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映画『サリー 死霊と戯れる少女』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『サリー 死霊と戯れる少女』の概要:1970年代に実際に起こった事件、「ポンテクラフトの黒い修道僧」をモデルにして作られたホラー映画。引っ越した一軒家で心霊現象に襲われる一家と、家の近くにある森に隠された秘密を描いた。

映画『サリー 死霊と戯れる少女』の作品情報

サリー 死霊と戯れる少女

製作年:2012年
上映時間:86分
ジャンル:ホラー、サスペンス
監督:パット・ホールデン
キャスト:ターシャ・コナー、ケイト・アシュフィールド、スティーヴン・ウォディントン、クレイグ・パーキンソン etc

映画『サリー 死霊と戯れる少女』の登場人物(キャスト)

サリー(ターシャ・コナー)
思春期真っ只中の13歳の少女。引っ越しには猛反対だったが、両親に押し切られる形で引っ越しをする事になる。最初に家の中で怪奇現象に遭遇するが、誰にも信じてもらえず、孤独感を味わう。最初は馬鹿にしていたルーシーと親友になるが、クラスメイトからはレズ扱いされてしまう。担任教師に対して、恋愛感情に似た憧れを抱いている。寂しさに耐え切れず、家の中の幽霊と友達になる。
レン(スティーヴン・ウォディントン)
サリーの父。お金に目がくらみ、幽霊が出る家という話を新聞記者に売り込んだり、幽霊が出る自宅の見学ツアーを計画する。念願のマイホームを手放したくないという気持ちから、ポルターガイスト現象は気のせいだと言い張る。暴走しがちな性格で、ブライアンにたしなめられることが多い。
ジェニー(ケイト・アシュフィールド)
サリーの母。リタと同じ美容院に勤めている。レンと同じように、念願のマイホームを失う怖さから、ポルターガイスト現象に遭遇したのは気のせいだと考える。理性よりも感情が先に出る性格で、理由も聞かずにサリーを怒鳴ることが多い。
ルーシー(ハンナ・クリフォード)
サリーの同級生で親友。サリー同様、学校に居場所がない。父親は不倫相手と逃げたが、母親はそれを周囲にごまかし続けている。母親から、サリーの家に入ることをきつく禁じられている。
神父(ゲイリー・ルイス)
サリーたち一家が住む地区の教会の神父。聖職者の身でありながら、女性と性的関係を持っている。それがバレたら教会から追放されるため、上層部にかかわりたくない一心で、ジェニーに頼まれた悪魔祓いを断ろうとする。
ブライアン(クレイヴ・パーキンソン)
リタの夫で、レンの友人。感情的になりやすく、暴走しがちなレンをたしなめることが多い。サリーたちと家族ぐるみの付き合いをしていて、半ば無理やり事件に巻き込まれる。
リタ(アンドレア・ロウ)
ブライアンの妻で、ジェニーの同僚。サリーたちとは家族ぐるみの付き合いをしている。なかなか子供に恵まれないようで、ジェニーの言葉に傷つくこともある。幽霊を見たというサリーを信じ、自分も不可解なものを目にしたとジェニーに告げる。

映画『サリー 死霊と戯れる少女』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『サリー 死霊と戯れる少女』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『サリー 死霊と戯れる少女』のあらすじ【起】

1974年、イギリスのヨークシャーにある一軒家に越してきたサリー。
両親は大満足だが、サリーは引っ越しが嫌だった。
近所に住む同級生のルーシーは親しげに接してくるが、サリーはそれも気に入らない。

引っ越しの手伝いに来たブライアンとリタも加えて、引っ越しパーティーをした後。
夜中に、サリーの部屋の電球が風もないのに揺れ、オモチャが勝手に壊れた。
サリーは、新しい家を不気味に思うようになる。

夜、嫌がるサリーに留守番を任せ、両親が外出することになる。
留守番中、勝手に動くおもちゃを見たサリーは、家の外で両親の帰りを待った。
母と一緒に帰ってきたリタだけは、サリーの話を信じた。

やがて、サリーの家だけが停電になる。
階段の踊り場に置いていた時計が勝手に落ち、ポルターガイスト現象が起こる。
直後に帰宅したレンとブライアンは、その話を信じなかった。

やがてサリーは、学校でいじめられるようになる。
ルーシーだけはサリーの味方だった。
そして2人は仲良くなる。

地下室で自分のコートを見つけたレンは、そこに閉じ込められてしまう。
幽霊の存在を感じ、引っ越しを考えるようになるが、一家にはお金がなかった。

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映画『サリー 死霊と戯れる少女』のあらすじ【承】

幽霊からコンタクトを受け、友達になったサリー。

レンは、自宅に幽霊がいることを新聞社に売り込んだ。
そしてお金欲しさに、自宅を見世物にした。
ジェニーの猛反対で中止になるが、それ以降、ジェニーは不安に駆られるようになる。

