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映画『MIA ミア』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『MIA ミア』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『MIA ミア』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『MIA ミア』の結末までのストーリー
  • 『MIA ミア』を見た感想・レビュー
  • 『MIA ミア』を見た人におすすめの映画5選

映画『MIA ミア』の作品情報

MIA ミア

製作年:2013年
上映時間:108分
ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ
監督:ヴィッキー・ジューソン
キャスト:ソフィア・ブラック=デリア、ジェームズ・フレイン、リディア・レオナルド、フィリップ・アルディッティ etc

映画『MIA ミア』の登場人物(キャスト)

ミア(ソフィア・ブラック=デリア)
ごく普通の大学に通う女の子だったが、ある日、両親が何者かに殺されてしまったことにより事件に巻き込まれていく。妹思いで正義感が強い為、復讐に手を染めるかどうかで思い悩む。
サイモン(ジェームズ・フレイン)
プロの傭兵。オリビアからの依頼でミアを護衛する。護衛対象としてだけではなく、少しずつミアに対し気持ちが動かされていく。
カリド(フィリップ・アルディッティ)
ミアの両親を殺したと思われるテロリスト。数十年前、爆撃により息子を亡くしている。
オリビア(リディア・レオナルド)
MI6の一員でミアの事件を担当している。

映画『MIA ミア』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『MIA ミア』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『MIA ミア』のあらすじ【起】

1988年ワハーン回廊。大人達が集まり子供達を自分達のように奴隷にしない為、集会を開き話し合っていた。子供のムサブは集会に入ろうとするが父から子守と居るように言われる。しかし、子守と遊んでいる最中、爆撃に合い死んでしまう。集会所にも爆弾が投げ込まれ巻き込まれた人々が死んでしまう。旅行の途中、金欠の為に子守の仕事をしていた女性がスパイと間違われ追われてしまう。それを見たムサブの父は復讐を誓うのであった。

そして、時は進み現在のオックスフォード大学にてミアと言う女の子が大学に通っていた。

彼女の母はムサブの子守の女性で、ムサブとの写真を懐かしそうに眺めていた。

ミアを学生寮に入れるか否かで両親が話し合っているのを聞いた妹のディーが、淋しさから落ち込んでしまう。その姿を見たミアはディーが眠たくなるまで思いっきり遊んであげるのだった。妹を寝かしつけ踊り場に出ると、突然、黒い服を着た男達が現れ、両親を羽交い絞めにして捕らえているのを目撃する。

男達はミアの名前を呼び、探しているようだった。なぜ名前を知っているのか、戸惑いながらもミアはディーを連れ、震える手にカッターナイフを掴み必死に逃げるのであった。母は男達の隙を突きミアとディーの元に向かう。父は懸命に闘いミアとディーを逃がす。奥の部屋へと逃げた一家だったが、両親はミアとディーを窓から逃がす。母はお腹に銃弾を受けた為に、父と共に残り男たちの足止めをする決心をする。

ミアは隣の家へ助けを求めるが誰も助けてくれず、追手が来る恐怖と戦いながら懸命にディーの手を引いて走る。途中で公衆電話に寄るが通じない。店の中へと逃げても店主を殺して男達が追ってくる。彼女は咄嗟に消火器でガラスを割り店の外へと飛び出すのだが、運悪く車に跳ねられてしまう。

映画『MIA ミア』のあらすじ【承】

MI6専用病院にてミアは目を覚ます。警察のオリビアからディーが軽い打撲ですんだ事を聞くが、両親は殺されていた。そして、犯人は捕まっていない事を聞き、悲しみに打ち拉がれる。

