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映画『ピッチ・パーフェクト2』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ピッチ・パーフェクト2』の概要:アメリカの大ヒット・コメディ「ピッチ・パーフェクト」の続編。全米を制覇したアカペラグループ「バーデン・ベラーズ」が、世界王者の座を狙う!オバマ元大統領や有名アーティストの豪華カメオ出演も見逃せない。

映画『ピッチ・パーフェクト2』の作品情報

ピッチ・パーフェクト2

製作年:2015年
上映時間:115分
ジャンル:コメディ、青春、音楽
監督:エリザベス・バンクス
キャスト:アナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、ヘイリー・スタインフェルド、ブリタニー・スノウ etc

映画『ピッチ・パーフェクト2』の登場人物(キャスト)

ベッカ(アナ・ケンドリック)
大学4年生。アカペラグループ「バーデン・ベラーズ」のリーダーで、グループを強豪チームにした立役者。現実的でドライな性格。音楽プロデューサーを目指している。恋人は大学のライバルグループの部長。
エイミー(レベル・ウィルソン)
大学4年生。自称“太っちょエイミー”。ベラーズではソロを任される程の実力を持つ。明るく、オープンな性格の肉食系。体の関係を続けてきたバンパーに愛を告白されるが、束縛されるのが嫌いで戸惑う。
エミリー(ヘイリー・ステインフェルド)
大学1年生。母親がOBという理由で、ベラーズへの仮加入が認められる。作詞・作曲が得意で、プロを目指している。下品なギャグを言ってしまうのが、玉にキズ。
コムミッサー(ビルヒッテ・ヒオーロ・ソレンセン)
ドイツのアカペラグループ「ダス・サウンド・マシーン」のリーダー。金髪の長身美女で、完璧なスタイルと完璧な歌声を誇る。強気で嫌味な性格。

映画『ピッチ・パーフェクト2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ピッチ・パーフェクト2』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ピッチ・パーフェクト2』のあらすじ【起】

アメリカ大統領のバースデー・セレモニーで、事件は起こった。3年連続全米覇者の大学アカペラグループ「バーデン・ベラーズ」が、かつての素朴な彼女達からは想像もつかないアクロバティックなショーで観客を魅了していた時、空中ブランコで大開脚した“太っちょ”エイミーの衣装が股から裂けたのだ。その様子はマスコミ各社に取り上げられ、全米を騒がすニュースになった。

グループのリーダー・ベッカやエイミーにとって、その年は大学卒業を控えたベラーズ最後の年だった。しかし、エイミーの失態はアカペラ理事会を怒らせ、あらゆる大会への出場停止と新人勧誘の禁止という厳しい罰を受けてしまう。全米優勝チームという資格は剥奪されなかったため、世界大会への出場に意欲を見せるベッカだが、理事会は彼女を鼻で笑った。世界の猛者が集う大会で、アメリカ代表チームが優勝したことなど無かったのだ。

ベラーズが窮地に陥っているとは知らず、一人の新入生が、グループへの加入を夢見て入学した。母親がベラーズ出身の、エミリーだ。メンバーの前で、オリジナル曲を披露するエミリー。なかなか良い歌声に、とりあえずの加入が認められた。新人勧誘は禁止されたが、自分から立候補してきたのだから話は別だ。しかし、そのオーディションの場に、エミリー憧れのベッカの姿は無かった。

その頃ベッカは、ベラーズ一色の大学生活に見切りをつけ、将来に向けた一歩を踏み出していた。音楽プロデューサーになるため、スタジオでのインターンを始めたのだ。仕事はお茶くみばかりだが、プロの音楽作りは刺激的だった。ベラーズ用の楽曲制作に、次第に身が入らなくなっていく。世界大会出場に向けて燃えるメンバーと、別の道を見つけたベッカの間に溝が生まれ始めていた。

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映画『ピッチ・パーフェクト2』のあらすじ【承】

世界大会で優勝するには、ドイツ代表の「ダス・サウンド・マシーン(DSM)」が最大のライバルだ。今、あらゆる活動ができなくなったベラーズの代わりに、前年度世界王者のDSMがアメリカでのパフォーマンスツアーを行っていた。彼らが出演する国際モーターショーへ、偵察に行くベラーズ。

