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映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』の結末までのストーリー
  • 『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』を見た感想・レビュー
  • 『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』を見た人におすすめの映画5選

映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』の作品情報

トロピック・サンダー 史上最低の作戦

製作年:2008年
上映時間:107分
ジャンル:コメディ、アクション
監督:ベン・スティラー
キャスト:ベン・スティラー、ジャック・ブラック、ロバート・ダウニー・Jr、ブランドン・T・ジャクソン etc

映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』の登場人物(キャスト)

タグ・スピードマン(ベン・スティラー)
近年やや落ち目になっているハリウッド俳優。今回の映画で再起を狙っている。
ジェフ・ポートノイ(ジャック・ブラック)
コメディの帝王として名を馳せる俳優。実は麻薬中毒。
カーク・ラザラス(ロバート・ダウニー・Jr)
徹底した役作りで有名な俳優。黒人の役を演じる為、何と皮膚を全て移植した。
アルパ・チーノ(ブランドン・T・ジャクソン)
黒人ラッパー。白人であるにも関わらず黒人役を演じているカークを嫌っている。

映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』のあらすじ【起】

アクション映画、それは数ある映画のジャンルの中でも根強い人気を誇るジャンルの一つです。そして、超豪華俳優ばかりを起用した大作アクション映画の制作が決定したのです。ベトナム戦争をテーマに描いたその映画は、実際にベトナム戦争を経験した作家の自伝的小説が元になっていました。

上映されれば話題になること間違いなしのその映画ですが、その撮影は中々順調にはいきませんでした。というのも、豪華俳優ばかりを集めた結果、各俳優のわがままが凄まじく、撮影に支障をきたしているのでした。そんな役者陣の暴走に困り果てた監督に対し、原作者は「彼らを実際のジャングルへと連れていってはどうか」と提案します。困り切った監督は、藁にもすがる様な思いでその案に乗る事にしました。

そして、俳優陣をジャングルに連れていき、あらゆる場所に撮影用のカメラと爆薬をセットしました。すると、撮影を開始した直後、監督が地雷を踏み抜き死んでしまったのです。

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映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』のあらすじ【承】

しかし、それも演出の一部と信じ切っている俳優陣は、そのあまりのリアリティに感動し撮影に対してやる気を見せ始めます。そして一行は、地図を手に深い森の中を突き進んで行くのでした。すると、道無き道を進んでいた一行に何者かが銃を乱射してきたのです。

しかしそれすらも撮影だと思っている一行は大盛り上がり、腰にぶら下げてあった手榴弾を投げ返します。勿論それは小道具なので、爆発する筈がありません。しかしなんと、手榴弾が投げ込まれるとともに巨大な爆発が起き、その音に驚いた襲撃者は逃げ帰ったのです。

勿論、その手榴弾自体が爆発したわけではありせん。先程の俳優陣を狙った銃撃が、元々監督と打ち合わせで決めていた合図だと勘違いした原作者と爆破担当のスタッフが、設置していた爆薬を起動させたのでした。しかし、成功の有無を確認しようとした監督と連絡が取れないことに気がついた原作者たちは、流石に違和感を覚え始めます。しかしその時、二人は突如現れた謎の人物達に捕らえられてしまうのでした。

映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』のあらすじ【転】

一方、俳優陣も少しずつこの撮影に違和感を覚えるようになっていました。なかでも、カークはこれが撮影ではなく、自分達が実は恐ろしい事件に巻き込まれていると察し始めています。しかし、これが演出だと信じてやまないタグはカークの意見を無視、一人このままの撮影続行を宣言します。

そんな意見の食い違う彼らの間には、見えない亀裂が走り始めます。そして、タグはカークらと別れ一人別行動をとることにしました。タグに反して、カークらは森を脱出しようと来た道を引き戻そうとします。

しかし、深いジャングルをそう簡単に抜け出せるわけがありません。一向に出口に辿り着かぬまま、広い森の中で数日が経過しました。すっかり道に迷った一行は、森の中にそびえ立つとある古い建物に辿り着きました。その建物の中を覗き込んだカーク達は、何と拷問を受けているタグを見つけるのでした。タグを見捨てる事が出来ず、一行はタグ救出の為の作戦を練り始めます。

映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』の結末・ラスト(ネタバレ)

何とか敵に見つかる事なくその建物に潜入したカーク達でしたが、何とその場に捕らえられていたのはタグだけではありませんでした。映画撮影初日に、謎の集団に拉致された原作者と爆破担当のスタッフも同じくそこに拉致されていたのです。更に、ようやく見つけたタグの様子が何処かおかしいのです。敵に洗脳されたと判断したカークらは、何とかタグの洗脳を解きます。