犯人の詳細をオリビアから教えて貰う。

母が昔アフガニスタンを旅した事から始まり、ミアには初めての話ばかりだった。整理が出来ないミアは、ただ両親に会いたいと願い彼らが眠る棺へと連れて行ってもらう。

狙われやすくなる為ディーと会うことが出来ず、しかも、狙われない為に自分は死んだ事になっていた。新しい名前は、スー・ウォーカー。

プロの傭兵であるサイモンに見守られることになるが、新しい名前、新しい家、たった一人の肉親にも会えない事実に落ち込むミア。料理をする為に包丁を握ると、母の悲鳴が聞こえてくる。

そして、ミアは主犯のカリド・ゼーラグについてパソコンで調べてみる。

塞ぎ込むミアにサイモンは妹の映像をこっそり見せるが、彼女はディーと話がしたいと言い、前を向く為の手助けをすると言うサイモンの申し出を断り追い出す。

サイモンが帰ると、ミアの家に襲ってきた例の男達がやってくる。必死に逃げ惑い何とかサイモンに連絡したミアは助け出される。

そして、オリビアからミアは衝撃の事実を教えて貰うことになる。ミアの母親はカリドにレイプされており、ミアの実の父親だった。ミアはあまりの事実に吐き出してしまう。

映画『MIA ミア』のあらすじ【転】

ディーも何とか逃げているが危険な状態である事を立ち聞きしたミアは、自身が囮になる事を提案する。オリビアは止めるが、ミアと言う名前も死に、家族も死に、妹にも会えない、失うものが何も無いミアの決意は固かった。

誘拐を偽装し誘き出すことにする。キプロスのリゾートホテルにて、ミアは捕まった時の為、サイモンから武器の扱いや武術について講習を受ける

カリドは捕まっても情報をしゃべらせる為、殺されず生け捕りにされること聞きミアは複雑な思いに駆られる。

ホテルでサイモンと暫し穏やかな時間を過ごす。オリビアの事や傭兵、報酬の事など色んな話を聞く。ミアはお風呂上りのタオル姿のままサイモンにばったりと出会ってしまい、お互い見つめ合い触れ合いそうになるが電話の音に遮られる。

動き出す時が来た為、ミアは腕に追跡装置を埋め込む。サイモンと車に乗り向かっていると、正面から来た車にぶつけられ本当に誘拐されてしまう。父親の名前を聞かれたミアはカリドの名前を出すが、嘘だと思われ殴られてしまう。

サイモンはオリビアに連絡をとるが、応援が来るまで二時間もかかると言われる。一人単独で向かうサイモン。

ミアは誘拐犯達にレイプされそうになるが、突然現れた男達に助け出され連れて行かれる。ミアは車の中に合ったCDを割り、服の中に忍ばせる。

サイモンは誘拐犯達が死んでいるのを発見し、ミアの追跡装置を辿る。

ミアを助け出したのは父の仲間であるらしく、サバと言う女性の元に連れて行かれDNA検査をされる。そしてその結果、カリドの実子である事が証明される。

対面する二人。カリドは嬉しそうにしているが、ミアは母親を殺した事を罵り殴りかかる。戸惑うカリドはミアの母が殺された事を知らなかった。そして、彼女を愛していたのだとミアに告げる。

話が食い違っており戸惑うミアだったが、カリドが教えられた残忍な人物とは違うと感じ自身が囮だと告げるが、その瞬間、爆弾が投下されてしまう。サイモンも街に着くがオリビアとは無線で連絡をしても応答がなく、捕らわれてしまう。

映画『MIA ミア』の結末・ラスト(ネタバレ)

カリドに父親を殺されたと言う男性デイガーが現れ、ミアとカリドは捕らわれてしまう。デイガーは録音テープをカリドの耳元で流すが、それはミアの母達が殺された日の晩の物だった。ミアは隠し持っていたCDで紐を切り逃げ出すが、男を殺すことが出来なかった。

ミアとカリドは何とか逃げ出すが男達に追跡され、ミアに俺の為に生きてくれと言い残し、カリドは車の中で爆発して死んでしまう。

ミアは悲しみ燃える車を呆然と眺めていると、敵が自身の腕の追跡装置を辿っていることを知り、発見される前に急いで取り出し破壊する事に成功する。サイモンもカリドが死んだ事で解放される。