DSMのステージは、ベラーズに衝撃を与えた。近未来的なサウンド、一糸乱れぬ振付、派手な舞台演出に、観客もくぎ付けだ。DSMのリーダー・コムミッサーは嫌味な女だが、あまりの完璧ぶりにベッカが何を言っても負け惜しみになってしまう。ベラーズは、DSMの手法を真似たパフォーマンスを目指し、よりアクロバットな技を身につけようと猛練習を始める。

そんな中、一通の招待状がベラーズの元へ届いた。アカペラ好きのセレブが開いたアカペラ対決イベントで、そこにはDSMの姿もある。他のライバルが脱落していき、DSMとの一騎打ちとなったその時、ベラーズの不利に焦ったエミリーがオリジナル曲を披露してしまった。既存曲のカバーやアレンジが基本のアカペラ勝負で、オリジナル曲はご法度だった。会場中からブーイングを受けるエミリー。ベラーズは負け、DSMはますます勢いづいていく。

一方、ベッカもまた、インターンで行き詰まり悩んでいた。有名アーティストのリミックスアルバム制作でアレンジ案を出し、プロデューサーから注目されるまでは良かったものの、新たに提出したデモテープでオリジナリティの無さを指摘されてしまったのだ。ベラーズのメンバーに黙ってインターンを始めたベッカは一人苦しむが、唯一気が付いていたエイミーが彼女を励ました。ベッカは気を取り直すが、皆に打ち明けた方が良いというアドバイスだけは、素直に聞く事が出来なかった。

映画『ピッチ・パーフェクト2』のあらすじ【転】

自粛中だったベラーズに、ステージの機会が与えられた。練習の成果を見せようと、張り切るベラーズ。歌声は見事だが、あまりに過剰な振り付けや小道具を使った演出に、観客は苦笑いする。そして、結局小道具のトラブルでステージはパニックになり、ショーは台無しだ。メンバーのムードは険悪になっていく。

どうにか絆を取り戻そうと、ベラーズに人生を捧げ留年し続けているクロエが、合宿を提案した。OBのオーブリーが経営する訓練キャンプ施設で、軍隊さながらの厳しい特訓だ。大会課題曲に取り組むでもなく、時間ばかりが過ぎていく状況に、ベッカの不満が爆発した。自分には他にやるべきことがあると主張し、脱退覚悟でキャンプを去ろうとするベッカ。しかし、仕掛けられた罠にかかった事がきっかけで、ベラーズへの愛や仲間への信頼を思い出す。

その夜メンバーは、焚き火を囲み、悩みや不安を打ち明け合った。ベッカはインターンの事を明かし、クロエは卒業を決意する。エイミーは将来の夢など無いが、先日交際を断ってしまった男友達のバンパーへの愛情に気づき、彼を取り戻すと宣言した。そしてエミリーは、オリジナリティが無いと悩むベッカへ、彼女が持つ抜群の耳や歌声への憧れを告白した。

合宿が終わり、エイミーとバンパーは結ばれた。そしてベッカはエミリーと彼女のオリジナル曲を仕上げ、インターン先のプロデューサーに提出する。ベッカが初めてプロデュースした作品は、プロに認められた。心のわだかまりを取り去った彼女達は、大学を卒業する。

映画『ピッチ・パーフェクト2』の結末・ラスト(ネタバレ)

いよいよ、コペンハーゲンでの世界大会の時がやって来た。卒業して自由の身になったベッカやエイミーは異国の地を楽しみながら、会場へ向かう。巨大な野外ステージには、既に各国のマスコミが押し寄せていた。応援には、ベッカの恋人ジェシーが率いるアカペラグループ「トレブルメーカーズ」もアメリカから駆け付けている。その中のベンジーは、エミリーの入学時から彼女に夢中だ。舞台裏まで来てくれたベンジーに、キスをするエミリー。

ついに大会の幕が上がる。各国を代表する王者達のパフォーマンスに、ベラーズの緊張も高まっていった。日が暮れ、DSMの出番がやって来た。大迫力の炎の演出に、相変わらず完璧なステージだ。客席には彼らのファンも多く、会場は異様な熱気に包まれていた。

