチャーリーが現れ、ジンを襲った。
気が変わったエヴィはジンの部屋に向かうが、入れ違いになってしまった。
2人の留守中、地下の冷凍庫の中にマーガリック夫人の遺体を見つけたインディア。
クラスの男子たちと距離を置いているため、卑猥な言葉でからかわれているインディア。
迎えに来たチャーリーを避けて帰ろうとすると、いじめっこたちに捕まってしまう。
しかしインディアは、リーダー格の青年を痛めつけて身を守った。
インディアは、チャーリーがマクガーリック夫人を殺した犯人だと確信しつつ、チャーリーの事が気になり始める。
映画『イノセント・ガーデン』のあらすじ【転】
エヴィとチャーリーがイチャイチャしている様子を目撃したインディアは、家を飛び出す。
同級生の不良青年ホイップに会い、一緒に夜の公園を散歩する。
キスをすると、無理やり最後までしようとするホイップ。
そこにチャーリーが助けに来る。
ホイップはチャーリーに殺され、遺体は庭に埋められた。
ジンの携帯に電話をかけると、庭の土の下から音が聞こえた。
インディアは、ホイップが死ぬ瞬間、ひどく欲情していた。
エヴィの手から、結婚指輪がなくなっていると気づいたインディアだったが、それを咎めることはしなかった。
リチャードの遺品を処分すると言われ、部屋の荷物を片付けていたインディア。
そして、机の鍵が誕生日プレゼントだったことを知る。
鍵のかかった引き出しの中には、リチャードとチャーリー、ジョナサンの、3人の子供の写真があった。
そして、チャーリーが世界各地から送った、インディアへの手紙が隠されていた。
ラブレターにも似た手紙の数々を読んだインディア。
しかしそれが全て、クロフォード病院から送られたものだと気付いて愕然とする。
映画『イノセント・ガーデン』の結末・ラスト(ネタバレ)
父を殺したのがチャーリーだと気付いたインディアは、家から出ていくよう宣言する。
そしてチャーリーの口から、リチャードとジョナサンを殺した経緯が語られる。
三人兄弟の末っ子ジョナサンを、庭の砂場に埋めて殺したチャーリー。
やがて病院に入院したチャーリーは、インディアの18歳の誕生日に退院することになっていた。
迎えに行ったリチャードは、NYに部屋を借りたと教え、自分の家族には近寄らないように言った。
それを聞いたチャーリーは激怒し、リチャードを殺害した。
話し終えたチャーリーは、インディアにハイヒールをプレゼントする。
保安官が、ホイップの事を聞きに来る。
しかしインディアは真実を告げず、チャーリーも嘘を付いた。
疑われていると気付いたチャーリーは、インディアと一緒にNYへ逃げようとする。
夫やジンを殺した犯人だと気付いていたが、チャーリーに思いを寄せていたエヴィは、それを許さない。
エヴィの首を絞め、殺そうとするチャーリー。
荷物を取りに行ったはずのインディアは、猟銃を手にして戻ってくる。
そしてチャーリーの頭を撃ち抜いて、エヴィを救った。
遺体を庭に埋めたインディアは、朝早くに車で家を出た。
保安官に止められるが、保安官のことも殺してしまった。
映画『イノセント・ガーデン』の感想・評価・レビュー
主要な登場人物を演じている俳優達がイケメンだったり美女だったりするため、美しい映画だと思った。特に、主人公を演じたミア・ワシコウスカが、少女と大人の狭間の何とも言えない美しさを醸し出していた。徐々に事件の真相が明らかになっていく不気味さが良い。ただ、自分には理解できない部分も多く、すっきりしない気持ちになった。チャーリーがインディアになぜ執着したのか、インディアはどうしたかったのか、もっと詳しく描かれていれば良かったなと思う。(女性 30代)
『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督作品。
インディアの18歳の誕生日と父親の死後、消えた叔父が訪ねてくるところから物語が始まる。監督の独特なセンスで描かれていて、韓国映画とはまた違った魅力を感じた。
最後まで謎めいた存在のマシュー・グッドがとても不気味で魅力的だが、主人公インディアのクラスで浮いている感じや、醸し出す雰囲気の暗さといった役どころにも非常に魅せられた。
ラストシーンで、彼女の新たな人格が現れる瞬間が一番美しかった。(女性 20代)
物静かで落ち着いた雰囲気の中にミア・ワシコウスカとニコール・キッドマンの美しさが映えます。そして美しい映像の中にどこか不気味さがあり不安を覚えてしまう演出、音楽や何かを暗示するような映像、音など細部に拘り何とも言えない雰囲気を作り出しています。ラストは血は争えないなぁと思いインディアの将来を考えるとゾクっとします。監督は「オールド・ボーイ」や「親切クムジャさん」などのパク・チャヌク、そして脚本が「プリズン・ブレイク」の主人公を演じていたウェントワース・ミラーということに驚きました。(女性 30代)
『OLD BOY』で有名な鬼才、パク・チャヌク監督のハリウッド進出初作品。脚本は『プリズン・ブレイク』シリーズのウェントワース・ミラー。これは見るしかないと思い、楽しみにして鑑賞しました。
とにかく素晴らしいです。パク・チャヌク作品でお馴染みの怪しく、不穏な雰囲気が漂う世界観。そして人間の心の奥底にある闇や狂気をこれでもかと言うほど「美しく」描いていました。過激なシーンもありますが、美しいと感じてしまうほど魅力的で、この作品には欠かせないものでした。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー
主人公とその叔父がもつ能力が人間離れしていて謎?
最後まで色々わからないまま終わった感。
ただ、キレイな俳優たちと映像の美しさは引き込まれた。