そして追ってくる敵を打ち倒しながら、敵のアジトにあった車を奪いその場から逃げ去ります。しかし、敵もそう簡単にカークらを見逃してはくれません。何と、敵のボスがロケットランチャーまで持ち出してきたのです。それでも尚、激しい逃走劇を経てカークらは奇跡的に全員揃ってその地獄のような森から抜け出す事が出来たのでした。

…その後、この一部始終を映した映画は爆発的ヒットを誇ります。やや落ち目だったタグはオスカーを受賞し、再びハリウッドで脚光をあびることに成功したのでした。

映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

ベン・スティラー主演・監督・脚本・製作による戦争コメディ。戦争映画撮影のため、本当の戦場に放り込まれてしまう俳優達の姿をコミカルに描く。

実際の戦場に放り込まれながら、気がつかない俳優達の姿が笑えるがそれを見た兵士達の反応もまた本当の兵士だと思っているから面白い作品。キャストにロバート・ダウニーJrやジャック・ブラックなど豪華な顔ぶれがそそっている点も見どころ。(男性 20代)


戦争映画のパロディとしてここまで振り切った作品は珍しい。中でもロバート・ダウニー・Jr.の“黒人俳優になりきる白人俳優”という設定が衝撃的で、しかも演技が妙にリアルなのが笑える。撮影中の“ガチ戦争”という状況も、リアリティとフィクションが交錯していく感じがユニークだった。特にベン・スティラー演じるトゥッグの「Simple Jack」ネタはブラックジョークが効きすぎていて、観る人によっては賛否分かれそうだが、自分は思い切った風刺として楽しめた。(20代 男性)


役者たちの暴走ぶりがとにかく痛快!コメディ映画をよく観るけど、ここまでぶっ飛んだ設定とキャラクターは他にない。ハリウッドの撮影現場を皮肉ったメタ構造が面白く、業界への風刺もたっぷり。トム・クルーズの怪演には思わず声を出して笑った。ラストのアクションシーンも迫力満点で、ただのギャグ映画では終わらないところが良い。何度でも観返したくなるコメディ映画の傑作。(30代 女性)


この映画、最初は普通の戦争映画かと思いきや…完全に裏切られました。作り物の戦争を撮っていたら本物の戦争に巻き込まれるという、ありえない展開が最高です。しかもキャストが豪華すぎる。ジャック・ブラックのドラッグ中毒キャラや、ベン・スティラーの自意識過剰な主役俳優など、それぞれが業界あるあるを体現していて笑いが止まらなかったです。ロバート・ダウニー・Jr.の変身ぶりは神がかってます。(40代 男性)


ハリウッド業界への痛烈な皮肉が詰まっていて、笑いながらも考えさせられる作品でした。女性視点で見ると、男社会の映画業界の滑稽さが際立っていたように思います。キャラもみんな“クセ強”で、特にロバート・ダウニー・Jr.のキャラは観ていてゾワっとするほどの狂気。トム・クルーズのカメオも最高に笑えたし、最後まで飽きずに観られました。下品だけど上質なコメディという印象。(50代 女性)


笑えるだけでなく、映画業界や俳優という存在に対する鋭い風刺が光っていた。演技とは何か、リアルとは何かをコメディの中で問いかけてくる感じが好き。特に「Simple Jack」のくだりは、現代のポリコレ意識からするとギリギリを攻めていて、むしろそこが魅力的。作中のフェイク予告編とかもバカバカしさ満点でセンス抜群。映画好きならニヤリとするポイントが多い。(30代 男性)


途中で何度も「これは本当に映画なのか?」と錯覚してしまうほどの混乱っぷりが面白かったです。戦争映画のセットにいるつもりが、実際の武装集団と対峙する展開は、笑えるしスリリング。女性としてはアクション映画って少し退屈に感じがちですが、この作品はコメディ要素が強くてとても楽しめました。ラストの脱出シーンもド派手で気持ちよかったです!(20代 女性)


笑いのセンスがめちゃくちゃブラック。若い人にはやや刺激が強いかもしれないけど、大人が観ればニヤリとできる風刺が詰まってる。トム・クルーズのレズ・グロスマン役は、本人と気づかないほどの変貌ぶりで、まさに怪演。映画制作の裏側や、スター俳優のエゴを思いっきり笑い飛ばすスタイルに惚れました。俳優という職業の滑稽さをここまで面白く描いた作品はないと思う。(60代 男性)