ミアは街で偶然サイモンと再会する。オリビアの居場所が分かったサイモンと向かうが、デイガーとオリビアが話しているところを目撃する。お金を貰って逃げようと言うサイモンに対し、ミアは街の事や自分の事、殺された人達を思い立ち向かおうとする。意見の相違から二人は喧嘩別れをしてしまう。

ミアはサバの元に向かい傷の消毒をしてもらう。そして、カリドの娘である戦士として戦いを挑む決意をする。

闇夜に紛れながら侵入に成功しミアは取引現場を撮影するが、その場にお金を受け取りに来たサイモンが現れる。味方がいなくなってしまった事を悲しむミア。

ミアは見つかってしまいオリビアに捕らわれてしまう。ミアが捕まっていることを知ったサイモンは工場に火をつけ助け出そうとするが、オリビアに撃たれてしまう。

サイモンは何とか生きており火が回る前にミアは助け出される。

オリビアを捕まえる為にミアは単独で小型飛行機へと飛び乗る。動き出した飛行機の中でミアとオリビアの攻防が続く。何とか首をしめオリビアを気絶させたミアは飛行機を止める。

ミアはサイモンと救急車で話をし、ミアは妹と、サイモンは傭兵のプロとしての道を歩む為、サイモンの瞼にキスを送り別れの挨拶をする。ミアはやっとディーに再会する。

ミアはロンドン・ヒースロー空港にいた。バンクーバー行の飛行機がある。ミアはカナダにいるサイモンに電話するのであった。

映画『MIA ミア』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

大学生として平凡な日々を送っていたミナが、両親の残酷な殺害を目撃し、自分の出生の秘密と、それに絡む過去の闇に引きずり込まれていく。ラストで、自分を狙う“父”が実はテロリストであると知り、彼女が自らの力で復讐に立ち向かう姿は胸に迫る。(30代 女性)


アクションを期待して観始めたら、ミナがMI6と協力して“父”に立ち向かう展開に、思わず背筋が伸びた。だが、中盤以降の台詞回しがやや不自然に感じたのが惜しい。それでも、予想を超えた“正体”の明かされ方には唸らされた。(20代 男性)


ミナの感情の揺れ、母・ダフネの過去に潜むタブー、そして衝撃のラスト…設定は光る。しかし描写や脚本には粗が目立ち、人物描写にもっと深さがあったらと思わずにいられない。(40代 女性)


アクション寄りの復讐劇としての面白さはあるが、政治的・宗教的要素が浅く扱われているのが気になる。映像の一瞬の美しさや撮影技術には魅力があるが、それだけでは作品の奥行きが薄い印象だ。(50代 男性)


母の裏切りと父の正体、それによって揺れるミナの心情が最後に爆発する展開はゾクッとした。しかし、全体的なテンポや演出に粗さを感じる。もっとドラマ性に肉付けが欲しかった。(30代 女性)


MI6との連携、異国の山岳地帯へ向かう旅路、その中で語られる母の過去…一見壮大だが脚本が振り切れておらず中途半端に終わった感。だが、リーダーとしてのミナの強さは最後に印象的。映像美も含めて貼り付いた。(20代 男性)


ラストで明かされる“父”の正体は爽快さとともに哀しさを伴う。脚本の粗は否めないものの、女性が主人公のアクション作として意欲的で、そこに価値を感じた。ミナの選択に共感できる部分も多かった。(40代 女性)


政治的バックボーンや設定にもう一歩踏み込んでほしかった。技術面は低予算制約を感じさせるが、映像の光と影の使い方がドラマの緊張感を高めていたのは評価したい。(50代 女性)


ミナが自分のアイデンティティと出生の衝撃に向き合い、“戦う道”を選ぶ姿には感動した。ただ、悪役の動機も薄く、正義の構図が単純すぎる印象も。だが主人公の強さと映像の静寂には映える部分もあった。(20代 女性)


母の過去、父のテロとの関係、ミナの葛藤…設定は多層的で興味深いが、結着があまりにあっさりしており物足りなさが残った。それでも主演の演技と撮影の意図的な粗さが、作品にリアルな迫力を与えていた。(60代 男性)

映画『MIA ミア』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『MIA ミア』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ハンナ

この映画を一言で表すと?