その中で、ベラーズのパフォーマンスが始まる。シンプルな衣装に、ハンズクラップ。何度も苦い経験をし、自分達らしさを取り戻したベラーズのステージだ。ベッカのアレンジしたマッシュアップを披露すると、次第に曲調が変わる。それはエミリーのオリジナル曲だった。そして、バックコーラスには歴代のベラーズOBが登場した。エミリーの母もいる。観客席では、ベンジーがペンライトを配って歩き、会場いっぱいの星空のような明かりがベラーズを応援していた。

ベラーズは、その圧倒的な歌声で2015年の世界王者になった。活動の継続は認められ、とりあえずの加入だったエミリーは、正式にメンバーとして迎え入れられた。

映画『ピッチ・パーフェクト2』の感想・評価・レビュー

続編においても、映画冒頭からお下品担当のエイミーがかなりのやらかしを披露し、今回もおもしろいだろうと確信した。(エイミー役であるレベル・ウィルソンの安定感がすごい‼︎笑)前作通りベラーズの歌唱力もよかったが、今回初めて登場してきたベラーズのライバル役のDSMが歌唱力、ダンスともに観ていて鳥肌がたつほど圧巻だった。エレキトロニックな曲調にあわせた、完璧にシンクロしているダンスが素晴らしくて、このグループを観れただけでも得した気分になれた。(女性 20代)


第一弾から引き続きアカペラチームのベラが素晴らしい歌声とパフォーマンスを届けてくれます。今回は世界に挑戦していくストーリー。各国の強敵がベラに立ち向かう中、彼女たちの強い絆で乗り越えていく姿を見て仲間の大切さや、自分たちを信じ諦めないことの大切さを、改めて考えさせてくれる作品です。新しいメンバーも加わりさらにパワーアップした歌声に包まれる、笑いあり、感動ありのミュージカルコメディ作品です。(女性 20代)


大好きな映画ランキングに個人的には確実に上がってくるシリーズの2作目になっているが、変わらないキャラクター達と勢いがある展開に安心しながらとても楽しむことが出来て良かった。笑えるところは沢山笑うことが出来て、感動するところは涙が出るほど感動することが出来るストーリーになっていてとても良かった。

前作と比べて今作のラストではキャラクター達が皆成長しているところを観ることが出来て素晴らしい終わり方だった。(女性 20代)


前作から続く学園ミュージカル第2弾。前回の作品では新入生だったメンバーが、今度は新しいメンバーを迎える側になり、また違う側面を見せるグループを見ることができる。ピッチ・パーフェクトファンには嬉しいアップテンポな曲が満載で、パフォーマンスも楽しむことができる。
より大きいスケールで、失敗も大規模になりハラハラすることもあるが、とても楽しい作品に仕上がっている。エイミーの恋も気になるところだ。(女性 30代)


女性のみのアカペラグループ「バーデン・ベラーズ」が活躍するシリーズ第2弾。舞台は全米大会で初優勝してから3年後。トラブルが重なり、出場禁止処分になりながらも、逆境に強くちょっとしたことではめげない彼女たちの姿がなんとも頼もしいです。前作のメンバーに加えて、新メンバーも加入しさらにパワーアップしています。
熱い友情と持ち前の明るさで苦難を乗り越える姿に、前作同様ものすごく元気とパワーを貰える作品です。(女性 30代)


シリーズ第二弾。前作同様、やっぱり音楽って楽しいと素直に思える。人の声っていいなと思う。
続編ということで、メンバーの一通りの自己紹介も済んでいる。彼女たちそれぞれの「その後」を、知り合いの姿を観るように楽しめる。主役のベッカのその後ももちろん気になるところだが、この作品の影の(?)主役は間違いなく「太っちょ」エイミーだろう。冒頭の事件に始まり、存在感を遺憾なく発揮。次作も含め、気がつけばエイミーのシリーズになっているようないないような…。それも含め、とりあえずハッピーになれる1本。(男性 40代)

関連作品

次作 ピッチ・パーフェクト ラストステージ
前作 ピッチ・パーフェクト

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