キャスト全員が「自分を捨ててる」感が強く、特にロバート・ダウニー・Jr.が黒人役を演じるという大胆さは、今では難しい挑戦だと思いますが、当時だからこそ成立したのかもしれません。風刺が効いていて、ただのドタバタ映画ではない。映画界の“闇”や“おかしさ”に笑いながら触れられる良作。個人的には、映画好き女子にもぜひ観てほしい一作だと思います。(40代 女性)


キャラが濃すぎる俳優たちが、現実と虚構の境界を彷徨う様が最高に面白い!しかも、単なるギャグではなく、ちゃんとストーリーも筋が通っていてラストのカタルシスもある。ジャック・ブラックの変人っぷりには笑わせてもらったし、トム・クルーズの悪ノリ演技も最高。映画の“作り物っぽさ”を逆手に取った構成が斬新でした。(30代 男性)

映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

マーズ・アタック!

この映画を一言で表すと?

B級感満載なのにキャストは超一流、ブラックユーモア全開の異色SFコメディ!

どんな話?

火星人が突然地球にやってきた!と思ったら、彼らは友好的どころか人類抹殺に全力投球。アメリカ政府も大混乱の中、個性的すぎる人々が暴走するパニックコメディ。豪華俳優陣の無駄遣いっぷりが笑いを誘い、予測不能の展開がクセになる作品。

ここがおすすめ!

ティム・バートン監督による風刺とパロディが詰まった一作。ジャック・ニコルソンやナタリー・ポートマンなどキャストの豪華さは必見。どこかレトロでチープなビジュアルに、ブラックな笑いと破天荒な展開が見事にハマっており、笑いながら社会風刺を楽しめます。

ギャラクシー・クエスト

この映画を一言で表すと?

SFファン必見!愛されすぎたドラマの役者たちが本物の宇宙戦争に巻き込まれる爆笑アドベンチャー!

どんな話?

打ち切りドラマの役者たちが、宇宙人に“本物の英雄”と勘違いされて、リアルな宇宙戦争に巻き込まれてしまう。演技しかできない彼らは果たして銀河を救えるのか?笑って感動できるSFコメディの傑作。

ここがおすすめ!

SFドラマへの愛とパロディが融合した、コアな映画ファンほどニヤリとできる作品。アラン・リックマンのシニカルな演技も素晴らしく、ただのギャグで終わらない人間ドラマにも注目。『トロピック・サンダー』同様、役者が“役”の中で現実に向き合う構図が魅力です。

ドント・ルック・アップ

この映画を一言で表すと?

世界の終わりを前に、誰もが“どうでもよさそう”に振る舞う狂気の風刺劇!

どんな話?

彗星が地球に衝突すると警告する天文学者たち。しかし、政治家もメディアも国民もまるで本気で受け取らない。刻々と終末が近づく中、バカバカしさと狂気が加速していく、現代社会を描いた壮大なブラックコメディ。

ここがおすすめ!

レオナルド・ディカプリオやジェニファー・ローレンスら豪華キャストが、崩壊する社会を絶妙な間と演技で表現。SNS、政治、報道などへの鋭い皮肉は笑えないほどリアル。『トロピック・サンダー』のようなメッセージ性のある笑いを求める人には特におすすめ。

ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-

この映画を一言で表すと?

田舎町×刑事アクション×異常なまでのバカバカしさ=最高の英国風コメディ!

どんな話?

ロンドンの超優秀警官が静かな田舎町に左遷されるが、そこには奇妙な事件が次々と起こる…。一見穏やかそうな田舎で暴かれる“裏の顔”と、ド派手なアクションのギャップが魅力の、爆笑刑事コメディ。

ここがおすすめ!

サイモン・ペッグとニック・フロストのコンビが織りなす絶妙な掛け合いに加え、予想を大きく裏切る展開が連発。ラストのアクションシーンは完全に“やりすぎ”で最高。パロディ愛と本気のアクションが融合した、知的で笑える一作です。

セブンティーン・アゲイン

この映画を一言で表すと?

人生やり直し!?大人が10代に戻って繰り広げる涙と笑いの青春リベンジ!

どんな話?

人生に失望していた中年男性が、ある日突然17歳の自分に戻ってしまう。過去の選択を見直す中で、家族や友情の大切さに気づいていく…笑って泣けるファンタジー青春映画。

ここがおすすめ!

『トロピック・サンダー』のようにコメディでありながら、実は深いテーマを描いた作品。ザック・エフロンの演技とテンポの良さが心地よく、世代を超えて楽しめる内容。家族や人生についても考えさせられる“優しい”コメディです。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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