「父に育てられた少女が、世界の裏側で生き抜くための戦いに挑むアクションスリラー。」

どんな話?

人里離れた地で父から徹底的な戦闘訓練を受けた少女ハンナ。任務のため外の世界に出た彼女は、追跡者との死闘や、自らの出生の秘密と向き合うことになる。純真さと残酷さが同居する主人公の旅が描かれる。

ここがおすすめ!

スタイリッシュな映像美と、少女の成長物語が融合した異色アクション。シアーシャ・ローナンの演技が光り、アクションだけでなく心理描写も濃厚。父娘の絆と裏切りのテーマが『MIA ミア』好きには刺さるはず。

ソルト

この映画を一言で表すと?

「CIAエージェントが国家反逆の容疑で追われる逃亡劇アクション。」

どんな話?

優秀なCIAエージェント、イヴリン・ソルトがロシアの二重スパイと疑われ、仲間からも追われる身に。逃亡の中で、自分が誰で何者なのか、国家規模の陰謀に巻き込まれながら真実を探る姿を描く。

ここがおすすめ!

アンジェリーナ・ジョリーの迫力あるアクションと、多重のどんでん返しが魅力。『MIA ミア』のように、主人公の素性や正義が揺らぐ展開が楽しめる。テンポの良い逃走劇とスパイ要素が堪能できる。

コロンビアーナ

この映画を一言で表すと?

「家族を奪われた少女が、暗殺者として復讐に生きる物語。」

どんな話?

幼い頃に家族を殺されたカトレアは、暗殺者の叔父に育てられ、冷徹な殺し屋に成長。やがて過去の仇と再会し、命を懸けた復讐計画を実行に移す。愛と憎しみの狭間で揺れる姿が描かれる。

ここがおすすめ!

ゾーイ・サルダナのクールで切れ味鋭いアクションが圧巻。女性主人公の強さと脆さを兼ね備えたキャラクターは『MIA ミア』ファンに響く。復讐の物語としても、スタイリッシュな映像としても満足度が高い。

ボーン・アイデンティティー

この映画を一言で表すと?

「記憶を失った男が、命を狙われながら自分の正体を探し出すスパイスリラー。」

どんな話?

海で救助された男は、自分の名前も過去も覚えていない。しかし驚異的な戦闘能力を持つ彼は、正体を探る中で暗殺計画や国家レベルの陰謀に巻き込まれる。逃亡と追跡が息もつかせぬ展開で進む。

ここがおすすめ!

ジェイソン・ボーンの正体に迫る過程は、『MIA ミア』の出生の秘密と重なる要素あり。リアル志向のアクション、諜報戦、心理戦が絶妙に絡み合い、最後まで緊張感が持続する。

アトミック・ブロンド

この映画を一言で表すと?

「冷戦時代のベルリンで、美しきスパイが命を賭けたミッションに挑む。」

どんな話?

1989年、ベルリンの壁崩壊前夜。MI6のスパイ、ロレーンは二重スパイのリストを奪還する任務を受ける。裏切りと駆け引きが渦巻く中で、生き残りを賭けた死闘が繰り広げられる。

ここがおすすめ!

シャーリーズ・セロンのハードで洗練されたアクションと、80年代音楽が融合したスタイリッシュな世界観。スパイの裏切り合いと心理戦は『MIA ミア』の緊張感にも通じる。映像美とアクションの両面で堪能できる。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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