ルーシーと遊びに出かけたサリーは、公会堂に展示されていたロケットを盗んでしまう。
持ち主の少女は、サリーの家に出る幽霊だった。

レンは酒場に入りびたり、嘘の幽霊話をするようになった。
ジェニーは、家にいるのは悪魔だと思い始めた。

ルーシーの誕生日会に招待されたサリー。
そこでルーシーの母から、サリーの家にルーシーを入れないでほしいと頼まれる。
帰宅したサリーは、少女の泣き声と、地下室の隙間からサリーを見る何者かに遭遇。

酒場でレンの話を聞いた霊能者の男性は、サリーの家を訪問し、名刺を預けた。

幽霊の少女の姿を見たジェニーは、教会に相談する。
悪魔祓いが必要だったが、女性と性的関係を持つ神父は、積極的に助けようとはしなかった。

サリーのクラスは、ニアズビー男子修道院の跡地を見学する。
そこでサリーは気絶し、担任とルーシーに家に送ってもらう。
担任は、ルーシーにサリーの世話を任せ、去っていった。
ルーシーの母の頼みは、担任が無視させた。

映画『サリー 死霊と戯れる少女』のあらすじ【転】

家の中で恐ろしい目に遭ったルーシーは、逃げるようにして帰ってしまった。
その後、ルーシーは病院に運ばれ、ルーシーの母はサリーを責めた。
事情を知らないジェニーもサリーを責め、サリーは仕返しを願った。
その夜、サリーは幽霊から執拗に触られた。

クローゼットに巣くっていた蜂に刺され、ジェニーは怪我を負う。

その日の夜、サリーは少女の幽霊に憑りつかれる。
そして、家のそばにあるキャッスルフィードの森に入っていこうとするところを、レンに発見される。
森の中で“彼”に奪われたと言い、気を失ったサリー。
レンは、本格的に引っ越しを考えるが、ジェニーは嫌がった。

サリーから話を聞いた担任は、ロケットの持ち主の少女について、レンに語る。
地主の娘だった13歳の少女は、森の中で首を絞められ殺され、舌も切られていた。

悪魔祓いを断られたジェニーは落ち込み、サリーは退院したルーシーと話もできない。
ロケットは捨てても戻ってくるようになった。
サリーは、霊能者の男性に助けを求める。

一方、神父の弱みを握ったレンとブライアンは、神父を脅迫して悪魔祓いをさせようとする。

映画『サリー 死霊と戯れる少女』の結末・ラスト(ネタバレ)

サリー、ジェニー、リタの目の前で、霊媒の女性に少女の幽霊を降ろし、話を聞き出した霊能者。
ポルターガイスト現象を起こしていた少女の幽霊に悪意は無く、サリーに危険を知らせようとしていた。
そして悪意を持つ存在が、サリーを狙っていた。
霊能者は、自分の手には負えないと告げる。

神父は、レンたちに事件の詳細を話した。
何人もの少女たちを襲い、舌を切り取った犯人は、ニアズビー男子修道院の修道士だった。
唯一、教育を受けていた地主の娘が犯人について書き残し、犯人が明らかになった。
そして犯人は、絞首刑となった。

神父、レン、ブライアンは悪魔祓いを開始。
終わると、聖職者である神父が女性と性行為をしているように見える写真のネガを奪い、神父は逃げ帰った。

平和が戻ったかに見えたが、残っていた修道士の霊が、サリーに襲い掛かる。
首を絞められ、殺されそうになるサリー。
助けようとした両親は、気絶させられてしまう。

修道士の幽霊に追い詰められたサリーは、少女のロケットをヒーターの中に投げ入れる。
すると少女の幽霊が姿を現し、サリーを守って、修道士の幽霊を消し去った。

映画『サリー 死霊と戯れる少女』の感想・評価・レビュー

実話ベースの作品だそうですが、これが本当に実話なの?と疑いたくなってしまうほど不可解な現象の連続で、私だったら即引越ししたいと思ってしまいました。念願のマイホームだからと言ってポルターガイスト現象や、不気味な少女の声などおかしい事が起きても絶対に家を手放さない父と母の執着っぷりは笑えてしまいます。
幽霊と友達になるなんて怖すぎると思いましたが、ラストの展開を見ると「friend」は友達というよりも味方だったのでは無いかなと感じました。(女性 30代)

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